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表題作ぷちっとはじけた、

能代,トラウマ原因の大学同期の元恋人
足鷹,ネコトラウマのイケメン会社員

その他の収録作品

  • ぷちNG集

あらすじ

ゲイの足鷹には忘れられない男がいた。過去に一度だけ自分を抱いた男・能代だ。能代とのセックスは苦々しい思い出だったことから、二度とネコはしないと誓った足鷹は色男に成長する。ところが数年後、偶然にも能代と再会し、さらに猛アタックをかけられて…!?

神田猫が描く、攻×攻ラブ?

作品情報

作品名
ぷちっとはじけた、
著者
神田猫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
シリーズ
ぷちっとはじけた、
発売日
ISBN
9784864363570
3.9

(119)

(40)

萌々

(45)

(24)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
26
得点
461
評価数
119
平均
3.9 / 5
神率
33.6%

レビュー投稿数26

イケメンでクールなのに、プチトマトのように可愛い2人♡

初めて読んだ神田猫先生の作品です。

エリートサラリーマン 能代と進学塾の講師 足鷹のお話。

ある日、お気に入りのバーで、3年前に別れた能代と再会してしまった足鷹。
じつは初体験で能代の心無い一言からネコトラウマになっていました。
もう1度付き合おうと迫る能代を振り切り、足鷹は部屋で育てているプチトマトの苗木を見て溜息をつきます。
大学生の時に能代からもらったプチトマトの苗木…は枯れてしまったので、別の苗木を育てて3代目。

悲しい初体験から能代を避け続けて卒業式も出席しなかった足鷹は、もう能代のことを忘れたいようでした。
でも、足鷹の好みの男性は能代そのままです(笑)
そして、プチトマトの苗木を育てていることから、足鷹は心のどこかで能代を忘れられないんだなと思いました。
一方、能代はずっと足鷹を好きだったようで、いろいろなバーを探していたのではないかと感じさせます。
大学生の時に足鷹がプチトマトを食べさせてくれたことがきっかけで唯一の好物になったこともあり、今もトマト柄のハンカチやカレンダーを愛用していました。

この作品のタイトルになっている「ぷちっとはじけた、」はプチトマトのことです(笑)
何故、能代は足鷹にプチトマトの苗を渡したのか?
それはとっても可愛くてキュンとする理由だったのです。

能代のせいでネコトラウマだった足鷹ですが、そのトラウマを解消してくれたのも能代でした。
「恋い焦がれて心臓がはじけそうになる」と気持ちを伝える能代にとうとう折れた足鷹ですが、いざ抱かれたら初体験の痛みが嘘のような気持ち良さ…。
なんと、寝起きに1回、その後のシャワーで1回の計3回もシちゃったそうです(笑)
お気に入りは、その翌日カフェで足鷹がトマトゼリーを口移しで能代に食べさせたシーン。
「すごくナチュラルにホモカップルがいる…!!」
近くにいた2人組の男性の心の声がダダ洩れしているのが面白かった~。

当て馬はおらず、脇キャラのルイくんがふんわりしていて癒されました。
ファー付き手錠(ソフトSM用)をしれっと2人に渡していたのはナイスでしたね。

Hシーンは、甘さとエロさのバランスが取れており、何と言っても2人がイケメンなので絵になります。
いつもはツンデレの足鷹が色っぽくて萌えました(笑)

描き下ろし『ぷちNG集』
ぷちNGその① 落ちたモノ
ぷちNGその② 添い寝
ぷちNGその③ の続き~

クールな2人がじつは思い出のトマトを大切にしている可愛いお話です。
この先もケンカをしながら仲良くお付き合いして欲しい。
読後はほっこり幸せな気持ちになれますよ。
続編のスピンオフが出ているようなので読みたいと思います ( *´艸`)

3

プチトマト!

甘い!スーパー攻めにカッコいい受け。
攻めが一途に3年も受けを想って探してて。やっと会えたら再会できたバーに毎日通って。連絡先を知りたくて。

受けも理想のタイプはまんま攻めなんですよね。
キュンキュンしちゃってツンが続きません。

攻めが受けの事を何でも覚えていて必死で会えて幸せそうなのがいいですね。

ネコトラウマを植え付けた張本人なのですが、今度は気持ちよくする嫌なことしない、ダメだったら何でもするからって抱かせてもらうことに。

3年で驚くほどテクニックを身につけトロトロにされてしまいます。そして浮かれてカフェでも通りでもチュー。

攻めが受けの写真を持ち歩いてたりプチトマトグッズを揃えてたり、好きな相手が育てた一番好きな物食べられたら幸せだろう?ってプチトマトの苗をプレゼントしてましたね。一度は枯らしましたが毎年育ててます。
結局二人ともお互いを忘れられず一番大好きなんですね。

なんとなく好きで何度も読み返してしまう作品です。

0

意外と現実的な問題なのかな

あらすじは他の方が詳しく書いて下さってるので、私は感想をいくつか。

まずは再会してから受けの足鷹を口説きまくりの攻めの能代について。若かりし頃は初エッチで「女の方がよかった」なんて失言しちゃう最低男でしたが、汚名返上とも言える直球アプローチはよかったと思います。ただ、そんなに足鷹のことが好きなら、受けにまわるくらいどってことなかったのでは…と思ってしまったのも正直なところ。別にリバが好きなわけではないですが、普段抱く側の人間がこいつになら抱かれてもいいと思えるのも、愛情のバロメーターの一つではあると思いますので。
一方の受けの足鷹の方は、過去のトラウマから最初は能代を突っぱねてたのですが、最後は絆されて 抱かれてあげるところは逆に男らしかったです。能代と別れてからずっとタチをやってきた意地とかまた同じことを繰り返すことへの恐怖心もあったでしょうに。

男同士で最初上手くいかなくてや、ポジショニング争いなど、意外と現実的な問題なのかもしれませんが、全体を通してシリアスさはなく、さらっと読み流せました。逆にさらっとし過ぎてて、余り印象に残るシーンがなかったのが残念なところです。

1

受けの度量に救われる残念男。

攻めx攻め攻防のケンカップル、片方が「仕方なく」受けになり、気持ちよかったし好き好き言ってくるので結果、甘々の固定になりました。ハイ終わり。
……とは攻防設定が苦手な私の辛口批評。
読んでみれば、まあ元々恋人同士で、初Hでの無神経な一言のショックはありつつ、やっぱり好きな気持ちは残っていたのかもね〜的な。
2人ともイケメンで性格も男前、言いたい事が言い合えて、相性は良さそうですよね。
まあ〜私の超理想的展開を妄想するならば!
(ここから単に私の妄想劇場)

受けた足鷹はやっぱり痛くて苦しい。
じゃあ何でも言う事を聞く、という能代が受けてトロトロに〜。
受けを体験した能代の的確アドバイスで、足鷹も受けの快感を体験、2人はリバップルになりました。メデタシ!

…てのは無理よね、やっぱり………

1

攻×攻 想像していたのと違った意外な理由が


大学時代の初体験後に恋人の男性に言われた
「女の方がよかった?」
余りにもあり得ないこの一言がトラウマになり
二度と受にならないと決めた足鷹。
数年後バーで元カレに再会して…て話です。


このお話のメインはこのふたりが寄りを戻すかという話です。
でも昔受けだった足鷹は、かっての一言がトラウマになって
絶対受けはしないと決めているので
攻め×攻め になるんですが
元カレの能代さんが物凄いグイグイ復縁を迫ってきます。
寄りを戻すの?受けに戻るの?かで
ハラハラドキドキする感じかな~?と読み始めました。

こういう攻×攻で元恋人設定とかだったりすると
大体攻めの男性が結構俺様系で鬼畜で執着ぽいのかな思い込んでいたのですが、
想像していたよりも甘々で安心して読める作品でした。

何故なら攻めの能代さん、大学時代の「女の方がよかった?」発言は
余りにもNGすぎるんですが
それ以外は普通というか、すっごく一途です。
健気に別れた足鷹のこと思い続けていました。
そして受けの足鷹さんも能代さんのこと
結局ずっと好きだったんだと思います。
結構あっさり絆されてた気がします。
ただ素直に「好き」て伝えられてないツンデレなので
終始そんな感じで進みます。


もし攻め×攻めで元カレ設定ですので
攻めに「俺様、ドS、鬼畜、執着」とか希望されているようでしたら
期待と違うので合わないかもしれません。
能代さん強引と言えば強引ですが主導権は足鷹さんですし、
足鷹さんのこと溺愛していて、彼が嫌がることは全くしません。



読んでいて途中からちょっと私の中でちょっと???
と上手く説明できない何かが思い浮かんでいて
「なんか思ったのと違うな…」と違和感が大きくなっていました。
とてもいい話なんですよ。
能代さんが受け溺愛していてすごく足鷹さんのこと好き!!で
俺様系ぽく見えるのですが全然そんな感じの攻めじゃないので
とても安心して見れます。
イケメン二人で絵面綺麗だし!!
なのに何故か読んでいて腑に落ちないというか
何かが引っかかっていたんです。


その違和感の正体の答えを
内表紙に神田先生が書いていてくれていました。
『「攻×攻」というより「受×受」です』
この一言に尽きます。



そうなんですよ!
これ「攻×攻」の話じゃない!!
バリタチが二人並んでいたらこんなにほのぼのしてない!!!
もっとヘビとマングースというか
ヤルかヤられるかのDead Or Aliveの殺伐とした世界ですから!!
(あくまでも私の中ではですが)


足鷹さんはツンデレでその他諸々受け要素満載なんですが、
よく考えれば、能代さんも受け要素沢山詰め込まれているんですよね…(遠い目)
まず天然。天然だし不思議ちゃん。
だから足鷹さんの初体験のときにあんなデリカシーのないこと言ってた。。。
しかもその発言の不味さに今でも気づいてない(爆)
別れたてことも気づいてないなんて。。。。あんた・・・
なんかボンボンぽいとか色々受けだったら許される要素が盛りだくさんです。。。。


あ、でもリバとかならないのでご安心してくださいね。
ただ私こんなに「受×受」ていうBL初めて読んだ気がします。
…圧倒的に攻めが不足してるなんて。。。。
ただ「百合」かと言われれば違うというか。
う~ん伝えるの難しいですが、
あくまでも「受×受」の世界なんですよね。
足鷹が攻めになればいいって話でもないですし。

タイガーとドラゴン!みたいに
強い雄が二人、雌雄を決する!!みたいな攻×攻とは
絶対に違っていますので悪しからず。


絵はとても綺麗です。
イケメンとイケメンで二人並ぶと
大変目の保養になります。
ただ、私の目が悪いだけだと思うのですが
能代さんと足鷹さんの顔の区別がちょっと付きづらかった時ありました。
二人ともイケメンでセンター分けでオールバックで軽くウエーブかかった髪型で
違いが金髪か黒髪かていう区別の仕方をしていたので
読んでいて「あれこれは黒髪だから足鷹さんだよな?」とか
その都度どっちだっけ?て考えて世界観にどっぷりつかれなかったのが
ちょっと残念でした。(きっと私だけだと思いますが)

なのでもう少し髪の毛の色以外で区別がつくビジュアルだと
本当に有難かったです。
(ああでも二卵性双子みたいなカップルだから「受×受」
と考えると似てみるとおかしくないのか)



イケメン二人で甘々なお話で
受け溺愛攻×ツンデレ強気受
が読みたい方でしたら絶対気に入ると思います!
それに二人の苗字が「能代」と「足鷹」で
中々いる苗字じゃないので知り合いや上司の名前と同じで
読んでいて顔がチラつくとかそういうことはあまりないと思います。
これって些細なことですが重要なことですよね。


攻×攻読んでいたはずなのに、
受×受読んでいた。という不思議な体験するなんて
BLて本当に奥が深いです。
絵が綺麗でスタイリッシュなイケメンで目の保養になりますし
ラブコメみたいにテンポよく話が進みますし
甘々なお話ですのでお好きな方はハマると思います。

2

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