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表題作ナイショの婚前旅行

受様より三日遅れて生まれた幼なじみ・甲斐虎太郎 
6人の兄姉をもつ末っ子で甘えたな大学生・雪倉枯茶

あらすじ

雪倉枯茶は、7人兄弟の末っ子。両親や兄姉に猫かわいがりされて育ったので、大学生になった今も相当頼りない。そんな枯茶が一人旅に行くと言い出したから、心配性の両親は大騒ぎ! でも、どんなに反対されたって絶対に行く。だって、本当は一人じゃなくて、大好きな恋人との旅だからv その恋人が家族全員が知ってる幼なじみだってことも、もちろんナイショ

作品情報

作品名
ナイショの婚前旅行
著者
森本あき 
イラスト
旭炬 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775519424
3.3

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萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

恋人を取るかそれとも家族か

森本作品にしては一切毒牙見当たらない、ファミリー的なほのぼのとした幼なじみ同士の
恋のお話で、大家族の末っ子でみんなに溺愛されて育てられ、親にも過保護にされて
干渉され過ぎの中で育った受け様と、その受け様の母親と親友の息子である攻め様で
こちらは一人っ子だけれど、親友を見て来た攻め様の母親が反面教師みたいに逆に息子を
放任で育てあげ、それでも両家族がとても仲良く交流しているうちに、受け様と攻め様は
どちらともなく自然な感じでお互いを求めあって秘密の恋人になる。

家族が大好きで、恋人も家族も同じくらい大事で、どちらか選べない程なんです。
溺愛されて育った為に、寂しがり屋で、家族でいるのが大好きだけど、攻め様も好き。
それでも、二人の関係がバレてしまえば家族との絆も危うくなるのではと言う思いから
受け様は攻め様に悪いと思いながらも、家族に隠れた関係でもう少しいたいと願う。
同性で幼なじみを好きになり、でもそれは、家族のだれにも認めてもらえない関係だと
頑なに思っている受け様なのですが、意外な形で知られる事になります。
二人の恋愛と言うより、大家族や、兄弟の愛情物語のような感じでしたね。
二人が越えなければならないハードルが、兄弟の応援で低くなっているように感じる。
きっと、最後まで受け様を応援するであろう兄弟の絆を感じさせる展開です。

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