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表題作キミはボクの恋のおまもり

高校一年生・簑島太一
高校一年生・柿本芙幸

あらすじ

柿本芙幸は母親の経営するコンパニオン派遣会社で欠員が出たため駆り出され、女装して街にいるところを箕島太一に捕まった。保育園の頃からなにかと芙幸を苛める箕島に芙幸は母から絶縁宣言していたが、芙幸は女装をネタに脅されて箕島の家へ連れていかれてしまう。「幼い頃はどう苛めたら芙幸が悦んでくれるかわからなくて失敗したけど、今なら大丈夫」と言う箕島に芙幸は唖然。しかも寝込みを襲う実力行使に出てきて…!?一週間限定同居生活の行方は。

作品情報

作品名
キミはボクの恋のおまもり
著者
佐々木禎子 
イラスト
ほり恵利織 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652039
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

好きな子いじめ

Sないじめっ子攻めと超ポジティブな受けの組み合わせがよかったです。
受けの元気な所を見ていると、こっちも元気になるようなカラッとした明るいラブコメです。
流され気味な無理矢理が最初にあるので、苦手な方はご注意。

高校一年生・簑島太一 S苛めっ子攻め×高校一年生・柿本芙幸 天然ポジティブ元気受け
幼稚園の頃からの幼馴染で、簑島が芙幸をいじめすぎて芙幸をいじめるなと幼稚園時代に母親から警告されて絶縁している。
高校生になったいまは芙幸もたくましくなり、意地悪も笑ってかわせるぐらい強くなっている。
ある日、母親が社長をしているイベントコンパニオン派遣でトラブルがあり、女装をしてバイトを終えた後に簑島と会って、黙っている代わりにと脅されて。

いじめは昔からの好きな子いじめの典型でしたが、鈍い芙幸は全く気付いていません。
高校になってようやく芙幸も意識し始めるのですが、なんでそんなに簑島に嫌われているんだろ?と、自覚以前の問題で。
攻めに同情してしまうような天然です。
芙幸に自分より仲のいい植草という友達がいるので、学校でもいつも嫉妬をしています。
そんな簑島に訪れたチャンスを逃さない訳もなく、いいように丸めこんで家に連れ込んで、服を脱ぐ芙幸に誘惑されたと思って無理矢理な展開に。
クールでスマート系の性格かと思いきや、どこか抜けていて真っ正直な所がある簑島がよかったです。
植草につっかかる時とか、告白する時とか、意外に熱いのです。
注目すべきは、芙幸のポジティブで、いい子な所!
犯されてからようやく、気になるのは簑島のことが好きだったからと自覚してから、簑島の浮気相手から本命になる!為、Hも頑張っちゃうのです。
その前向きな頑張りの所為で、Hに慣れてると思って誤解されちゃうのですが、その空回りが楽しかったです。

エロ:★3 初めてが拘束で無理矢理、普通
総合:★4 明るい話で、予想がつかない芙幸の頑張りと、簑島の意外な熱さがよかったです。

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萌えポイントが微妙にズレてました

好きなあまりイジメまくる攻めと、なにがなんだか分からない受けのコンビ。
「恋愛感情が理由の子供じみたイジメ」って私のツボではあるのですが、どのイジメも私のツボからは少しズレてるのが残念でした。ちょっとのズレなので、やたらもどかしかったです。

電車のなかで攻めが受けを庇ったシーンは萎えました。
あれは受けが悪いんだから、受け本人がきちんと対処しなきゃいけないと思う。
ギリギリまで動向を見守って、最後の最後に庇うというなら分かるけど。

こういう話の攻めのツンデレは、ツンが9割ぐらいあるほうが好きだな。
デレが過剰だったり早くきすぎたりすると、「もっと焦らしてー」と思ってしまう。
そういう意味でも、萌えが不発でした。

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