表題作seven years later~7年後~

複数のため省略
複数のため省略

その他の収録作品

  • 卒業アルバム(同人誌オリジナルキャラ)
  • 『卒業証書』7年後
  • 『記念品』7年後
  • 『送辞』7年後
  • 『祝辞』&『謝辞』その後
  • 『答辞』&『式歌』その後
  • 花束
  • あとがき

あらすじ

商業誌『卒業式』シリーズ番外編同人誌(完結記念本)。
 それぞれの7年後。

作品情報

作品名
seven years later~7年後~
著者
水壬楓子 
媒体
小説
サークル
Third Place <サークル>
ジャンル
オリジナル
シリーズ
卒業式~答辞~
発売日
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

『卒業式』2部作の、それぞれのCPの7年後。

商業誌『卒業式~答辞~』『卒業式~祝辞~』の番外編同人誌です。

『卒業式』シリーズ2部作が、そもそも短編オムニバスですので、この同人誌もそれぞれのCPの7年後(本編で7年後の姿が出ている2CPについては、本編直後になりますが)を描いています。5CP+同人誌オリジナル1CP。

1編目『卒業アルバム』は、なぜかいきなり同人誌オリジナルCP。旧版当時に、合同誌に書いたものだそうです。
本編でメインCPの7年後を描いた『式歌』で、ちょっと顔を出していた現役生徒会役員。生徒会室で箕方(攻)と志野(受)に出くわし、花束を渡した2人です。

新生徒会長・郁(受)と、新副会長・智彦(攻)。実は私は、この同人誌ではこれがいちばんよかったです。他がダメなわけではなく、『より好き』という意味ですが。
高校生同士、しかも(本来、水壬さんの中では最もセンシティブだというこのシリーズの中にあっても)なんともピュアピュア~な初々しい2人でした。もちろん!Hなんてカケラもないですよ!キスのみ。いや、たまにこういうの読むといいですね。穢れた心が洗われるようです。もちろん気のせいでしょうが。

あとはそれぞれのCP・キャラクターの7年後の姿をザ~っと追うと・・・

『卒業証書』の先生×生徒CPは、先生はそのまま、生徒は大学を卒業して、母校の事務職員として帰ってきてます。

『記念品』のバスケ部後輩×先輩マネージャーの年下攻CPは、ベンチャー企業の社長とスポーツ用品メーカーのトレーナー兼スポーツドクター。

『答辞』の幼馴染みCPは、オリンピック選考会に挑む実業団所属の陸上選手と商社マン。ちなみに、泰斗(攻)の所属する実業団は、『記念品』の俊紀(受)と同じ会社です。

『祝辞』『謝辞』の大人CPは、7年後である『謝辞』の卒業式後の謝恩会での様子です。ここで、『卒業証書』の先生(大人CPと高校の同期)と生徒CPも出て来ます。

そして『答辞』『式歌』のメインCPは、『式歌』で再会した帰り道。2人で志野の家に行き、アメリカでデザイナーとして働く箕方は、志野に自分のアシスタントとして来ないか、と誘います。
最後に、メインCPのSS(『花束』)は、渡米した志野を箕方が空港で迎え・・・新たな門出で締めくくります。

元がオムニバスで、1CP当たりのストーリーが短いため、本編でもなかなか感情移入しにくい側面もあったんですが、それでもトータルでは好きなシリーズだったので、こういう形で『その後』が纏められたものが読めてよかったです。

5

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