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表題作レンアイ実習

神名  全寮制で中高一貫男子校の生徒
相見  教育実習生

同時収録作品ずっとずっと続く(前・後)

佐保 教育実習を終えた大学生 
鵜野 大学の研究員

同時収録作品八月の花は

大馳 全寮制の中高一貫男子校の生徒
柊 地元の高校生

あらすじ

離島にある全寮制の中高一貫男子校でスタートした相見の教育実習。彼はある理由から「必ず教師になる」と心に決めているが先生や生徒からのアプローチが激しく実習は難航の予感!? 特にやんちゃな生徒・神名の言動には翻弄されっぱなしで…。
【収録作品】八月の花は/ずっとずっと続く

作品情報

作品名
レンアイ実習
著者
ミズノ内木 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
EYE'S COMICS BLink
発売日
ISBN
9784834262223
2.9

(16)

(1)

萌々

(2)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
43
評価数
16
平均
2.9 / 5
神率
6.3%

レビュー投稿数8

色々つっこみたいけどそれがいい。

教育実習生が主人公の学園もの。
…なんですが、全体的にコメディで、そもそも元々の設定が色々ありえないです。教育実習生の相見は、実習先の学園で、濃いキャラクターの生徒や教師にモテモテで襲われたり襲われなかったり…

コメディだからいいのかな?でもそれも許せてしまうのがミズノさんの作品!なんというか、絵はシュっとしてるのにキャラクターは可愛いし魅力的です。何だか恋愛シミュレーションゲームで、色んな人に言い寄られる主人公を見ている気分。まあ、それも結局理由があるのですが。
エロいシーンがないのも、このお話の雰囲気を損なわない魅力かな~と思います。

この他に、幼馴染設定のSNSが主題のお話と、表題作のスピンオフ(?)の大学モノが収録されています。
こちらのお話はどっちも落ち着いついたお話でまあまあかな~という感じだけど。

表題作はミズノさんにしか描けないらしい作品だなあと楽しませて頂いたので、萌×2で!


0

表題作より……

ミズノさんの、ちょっと荒いような勢いのある絵とお話が好きです。

『レンアイ実習 前・後』
全寮制の中高一貫男子校で実習を受けることになった相見ですが
生徒にはなめられ、一部生徒と先生には口説かれ
なんだかこの学校変かも!?というお話なのですが……。
一人にタイプの違う男が何人も想いを寄せるというのが
どうも好ましくなくてですね…;
(そういうお話がお好みの方には良いかもしれません。
キャラの描き分けもしっかりなさってるし♪)
まぁ、どういう対応をするのかとか
どういう人間性なのかと裏で審査されていて、の事だったのですが。

相見自身も抜けすぎているというか天然というか、
流されやすそうな感じがちょっと…。

しかも相見を振り回す、生徒の神名より
短髪顎髭の優しい蝦田先生が好きだったのでがっかり。
生徒ならメガネロボ(w)の能間が良かったし…。


『八月の花は』
表題作の高校にいる友人・大馳に
想いを寄せているちょっと体が弱い柊。
大馳が帰省するときに花束を買ってきてもらう約束をしていて
寝る関係になっても恋人ではない“ただの友達”。

全寮制の為、以前のように会えなくなったから
毎日の大馳の事を知りたくて
ソイッター(w)でつぶやくのをリクエストしたものの、
常につぶやいている大馳。
二人でいる時はやめてほしいのに女のフォロワーにも
律儀に返信するのが苛立たしくなる。
体を重ねている時だけは独占しているような満足感と安心感もあるのに
離れたらまた…の繰り返しで
決して言えない想いを下書きのまま…。

体調を崩し、暫く音信不通になってしまった柊が見た
大馳のつぶやきに
思わず誤って下書きのものを送信してしまい
一瞬で削除するもそれを見た大馳が学校を脱走w
クチナシの花を持って柊の元へ、でハピエン♪
柊の嫉妬心とエロさ、大馳の健全な男子高生ぶりが素敵でした。


『ずっとずっと続く 前・後』
表題作の相見と同じ大学に通う佐保は
何にでも執着心が無く適当に過ごしていたけれど
大学の研究員・鵜野に好意を寄せられているのに気づき口説き始めます。
最初はからかうだけだったはずが…。

やっとご飯の誘いに応じてくれた日の夜、
キスだけで終わろうとしたけど
結局ガマンできなくて…若者らしくて凄くいい!
多少強引さがなくちゃね!

この鵜野が真面目で愛想がなくって地味眼鏡!
でも照れるところとか戸惑う様子がかわいらしい!
年上受けだし、ツボどストライクだったので一番好きなお話です♪
あと佐保が鵜野にだけは諦めが悪くてしつこくなったという点も。
やっぱり本気の恋なら
多少小狡い真似しても必死にならなくてはw

ミズノさんのお描きになる攻めって
結構男らしい感じがするし、
受けはなよなよしていないのが良いと思います。

表題作があまり好みじゃなくちょっと残念だったので「萌」で…。

5

これは家族経営学園?

男子校で全寮制の学校へ教育実習としてきた相見さんが学園で受難に巻き込まれながらも
教師になるべく前向きに進んでいく姿とそのきっかけにもなった生徒との再会。
更に教員採用が非常に変わっている学園などがコミカルに描かれています。

相見さんは生徒にナメられてる実習生だけど、何故か生徒や先生たちにフレンドリーを
超えたような親密さでセクハラされたり告白されたりと、大変な日々。
でもそんな事にも惑わされず実習を頑張るのですが、その最中に学園を抜け出そうと
した生徒を捕まえたのですが、その生徒が相見さんが教師になる約束をした本人。
初めは忘れていた相見さんがやっと気がつくが、その日からワンコみたいに懐かれる。
恋愛には発展しない展開で、約束を守り先生になって戻って来てからトキメキを
覚えるようなほのぼのした展開の作品。
でもこの学園の教師採用の仕方はかなりエゲツナイと思える内容です。

3

一冊の中で補い合ってる

何だかちょっと今一歩感を感じてしまうミズノ内木作品だったのですが、
今回のこの本は、都会から離れた中高一貫全寮制の学校を舞台にした表題と、そこからの派生のスピンオフめいた作品が2本の、3本構成。
その中で、表題が非常にコミカルなわちゃわちゃ学園モノ、2本目が切ない系、3本目が恋を知るという話。
と言う具合に、学園繋がりというだけではあるが、それぞれにタイプを違えているために何となく山あり谷ありの1本展開のように、まとまり感を感じて、今までの物足りなさが少ないような気がするんです。
1本1本を抜き出してしまうと、きっと若干その後が~と思ったりもするのでしょうが、学園という共通の基盤があるのでそれで満足を得られるのです。

表題
その全寮制の学校へ教育実習で訪れた、実習で一杯一杯で若干ヘタレ気味の頼りない感じの実習生・相見が、何故かモテ期にはいったかのように、先生に生徒に迫られてというお話。
だけどそこにあるのは、実はという教師選考の理事長の思惑(不純w)
作中とても「イイ話」として挿入されるも、天然の相見ゆえに忘れ去られた過去となった教師となるきっかけと、それにまつわった生徒・神名の執着。
先生と生徒の誘惑は本当か否か?な疑問。
全寮制の男子校という設定が総ホモ!?というお約束設定ゆえに進む面白さがありました。
この相見、モテるというより弄りやすいというのが正しいところか?

【八月の花は】
学校が離れて大馳は全寮制学校に、柊は地元に残り。
毎週末、柊のリクエストで花を抱えて規制するという約束の元、そこで行われるのはセックス。
「好き」という言葉を言えない、離れていて募る思いと独占欲を素直に表わせられない柊が、この話の切なさの元なのだが、大馳はいたって普通の明るい男子高生。
チョーツンデレというより若干ヤンデレな受けがこの話のポイントですね。
くちなしの花~思わず渡哲也の唄をくちづさんだw

【ずっとずっと続く】
全寮制学校へ教育実習で行っていた相見の同級生・佐保のお話。
彼はその期間に男に目覚めたらしい(笑)食い放題!?
大学に戻り、彼が気になったのは助手の鵜野の視線。
それから、きっと彼はそっちの人に違いないと興味本位でモーションをかけて落そうとするのだが・・・
という、最初は軽い遊びのつもりがどっぷりはまって初めて「恋」を知るという話。
いや~佐保のきっかけが、、、これは表題を読んでると出てきますよね♪
恋愛的には、主人公が本当の恋をしたことがなかったから全体的に軽いノリではあるのですが、この鵜野の控えめな様子が何か外見と合っていてちょっぴりかわいい。
「男の股間にこんなにエロスを感じていいんだろうか」というセリフ。
うんうん、、と彼は一体学校でどんなエッチをしてたんだ?と知りたいような、知りたくないような~
しかし、その一言で彼の気持ちの変化の瞬間がわかるようでした。

全体的にキャラに萌えとかそういう、掴むものはなかったのですが、全体的まとまりとか見せ方とか、今までの作品よりよかったような気がしてこの評価です。



2

逆に新鮮

最近のコミックって、どんどんフルデジ化されてきているから、
ミズノさんのこの、ガシガシした絵って、なんだか逆に新鮮。

お話も、山の中の全寮制男子高校が舞台で、
表題作は、教育実習に来た「純粋でお人好し」な相見を、生徒や先輩教師が取り合う話で、
天然無自覚フェロモン系の主人公が超モテで総受け。
「八月の花は」は寮生と地元幼なじみの話で、病弱な主人公は言葉は秘めたまま、相手をセックスでつなぎ止めていると思いこんでいる。
「ずっと~」は相見と一緒に教育実習に行って男に目覚めちゃった佐保の話で、
大学に戻った佐保が、自分に向けられた視線に気付いて、、、
どの作品も、
なんだかとっても、
ああ、学園物だなぁって
去年1年間連載されて、今年コミックスになったとは思えないような、
その辺も、逆に新鮮だった。

1

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