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表題作ミリオンダラーの婚約者

ルーク 不動産王で土地の為渋々恋人ゲームに参加
夏越洵 同性の恋人役のバイトを頼まれた貧乏高校生

その他の収録作品

  • affectionate words
  • あとがき

あらすじ

母と弟を養うため高校生の洵が引き受けたバイト、それは若き不動産王と呼ばれる超ハンサムな億万長者・ルークの恋人となり、No.1カップルを競うセレブのゲームに勝つこと!
気難しいルークの態度に不安になるけれど、彼は洵を完璧なセレブに仕立て上げるために世界中から著名人を呼び、自らも最高のレッスンを施してくれるv
不器用なルークの優しさに、気づけばドキドキが止まらなくなって…!
大富豪×貧乏高校生のシンデレララブv

(出版社より)

作品情報

作品名
ミリオンダラーの婚約者
著者
桂生青依 
イラスト
みなみ遥 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799712474
3

(3)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

王道ものです

不動産王と貧乏高校生との年の差&貧困差ラブだけどかなり王道もの的内容です。
タイトルも華やかだったので、さぞや内容も億万長者らしいかと思えばそれ程でも無く、
どうせなら現実ともっとかけ離れたような贅沢三昧を受け様にさせて欲しかった(笑)

内容は、父親が借金を残して亡くなり、母子家庭で育ち、働き過ぎで病気がちな母と
お金がないせいで学校でも不憫な目にあっている弟の為にアルバイトをしてる受け様。
そんなアルバイト中に知り合った外国人のおじいさんに、何故か気に入られ、
息子の恋人役のアルバイトを頼まれて、お金持ちの娯楽と知りつつも、そのバイト代で
母と弟に楽をさせてあげる事が出来ると受け様はアルバイトをする事になる。

そして、出向いた家はまるでお城みたいで、貧乏な受け様には一生縁がない場所ながら
アルバイトの恋人役をしっかりやろうと健気に奮闘。
しかし、おじいさんに紹介された攻め様は、くだらない道楽ゲームに乗り気では無く、
父親の持つ土地が欲しい攻め様は渋々参加を決め、受け様はお金、攻め様は土地、
互いの利害関係の為に、おじいさんの友人たち、3人が息子の恋人が1番だと言うゲームで
1番になる為に、3週間、攻め様の恋人役としての特訓をすることになる。
まるでマイフェアレディーばりですが、3週間で三カ国語を話せるようになるとか、
ダンスやマナーなどを思えなければならない受け様は家族のために必死で頑張る健気さん。

始めはお金の為にくだらないゲームに参加する受け様を見下していた攻め様ですが、
頑張る受け様の姿に好意を持ち始め、受け様の必死な理由を知って更に距離を縮める。
攻め様と距離が縮まり、攻め様の優しさに触れてドキドキしたりして、受け様攻め様を
好きになってしまったことに動揺。
そして、男の自分が攻め様に相応しい恋人役になれる筈がないと、別の女性を代役にと
攻め様の弟に相談するが、そこに攻め様が現れ、あわや弟殴られるなんて展開です。
もう、攻め様の独占欲バリバリの気持ちが透けて見える感じだけど、受け様には伝わらない、
そして、いつの間にか家族の為の頑張りが攻め様の為になっていて、
受け様は一人で色々考えすぎてパニック気味になるが、攻め様から思いを告げられ、
相愛のハッピー展開になる王道ものですね。
あっさり読めて程ほど楽しめる甘い作品です。

1

王道シンデレララブストーリー

セレブリティな外国人と健気な日本人の歳の差ラブストーリーです。
洵は父親の借金と病気がちな母親のために大学進学を諦め、バイトを頑張っているという高校生で、設定は王道なシンデレラストーリー。

典型的なお話なのですが、シンデレラストーリーが好きなら楽しめる安心感がありました。でも典型的故に新鮮さがあまりない気もします。
悪くはないけど、可もないような…という、可愛いお話だったな、という感じで終わってしまった気がしました。
身分差があっても、特別洵が辛い思いをするということもなく、意地悪な人も出てこず・・安心して読めます。

前半はルークの暮らすアメリカ、後半は洵の住む日本でのお話です。
雑誌掲載作だからか一話はそんなに長くないのですが、その割りには洵がルークに惹かれて行く様子がじっくり丁寧で良かったです。
でも逆の言い方だとじっくり丁寧な分、スローペースかも。
近くにいてドキドキ、知らず知らずのうちに目で追ってしまい、触れられて、抱きしめられて、なんでこんなにドキドキするんだろうとか、側にいると顔があつくなるとか、初々しいんですが、初々しすぎて小学生の恋のような…。
人によってはこのスローペース差が物足りなく感じるかも知れません。

ルークは最初は冷たいのですが、本当に最初だけ。
すぐに洵に甘くなり、最後まで甘々なお話でした。
私はもう少し凹凸のあるお話のほうが好みではあるのですが、幸せいっぱいの甘くて可愛いお話で癒されたい時にはいいのではないかと思います。
みなみさんの絵もとても可愛くて作品にあっていると思いました。

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