聖魔の密契 上 通常版

何処までも溺愛

シリーズ8作目になる、12年にも及ぶロングラン作品、溺愛、執着攻めと言ったら
この作家さんの作品は全てがそうなのではないかと思える程。
そして、好きな相手以外はどうでもいいってタイプの攻め様オンリーで、
受け様はやんちゃ系がやっぱり殆どで、個人的にはこのシリーズの攻め様も受け様も
大好きなんですよね。
自分以外には愛想のカケラも無い攻め様なんて、愛される側にしたら最高でしょう！
でも、愛されすぎて執着され、ヤンデレ状態までいくと、かなり怖いものがありますね。
でも、ファンタジー世界ですから、存分に執着、溺愛を楽しめる事が出来るのです。

主人公は、魔界の魔王赦那と伴侶の伽羅、元々が堕天使だった魔王と、共に堕天した
最上級天使だった受け様、攻め様は創世期の記憶全てを忘れずに何度も転生してるが
受け様は、転生の度に記憶を無くしてる。
それでも、転生後は、必ず運命の伴侶として出会い、何度生まれ変わろうとも共にある。
そんな二人の続編になります。

受け様を取り戻そうとする天界と、それを阻止する魔界、受け様自身は魔王の伴侶として
天界にいく事も自分が元は天界のものだと理解はしているが、天使だと言う事は
絶対受け入れる事が出来ない、したくない。
受け様の幸せは攻め様と共に有る事なので、受け様は天界の弱みを探ろうと魔界の
魔界創世記に何か、天界の弱みになる事がないかと探検してる受け様。
魔王はそんな受け様が可愛くて愛しくて、まさに溺愛甘々なんです。
でも、やはり魔界の中にても、天界からの不穏な受け様を奪おうとする企みが・・・
今回は受け様の無くした記憶がよみがえるのか？
下巻が楽しみな展開でした。