いとしの猫っ毛 小樽篇

itoshi no nekokke otaru hen

猫毛般的可爱软发

いとしの猫っ毛 小樽篇
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神103
  • 萌×211
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
26
得点
580
評価数
126件
平均
4.7 / 5
神率
81.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
シトロンコミックス(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥638(税抜)  ¥689(税込)
ISBN
9784799712511

あらすじ

「いとしの猫っ毛」の主人公、幼なじみのみいくんと恵ちゃんの高校時代編。
小さい頃から恵ちゃんに抱いてた気持ちが、恋心だとはっきり自覚したみいくん。
しかし完全にノンケの恵ちゃんに、気持ちを伝えて関係が変わるのを恐れ、絶対に言わないと心に決めたのだった。
思春期の好奇心を丁度良く満たしてくれる大人な相手もいるし、恵ちゃんとは、このまま友だちのままがいいかもしれないと思い始めたみいくん。
しかしある日突然、恵ちゃんに彼女ができたと告げられ心が乱れてしまう…。

(出版社より)

表題作いとしの猫っ毛 小樽篇

高校生 花菱美三郎(みいくん)
高校生 お隣に住む同い年の 沢田恵一(恵ちゃん)

その他の収録作品

  • いとしのねこっけ~the Long way home~(カラー口絵)
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数26

けいちゃんが切なすぎて泣けます

猫っ毛シリーズで異色の切なシリアスなお話。2人の高校時代のお話です。 猫っ毛シリーズがとても好きでどの巻も比べられないくらい大好きですが、涙が止まらなくなるのがこの小樽編です。雲田先生の漫画全てに一貫しているのですが、何度も読むにつれて不思議なことにお話が好きになり、キャラクターが愛おしくなります。この小樽編も例に漏れず読むごとに切なくなり2人が愛しくなりました。 いや、本当に。それくらい大好きな作品です。
小さいころからお隣同士で仲良く育ったみいくんとけいちゃん。出会った頃からけいちゃんに想いを寄せてきたみいくんは、彼の親友でありながら、けいちゃんをオカズにオナニーをする虚しい日々を送っていました。自分が何よりも恐れるのはけいちゃんとの今の関係が崩れてしまうこと。それを守るために、甘えたな本性を隠して、けいちゃんに親友として接するみいくんに胸が痛みました。
一方普通の家庭で幸せに育ったストレートのけいちゃん。みいくんが自分のことを好きだと気づいて付き合うようになります。でも、それはけいちゃんのことを恋人として見るというより、自分の大事な人を傷つけたくないという気持ちからでし続きた。”みいくんは自分のことをこんなにも好きだったんだなあ、かわいそう...”と考えるけいちゃん。みいくんのことは人として大事に思っているけれど、恋愛対象として好きだという気持ちがけいちゃんの中に見えなくて、残酷だなぁと感じました。
そんな中で起こる悲劇。みいくんの大事な人が2人同時に亡くなり、それによって2人は離別を余儀無くされます。
お葬式の後、孤独に震えるみいくんが、けいちゃんを抱きながら彼の顔を隠して何も見えないようにして、オナニーをする場面は泣きました。ごめんね、ごめんね、と泣きながらけいちゃんに欲情して、自分で始末するみいくんが可哀想で切なかった...
同情で好きという気持ちに付き合って欲しく無いと告げたみいくんは、けいちゃんと東京と小樽で離れ離れになってしまいます。東京で過ごす間、みいくんは自分が誰かに甘えて愛されたいという生き方しかできないと悟り、けいちゃんに別れを告げようと決心します。君の人生を変えていっぱい難しいことを考えさせてごめんね、と涙するみいくんが切なくて私も泣きました笑 でも、けいちゃんはここで男らしさをみせます。みいくんのために、自分が東京に行こうと決心し、それを告げられたけいちゃんはハラハラ泣きました。けいちゃん乙女。可愛すぎます。そしてその後けいちゃんがまたたび荘にやってくるのですね。けいちゃんかみいくんに対して本当に好きになっていく様子はその後から見られるようになります。
長々と書いてきましたが、とにかくみいくんが泣く泣く。すぐに涙を溢れさせて、自分のさみしい気持ちを飲み込みます。可哀想なやつめ!
でも、これからはみいくんに癒してもらいなさい。実際本編でたっぷり癒されてるからもう言うことないね笑

1

大好きな作品

『いとしの猫っ毛』の主人公たちの高校生時代のお話です。

本編と変わらず心は恵ちゃん一筋のみいくんですが、寂しさや好奇心にあらがえずに何人かの人と関係を持ってしまいます。
脆くて繊細なみいくん。
(文字にしてみるとただの浮気になってしまうんですけど(;´・ω・) 「好きな人いない」とか嘘つく卑劣な行動はしてないし…)
強く清くばかりはいられない、ままならない人生を恋愛という形で甘くほろ苦く描いているようで、その中でもがき続けるみいくんが愛おしくなります。

恵ちゃんは、同性の幼馴染が自分に恋しているかもしれないという事実に気づかないふりをし続け、単なる”ゲイの男の子の幼馴染”でいることだってできたはずなのに、あえてその蓋をみいくんに開けさせました。
(恵ちゃんがあそこでみいくんの真意を聞かなかったら、みいくんは一生告白しなかったと思います。)
最初から受け入れるつもりで蓋を開けさせたのでしょうから、世間体よりも何よりもみいくんのことが一番大切なんだなと思い知らされグッときます。
みいくんが心配するよりもずっと、恵ちゃんはみいくんのことが大好きだったのだと思います。
続き

登場人物の表情がとても豊かでかわいらしいです。
みいくんのジト目と恵ちゃんのやさしいネコ目、カッパ口が絶品です。
雲田先生の描く、細いのに肉感的な体が好みです(*ノωノ)


私事ですが、ちょっと事情がありまして感情が枯れ果てたようになって、好きなものと嫌いなものの区別もつかないようになっていたのですが、この作品に出会って久々に心が震えました。
この作品を世に送り出してくださった雲田先生に感謝します。

本編と合わせて、何度も読み返し、この先も見守っていきたい作品です。

3

17歳の無力感

本編から遡ること6年前、高校生のみいくんとけいちゃんのお話。
特にみいくんの過去にスポットが当たってます。
父親を亡くしてから恋多き母親を嫌いながら、
性的な目覚めに抗えないみいくん。
だらしないなぁと思うけれど、
本来甘えんぼなはずなのに、
親に甘えることができないのは辛かったんだろうな。
けいちゃんに対しても
「不幸になるってわかってて気持ちを押し付けるなんて間違ってる」
って泣くほど悩んでるし。
こんな泣き虫な攻様いるかしらってくらいよく泣きます。

17歳でたった一人になってしまったみいくん。
「一人で生きるつもりなら」
「今後一切あなたに関わらないし面倒も見ない」
そう、祖母に言われ、文字通り泣く泣く小樽を出ることになります。

遠距離恋愛から破局の危機!?
泣きながら別れを切り出そうとするみいくん。
それを救ったのは、やっぱり男前なけいちゃんでした。

この巻の最後が本編1巻とつながっています。
そうして、ラブラブな二人の生活が続いていくんですね。

2

謎が解けた…!

33話を初めて雑誌で読み、なんて可愛いカップルなんだと思ってドラマCDから入りました。ところが!…っえ!?みいくんまさかの浮気?!!と一気に冷めてしまって、私の前半の萌を返して~!!と泣き叫びたい気分でした。受けの子が浮気する話は時々あるんですけどね、攻めの子が浮気するって、どーしても私は受け入れられなくて、あんなに恵ちゃんにベタ惚れなくせに何故なんだと、混乱するわショックだわで(笑)。でもびっくりするくらい猫っ毛シリーズが好評価なもんですから、何故だ何故だと気になって気になって。で、何やら小樽編で真相が分かるようでしたので、一巻も二巻も読まずにまず小樽編から読みました。
そして納得…(笑)。
みいくん、本当に本当に、涙もろく弱く繊細な男の子なんですね。私はもう、攻とか受とかあんまり考えずに、1人の男の子として焦点を当てて読みました。幼馴染みの恵ちゃんに片想いして、恵ちゃんに彼女が出来れば傷つき、別れれば喜び、そして報われない気持ちに苦しむ、普通の男の子でした。父親を亡くしたせいか、父性愛に飢えたところがあって、年上の甘やかしてくれる男性に一時的に慰めを求めてるんですね。清水さんと続き母親を亡くした後、東京の祖母の所に行くことになった時、同情じゃだめなんだと、付き合い始めたばかりの恵ちゃんに言うのです。これで終わりかも、と、みいくんは1人東京に向かい、それから6年遠距離恋愛という設定になってますけども、みいくんにとっては、実質は付き合ってるのかはっきりしないような関係だったんじゃないでしょうか。でも恵ちゃんが好きだから、自分からは関係をはっきりできないし、離れられるはずもない。寂しさから、適当な相手を見つけて現実逃避して、自分はこんな生き方しかできないと、また涙を流すのです。清水さんと約束した、恵ちゃんのことを本当におもうこと、その事を思い出して、恵ちゃんと別れるため小樽に帰ります。泣き虫なみいくんは、肝心なところで声を詰まらせてしまうのですが、恵ちゃんはみいくんの心の叫びを聴きとってくれました。恵ちゃんは自分なんかが東京に行って、みいくんに何がしてあげられるのかと、恵ちゃんなりに考えていたのですが、みいくんの涙が全てを解決したようです。
みいくん、恵ちゃんで大丈夫なの?年上の甘やかしてくれる男がいいんじゃないの?本当は、ネコになれる要素がめっちゃありそうなんですけどー!!て、いろいろ心配なみいくんなんですけど、一巻を読んで、ほのぼの幸せそうな二人を見て安心しました。もう小樽編読んじゃったので、わだかまりなく、二巻、三巻と読み進めていけます。

0

神作

いとしの猫っ毛の過去編。
冒頭からして素晴らしい。カラーで幼き頃のみいくんとけいちゃんの出会いの場面が描かれております。みいくんは幼き頃からイケメンであります。けいちゃんが中々みいくんの名前が呼べない所超かわいいですwwwこれはいくらみいくんが幼くとも惚れてしまうのはしょうがないです。

さて、プロローグからは高校生でございます。高校生のみいくん超イケメンすぎてドキドキしちゃいました。てか当時は結構クールだったんですね。そんなクールな高校生時代でもけいちゃんが大好きな感じがすっごく出ているんですが、当時はまだ片想い。片想いっていいなー!すっごくときめきます。言いたいけど言えない感じとか、嫉妬しちゃう感じとかぎゅんと詰め込まれてて良いです。清水さんとの関係はもうなんとも言えない。けいちゃんがすきだけど・・・でも、楽な関係に行ってしまうっていうのは人間の弱さもあるでしょう。

清水さんとの関係を終わりにしようとするシーンあたりでみいくんの服が長袖だったり半袖だったりするのがちょっと気になりましたが、それはさておき、やっと告白できたみいくんの表情最高萌えですね。そんなこんなでやっと続き順調に行き始めたのに・・・のに!!!悲しすぎる。みいくんかわいそすぎる。みいくんのけいちゃんに対して「清水さんなら・・・」ってつぶやくシーンちょっとむねがぎゅんとなりました。

そして荒れ果てたみいくんの上京後。辛さや寂しさを紛らわそうと必死になってる感じがよく伝わります。切ない。そして北海道でのあのシーン。もう泣きそうです。
でもよかった!!!よかったねみいくん!!!!!本当にいつまでも二人を見守っていたいです。間違いなく神作でしょう。

1

波乱万丈

出会った時からずっと恵ちゃんのことが好きだったみいくん。
悩んで悩んで、ずっと近くにいられるなら友達のままで・・・とも考えた。
恵ちゃんに彼女ができたと聞かされたとき、その彼女を紹介されたとき・・
みいくんの気持ちを考えると切なくなります。

10代にして人間のさまざまな悲しみや苦しみを経験してしまったようなみいくん。
次々と大事な人を失い、最後には恵ちゃんとも離れ離れに。

何年もの月日が流れ、自分はこっちの世界から逃れられないと自覚した時
恵ちゃんにお別れし「これからは君らしく生きて・・・」と言うつもりで・・・
でも本心は違ったのかな・・・心の声は「東京に来て」だったのかも。
恵ちゃんにはちゃんと聞こえていたんですね。

たくさんの辛いことや、自分の性癖や、恵ちゃんへの想いや・・・
いろいろなことを一人で消化しようと、もがいていたみいくんだけど
これからは、恵ちゃんがそばで支えてくれるよね。

もうすぐ新刊発売です。
その後の恵ちゃんとみいくんや『またたび荘』の住人が、どんな生活をし
2人のHがどんな感じに進んでるのか(恵ちゃん攻めるか!)楽し続きみです。

1

泣けちゃう

小樽編はみい君と恵ちゃんの二人の子供の頃~高校生頃のお話でした。
みい君の近しい人がどんどん亡くなっていくところは悲しかったです。
人には色んな過去がありますが、
こうして作品の中でキャラクターの過去がみられるのは嬉しいです。

みい君のぐずぐずした想い、心を締め付けられました。
そう簡単に色んなことが割り切れない部分に共感しながら読みました。
そして、みい君や恵ちゃんの過去を読むことによって、
より、みい君や恵ちゃんのことを理解できたように思います。

過去に恵ちゃんのあの発言があったから、
みい君はあんなに臆病になっていたのか、とか。
恵ちゃんにしてみれば何気ない一言だったとしても、
みい君にはずっと引っかかって気になっていた言葉だったんだろうなと思いました。

帯の「きみの人生を 変えてしまって ごめん─」
この言葉の重みが、とても心を締め付けてきます。

自分の人生に沿わして良かったんだろうかと。
それが世間的には茨の道を歩むことになると、分かっているから、
いろいろ思うところはあったんだろうなと。
みい君の愛ってとても深い愛情なんだろ続きうなと思います。
やはり、恵ちゃんの愛はみい君と重さが違う気がするのですが、
それでも、恵ちゃんの思いきりの良さや優しさにみい君は助けられてきて、
そしてこれからも助けられるのだろうと思います。
10年たっても、20年たっても、いつまでも二人の幸せな関係が続きますように。
それにしてもとても3巻が待ち遠しいです。

1

みい君の孤独と恵ちゃんの優しさ

表紙からも分かるように、世界観が圧巻です。
北海道は行ったことないけど小樽ってこんな感じなのだろうなというのが凄く伝わるし、雪景色の寂しさとみい君の孤独がリンクしてて飲まれました。
風景描写だけでも読む価値はあると思いました。
でも絵のタッチが優しいので温かいです。

相変わらず彼らの周りは優しい人達ばかりだけど、私はみい君の深い孤独とそれを包むような恵ちゃんの優しさがとても印象に残りました。
あれだけの危うさがありながらその空気がとても自然なので、この2人はおじいちゃんになってもずっとこのままなんだろうなと思いました。
みい君の孤独が雪なら恵ちゃんの優しさがストーブのようでじんわり沁みます。
風景描写とばっちり重なってます。w
私はシリアスが苦手なので恵ちゃんの存在がほんとに救いで、癒やされまくりました。
彼の優しさを含め、資質というかあの天然って凄いんだなとみい君の気持ちが理解できました。

4

あなたの名前

 1、2巻では、またたび荘で暮らすみいくんと恵ちゃんの様子を描いていましたが、なんとこの巻では、二人の出会いから上京までが描かれています。

 お隣に引っ越して来た同い年の子は、美三郎なのに、恵ちゃんは口が回らず彼の名前を呼ぶことができないのです。そこで、「みいくん」と呼ぶことで決着するのですが、この名前がどれだけ特別なのかがだんだん語られていきます。

 みいくんが父を亡くした後にやってきた清水さんや、その後みいくんに起こる出来事、そして二人の別れ…。特に私が一番心に残ったのは、東京に一足早く出てきたみいくんが、「きみの人生を変えてしまってごめん―」と言う場面でした。

 ずっと一緒に居たり、周りから祝福される結婚をしたり、家族になったりということを相手に求めていいのか、周りはみんな納得、心から祝福してくれるのか…。同性を好きになることの難しさ、葛藤を描いている場面では考えるものが少なからずあります。「これからはきみらしく生きて…」というみいくんの本音が本当に切なかったです。

 この巻では、甘い場面も、ほろっとする場面も、苦しい場面も様々に登場して楽しいのですが、個続き人的には、「小樽編」を読んだから1、2巻のふたりがあるんだと納得しました。1、2巻だと、すでに世界観が完成されているようなところがあるので、もう読まなくていいのかな?と思っていましたが、小樽編を読むと、ぐっと楽しめた作品でした。

3

こんなにも、全部が響いてくるとは。

まずは一言。
一つひとつのシーンに
胸を掴まれては泣き、
また掴まれては泣き。
気付いたら泣きっぱなし。

本当にもう、読んで良かった。


猫っ毛、1・2巻も読んではいたものの、
そこまでドストライクなわけではなかったんです。
雲田さん独特の絵も、最初は慣れなかった。
エロスよりも心の揺れや思いを感じる作品の方が
自分の好みだから読み続けてはいたんだけど。

でも「気になる」っていう思いは
読みながらずっと持っていたので、
別の本目的で本屋行ったときに同時購入したところ、
お目当ての作品をはるかに凌駕するほどに
私の琴線に響いて泣きっぱなしという結果でした。

キスひとつは勿論、
自慰や3Pのシーンまでもが全部息苦しくて切ない。

恵ちゃんはとても真っ直ぐで優しい。
みいくんはものすごく純粋に恋をしている。
でも、どちらにも少し後ろ暗い部分がある。
みいくんを傷つけたくなくて付き合い始める恵ちゃん。
寂しさに耐えきれなくて自分の闇に落ちるみいくん。
全部が全部正しい、清廉潔白な人なんていないんだな。
だからこそそれがとてもリ続きアルで心に響くんだろうと思う。

北原さんとハルくんの仮初めの愛を受けながら思う、
みいくんの、あの帯にある言葉。
「君の人生を変えてしまってごめん」
まさかこんなシーンでの独白だとは思わず。
この先の幸せを知っているのに、声をあげて泣きました。

猫っ毛のあまあま、そこまで好みじゃないけど…という方も
是非読んでみてもらいたい1冊です。
装丁と帯もすばらしい。

4

二人の高校生時代…!

今までとは雰囲気が一変し、みいくんの悲し過ぎる過去が明らかになるお話です。
個人的には二人のまったり感が大好きなので、読んでいて複雑な気持ちになったり、とても辛かったりしたのです、が、それはそうと高校生な二人!ぴちぴちな二人!
本格的にゲイとして生き始めるみいくんの、女々しさと初々しさはたまらなかったです。みいくんの魅力の一つとして、ちょっと性にゆるいからこその色気があると思うのですが、今回は恵ちゃんと本格的に結ばれるまでのお話なので、そんなみいくんの駄目エロっぷりも垣間見れて、個人的にはとても美味しかったです。
二人の友人として登場する男の子も、変わっていて面白かったなあ…。
巻頭のカラーページも美しくて、素敵な一冊でした。

3

どうやら「BLっぽいもの」に飽きがきているのかもしれない

高評価の嵐のなか、恐る恐るそうでもないレビューをば。

私はどうしても、雲田先生の描く「ちょっと良い話」が駄目みたいです。自分の心に何の取っ掛かりも産まれず、スルリと通り抜けて行く感じがあります。
「いとしの猫っ毛」シリーズ、本編は大好きです。なんて事の無い日常生活をゆっくりとした時間軸で描いていくスタイルをとても心地よく楽しんでいます。

この小樽編は、特に、みい君の過去についてクローズアップされた巻です。小樽に住んでいた彼らが何故東京に出てきたのか、どういう学生生活を送ってきたのかなど、本編でモヤモヤしていた一連の謎が解き明かされます。

知ってるキャラの過去を垣間見る、という覗き見感はとても楽しかったのですが、如何せん、みい君の悩める人生に全く心動かされませんでした。単純に、私が美三郎というキャラクターをそこまで好きでは無いからなのかもしれませんが。

基本的に美三郎という人間は流され侍的な傾向にある気がします。今ある運命を変えようとか、それでも自分の意思を貫きたいとか、情熱が感じられない。
それが気に喰わない訳ではありません。しかし、そういうキャラの作品を読続きんでも気分が盛り上がりませんでした。
悩んでいるのか何も考えていないのか、例え悩んでも後回し!なケイちゃんの方に、余程人間味を感じたのです。ケイちゃんを「よくある一人の成人男性」だと感じる一方、みい君は「漫画によくあるキャラ」という印象を受けました。

今まで生活臭がプンプンするような漫画だったのに、急にドラマチックになってしまったのが自分が冷めてしまった理由の一つでもあります。
雲田先生の描く「何でも無い話」または「人にとっては大した事ないが自分にとっては大問題」みたいな話が好みなので、主人公が立派に苦悩したり、不幸な境遇に立ち向かっていくお話を雲田先生の作品で読みたいとは特に思わない…というのが正直な感想です。

ただ、巻頭カラーの破壊力は凄まじいものがありました。色遣いが凄く素敵!こういう味のある絵が描けるBL漫画家さんは非常に貴重だと、勝手に大興奮してました。子供独特の表情のなんて上手い事。何でもかんでもCGでそれなりに作れてしまうなか、先生にはこのアナログさをずっと大事にして頂きたいです。

2

みぃくん苦しかったのね

相手を思うから離れるべきだと思うし、でもあまりにも好きすぎで本当は一秒だって離れたくない、
そんなみぃくんの気持ちが切なかったです。

ノンケの恵ちゃんの無邪気な無自覚行動がみぃくんには辛そうでした。
みぃくんのベッドの上に寝そべったり、膝に頭をおいたり、ほんっと…もうっ!

そしてこの巻では恵ちゃんの気持ちが分かったので色々腑に落ちました。
やっぱり恵ちゃんはノンケ思考で、
それがみぃくんを傷つけているとは気がついていないようでした。
でも恵ちゃんは恵ちゃんなりに気遣っての発言なんだなと感じました。

それにしてもよく6年も待てたな~ってちょっと気を紛らわすために余所に行っちゃったみぃくんですが、遠距離恋愛が6年も続く時点でファンタジーだなと思うわけです。
大好きな人がすぐそばに居ないなんて普通耐えられないです。
それでも二人の思いが強いから6年越しでも一緒になれるわけですね~。
だからこそ純度の高い二人にキュンキュンです。

2

二人の出会いから馴れ初め~な過去編です。
2巻の感想でも書いたんですが「あ~なるほどな」と思うのが今回なのであります。
なぜならば、これまで恋愛面に関しての気持ちでいえば
全面的に攻視点が多く、攻はいかに受にぞっこんで。
攻がいかにノンケである相手に気を遣い、気にし、めちゃくちゃにしたいけど・・
自重・・・自重だ・・・・かわいい・・・受かわいいよっ!
そんな重ったい気持ちは存分に見えていたのです。
が!が!です。
今回重要なのは、受視点でのお話。
性癖は完全にノンケではない。
なのだけれど、これがまたね。
ちゃんと攻のこと好きなんじゃん!
ベタ惚れじゃんwwwwなんだよwなんだよwwwww
がいっぱい詰まったお話なのです。
1~2巻の中で、ヤキモチを焼いたり、攻にべったりくっついてみたり
独占欲むき出しだったり。
攻が思っている受=ノンケで、自分が一方的に~な部分を考慮して
読んでいた部分があった前回まで。
だけれども、こうして受視点の気持ちを読むと、合点がいくというか
納得できる展開が面白かった。
続編もあるのかな。あるのなら楽しみですヽ(・∀続き・)ノ

3

かわいすぎる。大好き

この作品は好きすぎるため
感情が入りすぎ逆に勧められる自信がない。。

今更でしょうが本当に日常なほんわりする
絵柄なのに、重い部分もあり
誰の気持ちになってるのかわからないのですが
読む都度泣いてしまいます。

当初は、猫っ毛の男の子なんて嫌だし
と食わず嫌いのように、読むのに時間がかかりました。

みいくんが切なすぎてたまらなかった。
これが最初の感想でした。
恵ちゃん好きになってないじゃん!!
と完全にみいくんびいきな視点で当初読んでおり
それから、連載が進み、過去編が出て

恵ちゃんありがとう!と思えるようになりました

すぐ眠たくなっちゃう恵ちゃん
東京に行くまで2年まってという恵ちゃん
色々ありますがみいくんが大好きな恵ちゃん。

切なくなるけど暖かくなる
大好きな作品です

終わることがなくて4コマ漫画でも良いので
み続けたい2人


そしてなんといっても、すんでる皆さんが又素敵。

2人きりじゃないからこそ
考えられることもあるのだろうし
あの2人にはかかわってくる大人の人が
いてくれて又楽しめるとい続きう感じもしました

みいくんが描いている文章もっとみたいです

恵ちゃんに都会にそまってほしくない☆
みいくんいろっっぽい。

これからも読み続けたい作品です。

3

ああ、もう泣きっぱなし

このシリーズ、雲はるさんファンのみなさんは大っ好きですよね。
でも私、今イチ乗りきれてなくて、なんかこうほんわかしすぎてるというか…じっくり心に残るような映画が見たいんだけど、朝ドラ見ちゃった。みたいな感じだったんですよね。
そしてなんといっても、どうしてもあんまりみいくんにさほど魅力を感じず。けいちゃんにも。
みいくんがけいちゃんけいちゃん可愛い好き好きというから、ほーそうかそうかとは思いながらもつきあっていましたが、まあね、ラブラブでいいんじゃないのよさ。程度で常に二人を覗き見している状態でした。
しかーし!ここにきて、この小樽篇で、雲田さんの本領発揮だわー。

初めてけいちゃんに会った幼少の頃から、きちんと順を追って話が進むのが、私にはとてもわかりやすかったってのもあると思いますが、みいくん視点だったことがなによりもしっくりきたようです。
けいちゃんのどんなとこに惹かれ、どんな態度に救われたか。
友だちであろうとして苦しみ、なにがけいちゃんにとっての幸せかを優先しようと決めても、欲に負けそうになる。
なのに、小さい頃からべったり一緒にいるけいちゃんには、そんな悩続きみはあっさり見透かされているという。
幼く純朴で天然なけいちゃんだけに、みいくんの想いには応えてくれるけど、それが恋愛かといえば違うんですよねえ。

いやーそれにしても、みいくんのママパパも拝めて嬉しい!このママがちょっと他人とは思えない子供っぽさ(笑)
自分のこと優先で、子供に感情も隠せないダメ母ぶり。息子から見たらどうなんだとは思うけど、可愛い人だよなあ。それから、みいくんの思春期的悩みを広い懐で受け止めてくれる清水さんがまた。すごくいい男です。
この人もママも悲しい思いを心に重たく抱えているからこその魅力があるんですよね。
同級生の狐の化身のようなちょっと不思議な久保君もよかった。彼の別れの一言、何度読んでもワタスここでぶわわっとなってしまいます。
久保君はみいくんのことを好きって言うよりも悩む美しい男の子が好きなんだろうなあ。芸術家だ。
こういう脇の人たちの流れがあってこその主役の輝き!
勝手な推測ですが、雲田さんはそういうのが天性でわかっていらっしゃんじゃないかと思います。

このシリーズまだまだ続きそうですね。
もっかい最初から読み返したくなってきた…新刊いっぱいたまってんのに~~

5

夢にまで見るほどの

本当は萌×2だったのです。昨日までは・・・
だけど昨晩また再読したところ、なんと夢に見てしまった!?
みいくんと恵ちゃんが夢に出てきて、コミックスの展開をまた見せるんです。
自分は空気です。夢でも読者で、
みいくんの気持ちに同化して一緒に泣いてました!
こんな体験初めてです。作品がそのまま夢になるなんて。しかも・・・
だから神になりました。

この小樽編は、前2巻を読んでいなくても独立した物語として単発でもOKな作品だと思いました。
そのくらい”またたび荘”のみいくん、恵ちゃんとトーンが違います。
あちらは遠距離で離れていた恋人が念願の同居生活をやっと果たし、その生活がほのぼのと楽しく綴られていましたが、こちらは切なさ全開です。
あのほのぼのポワワ~ンの雰囲気の前フリにこんな小樽時代があったなんて!?
しかし、この小樽編の二人のいきさつがあるからこそ、あの、またたび荘の二人なんだな♪って、その裏付けにもなる物語になっていたと思います。

ただのみいくんの恵ちゃんへの切ない片思いだけじゃなかったんです。
祖母と大好きだった父親を亡くし、でも、頼りになるはずの続き母親は父親の代わりに男に依存しようしようとしていて、
みいくんは甘えたかったのだと思います。
もっと自分の話しを聞いて欲しかったのだと思います。
その役割を、泣きたいとき、泣いてる時、まるで探知機がついているかのように側に来て泣かせてくれる、弱音を履かせてくれる存在、それが恵ちゃん。
だけど恵ちゃんに彼女ができたと聞いたとき、自分の苦しい思いを受け止めてくれるのは、母親の取引関係の大人の男性・清水さん。
父親を清水さんに見ていたのかもしれませんね。
そんな、みいくんの気持ちが痛いように伝わってきます。
みいくん、甘えん坊でさみしん坊で、泣き虫。

一見やんちゃで天然で子供っぽい雰囲気の恵ちゃんは、彼は男前だったと思います。
みいくんと清水さんが車の中で怪しいことをしているのを目撃してしまって、みいくんは非常にバツの悪い思いをして気になりますが、恵ちゃんは何も行ってこない。
むしろ非難するでもなく、いつもどおりで、みいくんの心がわかってしまうのです。

みいくんの恵ちゃん依存症がとてもよくわかる小樽時代でした。

そして東京に出てきたみいくんの悩みと葛藤。
ここでヘタレで甘えん坊でさみしん坊に更に磨きがかかったのかもな~

この小樽編はとても切なかったのですが、それを見せるくもはるさんの絵がとても素敵でした。
冒頭のカラーは日本画のような薄い色、アイボリーがとても優しく。
作中の涙顔、フリーハンドの力のぬけた絵と目が訴えるアップの強弱のバランス。
絵が訴えるものも大きかったと思います。

最後に、みいくんのお母さん清水さんと死んじゃったけど・・・事故だよね?自殺じゃないよね?
それがとても心残りです。

こうして小樽編を読んで再び1巻に戻ると、とても新鮮な気持ちでエンドレスになってしまうのです♪

6

幸せになってほしい…(なってるとわかりつつ、つい思う)

「いとしの猫っ毛」の高校時代篇。
恵ちゃん(ノンケ)へ恋心を抱いているみいくんの苦しさや切なさが淡々と描かれています。
恵ちゃんとは友達でいた方が…とぐるぐる悩んだりとか、恵ちゃんに彼女ができてショック!とか、恵ちゃんを想って密かにオナったり~とか、セフレ?と抱き合ってるところを偶然恵ちゃんに見られてしまう!?とか、ひとつひとつのエピソードだけを羅列すると全然目新しさがない(笑)のに読んでて面白いし飽きなかったです。
本編で二人は恋人同士で同棲してるんだから、結局は気持ちが通じ合うとわかってるんですけどね。
テーマとしては、もっと重い印象になってもおかしくないのに、暗くなりすぎず軽やかな雰囲気なのも良かったです。
やっぱりこの作者さんは上手いなぁ…。
個人的には、恵ちゃんへの気持ちを諦めきれずもがき苦しんでるみいくんに、心惹かれてグッときましたっ。

冒頭のカラーマンガも、いい感じですね。
幼い二人が出会った頃のエピソードで、恵ちゃんの天真爛漫さはこの頃からなんだな~とよくわかりました。
とにかく二人ともかわゆいのだ。

3

泣いちゃった…。(ノ△T)

泣けた~!
「きみの人生を変えてしまってごめん」からもう…ダメ…。
(;д;)

「いとしの」の意味がこの巻ですごく解った。
ノンケの恵ちゃんが小樽から東京に出て来た経緯と気持ちも、よく解った。

「猫っ毛」大好きで一巻二巻、かなり熟読した大ファンの私だけど、あんまり多く語っちゃイケナイ気がする。

しばらくはこのみぃくん、恵ちゃんのオハナシに酔っていたい気持ちでいっぱいです!


みぃくん、恵ちゃん、末永く…ホントに末永くお幸せに…!


まだ続いてるのも嬉し過ぎます~!
(ノ△T)
ありがとう!
雲田先生!
ありがとう!
リブレ出版さん!

4

いいなあ

大好きな「いとしの猫っ毛」の続編ということで楽しみにしていました。

うん。これは「いとしの猫っ毛 3」ではないんですね。二人の始まりなんです。
雲田さんの作品って表紙がどれも素敵なんですが、これも逸材です。表紙・裏表紙ともにすごく深いです。二人の関係が読み取れるっていうか。紙質も良し。

「いとしの猫っ毛」1・2ともに、みいくんの良さがいまいちわからなかったんです。典型的なダメ男だなあ、って。でもこの巻で見直しました。漢でした。

「いとしの猫っ毛」1・2巻はどちらかというと恵ちゃん視点で描かれているのに対し、今作品はみいくん視点で描かれています。

恵ちゃんが好きで、つまり男が好きで、自分の感情をどこに持っていって良いかわからない。そんな、まだ子どもで不安定な彼を支えてくれる人たちもいる。でもさらに不幸な出来事が追い打ちをかけて。

成り行きで恵ちゃんと付き合えるようになったけれど、恵ちゃんはみいくんに対して恋愛感情を感じているわけではなくて。友達を失いたくない、という気持ちからみいくんの気持ちを受け入れるのだけれど、みいくんにはその気持ちは分かっていて、二人続きの気持ちはすれ違うばかり。

帯にもある、「きみの人生を~」の件では思わず号泣でした。

そんな中、みいくんを救ってくれたのはやっぱり恵ちゃんでした。離れていた長い時間は二人にとって決して無駄な時間ではなくって、自分の気持ちと相手への愛情を確認するために必要な時間だったんだね。

恵ちゃんがすごく男らしくて、かっこよかった。次巻ではぜひ念願のリバにトライしていただきたい。

「いとしの猫っ毛」のなかでこの巻だけ毛色が違うけれど、まとめて読むとますます味わい深いです。

4

ここから始まるのですね

実はかなり話題作だったにも関わらず前作2冊を読んでいないこれが初読みです。
随分神評価ばかりでびっくりしてしまう人気作なのですね。
これで気にならなかったらヤバイと踏んで試し読み感覚でしたが・・・
なるほど、ほのぼのとしている中にもしっかりしたものが一本入っている作品。
そしてこれは、番外編というか、二人のなれ初め的な作品で、出会いから様々な
事情で離ればなれになる過程や、再会までを描いている内容で惹きこまれますね。

そして、内容的にはかなりシリアスですよ、実際、みいくんのお母さんは、
やっぱりあの人と無理心中でもしたのでしょうかね?
息子を思えばこその愚かな決断だったのでしょうか、そんな風に深読みしてしまい、
どっぷり暗くなってしまう、そしてみいくんの苦悩が切ないですね。
ほんとに傍にいて欲しい人がいない寂しさに都会で潰れそうになっている。
でも、そんなみいくんはやっぱり恵ちゃんが支えてくれるのですね。
この小樽篇で本編2作を読んで見たいと好奇心を刺激されました。
でも、イラストは好みじゃないのですよ(笑)
でもこの作品にはこのイラストでないとこの味は続き出せないのでしょうね。

3

冒頭から

もう、最初のカラーページの、二人の出会いからウルウル。

高校生みいくんの不安定な美しさにもメロメロ。

大学生けいちゃんの男らしさにドキドキ。

いったい、どうしてくれよう。

猫っ毛は、巻を追うごとに好きになっていく。
多分、この二人の物語が深さを増していっているのは、キャラクターの力っていうより、雲田さんの成長が大きいのだと思う。
私にとって雲田先生は、よしなが先生のあとを継ぐ、少女まんがの正当な王位継承者になると思う。


4

今も涙が流れたまんま

決して「3巻」ではない、特別な特別な2人のお話の「小樽篇」。
真っ白な雪の中、高校生のみいくんと恵ちゃんが雪の中で仰向けになっている表紙絵。
きっとこの雪は新雪で、倒れた時にぽふっと少し舞って柔らかくて、お互いの手は冷たいけど握るとあったかくて。
恵ちゃんは笑顔で、夜なら星を、昼間なら空飛ぶ鳥を見てるような穏やかな表情で。
みいくんは、恵ちゃんとは違う方向を見て、きっと何か複雑で難しい事を考えて居るんだろうと思える、哀しい表情に見えて。
全てを読み終えた後、もう一度この表紙を見て居ると、ただそれだけで今も涙が止まらない切なさと苦しさとおめでとうが入り混じっています。

この『小樽篇』は、そのまんま北海道小樽市が舞台となっています。
みいくんが恵ちゃんちのお隣に越してきた所から、2人の物語が始まる。
現在描かれている大人のみいくん恵ちゃんとはヒトアジもフタアジも違う、ずっしりひっそりとした雰囲気が醸し出されています。

メインは高校生時代。ほぼみいくん視点で進んでいきます。
その時既に恵ちゃんを性的恋愛対象として見て居たみいくんは、彼に知られてはいけない自分の思い続きの苦しさと、そう思いつつときめく切なさにぐるぐるする。
「お前の嘘なんかすぐわかる」と恵ちゃんに言われつつ、本当に言いたかった『好き』は唾と一緒に飲み込んで、実質嘘ではない泣いて居た理由を告げる。
そんな時知り合った、母の仕事関係者の清水さん。
彼が同性愛者と知り、どこにもぶつけられない思いを唯一共有出来るという心の拠り所として、彼と大人の関係を持ち――と、本当に本当に今までの『猫っ毛』とは違います。

本編を読まずとも、こちら1冊でも十分に堪能できる内容。
だけれどやはり、本編を読んでからこちらも読んで頂きたいと切に思う。
いつもにこにこ恵ちゃんと、恵ちゃんモエモエみいくんの本編も大好き。
でも、常に瞳の奥は暗くていつか脆く壊れてしまいそうなみいくんがそこに居て、それが本編のどこかとリンクしている部分が幾つも見受けられたから。
清水さんの、過去の恋愛の後悔の気持ちと言葉。
離れて暮らす事が日常化しても、信じ切るのが怖いみいくんの涙。
彼の為なら何でもしてあげたいのだと強く思う恵ちゃんの心。
離れて6年は長かったと思います。
けれど、その6年が有ったからこそ、みいくんは壊れる程の恵ちゃん萌えを爆発させられるし、同情ではなく恋人としての心で恵ちゃんは東京に迎えたのだと思えるのです。

小さい頃からしてきたキス。
そんなの今頃何とも思わないし、嫌なんて思わない。
そう思って居た高校生の頃の恵ちゃん。
けれど、上京してみいくんに会えた瞬間、
「とってもキスがしたかったけど みいくんにはナイショ」
だなんて。
キスするって、ちゃんと特別なことなんだと認識した証拠かな、と思えて二人の関係性に涙がじわり。

この『小樽篇』、読んで居て北海道の冬の香りが漂って本当に嬉しかったです。
雪かきの必需品・ママサンダンプも登場していたし、教室のストーブにも懐かしさが帯びていた。
雪が降ると下を向いて歩く人が増えるのも頷いたし、まりげっそり(※本当は違う)も笑えたし。
嬉しくてたまりませんでした。

ぽわんとしているようで、実はみいくんの思いを先回りしていた恵ちゃんの男らしさに感動し、辛いけれど、恵ちゃんを解放しようとしたみいくんの涙に切なさが込み上げました。

大好きな『いとしの猫っ毛』を、益々大好きになれて本当に嬉しいです。
何度でも頁を捲りたくなる、不思議な魅力を纏った1冊になりました。

6

2人の可愛さに泣ける

みいくんと恵ちゃんの高校時代のお話です。

『いとしの猫っ毛』は今2巻まで出てるけど、この小樽篇だけでも充分楽しめると思います。こっちを先に読むと、絶対に今のほのぼのカップルなみいくんと恵ちゃんが読みたくなるはず!
私は1、2巻既読だったので、みいくんにあんな辛い過去があるとは思わなかったから、切なくて切なくて。みいくんが泣くたびにウルッときちゃいました。
読んだ後すぐに1巻と2巻を読み返して、また小樽篇を読んで、の繰り返し。

実はいとしの猫っ毛1、2巻はそこまでハマらなかったんだけど、小樽篇を読んでからはねこっけの世界観や登場人物、何よりみいくんと恵ちゃんが大好きになりました。3巻は来年でしょうか。待ち遠しい!

ちびっこ時代のみいくんと恵ちゃんの出会いがカラー漫画になってます!すっごく可愛いです。悶えます(笑)

シリアス気味なお話で、みいくんの涙に苦しくなって泣き、切なくて泣き、でも最後にはほっこり幸せな気持ちになれます。恵ちゃんがいてくれてよかった。


あと、表紙と帯が素晴らしいです。

6

まんまと

コミックではいったねこっけでしたので
小樽編は待ってました!
読み終えて、改めておもいました

ずるい!
こんな話…泣いて笑うしかないじゃないかー!!
もう辛いのと愛しいのがどっと来て参りました

まだ二月ですが、間違いなく個人的に今年一番心揺れて感動した作品でした

今はただひたすら、みいくんとけいちゃんが愛おしいです!
三巻が今から楽しみです!

ネタバレしない程度に本編触れるならば
小樽の街並みは地元なので懐かしく素敵でした!
読んだらきっと巡礼したくなると思います!

4

いろんな想いが心に刺さる

最高に、素晴らしかったです。

本を読んで泣きそうになんて、ふつうは全然ならないのですが、
我慢しきれず、肩を震わせて泣いてしまいました。

みいくんが、あまりに可哀相で苦しくなりました。
でもそれだけじゃなく、
ふたりが可愛くって、愛おしくって、心が温かくなって流れた涙も沢山ありました。

それから、これはとても個人的な感想ですが、すごくすごく懐かしくて。
北海道出身者には、この本は堪らないんじゃないかな。
小樽水族館とか、積もった雪とか、寒々しい白い息とか、新聞とか、ちょこっとでる訛りとか。
最初のカラーページの、冬によく映える朱い実のナナカマド。
あれだけでもう、わたしは早々にノックアウトされてしまいました。


この本は、今までの2巻とはカラーが一転して、とってもシリアスです。
「小樽篇」ということで、ふたりの小さい頃がちょこっとと、主に高校時代が描かれます。
“みいくんの可愛い片想い時代のお話” と想像している方には、ちょっと刺激が強いかも。
「新宿ラッキーホール」が苦手だったという方は、要注意かもしれません。
恵ちゃんの事が大好きな続きのに、
恵ちゃん以外の人とエッチな事を進んでする、みいくんの姿がちゃんと描かれています。
人は強くもあり、とても弱くもあるということを、考えさせられる本だと思います。

男が男を本気で好きになるということは、
苦しくて、辛くて、切なくて…の連続なのですね。
恵ちゃんの、ひとこと、ひとことが、みいくんの心を揺さぶります。
でも大切で、ずっと側にいたいから、なかなか口に出来ない「好きだよ」という言葉。
そして恵ちゃん以外の、寂しさを埋め、性欲を満たしてくれる人の存在。
追い打ちをかけるように次々と降りかかる、辛すぎる現実。

早めのレビューですし、勿体ないので詳しくは語りませんが、
いろんな現実と想いを抱えて、ひどく苦しそうなみいくんの姿と涙が深く胸をえぐります。
でもだからこそ、みいくんのおばあちゃんが昔を想い出して言った言葉、
「大切な人と一緒にいれるって、それだけで幸福だわ」
それがなにより真実なのだろうと感じました。


この本でちょっと苦しくなって、通常の「いとしの猫っ毛」で癒されてください。
「いとしの猫っ毛」をまだ読んでいない方は、
こちらの「小樽篇」を先に読むのもいいと思います。
時系列的には、こちらの方が先なので。

今のふたりの幸せを噛み締めつつ、何度でも、何度でも、泣けそうです・・・。
ひとりでも多くの方に、是非この感動を味わっていただきたいです。

14

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ