Zwei ツヴァイ

zwei

Zwei ツヴァイ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神14
  • 萌×215
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
9
得点
133
評価数
31件
平均
4.3 / 5
神率
45.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344826656

あらすじ

検事の須和は、とある事件で刑事となっていた高校時代の同級生・山下と再会する。二人は自然な流れで抱き合うが…。

(出版社より)

表題作Zwei ツヴァイ

ツヴァイを任命された組対二課刑事 山下暎・31歳
高校からの友人で東京地検検事 須和祐介・31歳

その他の収録作品

  • 君と飛ぶ空
  • あとがき

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レビュー投稿数9

すれ違う想いから未来へ

かわい有美子さんの書くラブシーンが好きです。
よくあるいやらしい単語などは使わず、どちらかというと淡々とした描写が続くのに、この生々しい交情の感覚。

高校生の時、友達以上恋人未満だった2人が、30過ぎて再会する。
あの日超えられなかった一線は今はこんなにも脆く、山下は須和が今でも自分のことが好きだと確信して欲情し、須和はずっと心で想っていた山下と一度でも抱き合えてうれしいと寂しく笑う。
同じ頃、山下はツヴァイと呼ばれる内偵者に選ばれ、組んでいる先輩を探ることとなる。
一度寝たあと、山下はどんどん須和に惹かれていくが、須和の方は躰はくれるけれど心では線引きをしているよう。
捜査車両の中で二人、キスもできずに頬を撫でる山下。その触れる指先を唇で受け止める須和。
『ただ、一瞬、こんな場所でめちゃくちゃにされてもかまわないと思ったのは確かだ。』この、静かで寂しい男の激情よ…
山下の方も、須和や寮で一緒の峯神との会話の中で、自分を組織のちっぽけな駒と感じていた部分から精神的に変わっていく。先輩刑事の違法行為を自首させるように説得するが、それがツヴァイとして期待されていた役割な続きのかはわからない…それでも自分の中の正義の感覚を呼び覚ましていく山下。

「君と飛ぶ空」
須和は広島勤務になっている。山下は月に二回の広島通い。
須和からは、今までのどこか仕事にも恋愛にも投げやりだった空気も消え、食事も楽しみ自転車通勤もする自然な健全さを持つようになった。
ある年の瀬、広島で山下は須和に指輪を贈る。
須和は表情を変えず『俺も話があるんだよね』。何かと思えばこちらも指輪。『そろそろ、首に縄をつけてやろうかと思って』
須和はすっごく変わったなぁと思いました。愛と誠実さの力かな。
そして遂に山下は須和にプロポーズ。本式の「健やかなる時も病める時も〜」のアレ、です。

不安定で何も築けずに別れた学生時代。失うほどの関係性もないから、と躰からはじめた30代。そんな場所から二人で光のさすこれからへ向かっていける。プロポーズを受ける須和の新しい今の逞しさと、笑う須和を抱きしめる山下の、尻に敷かれて喜んでる感じ?が楽しくも幸せな一編。

2

追わない男

 「饒舌に夜を騙れ」の橋埜が「逃げる男」だとしたら、本作の須和は「追わない男」です。
 情が薄いわけでも、想いが軽いわけでもない。むしろ、高校の時からかれこれ15年も、変わらぬ強さでずっと一人の相手に恋している、いちずな男なのに。親友と呼ぶにはあまりに密な、でも互いの若さゆえに一線を飛び越える勇気を持てなかった高校時代。すこしずつ距離が離れて行った大学時代。そして須和は検事に、想い人の山下は警視庁へと別々の道を歩み、三十路も過ぎたいまになって偶然の再会。かつて越えられなかった一線をようやく越え、これから本当のつきあいが始まろうとした矢先だというのに。

 須和に突然、時季外れの広島転勤命令がくだる。淋しく笑って手を振るだけ、約束も、誓いの言葉も何ひとつ求めようとしない須和の姿に、山下は思い知る。「須和は自分に、何の期待もしていない。広島に向かった時点で二人の関係が終わっても仕方ないと思っている」と。それがこんなにも虚しくてやりきれないものだとは・・・

 須和が、永遠に続く愛情や絆を信じられないのは、幼いころからの両親の不和などもあってのことだけど、山下は自分を責める。一緒に続き検事になろうと強引に同じ大学に引っ張っておきながら、優秀な須和への劣等感から次第に距離を置いたのも、群がり寄る女子たちとのお手軽な交際に逃げたのも自分。でもその時でさえ、須和は山下の不実をなじりもせず、追いすがってくることもなかった。

 自然消滅を恐れるあまり、普段の不遜な俺様路線はどこへやら、本気で焦る山下に、絶妙のアドバイスをくれたのは平河寮の先輩、峯神弟(「天使のささやき」の攻め)でした。「相手が待ってた時間の倍、こんどはお前が信じて待て」

 新幹線で片道4時間、決して近いとは言えない距離を、激務の合間を縫って、山下はひたすら須和の任地へ通い詰めます。そして2年。お蔭で最後のショートは、平河寮シリーズ内でも歴史に残る甘いものになりました。山下が決意をこめて須和に贈ったプラチナのリングのお返しも指輪。「そろそろ、首に縄を付けてやろうかと思って」
 あの「追わない男」の須和にこんな台詞を吐かせたあたり、山下の粘り勝ちといえましょう。仕事の方でも峯神には的確な指針になる言葉をもらってたし、一生足向けて寝られないね。峯神も、主役の「天使のささやき」の時はハイスペック傲岸オトコって感じでいまいち好きになれなかったのですが、こちらではいい仕事してます。

 イラストはやまがたさとみさん。初めましての絵師さんでした。表紙も口絵も挿絵も、小綺麗にまとまってはいるんだけど、なんかこのお話の中身にはいまひとつしっくりこないんだよな、甘すぎるというか軽すぎるというか・・・そんな不満だらだらで後書までたどりついてしまい、いちまいページをめくって絶句・・・私が思い描いてたまさにそのものの、須和と山下がいるではありませんか! 東京の空をバックに、見つめ合うでも抱き合うでもなく、少し離れて正面を向くスーツ姿のふたり。ややヤサグレたオスの色香漂う山下、怜悧な中にも芯の強さを感じさせる須和。空に浮かぶ屈託のない笑顔は、「お前とならメッサーシュミットに乗ってどこまでも飛べる」と思っていたころのふたりでしょうか。雑誌掲載時の扉絵だそうですが、そのまんま映画のポスターにでもなりそうな、素晴らしいお仕事でした。タイトルの意味が最後までよくわからなかったという点を差し引いても、評価は作家さんおふたりの合わせ技一本で、「神」を捧げます。

3

愛されるっていいなぁとしみじみ

刑事の山下と検事の須和の物語。
高校からの同級生。淡い恋心を秘めつつ親友以上恋人未満の関係を大学時代まで続けた二人。

同じ道(検事)を目指そうと山下が熱心に口説いたのに、自分だけが脱落し、そこから二人は疎遠になっていく。
山下は敗北感?罪悪感から離れていくんですが、須和はそんなことを気にするよりもただずっと彼を想いつづけていました。

再会してからは、山下は過去のそんな思いから須和にとてもやさしくするのけれど、須和は受け入れているようでいつか終わりがくるとどこか諦めてもいて、もどかしく感じる。
付き合い初めてもそんな須和の気持ちが切なくて、甘いシーンでもちょっと胸がつまります。

山下はそんな悩みを同じ寮に住む先輩の峯神に打ち明け「相手が信じてくれるまで相手が待っていた倍ぐらいかかっても待つしかない」とアドバイスを受けて、須和に対して揺らがない気持ちを行動で示していきます。
そしてその想いは…

(峯神は「天使のささやき」の攻です。受の名田との話以前の彼のエピや山下とのちょっとしたいざこざや兄との確執も知ることが出来ます。先に「天使のささやき」を読んでいたので続きとても面白かったです。)

長かった平河寮シリーズ(個人的に)幕が下りちゃいました。
シリーズの読み順としては逆でしたが、BL歴浅いワタシとしては初めての“あるシーン”を読むことが出来て「Zwei ツヴァイ」を最期に読んで良かったと思いました♪

5

地味ですが名作

『天使のささやき』や『甘い水』の平河寮が登場する作品ですが、時系列では一番始め。
上記二作とはイラストのテイストがかなり違うことが気になっていたのですが、読み始めたら吹っ飛んでしまいました。
もちろんこの作品は独立しているので、他を読んでいなくても差し支えありませんが、『天使のささやき』を読まれているとニヤリとする人物が登場いたします。


攻めは組対二課の刑事、山下。
捜査一課から移動になりただでさえ不満なところに、内部調査を極秘裏に命じられ憤懣やる方ない。

受けの須和は山下とは学生時代の同級生で、検事。
仕事と日常に奔走する、疲れた30代になっている。


偶然の再会で再び顔をあわせたふたりですが、山下は学生時代輝いていた須和があまりに現実感タップリに30男へと変貌をとげていて、自分のくたびれ加減は脇に置いてガッカリ。
こういうことって30代以降に差しかかるとかなり遭遇するので、説得力がありました(苦笑

こんな勝手なことを感じていた山下をよそに、須和はずっと変わらない想いを山下へ抱き続けていたんですね。
お互いの再会時の温度差はかなりなものですが続き、徐々に学生時代の須和と今の須和に大した違いはないことに山下は気づきます。

学生時代はやっぱり子供で周囲の視線やはみ出てしまうことへの恐怖がありましたが、なんていうか大人に(中年に)なるとけっこう他人の目に鈍感になると言いますか、良い意味で今を逃したら次はないって気になります。
その辺りが現実的で、ふたりにはこの月日が必要不可欠だったんだなと思わされました。
個人的には、ふたりのラブ率よりも事件が面白かったですがね。
その辺りのシッカリ感がさすがかわいさんで、飽きずに読めました。
なんと言いますか、恋愛と事件の二度美味しい加減が好きです。

4

シリーズ同じ絵師さんにしてほしかったな

同級生再会もので、会ってガッカリしたという始まりが新鮮でした。
ときめいてもらわないと話が進まないと思っていた私は甘かった。少しのきっかけで焼けぼっくいに火がつくってのが、もうたまんない萌えでしたよ~。
高校時代は意識しつつも進展しなかった二人なのに、大人になったらあっさり一線を超えるってのがまた、なんだか妙にリアルでした。
ここには『天使のささやき』の峯神さんがチラッと出てきますが、名田に出会う数年前の設定なので、かなり峯神が荒んでます。もう少ししたらキラキラした若いコが飛び込んでくるよ~と教えてやりたい。

3

殺伐とした中にもホッとした優しさを感じる作品

タイトルの「Zwei」 ツバイ = 内偵者の隠語だそうですが、結論から言うとこの物語のタイトルがなぜ
「Zwei」だったのか、私には最後までわかりませんでした(笑)

組織犯罪対策部二課(組対二課)の山下暎、31歳。
日頃の不摂生+年を重ねるとともに身の回りに構わなくなり、実年齢より2、3歳老けて見えるというくたびれ振りです。

仕事がらみで偶然、再会した検事の須和祐介も山下同様、さえない30男になっていました。

このふたり、高校・大学と同じ時を過ごしています。
キラキラとした高校時代、少しずつ離れていった大学時代、そして、30歳を過ぎてからの再会。
自分のことはすっかり棚上げして理不尽にもくたびれてしまった須和に幻滅する山下にちょっと怒りを覚えます。

須和の方は一途に山下を思い続けていました。
しかし、大学時代の経緯もあり、須和は山下を好きだという気持ちだけでなにも期待していません。

読み始め嫌なやつだな~と思った山下ですが、意外と嫌なやつになりきらないであっさり須和に向かっていきました。
須和が山下に思いを寄せていることも、何の期待もしてくれて続きいないことも、そして、その理由が山下の行動にあったことも、何もかも解っていました。
少しずつあのキラキラとしていた頃の気持ちを思い出していく山下の気持ちの変化が丁寧に書かれています。
ふたりを取り巻く環境は殺伐としているのに良い意味でふたりだけの優しい空間がそこにある。そんなお話でした。
全体を通して、高校時代にふたりで作った紙飛行機が良い役割でした。

さてさて、タイトルの「Zwei」に戻りますが・・・内偵の役割を与えられたのは山下です。
同僚の刑事の行動に不審な点があったら報告するようにと上官から命令されていました。
この上官のひとりが「天使のささやき」に出てくる峯神の兄です。
結果、山下は、峯神弟の「誰に何を命じられても、常にお前の中の正義と信念に忠実でいろ」と言う言葉に従って行動をすることになります。

シリーズタイトルの平河寮ですが、この物語当時は、若い頃の峯神弟・篠口・宮津がいます。
けもみみ特集だったらしく・・・宮津と峯神弟がトナカイになってます。篠口はサンタです。
若気の至りというやつでしょうか・・・縦社会は厳しいですね(笑)


3

微熱のような初恋、大人の再会

「天使のささやき」「甘い水」に続く、平河寮シリーズ。

捜査一課から外国人犯罪を扱う二課に飛ばされた山下は、
ある日、検事となった高校の同級生・須和と再会する。
二人は昔、一線を越えることはなかったが秘かに思いあう仲だった。
同じ大学に進学したものの、すれ違うようになって10年、
久しぶりに会った二人が、さらにカッコ良くとか、ますます美しくとかじゃなく
それぞれに仕事で疲労し摩耗し、くたびれた30代になって登場するのがまずいい(笑)。

いけすかないキャリアから、内密に先輩刑事の内部調査を命じられて葛藤する山下…
鋭いようなどこかとぼけたような持ち味で、自分を受け止めてくれる須和。
距離の近づく二人…

須和の、10代からずっと本当は山下だけが好きで、
体を繋いだ後も多くを望期待しないように自制している感じが、ツボでした。

仄暗い雰囲気の中、事件を絡めながら進む物語。
高校時代の白いシャツや紙飛行機のイメージとのコントラストも綺麗で、
破綻もなく面白いのだけれど、ちょっとボリューム不足だったかなー。
全体にもう少し書き込んで欲しかった感じがあって続き、サラッと終わってしまったのが
ちょっともったいない。

後半の短編は微笑ましい位甘く。
読んでいて照れて笑ってしまいましたよw

絵師のやまがたさとみ先生。
漫画も未読で、挿絵でも今までご縁がなかったのですが、大変素敵な絵でした。
久しぶりに絵でキュンとする作家さんに出会いました。
奥付の後ろに雑誌掲載時の扉絵が載っているのですが、
この絵がまたすごーくよくて、嬉しい余韻の中で本を閉じました。

9

リアルな人間らしさが感じられる

凄く良いですね、寮つながりで甘い水や天使のささやきにもチラ出ている山下が主役。
お相手は高校時代から仄かな思いを寄せ合っていた受け様。
友達と言うには親し過ぎて親友と言うにはどこかに甘さを漂わせている二人。
これが男女なら簡単にくっ付いているのに、同性だからあと一歩が踏み出せない。
そしてその曖昧ながらも甘い雰囲気のままに攻め様が言った同じ大学に行きたい、
二人で検察官を目指そうと、二人でいるとどこまでも飛べると思ったなんて言葉が、
その先にある試験や頭の出来具合で、うまくいかなくなる。
そして攻め様は優秀な受け様にいつしか引け目や、もっとレベルの高い大学へも
いける受け様が自分が願った為に進路まで変更していた事を後に知り、罪悪感にも似た
感情を持て余すようになり、自分から受け様と距離を置いてしまうようになる。

でも受け様は攻め様との約束を着実に堅実に守るように、一足先に前に進む。
受け様の気持ちは高校時代から何一つ変わらなかったのに、攻め様が逃げてしまう。
そして、数年後刑事と検事になった二人が再会するが、そこでの攻め様の反応は最悪。
わが身を顧みずに受続きけ様が仕事で疲れ切っている姿を見て、学生時代に見惚れた
受け様の姿とかけ離れた年相応の姿にがっかりしちゃうのです。
受け様は素直に再会を喜んだのに~~って思いましたよ。

でも、攻め様の善人でも悪者でもないいわゆる普通の人で、仕事や立場に疲れ
やさぐれ具合も、30過ぎの公務員だなぁ、なんて妙なリアルな雰囲気もあって
受け様との再会から徐々に近づいて行く様子が攻め様が仕事へ前向きになっていく
感じと同じ具合で受け様への思いも強くなっていく、まるでくたびれた攻め様が自身が
受け様を見る目を濁らせていたのではないかと思える程でした。

それでも一旦受け様を裏切るような形で離れた攻め様を受け様が信じきるのは難しい
受け様は攻め様との新たな関係に、何も期待していないような感じで、それが逆に
攻め様が受け様を過去に傷つけた事を自覚するようにも見えます。

この二人の関係と、攻め様を取り巻く警察内部の疑惑や事件、知らずに巻き込まれる
感じになっていく攻め様、それでも受け様が傍にいる事でどこかふてくされていたような
攻め様が、だんだんいい男になっていくんです。
書下ろしでの二人の後日談的なストーリーが甘さを堪能させてくれるし、
人間の弱さや明暗、心の闇、自分の信じる正義など、かなり骨太で楽しめます。

10

とにかく須和に幸せになってほしい話

かわい先生、こういう薄暗いというか…灰色なトーンのお話、さすがお上手です


『天使のささやき』『甘い水』に続く警察モノ・平河寮シリーズ(?)ですが

今回の主人公のひとり山下(攻)は寮生活に馴染めません。

彼は、捜査一課から組対に異動になったことを不服に思っていて、やさぐれて荒んでいます。

そんな、疲れきった仕事中ふとしたきっかけで、高校時代の親友、須和(受)と何年かぶりに再会します。

この、再会に対する山下の感想がヒドイ。

学生の頃、互いに好意を持っていたが言い出せずにいた…中性的で整った容姿でキラキラしていた須和が、

くすんで冴えない疲れきった三十男になってしまった…会いたくなかったと後悔するのです。

(会いたくなかったのには、また、複雑な事情があるのですが)

そんな山下の落胆に薄々気付きつつも純粋に再会を喜ぶ須和。須和は大学時代から段々と疎遠になってしまった山下が今でも好きで…という、なんとも歯がゆい冒頭





キャラクターの心理描写に定評のあるかわい先生。今回は須和がまたとても魅力的。

再会直後、山下に続きは散々に言われている彼ですが…

人当たりがやわらかく、ふんわりとした雰囲気の奥に強さと聡明さを合わせ持ち(司法試験合格→検事なので頭脳明晰)

仕事や生活に疲れ果て、孤独で何もかも諦めてしまってどこか病んでいる素敵な31歳。

山下の裏切りも仕方ないと、何もかも許して、失った後を考えてしまうような

なんかもう、切ない

幸せになってほしいと願ってしまう人です。





なので、後半恋愛スイッチ(?)が入って須和を甘やかす山下の別人ぶりに笑いつつ

なんだか嬉しくなってしまうのです。

荒んだ状態で再会した二人が、お互いに高校時代の鮮やかな感覚を取り戻すお話。

グレースケールが青空になるような感じ。





平河寮シリーズ(時系列でいうとzwei→天使→甘い水)なので、やんちゃしてたころの峯神、篠口、宮津らも出てきますがいつもの和気あいあいした感じでは無いです。

次の天使2で私の大好きな遠藤がチラッとでもいたら嬉しいなと思いつつ…。

5

この作品が収納されている本棚

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