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表題作アンバランスな誘惑者

学園のアイドルで吸血鬼な中原修也(17)
魔石を探している高校生・高木夏目(17)

あらすじ

いつも多くの女生徒に囲まれてモテまくっている修也は、うまいこと人間の中に混ざって学園生活をエンジョイしている吸血鬼だ。そんな彼の前に超可憐な転校生・夏目が現れる。年齢より幼く見える、しゃべることのできないおとなしい夏目に一目惚れした修也は、吸血鬼の性的魅力で夏目を虜にしようと自信過剰なアプローチを開始する。だがなぜか愛が一方通行で…。

作品情報

作品名
アンバランスな誘惑者
著者
水戸泉 
イラスト
タカハシマコ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652046
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

間違った愛情表現

 モデルで生計を立てながら生活している修也は、人間の中に混ざって学園生活をエンジョイしている吸血鬼だった。
 ただ、未だに日本人女性の国籍不明のハイテンションさには慣れることができずにいた。

 そんな中、修也の通う学校に、年齢より幼く見える、喋ることの出来ないかわいらしい見た目の夏目が転校してきた。
 夏目に一目惚れした修也は、なんとかして夏目に好きになってもらおうと吸血鬼の性的魅力で夏目を虜にしようと自信過剰なアプローチを始める……。

 という話だったんですが。
 表紙の絵の可愛さに騙されて、いきなり、修也が夏目を押し倒したときは、大分びっくりしました。
 後で、作者さんを確認したら、「ああ」と、思い切り納得してしまいましたが(苦笑)

 そんな訳で、絵の可愛らしさに負けず、作者さんらしく、おかしな具合に主人公が大暴走を果たしている作品でした。
 でもいっそ、そこまで一生懸命綺麗に暴走してくれると、何も言うことがないような気もしてきますけど……(錯覚)
 個人的には、かなり「やりすぎ」だし、「おいおい」と思うような状況もあったんですが、修也はあくまでも真面目でまっすぐで(間違ってるけど)一生懸命なので、そんなに嫌みに感じたり、どろどろだったり、えぐかったりっていうことはなかったように思いました。
 ただ、やってることはかなりひどいし、変態さんでもおかしくないようなことなので、そういうのが苦手な人にはお勧めしません。

0

エロメインの話

攻めが愛という名目の元に陽気にあれこれしているので、エロコメとして楽しく読めました。
受け攻めが17歳で同い年なんですが、夏目の言動と挿絵が幼いのでショタティストです。
ショタで鬼畜エロ調教ティストで、少しグロ描写もあるので苦手な方はご注意。

学園のアイドルで吸血鬼・修也(17)鬼畜強引攻め×隠密・高木夏目(17)天然流され性別受け
学園のアイドルで、実は吸血鬼な修也は、転入してきた夏目に一目惚れ。
同い年なのに可愛い見かけで、身体も小さい。
教室なのに犬を連れて来た上に、なにも喋らない夏目。
夏目を気に入った修也はアピールするのだが、いつものようには全くうまくいかない。
に声をかけられて、夏目は気絶してしまい保健室に連れ込まれる。
正体を察知して怯える夏目に、修也は口封じをして……。

口封じを名目に色々とエロエロな事をした上に、お家に連れ帰って、ウサギの尻尾バイブをつけたりと調教チックにやりたい放題。
それなのに修也が憎めないのは、夏目への愛を全面に押し出しているからです。
東北弁を喋ると馬鹿にされていじめられた事から筆談しかしなくなった夏目に、いじめる奴がいたら殺すとか俺は大好きと、あっけらかんと言い出したり、とにかく夏目への愛は本物です。
でも、やっていることは、夏目にとってはイジメよりヒドイ気がします。

夏目も大変な奴に目をつけられたなという周囲の理解と、修也が連れているコウモリの康彦の陽気で的確なツッコミのお陰で、悲惨な感じがあまりしなかったです。

魔石を集める任務をおって家を出てきた夏目の為に笑顔で協力を申し出て、夏目がエロエロなピンチにあったり、修也も大変な目にあったりしますが、この話だけで完結している話です。
迷惑すぎるほど愛がたっぷりあるが故に、悲壮感や可哀そうな感じがなかったのはよかったです。

エロ:★4 尿道責め、鬼畜エロ、尻尾バイブなど、たっぷりあります。
総合:★3 読み応えというものはどこかに置いておいて、ショタ鬼畜エロメインの話です。

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