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表題作ワイルド・キャット

橋場俊明,大学生
フェイ,謎の中国人

あらすじ

人を愛せず絶望の果てに死に場所を探して香港へやってきた俊明は、猫のようにしなやかで、傷ついた瞳の少年・フェイに出会い、生きる意味を見つけた。だがフェイの正体とその過去は想像を絶するものだった…。

作品情報

作品名
ワイルド・キャット
著者
ジュディ鈴木  星野ケイ 
イラスト
二越としみ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
オーロラノベルズ
発売日
ISBN
9784872785838
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

読みやすい小説でしたが

世紀末作品によくあった、ありえない設定かつ救いがない話でした。
設定を飲み込めれば話自体は面白かったと思うのですが、希望が見えた矢先に殺されて終わりという、ありがちなバッドエンドで興醒めしました。


以下要約です。

香港人の受けは、サイモンというマフィアの男に見染められてしまい、脳にチップを埋め込まれた。
身体能力が劇的に向上するも、定期的にサイモンと関係を持たなければ頭痛で死にそうになる身体にされ、殺し屋として使役されることになった。

日々に疲れて香港旅行に来た攻めは、怪我をした受け(日本語も話せる)と出会い、心を通わせるようになる。
受けの事情を知り、試行錯誤の末、受けの頭痛を癒せるようになる。

日本で学校にも通い、普通の生活をしようと言われて夢見心地の受け。
いざ香港出国の直前、息の根を止めたはずのサイモンの亡霊によって、受けは銃殺される。
何も知らない攻めは、受けとの未来に想いを馳せつつ空港で待つーーfin.

この、ありがち過ぎる展開+フラグ通りのバッドエンドに腹が立ちました。
10年前くらいに一度読んで、いまだにラストシーンを覚えていたので、好みが合う方にとっては神作品かもしれません。

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