禁煙出来たらキスしてあげる

嫌煙家のテーブル

嫌煙家のテーブル
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
9
得点
59
評価数
18件
平均
3.3 / 5
神率
5.6%
著者
 
媒体
コミック
出版社
東京漫画社
シリーズ
MARBLE COMICS(コミック・東京漫画社)
発売日
価格
¥629(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784864420730

あらすじ

ライターの津川は、取材先で出会ったイケメンシェフの梅田とキスを賭けて一か月の禁煙をすることに。ほんの遊び心でノッたつもりが、知らず知らずの内に本気になって――。
大人同士のジリジリとした恋の駆け引きを描いた表題作と短編4編を収録した、待望のファーストコミック!
(カバーより)

表題作嫌煙家のテーブル

雑誌のライター 津川祐介
レストランのオーナーシェフ 梅田潤

同時収録作品金の鉛筆

同時収録作品アンダーカバー

同時収録作品はつこい

同時収録作品Whatever!

その他の収録作品

  • 禁煙家のベッド

評価・レビューする

レビュー投稿数9

男が男を可愛いと思う時。

エロよりも心の動きを描くのに長けていらっしゃるのでエロ重視の方にはオススメしませんが、作風が好きな作家さまです。今も創作活動されているんだろうか。

短編ばかりを集めた作品集。後に出された『恋ひぞ暮らしし雨の降る日を』もよかったです。

どの作品もメインカプの心の距離間や関係性、その詰め方が嫌味がなく巧みなんですよね。ラブに至るまでの心理に萌えるので、そこに焦点をあてて描かれている作品に出会えると嬉しい。

表題作はナイスミドルのライター(ゲイ)と年下オーナーシェフの、禁煙を賭けた取引ラブ。リバの予感…。年上の男を可愛いと思うのって、そりゃもうオヤジ受け萌え一直線ですよね。大人なカップルだけどお互いが可愛いと思うツボに共感。指しゃぶり。。。

「金の鉛筆」
小学生からの同級生、箕輪と八尾の物語。子供の頃は相手が自分より小さくて守ってあげていたのに、大きくなったら立場が逆転する成長萌え。可愛いカップルです。同じテーマで他の作品もあるので作家さまのツボなのかな。

「アンダーカバー」
断筆中のワケあり小説家と彼の再起に燃える若い編集者のお話。言葉や文章にすることの続き影響力について、編集者の小林が語るセリフにうるっと来ました。憧れ、ファン心理が恋心と紙一重なところが描かれていて、ちゃんと押さえてるなーと。

「はつこい」
萌えました。初恋に限らず、気になる人ができた時の心理を上手く描いてくださっているなと思いました。その人が興味を持っているもの全てが知りたい。その人に影響を与え、形作ってきたものに触れたい。その人が見ている世界を覗いてみたい…。高校生のお話なので、同性愛へのハードルがさらっと描かれているところも好感触。BLだからといって男女垣根がない前提はちょっと気になってしまうので。

「Whatever!」
リーマンもの。人付き合いが苦手な新人と、人タラシなお気楽先輩のちょっと変わった新人指導の日々。南雲先輩がカワイイです。実は作家さまの弟さんがモデルらしい。

絵が時々がっさりしていることもあるんですが、結構顔が好きなんです。新しい作品になるにつれて少しずつ見やすくなっており、もし描き続けていらっしゃるならば変化に期待しちゃいます。

あとがきで作家さまの人となりが伝わってくるものですけど、作画中に流す音楽のお話が出てきて、作家さまが新居昭乃さんをお好きだと知り、それだけで大好きになったワタクシです。もちろん、作品も大好きですよ。

2

表紙に籠絡された!

タバコを吸う男と、コックコート姿のシェフがテーブルに横たわり、頬を寄せ合う表紙絵。
タロットカードを連想させる意味ありげな構図と、ビタミンカラーを効かせた食欲をそそる色遣い! この表紙の吸引力は凄いです。
すももさんの最新刊(同じく東京漫画社)を読む予定が、思わず2冊まとめ買い。

表題作は、チェインスモーカーの雑誌ライター・津川(表紙絵下)×シェフの梅田(表紙絵上)。(描き下ろしでリバあり)
料理を生業とする人にとって、やっぱり喫煙は悪なんでしょうね。
自分自身は勿論、自分の料理を味わう人にも、できれば味覚を鈍らせるタバコは遠ざけてほしい・・・腕に自信のある人なら、そう思うのも自然。
喫煙者と料理人――そこに浮かび上がって来る、煙草をめぐる対立。
このちょっと捻じれた対立の構図を切り出したところがまずはGJ!

帯コピーの「禁煙出来たらキスしてあげる」という言葉通り、ノンケの梅田がもちかけた賭けから、2人の付き合いが始まります。
ゲイなのは津川のほう。一目惚れしたのも津川。
表面上は津川の一方的なアプローチを「禁煙できたらキスしてもいい」と冗談めかしてかわした続きだけのように見えるけど、それにしちゃ梅田の禁煙の勧め方が強引なのは何故?
本人は無意識であれ、梅田も実は・・・? 
ちょっといい雰囲気からのスタートです。

しかしこれ、考えてみると随分、津川にとっておいしい話だなと。
梅田は若くしてオーナーシェフだしイケメンだし、なんでも持ってるわけですよ。
しかもノンケで間口も広い。彼と付き合えば、おいしい手料理にもありつける。
一方の津川。ライターと言えばカッコいいけど、生活は不規則だし、忙しくてプライベートではガサツなイメージ。
現に津川はセフレを連れて梅田の店に行ったり。かなりの無神経男なんですねぇ。
その上中年だし、ヤニ臭いし、ゲイだし。
これど~考えても梅田が津川に惚れる理由が分からないんですが、何故かノンケの梅田はこのくたびれオヤジを、可愛いと思っちゃう。
恋愛ってほんと、最後は理屈抜きですね。

や、ほーんとは梅田ってゲイでしょ?とひそかに疑いながら読んでたんですが・・・単に積極的なノンケ君だったようで。
ついでに、禁煙ゲームも気がつけばうやむやに。
さらっと楽しめましたが、欲を言えば、禁煙をめぐる料理人VS愛煙家の構図を、かっちり全うしてほしかったかな。

同時収録作品は、幼馴染みもの「金の鉛筆」・大学時代の先輩後輩のその後「アンダーカバー」・DKもの「はつこい」・リーマンもの「WHATEVER」の4作。
どれも、恋が始まりそうな予感、つまりおいしい匂いがしてきたところまでを描いた作品です。本体は妄想で味わいましょう、的な。

人物の表情や動きが少し硬いせいか、特に濡れ場はちょっとぎこちない感じがします。ストーリーも起伏少なめ。
ただ、さりげないところにウィットが効いてて小洒落た雰囲気。
どの作品もあれ?ここでおしまい?という終わり方にもかかわらず、心地よい読後感が残りました。

5

『究極のほだされ愛』と思える短編が読めます。

表紙だとわかりにくいですが、中の絵はもう少し個性的でクセがあるので、好みがわかれるかもしれません。
個人的に目の描き方がちょっと苦手だったので、どのキャラもあまり魅力的に写らなかったのが残念です。
あと、コマによってキャラの描き方がブレたり、キャラの描き分けがやや曖昧なので、ちょっと読みにくかった…

短編の作品にによって好みが分かれたので一概には言えませんが…
ひきだしを沢山持っていて、いろいろな設定やシチュエーションを考えるのが好きな作家さんなんだろうな、という印象を持ちました。
頑張ってオリジナルのものを作ろうという努力が感じられる話たちです。
ただ一方で、まだ多少作為的なところが見え隠れしておりキザというか…カッコつけすぎだな~…という印象を持ったりもしました。
語彙力や表現方法のバリエーションをお持ちなので、これからがとても楽しみです。

■嫌煙家のテーブル
表題作。
洋食店の若きオーナーシェフ(ノンケ)×愛煙家の雑誌記者(ゲイ)
取材を通じて仲良くなり、自分をタイプだと話す男に興味もったノンケの攻めから「禁煙したらキスしてもいい」という取引を持ち出続きし、なんやかんやあって打ち解けあい付き合うことに。
年下のノンケのくせにゲイ相手に物怖じせず煽るような条件出す一方で、受が他の男同伴でお店を利用するとヤキモチやいたりする攻キャラをかわいいと思える人は楽しいかもしれません。
個人的には年下攻めやキザっぽい会話、ノンケのくせにすぐにセックスできる男などがタイプではないのでいまいち盛り上がりに欠けました。

■金の鉛筆
イマドキ風の大学生と、町工場に就職した幼なじみの同級生の話。
学生と社会人という環境の変化から距離ができ、ギクシャクした時を経て両想いに。
どちらかというと大学生の攻めの方が関係維持に積極的で、幼なじみの家にも足繁く通うのだが、大人しくてあまり自己主張しないタイプの受けになんとなく壁を作られて凹む…というどことなくよそよそしさのある微妙な二人の距離感がうまく描かれている。
この短編の中では好きな方でした。エロなしです。

■アンダーカバー
こっちもエロなし。
若手の編集者×過去一世を風靡した元作家の新古書店店員。
作家時代の受けのファンという攻めが、偶然見つけた受けに再度執筆を依頼し、通いつめた末に恋も発展させるという話。
作家が筆を置いたきっかけになった出来事とか、攻めが作家のファンになるきっかけになった出来事などがちょっとうさんくさいというか…こじつけっぽい。短編のページ数に盛り込むにはムリがあるのかも。もう少しページ数使って丁寧に描いたら違うのかもしれないな~などと思いました。

■はつこい
この短編の中で一番好きだった話。
好奇心旺盛で思ったことをあまり考えず口にしちゃうような裏表のない高校生と、読書が趣味で独特の物の見方をするちょっと変わった高校生の話。
ちょっと変わってんな~と思って近づいて、接してみて意外と普通じゃんとか思ったり、新しい発見をしたり。自分と違うけど似てるとこもある他人に興味持って仲良くなるうちに好きになっちゃったり…という思春期の恋愛特有の空気感がステキです。
あと、高校生たちの適当さのあるナチュラルな会話が好きだった。
「俺お前のこと好きなのかな~」
「やほう知恵袋とかに相談してみれば」
「…他人事じゃねーぞ」という会話がツボでした。
表題作のキャラたちの会話には作家の作為を感じましたが、この短編ではあまり感じなかったので、同じ作家の作品とは思えないような違いがある。
ちなみに、こっちの短編のほうが古いので微妙な気持ちです。こっちの路線に戻ってほしいと思うほどこの作家さんを知ってるわけじゃないし……
今後の動向を見届けたいと思います。笑

■Whatever!
これもかなり好きな短編でした。
テンション低めだけど責任感の強い新人君とチャラいけど仕事できる先輩社員の話。
人付き合い苦手で基本ローテンションだけど責任感強くてついでにプライドも高いので「NO」が言えずストレスを溜め込むタイプの新人と、
楽観的でチャラチャラしてて押しが強くてやや鬱陶しいのに、なぜか人の輪の中心にいる人気者タイプの先輩社員がドタバタしながら強引に同居生活をする。
先輩のチャラさ加減やムカつき加減の絶妙さと、断ればいいのになんか悔しくてハッキリ「NO」をいえない新人の苛立ちやストレス具合が非常にコミカルにバランスよく描かれてるところが面白いです。
すんごいムカつくんだけど嫌いになれないラインの線引きが上手いんですよね~。新人君は終始ムカツイたり呆れたりゲッソリしたりしてるし、最終ページに至っても本気で嫌がってるのがすごくツボ。なのにこの子は結局先輩を心のどっかで受け入れちゃってるんだよね。顔には出さないけど。これぞ究極の『ホダされ愛』だと思います。


この作家さんはこの短篇集しかまだ知りませんが、絵もストーリーも過去の作品のほうが断然好きでした。あと、あとがきの作家さんのテンションもすき。こういう方は薄っぺらい話は書かないだろうなと感じさせるものがある。
エロは得意ではないようで、唯一エッチシーンのある最新作である表題作は内容が微妙だっただけに、ムリしてエロ要素入れないくていいから、古い作品にあったような独特のコミカルさと雰囲気を楽しめるような作品を沢山描いてほしいと思いました。今後に期待です。

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★★・ :構成

3

全体的に淡々とした日常を描いた作品

全6編からなる短編集でした。
全体的に淡々とした日常の中での出来事を描いている作品が多かったです。
また、Hの表現もかなり淡白でした。
表題作の「嫌煙家のテーブル」はHの表現がありますが、(更に、最後の書きおろしにてリバあり)、それ以外の作品ではHシーンは無かったです。
絡みがないと満足できない方にはお勧め出来ないかも。逆に濃いH表現が苦手な方には向いているかもしれません。

体のパースがお上手で、画力の高い方だな、と思いました。時々まんまデッサンという感じの絵があるのが微妙ではありましたが。独特な絵柄ではありましたが、私は好きでした。

表題作は口元を意図的にカットに入れてくる感じで、観る側に独特のフェチっぽさを感じさせてくれます。私もセクシーな口元の人やセクシーな食べ方をする人に目が行ってしまう人間なので、なんだか反応してしまいました。

作品全てにおいて花が飛ぶような少女漫画風のタッチや表現が一切なく、ビターな印象でした。
ビターなものでもお好きなら、ぜひ一読されてみて下さい。

3

ラブ色薄めの話は好み♪

表紙の絵も、カラーの扉絵も、雰囲気があって好き。
でも肝心の本編の絵は・・・う~ん粗めで、絵だけでは萌えられない・・・
そのせいもあって、
表題作は「ここまでなのは久々だなぁ」と思うほどに、正直好みじゃなかったのです。

裏表紙に「大人同士のジリジリとした恋の駆け引き」とあったけれど、
「大人同士でも、意外と駆け引き無しでストレート」なんじゃ?
と思ってしまったのは、わたしの感覚がおかしいのかなぁ。
セックスシーンも滑らかさがないしアッサリしているしで、どうにも自分は色気を感じず。

そんななので気乗りせずに、勿体ない精神のみで(ヒドイ・・・)残りの短編を読み始めたら、
あらららら~?? 
短編を一話読み終わるごとに、この本のことが好きに☆
最後の「Whatever!」は、
ラブ色は少なめだ(というかあんま、いやほとんど?ナイ)けど、すごく好きに♪w

あとがきを見ると、この「Whatever!」は、
うっかり弟に見られて「これ俺じゃねーかふざけんな!」と怒られた作品だそう。
その、本人が俺だ!と思うほど似ているというのが、南雲。
軽~くていい加減続きだけど言うことは直球で、要領よく仕事ができて、そしていつも輪の中心にいる人。
その南雲に仕事を教えられることになり振り回される、
真面目で融通がきかず空回る新人くんが、その辺にリアルにいそうでスゴクいいのです♪
弟さんの周りには、ホントにこういう子がいるのだろうか・・・?
それとも作者のすももさんが、これに似た役回りをしているのか??
そう思うほど、キャラが生き生きしてるのですよ~
いや、正確に言うと、生き生きしているのは南雲だけで、
真面目な新人くんは、振り回されてイライラわなわなしてるんですけどねw
これ、ぜひ続きを描いてほしい!
・・・ん?あれ?
もしかして、弟さんと南雲が似ているのって外見onlyの可能性も??
わ、わかんないから、・・・まぁいいや!w

更に、あとがき情報によると、
すももさんは「BLのLはラブのLですよ!」と言われ続けたそう。
ラブを描くのは得意じゃないってことなのかしら?
なくても全然いいですよ~面白ければ!!と思ったのですが、それは少数派意見なのかなぁ~~

5

台詞だけで語らない表情が印象的

おおお~。
こちらがファーストコミックスとの事でちょっと驚きました。
雰囲気がけっこうあるんです。
私的には、草間さかえさん、えすとえむさん、湖水きよさん、山中ヒコさんを
混ぜ合わせたような印象を受けました。
あっ、でも個性が無いと言うんじゃないんです!
(語弊があったらごめんなさい)

『嫌煙家のテーブル』
喫煙した事がないし嫌煙家なので
禁煙のツラさはわからないのですが
晩酌を禁じられたらこんな感じなんでしょうか(全然違う!!)
禁煙にキスを賭け、年甲斐もなくうきうきしちゃうおっさんに萌え。
ノンケがあっさりゲイを受け入れるのには「…いいんですか?」って感じですが
この広い世の中、そんな人がいたっていいんじゃないかな。いて欲しい。
「好きになった人が好きなタイプですから 
その範疇じゃないです?」
殺し文句吐かれたら、襲うしかないでしょう。
…あと、喫煙者じゃなくても、寂しがりはいますよー…。

『金の鉛筆』
小学校の頃大勢に絡まれているのを助けてもらい、
自分は大学生、かたや健太郎は町工場の作業員という
決定的に環境が変わってしまった続き幼馴染。
それでも兄弟に食べ物を差し入れるという理由をつけて
しょっちゅう家に遊びにいく秀はいつのまにか健太郎の背丈を越していました。
お互い“自分とは世界が違う”と思いながら距離を測らずにいられなくなる。
あんなにいつも一緒にいたのにどうするべきかわからない。
他の人といてもお互いの事ばかり考えてしまう二人。
大切なのは、そういう事。
涙を手でぬぐってあげ、顔を近づけるだけですが
それがまた良いです。
急展開じゃないのも美味しい。

『アンダーカバー』
元小説家の自分のファンだと名乗る編集者・小林は
勤務先の新古書店に毎日通いつめます。
もう書けないと断っても聞きゃしないw
実は高校の後輩で、当時の校内新聞に掲載されていた小説を
ラミネート加工して持ち歩いているくらいコアなファンだったというオチ。
例え何かの引用した言葉でも、
その人だからこそ力を持って他人の胸に突き刺さる事もある。深い。
青土が落ちぶれてても落胆するわけでもなし、
俄然やる気を出した小林、あっぱれ!
若いって素晴らしい…。

『はつこい』
身長がデカい以外は目立たないと思っていた、
自分の席の前の松下が、黒いマニキュアを時々していたり
髪の内側が緑色だったりw
そりゃ気になるわ!
ひとりを恐れず、でも愛想がまるっきりないわけじゃない。
知らなかった松下を知る度、惹かれるのを止められない。
つい衝動でキスをして嫌われちゃったかと思いながら
嫌われついでに潔く告白する前向きさが若いね…。ガンバレ。

『Whatever!』
適当そうで掴みどころがなさそうなのに
いつも社内の真ん中にいて人づきあいが上手く
仕事も抜く時は抜ける要領の良い南雲が
実は羨ましいアキオ。
真面目に頑張っているつもりが空回り…つらいね。
いちいち南雲につっかかってしまうのに南雲は嬉しそう。
しょっちゅう部屋へ遊びに来られ辟易している時に体調を崩し
意地を張って仕事を続けようとするアキオが不憫。
気遣う南雲に屈したくないなんてなぁ。ツンも可愛いけどもっと頼って。
急に5万もする空気清浄機を持って来られるのはびっくりだけど甘えちゃえ!
南雲の哲学“「死ぬわけじゃない」って思えばいいんだよ”は実践あるのみw
そんな鷹揚さに馬鹿らしくなるアキオ、メゲるな!w

『禁煙家のベッド』
うわ!リバーシボゥ!
上に乗って散々いやらしかったのに
「大事にしたいと思ってます」とド直球のセリフが恥ずかしいなんて
可愛らしいおっさんでした。
…ちなみにベッドの上の食事は(結構ガッツリめの献立)落ち着かないと思う…。
いくら人間の三大欲求が揃っていても;
お互いを可愛いと思いながら、お幸せに!

各話、そんな甘いわけじゃないのが逆に良かったです。
今後も要チェキ!☆








5

ジャケ買いしました。

書店で見て、表紙の絵が素敵だったので思わず購入。
中身の絵も、シンプルな力強い線で描かれた色気のある絵で気に入りました。

学生ものの作品も収録されていますが、全体的に大人の雰囲気。
個人的には表題作の「嫌煙家のテーブル」と「はつこい」が気に入りました。

しかし、他の収録作と比べても「嫌煙家のテーブル」は、異質な感じがします。
相手の「口」に対するフェチズム的な要素を描きながら話が展開していくところが、
私は「新しい!」と思いました。
食事を食べるシーンが印象的に描かれていて、ついつい2人の口元に目が行ってしまう。
特に津川さんが指をしゃぶりながら寝ているシーンには度肝を抜かれてしまいました。
いいおじさんの指しゃぶり…思いのほかエロくてかわいかった…。
あたらしい萌えをいただきました。

全体的には恋の手前の駆け引きを描いた作品が主体です。
甘々な関係を求めている方には少し物足りないかもしれませんが、
等身大の男性の姿や関係性の中にふわりと漂うBLの雰囲気を味わいたいという方には、
おすすめかも知れません。
でも、表題作はなかなかおもしろい作品だ続きと思うので、ぜひ読んでいただきたい。

表題作のその後の描き下ろしも収録されています!
作品のそのままの雰囲気を引き継ぎながら、少し甘い2人のやり取りがほほえましくて
おもしろかったです。

2

果たしてこの気持ちの行方は?

そう言いたくなるような、微妙に未満なおはなしとアダルティな駆け引きがついつい引き込まれる作者さんの初コミック。
実に表紙の雰囲気が良く、引き込まれてしまうのですが、意外にも中身の白黒とのギャップがwww
しかも、絵柄に不安定な部分があり何げに登場人物の容姿が似ていたりするので、おや?と思ってしまった部分はあるが、それも成長途中の今後の期待と思えば許容の範疇でしょう。
全体としては、自分的に好みの作家さんの系統の流れに属するかな?と思います。
気持ちの機微に重点を置いたつくり、桃山なおこさんだったり、糸井のぞさんだったり、ほか諸々。。。

表題は、ゲイのライターが取材で禁煙に成功したオーナーシェフと出会い、彼が好みのタイプなのもあり、話の流れからキスを賭けて禁煙するというもの。
好きな人、好きなモノの為に禁煙する。
そんな存在にシェフはなれたのでしょうかねw
しかし、年上と思われるライターのちょっぴりヤンチャ風味で表情とした”おじさん”な雰囲気が何げに可愛らしいです♪
そして、このカプはリバでありますーーー♪
リバ好きの方、喜んでくださいなw
がっつりエッチがある続きわけじゃないけど、すごくあっさりしていて朝チュンに近いものもあるけれど、何かそうそう!こういうサラっとした関係。
パンイチであぐらかいて食事をつまむ、、、この風景が好きです&好みのシチュですv
なお、リバは後日談の書き下ろし【禁煙家のベッド】にて♪

【金の鉛筆】幼馴染親友モノ
小さい頃いじめられっ子だった主人公を助けてくれて依頼ずっとずっと一緒で親友だった相手が家庭の事情もあり、進路が分かれてしまう。
大学生になった主人公は、親友と疎遠になるのが嫌で友人の誘いを断っては親友の家に食事を作りに出かける。
社会人と学生。
この環境が違ってしまった為のスレ違いが、主人公のむじかくの想いが一体なんなのか分からせる為の展開であったはずなのに・・・(爆笑!)
おいおいおい~鈍感さん♪
でも親友は約束を得て、これから徐々にきちんとなっていくんだろうなv

【アンダーカバー】筆を折った元作家と、復活を望む編集の、執着とトラウマの物語
毎日毎日執拗に勤務先の新古書店にやってきては口説く編集。
主人公は、大学生のときに賞を受賞して3本書いてそのままやめてしまった元作家。
もう書かないのに、習い性でついペンを持って書き溜めしまう作家には実は理由があった。
自分の書いた作品で親友を傷つけたトラウマ、
自分の作品で夢と希望を持って励まされたという編集
吹っ切れる話は、ほのかに愛情を含み、ゲイ設定であるがゆえに、その後を空想させます♪
絶対作家が受けよねw

【はつこい】ごくごく普通の明るい高個性と、ミステリアスな同級生の話
相手に興味を持つというのが恋の始まりとはBLのセオリーか?
そんなスタンダードな展開だが、この突っ走るごくごく普通の男子校生が、等身大でいいのです♪
本好きの同級生に合わせて無理して読んでる本の題名が「百年の孤独」!?
もしもしwwwそれは有名な幻の焼酎の銘柄では(笑)

【Whatever!】リーマンものです
新入社員で入った新人、頑張ろうと気張りすぎて肩に力が入りすぎて空回りしてしまう。
そんな彼の指導係になった先輩社員は、いい加減でテキトーで、でも皆から好かれて輪の中心になるような人物。
そんな彼に気に入られて、つきまとわれて接するうちに新人も・・・あきらめ?ほだされ?

どれもその後が知りたいと思うような話ばかりです。
しかし帰ってその後までないおかげで、妄想の余地が広がるのです。
読者の裁量にまかされる、それが苦手な方はご用心。
その後の物語を自分でつくる、そんな愉しみは腐女子の得意分野では?

4

穏やかな恋の行方

オトナな恋のお話4編と高校生の恋のお話1編。
独特な雰囲気の絵柄とよくマッチして、とても印象的です。
表紙の素敵さも然る事ながら、扉カラーも凄く素敵。
言葉は読んでいて、楽しめる要素、響くものがあります。

オトナの恋というよりも、オトナが素直に恋することを楽しんでいるといった印象の表題作。
隣にいることが当たり前でも、大切なことは言葉にしなきゃ伝わらない、と幼馴染ならではのすれ違いのお話。
過去の罪悪感から抜け出せない元作家と、ファンを拗らせた編集者。
高校生らしい、焦れったい、恋?なお話。
人気者のトレーニーに気に入られちゃって、半同棲状態に持ち込まれた、対人スキルの低いトレーニー。

ここで終わっているから良いのかもしれませんが、ここからでしょ!?なお話ばかりなので、続きがあると良いなぁ、と思っています。

どれをとっても派手なイベントがあるわけじゃないけど、じんわり心に沁みる温かいお話です。

3

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