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表題作同居人は魔性のラブリー

出奔した共同経営の息子で高校生 藤ヶ谷尚吾
共同経営者のパン職人 向井千浩・32歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

男性を虜にする魔性の童顔・千浩と同居することになった高校生の尚吾。でも、千浩の恋人は自分の母親で!?

作品情報

作品名
同居人は魔性のラブリー
著者
田知花千夏 
イラスト
CJ Michalski 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048911696
2.3

(8)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
3
得点
15
評価数
8
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

これでいいのか?

実にミチャさんのイラストがぴったりと当てはまるキャラクターで、いっそミチャさんの漫画で見たかった(大汗)
事の始まり、誤解、トラブルの経緯、キャラクターどれも悪くはないんだけど、恋愛とこのラストの決着の際のギリギリぶり。
これでいいのか!?ギリギリすぎて逆に臭かった。
それがとても残念。

尚吾が授業中に入った母親からの1通のメール。
突然アパートを解約して出奔した母親に取り残された高校生の尚吾は、母親が共同経営者として名を連ねる「こんがり工房」のブーランジェリの千浩の家に居候することになる。
父親が亡くなってから男遍歴の激しい母親ゆえに、諦めきってオロオロもしない尚吾。
千浩は32歳という年齢に見えないほど、女性かと思うほどの天然でかわいらしい男性。
共同経営者ゆえに母親の元男だと思い込んでいたのだが、思わずクラクラと~
そんな時聞かされた、店が潰れるかもしれないという危機。
マンション一階の店子として入っているのだが、そのオーナーが母親に融通したものらしい。それが母親の出奔と関係あるとわかり、千浩の為に地道な方法で母親を探すことに。

尚吾視点で進みます。
彼が店のことなど全く関心がないのが、母親の愛人と思い込んで千浩への興味がわいたことで、あんな母親という憤りもあり、千浩への関心が深くなっていくという新たな彼の世界発見?
そして、母親の為じゃなくて子供らしい方法で彼なりに千浩の為に何とかしようとする男気もあり、まあまあ、普通の男子らしい男子じゃなかったかな?

ところが!千浩が天然でした。
彼は結構鈍感。店の客にセクハラまがいされても何となく気がついてない?
その割に彼は過去があったのですよ!この天然は治らないのか?経験は役に立たないのか?
健気が全面に出て純粋な面はわかるのだが、あとでネタあかしがされるときに、あの瞬間に好きになったんだと思うと言われても・・・それは天然だから許されるのか?

尚吾についてはまあよかった、千浩のキャラクターもよかった。
しかしその千浩の恋愛という部分がどうにも弱い気がしてしようがないのが、
そしてラストの決着のギリ具合が、
そこの部分がこの話の中でやっぱり引っかかるなぁー。
全体はいいのに、重箱の隅をつつくような部分だからこだわらなくてもいいのか?複雑だ。

4

まさに、魔性ラブリー

苦労人でしっかり者の高校生と年齢不詳のラブリーパン職人とのラブですが、
年齢不詳と言うよりは、仕事以外は頭の中がお花畑みたいに無垢っぽい受け様。
それにお人よしで、優しくて、鈍感無自覚でヘテロ人種まで無差別に誘うような
フェロモンでも醸し出しているような受け様なのです。

内容は、攻め様の母親と受け様は、共同経営者という形でパン屋を経営していて、
攻め様は、母親の今までの恋愛遍歴から受け様も母親の恋人だと思い込んでる。
そんな母親が、毎度おなじみ状態で高校生の攻め様を受け様に預ける形で失踪。
メール1本で息子にしばらく留守にするからなんてかなり奔放でお軽い母親さま。

攻め様は、母親の元カレになる受け様と同居する事になるが、年齢を感じさせない
更に笑顔が可愛くて、ノーマルな攻め様もフラッとよろめいてしまう魅力があり、
攻め様は近寄ってはアブナイなんて思いながらも結局好きになるけれど、
母親の帰りを健気に待っていると思い込んでいる攻め様は、自分の母親相手に嫉妬を
抱くような感じになります。
結局は全て勘違いで、純粋な仕事のパートナーだったのですが、攻め様はしばらく
モヤモヤと、母親のせいで受け様の店が危機に陥る事になっている時に実母に怒りモード。
でも、ラストは母親の知られざる一面を知る結果になり、受け様とも相愛、
ハッピー展開で一気に読み進める事が出来るお話でした。

2

感想…

話じたいは嫌いではないのですが…
なんか、読み進めていく気が起こりませんでした…
う~ん、うまく書けませんが、文章にもう少し、ひねりが欲しいというか、私には単調すぎたような…

0

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