you belong to me

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you belong to me
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神7
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
35
評価数
7件
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
媒体
小説(同人)
サークル
MICHI HOUSE〈サークル〉
ジャンル
オリジナル(ジャンル)
発売日
ISBN
ページ数
56ページ
版型
A5

あらすじ

明光新聞社3カップルの雑多な詰め合わせ、短編色々。

表題作you belong to me

弓削圭輔、静良時、西口諫生
鳥羽一束、佐伯密、名波碧

評価・レビューする

レビュー投稿数3

それぞれの想い

編集者シリーズ3カップルの短編集詰め合わせ。
この三作品は本当に大好きで、どうしても番外編が読みたくて(笑)
もう本当に大満足な同人誌でした。

西口と碧のカップルは、この中では唯一の年の差カップル。
真面目な碧と対照的に子供の様なオッサンの西口、この二人は本当に微笑ましいです。
『風味絶佳』はこの二人のある日の日常の様子。
相変わらずのエロオヤジな西口の冗談に、真面目に答える碧が可愛いです!

『セシルのブルース』は地方に飛ばされたすみれの話。
遠く東京から離れた静かな田舎町で、
自分を選ばなかった西口と、西口が選んだ碧を想うすみれ。
西口は、碧と言葉を交わすずっと前から、碧が気になってた事が窺える。
頑張ってるすみれが、早く東京に戻れたらいいなと思う話でした。

高校時代に水泳に打ち込んでいた圭輔が、
肩を壊して泳ぐ事を止めていたと香港で再会してから知った一束。
『夏のロビンソン』は、その圭輔が香港で遠泳大会に参加する話。
本編ではカップルになってからの話は少しだけだったので、
少し長めのこの番外編は本当に良かったです。
圭輔は、久しぶりの水続きの感触に夢中になりながらも、何よりも一束を大切にしている。
一束は、水を得て久しぶりに生き生きとしている圭輔を見て、改めて好きだと思い知る。
この話は同人誌だけでは勿体ないですね。
もっと圭輔&一束ファンの人に読んでもらいたいです。

『spleen』は、密の可愛いヤキモチの話。
良時と海外旅行に行った西口に対する、ささやかな密の嫌がらせが笑える。

良時と密、そして十和子。誰一人欠ける事が許されない繊細で強い繋がり。
口に出す事の無意味さを知っている三人。
義父の形見の古いレコードを手に密は想う。触れられない宝物のことを。
『you belong to me』は、私も大好きな曲です。やさしく哀しい旋律。
遠い旅先にいる恋人を想う歌。
アメリカの人気ドラマの挿入歌になってなんですが、
そのドラマも幼馴染カップルだった二人が大人になって再会して想いを秘める話でした。
良時がとうとう宝物に落としてしまった針。そして心の底ではそれを待っていた密。
密の「よしとき」と言うつぶやきが、涙が出そうな切なさです。
良時と想いを通じ合った今でも、十和子が死んだら自分も死ぬと言う密。
そんな密を当たり前に受け止める良時。
どこまでもやさしく哀しい三人の関係が、胸し染みて痛いです。

『OLD DAYS』はキャスト総出演の短編。
番外編でもいいので、今後もこの編集者シリーズは続いて欲しいです。

この同人誌は、まだ手に入ると思います。
この三作品が好きな人には、ぜひ読んで欲しい番外編集です。

6

死ぬほど、好き

豪華詰め合わせ短編集。明光新聞社3カップル&西口に失恋したすみれさんのお話。
(レビュー、長いです。すいません…;)


『風味絶佳』
西口×碧。夏らしく鰻ネタ。鰻と言えば、精力増進。
おやじな西口に付き合ってやってね、碧♪

『セシルのブルース』
失恋して地方に飛ばされた、踏んだり蹴ったりのすみれさん。
失恋相手が男相手にまとまっちゃったって以外、どこがBLって話だけれど、
こういう話を本当に読ませるところが、一穂さんの魅力。
がんばれ!すみれさん!永田町で待っているよっ!

『夏のロビンソン』
ビクトリアハーバーの水泳大会に出場する為に、久しぶりに泳ぎ始めた圭輔。
そのことをきっかけに、ほろ苦い過去と現在が擦り合わされ、そして一束は思う。
傷つけてしまった大好きな人にはまた会える、離れてしまった手はまた繋げる、
失くしたものを断ち切れなくても、また新しく始められる…と。
そんな二人のHも、圭輔の時折飛び出す大阪弁も萌え〜♪
スーパーウーマン美蘭ちゃんも、いつもながらいい味出してます。
(参考 http://www.afpbb.com/art続きicle/life-culture/life/2835498/7939788)

『spleen』
ぐわはははは、絶~対に何かすると思ったんだ、佐伯。
だって良時が西口と一緒に(自分だって行ったことのなかった!)
海外旅行に行ってたなんて知った日にゃ、黙っている訳がない!
どうしようもないなー、かわいいなー、佐伯。
タイトルのspleenは、脾臓、転じて不機嫌とかかんしゃくとかいう意味。

      :

『you belong to me』

佐伯と十和子の話には、死のテーマが切り離せない。
それは本編を読んだ時から感じていたことなのだが、この一編を読むとより明確になる。
危うくでも絶妙だったバランスの三人。
その三人の関係性、佐伯にとって静兄妹はどんな存在なのかを伝えてくれる一編。

ポンコツな入れ物に、超性能のエンジン。
全身神経みたいな佐伯の敏感さは、生きていくのにはさぞ難儀なことだろう。
いら立ち、怒りながら、まるで何かに挑むように飛び続ける佐伯。
そんな彼にとって十和子は、白くて細い指が差し出された時から、
まるで宗教のように、この世で得られる安寧だったのだと思う。

恋人は、元妻が死んだら自分も死ぬと言う。
まともな奴じゃないのは十分承知だし、元妻っていうのは我が妹だけれど。
それを聞いて仕方がないと思う良時がすごい。

燃えて融け合って一緒に死にたいと願う対象としての兄。
この世にいなくなったら怖くて生きていけないと思う対象としての、妹。
性と聖、そして生。

よしとき、 よしとき、 と二度呼ぶ佐伯に、萌える悶えるを通り越して涙が出ます。

      :

『オールデイズ(old days)』
最後は、オールスターで!(チビ碧、かわゆすぎ♡)
みんな、みんな、良い時ばかりじゃあないかもしれないけれど、未来が待っているよ!


追伸:
洪聖爺ビーチで圭輔が「日曜洋画劇場のオープニング」を口笛で吹く場面があるのですが、
あれって、エンディングテーマの間違いじゃあないかなぁ〜?夕陽のイメージとして。

では、こんどこそ本当に、さよなら、さよなら、さよなら。

6

贅沢な詰め合わせ♪

ミチさんは「駄菓子のセットみたいな感覚で」と謙遜していらっしゃいますが
どこの高級スイーツですか!?というぐらいの素晴らしさですよ!

『風味絶佳』
西口×碧です。
仕事が忙しいらしく、少し痩せて見えた西口を心配し、
夏バテしないようにと碧が用意したメニュー。
何か含んだような反応に一瞬不安になる碧ですが、
ただのエロオヤジな西口でした。
碧の真面目さが裏目に出た(?)可愛い短編です。

『セシルのブルース』
地方に飛ばされてしまった、すみれちゃんのお話です。
廃部が決まってしまった高校野球部の
最後の夏を取材することになりましたが、
高校生にからかわれたり、周りの大人に偏見の目でみられていたり。
バリバリ働いていた頃とは生活環境もまるっきり変わって
体調は良くはなったけど、新聞記事をスクラップしている夜に訪れる淋しさ。
思い出す、好きだったひと。
でも涙は出てこない。

取材対象の野球部は、地方予選の1回戦で負けてしまいます。
ふざけたりもしていたけれど、
勝てるなんて思っていなかったようだけれど、
皆が一生懸命だった姿を思い出し
続き分とオーバーラップして、すみれちゃんは涙が止まりません。
切ないです。もらい泣きしました。

『夏のロビンソン』
弓削×一束、きました!!♪
弓削が遠泳大会へ取材をかねて参加する事になりました。
練習の為、一束にジムを探してもらい、久々に泳ぎ始めます。
ところが、怪我をした肩が痛んできたようなのです。
厳密に言うと、痛みとは違うらしいのですが、
自分には今まで何一つとして夢中になった物も事柄もないし、
それが急に奪われた経験すらなく、寂しいような気持ちになる一束でした。

本番一か月前に予行練習として美蘭を含む10数人とビーチに行きます。
泳がずにいた一束は美蘭の元彼に気が付き、
以前から仲介役をしつこく頼まれていた為、また断ります。
するとその男は一束の腕を掴みかかり…とそこに「何やっとんねん、自分」と弓削。
追っ払うと、一束のパーカーのジッパーを上げます。
胸の傷の事なら気にしていないと言う一束に
「アホ。俺が見せたないねん」
ゆ…弓削が怒ったように…!!たまんねぇ!!!

本番当日、無事泳ぎきった弓削は、
水泳をやっていた全盛期の自分を振り返りながら、
楽しく泳げた今回の大会を楽しかったと言います。
香港に来てよかった、一束にまた出会えてよかった。
一束も、思い出ばかりじゃなく、
どんどん常に更新していく弓削を見られて幸せを感じます。
そして、甘い、濃厚な交わり…。長くはないけど、エロいです。

『spleen』『you belong to me』
良時×密です。
密のちょっとした可愛らしい嫉妬のお話と
良時と十和子の亡くなった父が愛したレコードを巡るお話。
佐伯密という人物が、毒を吐きすぎてちょっと苦手な私でしたが、
こちらの短編で好感度上がりましたw
キツイ性格だけじゃない、その中にある切なさと深い寂しさのようなもの。
それをひっくるめて愛してくれる良時。
大人な二人のHは、まるで熟成されたような交歓でした。

『オールディーズ(OLD DAYS)』
良時・密と出会った頃の西口、
香港へ行く前の幼かった一束、
両親が多忙の為不在で、祖父母に面倒を見てもらっていた碧、
プールに夢中だった小学生の弓削。
それぞれが短いのに、どれもじんわり沁みました。

毎度、神評価だし長文になりすぎて、なんだか申し訳ございません。
ミチさんの作品は私にとって特別すぎるのです。
お付き合い下さいまして、ありがとうございました!








6

この作品が収納されている本棚

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