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「かわいい悪魔」「いとしい悪魔」に続いて三作目。
二作目の「いとしい悪魔」で秋吉がどうしても受け入れられず、
(2年半も楓太の愛情を独占しているのに、未だにじたばたしたり、愛情を疑ったりと卑屈なところが)
この三作目はずっと読まずにいました。
レビューを見ても
・幼児退行してしまう
・外野が酷い
とあって、結構な地雷だと思ったんですが、
同時収録に scarlet の亮とアキオが入っているというので、それを読みたさに購入。
さて表題作を読んだ結果です。
【結論】
読んで良かった。
そんで大いに勘違いしてました。
幼児退行してしまう=体もちっちゃくなってしまうと思いこんでました。
私のバカ!
見た目もショタ(大地雷)になってしまう訳ではなく、体格は楓太のままで中身だけ5歳児でした。
・高校時代(特に前半)秋吉の都合も顧みず執着していた俺様至上主義の権化のような、あの悪魔のような楓太が、家事の一切合切をやって、秋吉に尽くしていたなんて・・・感涙。
・ふーたん(楓太)最強。邪気のない表情がたっぷり見れた。
・周りのことは一切覚えていないのに、秋吉のことだけおにいたんと呼んで金魚のフン状態。幼児退行しようが執着心は変わらない。
どんっっだけ好きなの?秋吉の事を・・というのをこれでもかと見せつけられました。
ふーたんが キライにならないで…ってポツリと言うところ、普段の楓太とは違うけど、普段の楓太が言えない本音なんだろうな。
・外野は確かに酷い。ろくでもない事言うやつばっか。なのでふーたんにボコボコにされてざまーみろです。
・秋吉・・・やはりあまり好きなキャラでは無いけど、出だしの嫉妬心にかられる様子はおバカそのものでちょっと可愛く感じた。
でも冒頭で未だに、あいつは俺のこと好きでなかった?みたいな事をほざいていて、そこが引っ叩きたくなるんです。楓太の一番近くにいてあんなに愛されてるのに楓太の何を見てるのか?と。
でも今回は色々感情が揺れ動くさまが見れて秋吉自身、色々自覚できて良かった!!
scarletー秘密ー
scarlet を読んでないと、こちらの収録作はちょっと理解しづらいと思います。
成長してます、亮が(感涙)。
以前だったらずるずる流されていったはずだけど、成長しました。
ただ相変わらず怖い部分は残ってますが・・・。
scarletー僕が君にできることー
亮がアキオに怒られて、ビクっ!ってなるところがいつも嫌なんです。
愛しすぎてるが故の行動で、本人全く悪気がないのに可哀想で・・・。
まぁ大バカワンコなんで躾の一環だから仕方ないのは判るのですが・・・
でも今回は良かったです。
『悪魔シリーズ』の楓太&秋吉編、3作目です。
今回の目玉は、何と言っても、事故で記憶喪失になったふーたん(=楓太)の最強ぶりです。記憶喪失して幼児化しても、秋吉だけをおにいたんと呼んで、金魚のフンのようについて行くのが可愛いのです。
今のうちにと、秋吉を排除して楓太に取り入ろうとした周りの人間を、本能のままに破壊力全開で蹴散らしたのも萌えます。
そんな楓太を甲斐甲斐しくお風呂に入れたり(ふーたんは一人でお風呂に入れません・笑)、楓太のために身を引こうとした秋吉の健気さにもキュンとなります。楓太が幼児化して、今まで全部やってもらっていた家事のありがたみが分かったのも良かったです。
これからは、もうちょっと素直に、楓太に愛情を示してほしいな~と思います。
ついに始まりました同棲生活です。
秋吉の亭主関白ぶりと楓太の甘やかし放題にとてもご満悦だったのですが!!
帯の台詞が気になって気が気でありません。
されどその前に野生むき出しの睨みにキュンとしてしまったり、成瀬母との初対面があったり。
寿史と恋人になって更に沸いてる翔太からの初嫌がらせがあったりと、ツボ満載でとても素通りできません。
もちろん楓太の天真爛漫な「おにいたん」発言も。
そしてようやくやってまいりました。
恐るべし本能。野生のカンで無事帰宅してからが、大変です。
期待以上に悶えさせていただきました。
そんなあれこれで秋吉の中でも楓太に対する見方が変わったりと、ちゃんと対等な目線になったような気持ち良い終わり方でした。
成瀬三兄弟の雷にぃの連載が始まったので、記念にこれにレビューしてみたくなりました。
風太はなんやかんや言っても超優しい奴ですよね。
子供を助けて事故にあって、なんと5才児になってしまいます。
この‘ふーたん’が超可愛くて可愛くて、悪魔すぎる!
身体は大人、中身は子供(何かの漫画の逆だ)で、可愛いけれど大きいから大変だ!
秋吉はいつも風太に尽くされている事に、やっと気づけて良かったと言えば良かった。
掃除・洗濯・食事・片付け・風呂などなど。
全部二人分やる事の大変さをおもい知る。
今後ずっと、世話が出来るか不安になるし。
三兄弟一の悪魔、翔太がまたいらん事を言うしね(笑)
ネガティブな秋吉の思考はどこまでもグルグルして。
ところが、この5才児ふーたんが喋ったり動いたりすると、癒されるのなんの!
下手くそにカップ麺食べたり、お風呂で泡玉作ったり、可愛すぎるやろー!
と叫びたくなります。
秋吉のネガティブオーラも蹴散らす可愛いさで。
そして、ピュアなふーたんは色々と学習もする。
こんな悪魔がいたら、私も親衛隊に入りたい!
結局風太は、純粋で一途で(狂暴だけど) 愛しいキャラです。
5才児ではなくても「俺だって傷つく」と言った風太は可愛かったな。
それにしても、ずっと気になるキャラだった雷にぃがチラッと出てきますが、 やっぱり好きだー。
と思いました。
斑目さんは女性漫画家にしては珍しく
笑顔等の良い表情よりも、悪い表情が上手い!
線が多くて(特に張り付いたような服の皺)、主線が細い独特の絵柄にも慣れてきました
欲をいえば、悪魔シリーズ・scarletシリーズは別にまとめてほしかったですね