• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作消えない噛みあと

製薬会社の息子 武田佳清
中学からの友人で社員 高坂篠夫

同時収録作品過日のなごり 前・後編

喫茶店のマスター 森隅(ヒゲ)
元大学の同期生 貴家(ネガティブ)

同時収録作品二本の仁義

舎弟 安威(スキンヘッド)
任侠黒田組の放蕩息子 松吉

その他の収録作品

  • Please Say Yes

あらすじ

会社員の高坂は、幼なじみの武田に、落ち付くからという理由で、抱きつかれては首筋を噛まれ続けてきたが…!?

(出版社より)

作品情報

作品名
消えない噛みあと
著者
タカヒサ享 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344826267
3

(8)

(0)

萌々

(0)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
24
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

いつから思いが変わったか

表題は受験の時に偶然知り合った二人が、腐れ縁のように一緒にいる中で
いつの間にか育っていた思いが実るお話です。
攻め様は奇妙な癖を持っている、それは緊張を抑える為のおまじないとか気の持ちようで
受け様の首筋を思いっきり噛んで感情の揺らぎを抑えるなんて言うかなりコアなお方。
キッカケは二人のケンカでその時に受け様に噛みついて、受験のプレッシャーで
おかしくなってる攻め様を虚勢をはっていると見抜き咬まれたまま慰めた事から
同じ高校に入学し、その時から事ある毎に受け様に噛みついてはリラックス。
そして受け様もされるがままで、大人になり攻め様の親の会社に就職。
そんな変な噛み癖は大人になっても健在で、でもその行為にいつしか受け様は後ろめたさを
感じ始める、それは攻め様に対して恋情を持ってしまったからなんですよね。
でも、攻め様はの行為は別物だと、そしてそんな二人の関係を邪推している攻め様の兄。
二人を引き離すような行動の先に見せた攻め様の本心。
すれ違った心が重なり合う時に恋が叶う、そんなちょっと執着と依存を感じさせるお話。

過日のなごり、大学時代の同級生の再会ラブで、過去のこだわりが未だに拭えない
受け様と、そんな受け様を今でも可愛いと思ってしまう攻め様との数年越しのラブ。
受け様のちょっと重めの過去の恋バナと、その幻影に今でもしがみついているような
受け様に今でも心を動かされ、過去に諦めた思いを再び、今度は強気で攻める攻め様。
一緒にいることで安らげる相手との1から始める恋のお話でした。

Please Say Yes、死んでしまうかも知れないと思った時、目の前にいたのは友人で
それ以上の思を抱いてしまった相手、そして最後に思いを告げるように告白。
しかし、怪我の具合も軽く済んで、告白後の二人には気まずい空気。
それでも、思いを受け止めて受け入れて欲しい、イエスの言葉を聞きたい!
そんな短編ラブストーリー。

二本の仁義、これはかなり愛憎的な作品かも知れませんし、攻め様役がかなりシブイ!
簡単に言えば舎弟と親分の息子の若様との擦れ違いラブです。
若様の守役なのに、若様のせいで、弟が死んでしまった時から、若様を自分の女代わりに
したてている内容で、シリアスだけれど、ラストは甘いじゃんって思わせる内容です。

2

ボウズ!坊主!ぼうず攻ー!!

作家買い。
表紙からはわからないけど、ボウズ攻がめちゃくちゃ萌えた作品集でした!!

4組のカップルからなる短篇集です。
印象としては、どのカップルも『一途』をテーマにしたようなお話が多かったです。

■消えない噛みあと
表題作。
中学からの腐れ縁同士。
緊張しいの男×世話役みたいな同僚。
昔からの習慣で、緊張したときに受の首元を噛むクセのある攻と、それに付き合ってやってる受が、互いの恋愛感情を隠しきれなくなって、なんやかんやで気持ちを確かめあう話。
付き合いの長いもの同士の相互依存みたいな関係から恋人関係に発展させていくという。
こういう相互依存系の話って、当人たちは真剣でも、第三者からみると、くだらない習慣にみえたりしませんかね…。ということで個人的にはあまり好きではない設定でした。さーせん。

■過日のなごり 前・後編
喫茶店のマスター×大学の同期だった男。
社会人になってから再会して、実は攻めが当時受けのことが好きだったんだというような回想を交えながら、再会した受けに告白して両想いになる話。
ちょくちょくと大学時代の回想シーンを振り返りながら進む展開がちょっと読みにくかった。
脈絡がないわけじゃないけど、伏線が十分ないのにこじつけのように過去のシーンに飛ぶので、共感しにくいというか…付いて行くのが難しい。
受けは、実の兄貴に懸想をしていたらしく、それを紛らわせるために教師と不倫とかしてるっぽかったし…なんか微妙にヘビーな設定が出てくるのに、それを活かしきれてないというか…
ページ数的にはヘビーすぎる設定を盛り込んだためにイマイチまとまりきれてないというか…
ムリしてそんな重い設定にしなきゃいいのに…と思ったり。

■Please Say Yes
幼なじみ同士。エロ無し。
事故に合ったときに思わず告白してしまったが、命に別状はなく、あとから互いに気まずくなった空気の中で改めて気持ちを伝え合う…というような話。

■二本の仁義
和服のボウズ攻めがめっちゃモエた話。
ヤクザの世話役×組長の放蕩息子。
受けの放蕩息子は、攻キャラでもいけるくらいの男前なルックスをしています。
そんな攻めキャラみたいな男を、さらにガタイのイイ年上のハゲが犯すという、夢の様な共演。楽しかった~~~vvv
目の保養v目の保養っvv…と、ルンルンニマニマしながら見てました~(=ω=*)♪
話としては、昔、受けが下手こいて乱闘になった際に、攻めの弟を死なせてしまい、その懺悔の気持ちで攻めに犯されてるという建前で肉体関係にある二人が、なんやかんやで両想いだった心の繋がりを確認しあう…みたいな話です。
まあ、兎にも角にもハゲ攻がめっさカッコイイということが一番!
首の後に鯉の刺青があって、一重で切れ長な瞳がクールでカッコイイハゲです!!
ボウズ頭にめっぽう弱いので、そんな御仁が攻キャラのようなルックスの骨のある男を組み敷くという構図がものっそツボでした!!
支配欲バンザイ!!
攻×攻ではないけど、それに近いものがみれのたでとても楽しかった。


この作家さんは作品に波がありますが、イラストがとても好みだし、こうして時々マイナー嗜好の読者の食指を刺激するようなものをぶっ込んでくるので、とっても素敵だと思います!
いかついボウズ攻とか、攻キャラ×攻キャラみたいな作品をもっといっぱい描いてほしい。笑

今回はほかの短編が個人的にあまり関心のないシチュやキャラ設定だったため、相対的に評価は伸びませんが…、ボウズに興味ある人にはちょっと覗いてほしい、いかしたハゲがいるので、そこはオススメです!ヾ(・∀・ )☆

《個人的 好感度》
★★★・・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

2

絵が好き

この作家さんの絵が好みで毎回出たら買ってます。
なかなか出してくんないけどね~コミック・・・。

特に、前髪で見え隠れする表情がカッコよかったり色っぽかったりして
非常に萌えます♪

ところが~っ!!
前のレビュアーさんがおっしゃる通り、最後のお話に坊主の攻め様が登場するのです。
前髪ないけど坊主もいいわ♪
でももうちょっとエロかったらな~
えちはあるのですが、あっさりしてました。
他の話では頑張ってたのに・・・。

次回作コミックは是非、続きもの、せめて丸々1冊分のお話を読みたいです。

2

落ち着くのに噛むというのは変わってる

この作家さんは絵柄も好きだしお話も結構好きなので、見かけたら読ませて頂いてるのですが、なかなか寡作の作家さんのようでお見かけできないのが残念。
この作品もかなり久しぶりに見つけた作品でした。
表題作は描き下ろし作品で、他に2009~2010年に雑誌に掲載された3つの作品が収録されています(そのうち1つは前後編もの)。
表題作は中学受験の頃からの友人で今は会社員になっている主人公達なのですが、攻め様が緊張をほぐすために受け様の肩に噛みつくのが変わった癖だな~と思いました。
でもそのシーンが吸血鬼みたいでちょっとセクシーな感じです。
攻め様のお兄さんも怖そうでしたが、なかなかいいキャラでした。

同時収録作品では、主従関係になるのですが、ヤクザの息子と世話役のお話『日本の仁義』が好きでした。
漢っぽいお話で、坊主頭の攻め様が中々見れないキャラでした。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP