スタンレー・ホークの事件簿Ⅲ 二重自我-ドッペルイッヒ

スタンレー・ホークの事件簿Ⅲ 二重自我-ドッペルイッヒ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
30
評価数
8件
平均
3.9 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
角川書店
シリーズ
角川文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784041002469

あらすじ

バージルシティで、臓器を抜き取る連続殺人事件が発生。スタンレー刑事は難航する捜査だけではなく、美しすぎる上司・ロスフィールド警視との関係にも頭を悩ませていた。彼への感情は確かに愛なのに、謎めいた精神科医のジンとの三角関係など、人間関係の鎖が邪魔をするのだ。
そんな中、新たな犠牲者が発見され、事件は心震える驚きの展開へ・・・!!
スリリングで濃密な、ドラマチック・サスペンス。
傑作シリーズ急展開の第3弾!

表題作スタンレー・ホークの事件簿Ⅲ 二重自我-ドッペルイッヒ

不良刑事 スタンレー・ホーク
警察署内管理課長・警視 アリスター・ロスフィールド

その他の収録作品

  • FILE 6 二重自我-ドッペルイッヒ
  • FILE 7 採集家-コレクター

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レビュー投稿数2

白いアスパラガス…ってなんか意味深…(´・ω`・)

スタンレー・ホークシリーズ第3作目。
ここまでくると、もはやトマス・ハリスのBLヴァージョンとでも言いたくなるような猟奇ミステリーでございます。

ヴァ―ジルシティ警察の超美形アリスティア・ロスフィールド警視は、殺された者の意識と感応する不思議な能力を持っています。
その恋人、スタンレー・ホークは警察署内では彼の部下。アリスティアの貴族的な趣とは真逆のワイルドでラフな不良刑事。
その上、警察専属の日本人精神分析医、ジン・ミサオとも恋人関係にある。

ジンとスタンレーは恋敵でありながら、まるでお姫さまのようなアリスティアを協力して守るナイトのような存在でもあります。
このイビツな三角関係は相当危なっかしくも大人の味で本題のミステリーとは別にスリリング、精神的3P状態とでもいったらいいのか…。

序盤はスタンレーとスタンレーの女恋人というかセフレのような同志のようなミランダとのコミカルなやりとりからはじまる。スタンレーさん、いかにもだらしないヘタレ男です。
一体こんなシケたヘタレ男のどこがよくてお付き合いする気になったんでしょうか、アリスティア…。不良刑事というよりも続きもはやヘタレ犬(溜息)
一方、超絶美形で貴族的な匂いのするアリスティアはへんなところでかわゆい…。
大の男がホワイトアスパラガスの瓶が開けられないとか、ぷよぷよの白アスパラが好きとか、意味深すぎて笑えます。

あえて細かいネタバレはしませんが、「羊たちの沈黙」に代表されるようなトマス・ハリスとか、キャロル・オコンネルのような猟奇ミステリーの類に入ると思うので、その手のがダメな人にはおすすめできませんが、変わったサイコスリラー、もしくはサイコミステリー系が好きな人にはソコソコうけるかも。
ただ、BLにサイコミステリーをかけあわせて主人公の恋人を組み込むと
結末が見えてしまって、ミステリーとしての面白みは半減するかな~。
Ⅳでどういうプロセスを見せてくれるかに期待。

1

君は私、私は君

旧版3巻『二重自我』に旧版4巻『採集家』の一部を加筆修正した文庫版。
文庫版なので、旧新書版にあった本仁さんの『EXTLA』が入ってないのがとても残念です(やっぱり旧版を探し出して買うしかないのか?)
1、2.と読んできて、この3巻。
美貌の上司に欲情して始まった関係。
最初はスタンレーを避けるような恐るような姿だったのが、ロスフィールドが囮捜査をしての2巻からスタンレーにのめり込み始め、この巻では「愛してる」と言っている。
スタンレーは、最初の登場ではやんちゃで不良をまとっていたのが、この巻では恋人であり同士である女性を失ったこともあるが、すっかり毒気が抜けてしまっている。
代わりに、2巻からかなりミステリアスな姿をより見せてきたのは精神科医のジン。
彼は、嫉妬のあまりスタンレーに刺青を入れていたが、今回もかなり謎だ。

バージルシティ警察を手こずらせている事件がある。
臓器を抜き取った死体が運河からあがるという連続殺人事件。
怨恨、猟奇、臓器売買、色々な線が浮かびながら未だに犯人を上げることができない。
今回、スタンレーの女性の恋人である女優のミランダが臓器続きを抜かれて死体で発見されたのです。
その手口は似ているものの、以前と違うのは発見された場所。
死亡前に遭っていたのはスタンレーの為、彼は容疑者になってしまう。
死者や相手に感応する能力を持っているロスフィールドは、自分がミランダを殺す夢を見て、彼女に嫉妬を覚えていただけに、ひょっとしたら自分が犯人なのではと疑う。
そんな中、もうひとりの容疑者であるミランダのマネージャーが飛び降り自殺を。
そして、ロスフィールドはある男に拉致されてしまうのです。

スタンレーを除けば誰もが犯人の可能性のある展開。
ミランダに嫉妬するロスフィールド、スタンレーに嫉妬するジン。
ロスフィールドの為にジンが殺人をという可能性さえも見せながら、2巻に関係した男の登場で、さらに複雑な謎を見せていく。
前述したとおりに、若干スタンレーの魅力が減ってきているのだが、
ロスフィールドの弱さがとても目立つようになったのだが、
主人公たちの三角関係の愛憎とミステリーをみせていく様が、なかなかに興味深い。
ひとえに、登場人物の魅力でしょう。

ジンは日本人の設定なのに、住まいの色彩とか着ているもの、パワーとか中華的な要素をすごく感じます。本当に日本人?www

次は最終巻。
旧版未読の身には、一体どんな結末がまっているのか、この三角関係の行く末がとても愉しみです。

3

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