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蜂蜜王子は執事に惑う

hachimitsuouji wa shitsuji ni madou

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表題作蜂蜜王子は執事に惑う

ニコラの執事 エイム(咏霧) 27歳
エンドガーズ侯爵家子息 ニコラ 17歳

同時収録作品騎士の罪に真夜中の教育を/騎士の罪に真夜中の束縛を

小隊の教官 クライン 27歳
従騎士 リイン 19歳

同時収録作品花想い恋の庭

大学に来ている花屋 加賀島
大学生 見月

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

これも執事の務めです―――。侯爵の息子・ニコラはストロベリーブロンドに蜂蜜色の瞳、とまるでお菓子のような甘0い顔立ちをしている。そんなニコラに付き従うのは、クールな執事・エイム。エイムはニコラが成長した今でも、入浴の世話すら焼く主人最優先男だ。いつも澄ました顔をしているエイムの本心を知りたいと思っているニコラだが、ある晩、ひとりえっちの世話までされてしまって…!? 遊び人教官×新人騎士のおしおきラブも収録v

(出版社より)

作品情報

作品名
蜂蜜王子は執事に惑う
著者
六城ポコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775519561
3.2

(14)

(2)

萌々

(2)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
42
評価数
14
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数4

素直になれない訳がある

侯爵家のお坊ちゃまと6歳頃からの教育係でお坊ちゃまの執事でもある攻め様との
主従関係が二人の思いの邪魔をする、そして受け様が素直になれないそんなジレンマを
感じさせる作品でした。

幼い時からいつも傍にいて、受け様を大事に好きな気持ちを持ち続けてる攻め様。
お年頃になってそんな攻め様の気持ちにも、自分の気持ちにも気が付き始めた頃、
受け様は攻め様から自分への思いを引き出そうと意地を張るのです。
そして、ある日、高ぶった欲望を自慰で発散しようとした時に、足が攣ってしまう。
なんかちょっとカッコ悪い受け様、その時水差しを落した音で攻め様が現れ、
兆した欲望にも気が付かれ、執事の務めだとお世話されちゃう。
翌日受け様はこれで攻め様の気持ちを引き出せると思ったら・・・逆に攻め様からの
お別れの挨拶をされてしまう。
攻め様は執事を辞めて劇作家になって受け様の屋敷を去るのです。

攻め様恋しさに攻め様がいた部屋にこもる毎日、受け様は意地を張り続けた事を
後悔してるのです。
結局は攻め様が働いている劇場に自ら赴きますが、やっぱり攻め様と逢ってしまうと
とことん素直になれない受け様で、主従関係でなくなった攻め様が告白する展開で
攻め様の甘い溺愛で終わるストーリーです。

後は、騎士と、その教官との擦れ違いと誤解のラブストーリーです。
前半すれ違って切ない内容で進むのですが、蓋を開ければこちらも甘々な関係です。

ラストは大学の花壇を作ってる花やさんとそんな花屋さんに片思いしてるゲイで
大学生の受け様とのお花が取り持つラブストーリー。
ちょっぴり切ない片思いのお話なんですが、受け様の意地らしい日々の努力が
結果的には攻め様に伝わり相愛になる内容でした。

0

絵が綺麗

初読み作家さんです。
収録されているのは3組のカップルのお話ですが、表題作とその次に収録されているシリーズは設定が共通しているリンク作。
王侯、貴族、軍隊が取り上げられているので、服装や背景が豪華です。
ただ、古い時代という雰囲気は余り感じられませんでした。
それ以外には大学生と社会人のカプのお話が1作品収録されています。

表紙も中身の絵も綺麗です。
眼福な絵柄なんですけど、お顔はどのキャラも似ていました(混乱するということはありませんでしたが…)。
攻め様がちょっとイジワルでクール、受け様が健気というキャラが多かったように思います。

王道展開なお話ばかりなので、安心して読めると思います。

0

執事攻め&教官攻め

◾️表題 エイム(執事→劇作家)×ニコラ
いわゆる主従ものです。御多分に洩れず年上の執事は腹黒く用意周到で、可愛い坊ちゃんをこれでもかと甘やかしています。差別化があるとすれば執事が早々に執事をやめるところ。1冊の半分ほどで上手にまとまっています。

◾️騎士の罪に真夜中の教育を
こちらは騎士の学校(多分)の教官攻め。
5,6年ぶり…?にこの単行本を読みましたが、表題を読みながら、確かこの作品が収録されていたはず…と思い出せる程度に印象深かったようです。でもあっという間に終わってしまうから悲しい。

0

素直になればいいのにね

表紙がとても目を惹く作品でした。
執事×ご主人という組み合わせも萌えだけど、数々作品もある中、どこで抜きん出るか?
この一冊の中には3本の作品が入っています。
共通するのは、どれも受けちゃんがちょい素直でないというかツンデレ要素を持った子達ということ(作者さん好みなのかな?)
それによってスレ違いが発生して云々ということですが、両片想いという点でも類似しており、展開に差はあれどどれも要素だけ抜き出してみると似通っているような?

表題は、侯爵の息子・ニコラとその守り役のエイムの物語。
幼いときからずっと側にいてエイムが好きなニコラが、森へ遠乗りに出かけたときに見かけた男同士のエッチにその気持ちをはっきりと自覚します。
しかし、エイムは執筆をしており劇場の脚本家になったために家を出ることになってしまいます。
ニコラも進路の問題があり、劇場へ通いつめてエイムに会いに行くのですが、彼には彼の世界があり落ち込むニコラ。
しかし・・・

エイムもニコラが好きだったけど、主従の立場では手を出せないからフェアな立場になる必要があり、またニコラが未成年だから遠慮していたというよくある設定。
帯に「クールで腹黒」とありますが、子供からしてみれば腹黒かな~フェラして我慢してるのは腹黒じゃないよね、ともwww
お約束な鉄板展開です。

そして【騎士の罪に真夜中の教育を/騎士の罪に真夜中の束縛を】は、上官と部下という主従のおはなし。
上官のクラインにお仕置きとしてエッチをされるリイン。
周囲ではクラインはお仕置きでカマ掘ってるという噂が流れ、クラインを好きなリインはそれを阻止しようと執着を示すのですが、実はクラインも、、、というおはなし。

この表題と騎士ものは、エイムとリインは兄弟という設定だそうだw
なので時代もかぶるようなのであるが、多分18~19世紀?くらいをイメージしたんだとおもうのだが、いかんせん何を描いても現代にしか見えない(残念)
せめて、時代設定ならそれらしいモノや雰囲気をかもしてくれると、物語に色を添えてイメージが膨らむと想い、また、それはマンガにとって重要だと思うんだが。
そうでないので、何だかお芝居じみていて、、、いっそ、ドラゴンだの魔物だの出るファンタジー世界ならこれでもよかろうが、、、とも思ってしまった。
これは読者の贅沢だろうか?
関係性だけでは萌えられないという、結果を生んでしまいました。

3本目の【花想い恋の庭】は大学の花壇の手入れをしに来ている花屋の店長を、手伝いするでもなくただ見ていて話しかける大学生が、彼に片思いをしている話。
これもその期間を通じて実は両思いだったんだよ、といった展開。
これもまた大学生がヘタレツンデレしている。

全体的にキャラが似ていて、作者さんの年齢が若いのかな~といった感じを受ける。
カラーはきれいなんだが、どの作品も登場人物の性格も顔や髪型も似ているのも難点だった。

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