薔薇とチェリー

bara to cherry

薔薇とチェリー
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
3件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784796404044

あらすじ

容姿に恵まれながらも恋に縁遠い大学生の晴臣はいまだ童貞。
ある夜出会ったのは、男なのに色気漂う美人の井川。
金融業を営む彼の下で成り行きでアルバイトをすることになるが、 奔放な井川にことあるごとに淫らな誘いを受けて! ?

表題作薔薇とチェリー

田畑晴臣 大学生 21才
井川律 親族経営消費者ローンの専務

その他の収録作品

  • 恋の差引き

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レビュー投稿数2

直球すぎて・・・

題名の”薔薇”というのが綺麗なゲイで、”チェリー”は童貞ですね。
題名もストレートですが、内容もストレート。
主人公の性格がまっすぐすぎて、その線で言っているため変化球がなく、残念なことにキャラ萌えも弱く、すごく素直な話すぎて面白みに欠けちゃいました。
面白いのがいい、ってわけじゃないんですがドキドキしたりワクワクしたりハラハラしたりキュンしたり、驚いたり感動したり共感したり、そういう読み手の気持ちを動かすモノが少なかったような気がする、という意味であります。

ずっとラグビーをやっていて体格のよい晴臣は大学生だが21歳の今までに彼女がいたことがない。
そんな彼が道で、人が揉めているところの仲裁に入って出会ったのが”男は入れ食い”という節操なしゲイの井川。
見た目は綺麗だが「立派なモノ持ってるな、」と股間を触ってくるので、思わず逃げ出すのだが、間違えて彼の携帯を持ってきてしまった為に彼と再会することに。
幼稚園児の甥っこが園児同士のいさかいで怪我をさせたことに言いがかりを付けて金を請求してきたために、井川が消費者ローンの会社にいることから相談にのってもらい、解決までして続きもらったのが縁で、そこのローン会社のバイトにスカウトされる。
こんな出会いから始まり、井川と一緒にいることで気持ちが傾き、初体験をしてしまうのだが、その翌日から井川がつれなくなり、と
年下男子の晴臣が、誠実さと真面目さで井川と恋人になる話。

冒頭、しつこく追いかけてくる男を殴る井川というのが登場します。
そこへ来た晴臣にいかにもビッチ風な言動をするわけですが、実は井川は結構真面目だったりするんです(仕事の部分とか)
入れ食いとかいうわりに、それは過去の話であって、この話の間に男をとっかえひっかえ喰ってるというのもなく、
また最初のような修羅場も登場しなくて、この人は恋愛部分だけはあきらめて真面目にやってこなかっただけ?と、、、
その割に元カレという緒方がしょっちゅう入り浸ったり、井川大好き顧客が現れたりとか、何か好かれているんですよ。
そんな点で、井川のキャラというのがどうとらえたらいいのか宙ぶらりんな?
晴臣の真面目でまっすぐにほだされたと取ってもいい?

そして晴臣です。
とても真面目でまっすぐでいい人です。
体育会系の人なので、語尾に「・・・っす」ってつくんですが、エッチの時も「・・・っす」で色気の欠片もありません。
童貞なんで、むしろ定番的に井川に追い込まれて涙目になりながら、野獣になって、なだめられて手ほどきを受けて、というのもよかったのですが、何か余裕な感じで井川を気遣ってエッチしてるのが童貞っぽくなかった?
こういうまっすぐ男子は悪くはないのですが、「・・・っす」も悪くはないのですが、自分的に感じる人物の魅力はない。

むしろ、晴臣を気にいる変な内科医、井川の元カレ緒方のキャラが個性的で目をひく存在だったかもしれません(脇に目が行く時はだいたい・・・)

そういう意味でこれも「あ、そうですか」な部類のお話だったのですが、爆発要素の地雷がなかったので「中立」止まりなのです。

2

童貞だっていいじゃない。

この作品を読み始めて思わず頭に浮かんだのが、「童貞だっていいじゃない。」です。
大学生の攻め様なのですが、堅物とまではいかない好青年って印象の攻め様。
見た目はイケメンだし身体もスポーツをしていたからガタイも良い、でも恋愛面や
性的なものにはどこか鈍くて、朴念仁って言葉がぴったりで、忠義の大型日本犬の
イメージを抱いてしまうのですが、個人的にこの攻め様ツボでした。

21才の誕生日にサークルの仲間が祝ってくれることになり、そこへ向かう途中で
ゲイカップルのケンカに遭遇、初めはゲイカプだと解らずリーマンらしき相手が殴られ
馬乗りになられて再び殴られそうになっているのを止めに入り、そこでゲイカプだと知る。
更に、殴られている方が、かなり下半身がユルイタイプで、殴っていた相手に同情してしまうくらい辛辣に悪態をつく受け様に攻め様も第一印象最悪。

更に美形な受け様にいい身体と言われ股間を握られて仰天し、そそくさと逃げる攻め様。
サークル内で美人の先輩女性からのお誘いにも鈍感でモテそうなのに未だ童貞。
でも童貞だと言う事が全然恥ずかしいと思っていないナイスガイ。
まぁ続き、好きな相手がいないから恥ずかしいと思う気持ちも出てこないニブさもあるかも。

二度と会う事が無いと思っていた相手との再会は翌日、攻め様は間違えて受け様の携帯を
持ち帰ってしまい、それを返す為に会うが、再会した印象は辛辣さは無く、社会人として
常識な対応をし、更に名刺には金融会社の専務とあり、若干印象が良くなる。
何か困った事があれば連絡をと言われ、攻め様の思惑とは真逆に受け様に連絡する羽目に、
それは、攻め様の甥っ子が幼稚園で園児に怪我をさせ、その親にお金を要求され、
要求額がない攻め様は、受け様に事の次第を連絡しお金を借りるつもりが、相手への
連絡全て引き受け、あっさり解決してもらい、更に受け様の会社でバイトすることに。

ノンケの攻め様に好奇心から誘いかけ、酔った勢いで童貞攻め様と関係を持ち、
攻め様は童貞ゆえに快感の虜、でもそれ以上に誰彼かまわずその手の関係になるタイプでは
無いので、受け様と真摯に話をしようとするが、何故か受け様に相手にもされず悩む。
実は受け様は好奇心と好みのタイプの攻め様が童貞だったとも思わず、その後の攻め様の
自分への好意がノンケだった攻め様をこちらに引きずり込んだと後悔しているのですよ。

攻め様の好青年ブリも萌えだし、受け様のツンデレ過ぎる解りづらい感情も
以外に面白くて思った以上に楽しめた作品で、攻め様の甥っ子も可愛かった1冊。
書下ろしは、受け様視点で描かれているの短編、攻め様が可愛くて仕方ないって気持ちが
伝わってくる内容でした。

1

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