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表題作 500年の営み

ヒカル → 小野友樹

山田寅雄 → 鈴木達央

その他キャラ
博士[松本忍]/ 生徒[竹内栄治]/ D4QP[菊池こころ]/ 生徒[江越彬紀]

あらすじ

亡くした恋人を追って自殺したはずが、250年の冷凍保存の末、未来世界で目覚めた、寅雄。
世話係として側にいたアンドロイドは、恋人そっくりに作られた、身代わりだった。
寅雄を好きだと言い、優しく側にいてくれるが、恋人よりも出来の悪い『3割減のアンドロイド』で………。

未来世界を舞台に、500年に渡るラブストーリー。

作品情報

作品名
500年の営み
著者
山中ヒコ 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
脚本
青嶋みお
原画・イラスト
山中ヒコ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フィフスアベニュー
収録時間
72 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー通販特典:ジャケットイラストポストカード
発売日
4.4

(55)

(38)

萌々

(10)

(2)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
240
評価数
55
平均
4.4 / 5
神率
69.1%

レビュー投稿数9

原作より好き

原作未読で聞いて原作読んどけばよかった!となりましたが、
あとから原作を読んで思うのは、原作の絵がめちゃめちゃシンプルなので、CDとさほど情報量が変わりません。
原作未読で聞いても既読で聞いてもあんまり変わらないなと思います。

評価はすごく悩みました。
萌えるかと言われたら正直それほどでもなかったし、でも確実に聞いたあとに何かが残る作品でした。原作はシンプルな絵のせいもあるのか淡々と進んでいく感じがあり、物足りなく感じましたが、こちらはそんなことはなかったです。

丁寧に作られた「ドラマ」でした。私BLCDを聞いてもストーリーがある音声にしか感じられなかったんですが、このCDは聞きながら情景が浮かんでくるようで、「ドラマ」だなと思いました。

キャストさんについてですが、お二方とも聞いたことあるのでまあお上手なんだろうと思ってましたが、案の定素晴らしかったです。特に光・ヒカルA・ヒカルBの3役を演じ分けた小野さん。音声だけで聞き分けられたし、まじですごい。
寅雄がヒカルBに惹かれていくまでの過程が結構スピーディーなので、原作読んだときには「いやまあ確かにかわいいけど惹かれるか?」と思ってしまったんですけど、あの健気なヒカルBは惚れるわ。その健気さを音声だけで表現しちゃう小野さんすごすぎました…。
鈴木さん安定的にお上手でした。うまく言えませんが、このCDが丁寧に感じられたのは、鈴木さんの感情表現の巧みさあってこそなんだと思います。

聞き終わって心が温まる作品でした。

(ちなみにエロ少なめと書いてありますが、少なめどころかほぼないに等しいレベルで短いですので、エロ目当ての方はご注意ください笑)

2

達央さんの演技力を堪能できます

中学校時代の回想もお二人が演じている。好感!!

ラブストーリーというほどハッキリした話でもなく、
長いスパンのゆるやかな繋がりを描いたSF。
世界観を掴むために原作既読をおすすめする。

大学時代にバーで再会してからの、少し若い二人の幸せが滲む声があまりに温かく、
この後の展開を思うとつらい。

両親のホログラムを見せられて嗚咽する寅に、
妙に穏やかな声で「泣いてるの?うれしいの?かなしいの?」
と訊くヒカルBが耳で聴くほうが対比が鮮やかでつらい。

絡みは原作より少し足されているかな?
でも喘ぎ声というほどではなく、何をしているかわからない感じ。

ヒカルBを背負って砂漠を歩く達央さんの躍動感はさすが。
あれは自分も怪我をしているのに成人男性の重さを背負い、
足を取られる砂漠を歩く以外の何物でもない演技。

ヒカルBに会うために、尾瀬を目指し砂漠を歩くシーンも素晴らしかったですね…。
吹きすさぶ風の中、極限状態を押して気持ちだけで歩く、スケール感に負けない演技。
渾身のモノローグ。
達央さんの真っ当な演技はやはり良いものです…。
役も祈るように涙が滲んでいますが、聴いているこちらもつられるね…。
それだけの強い演技が魅力の方ですね。すごくよかった。

書き下ろしボーナストラック「500年後」は
原作巻末「250年後」の尾瀬にヒカルBが作ったとらさんの家が出てくる。
アンドロイドが一途に健気にとらさんを想って、二人で過ごした家を一人で作って250年待つ…
白痴的な愛情に泣けてしょうがない。
泣く寅に、また抑揚のない声で「泣かないでとらさん。痛いの?かなしいの?」と言うんだな。
またか…。
それが余計につらくて温かい。

キャストコメントはいつになく神妙に、
達央「いやー我々のトークなんかいらないんじゃないかなっていう」から始まるw
小野さんは光、ヒカルA、ヒカルBの3役演じ分け+光も中学生と大学生がありましたね。
達央さんも小野さんも終始穏やかな役で、
しっかりと内容のある話で演技力を発揮している良作だと思います。
決してわかりやすい原作ではないしCD向きでもない話だけど、脚本やBGMもよかった。

3

原作と一緒に聞くと涙が止まらない

原作既読です。
他の方と同じように原作より泣けました。やはり声やBGMがあるとまた違った感がありますね。(いい意味で)

受けの山田の声は鈴木達央さんが演じています。少し普段より柔らかい声で、でも意思の強い子なイメージでした。頑張るときは本当に頑張って一生懸命に。

攻めのヒカルの声は小野さんです。すごかったです。キャストークでもありましたが、小野さんは詳しく言うと、4人の声を演じていました。
(人間)ヒカルの中学生、大学生バージョンと、アンドロイドA、Bバージョン合計4つです。
それぞれが違っていて、(人間)大学生で、山田くんと恋人同士になった時は、ちょっと低めで愛情が伝わってくるような声です。
アンドロイドAは同じような低さであまり感情のない感じです。
そして一番出番が多いアンドロイドヒカルBはのん天気で、明るい、そして健気なイメージをちゃんと声で表わせていました。シリアスな場面でその声は本当に泣きそうになります・・・

良かったです。



1

泣いた

この作品はCDを買わずにはいられませんでした・・・
小野友樹さん×鈴木達央さんだったのですが、私はBLドラマCDと言うものを聞いたことがなく、初めてでした。エロ度がかなり少なくストーリー重視の作品だったので、すごく聞きやすかったです。
原作の漫画だけでもボロ泣きだったのでCDの威力もすごかったです笑
鈴木さんの泣き演技や苦しんだり葛藤するところがもうつらい、ヒカルAやB、250年後の演じ分けをされているのですごいです。
音声だけだとわかりにくいところは漫画片手に聞いて涙を流して欲しいです。

3

500年越しの恋

アンドロイドのヒカルと冷凍保存されて時を超えて生きる人間の寅雄の恋
時代背景が、2010年→250年後→さらに250年後と移り変わっていきます。
途中BLであることを忘れるほど静かで切なくて壮大な500年越しの物語。ちなみに、ワンシーン一瞬だけ絡みのシーンがありますw

小野さんの演じ分けはもう本当にお見事!のひとこと!!
メインとなるヒカルBの演技、本当に素晴らしかったです。【3割減のアンドロイド】らしい、無邪気さ不器用さまっすぐさが沁みる…
個人的に「ごめんねー」の言い方がとても好きw
鈴木さんの寅雄もとてもよかった!
ちょっとツンデレなイマドキの青年が目覚めたら250年経っていたという戸惑い、葛藤、ヒカルBに惹かれていく様子が伝わってきました。

原作未読で聴きましたが、聴いてから原作コミックスも購入して読みました!
エアカーや4QPや、タイチくんの顔を外すシーンがどう描かれているのかが気になってw

3

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