本当の恋人に、なれますか?――

ヘブンノウズ 赦罪

heaven knows shazai

ヘブンノウズ 赦罪
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神21
  • 萌×28
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
8
得点
155
評価数
37件
平均
4.2 / 5
神率
56.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813012719

あらすじ

ベストセラー作家の渋澤征武にイラストの才能を見いだされた千野旭は、
弟のミツルと渋澤の屋敷で暮らしている。
恋人はつくらない主義だと宣言している渋澤に恋した旭は、
身体だけの関係でもいいからと訴え、渋澤はそばにいることを許した。
渋澤がある過去に苦しんでいることを知った旭は、渋澤の力になりたい、
今は無理でもいつか本当の恋人になりたい、そう思っていた。
そんなとき、旭はかつて渋澤と寝ていた速水に怪我を負わせてしまう。
好きなのに、擦れ違っていく想いに旭は──!?

表題作ヘブンノウズ 赦罪

人気ミステリー作家 渋澤征武 34歳
イラストレーター 千野旭 21歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数8

「お腹」は気になる。

三冊目、やっと澁澤と旭がくっつきます。

何だか色々旭が無茶だったような。
結果は良かったですが、ちょっとやり過ぎかなあという気も。それで時々、何で澁澤は旭が好きなのかよく分からなくなりまする。
そこを疑ったら、全部が崩れてしまいますが。
速水は面白いくらい絵に描いた様な当て馬で(笑)
ここまで最悪だといっそ清々しいですね(笑)
澁澤の過去も何となく分かっていたので、「ああ、やっぱりなー」という感じです。恋人じゃなければセフレはいいのかと思うんですがどうなんだろう。
過去云々を抜かせば、澁澤みたいな飄々とした攻めは大好物なんですが!
あと、挿絵の澁澤が何となくイメージ違う気がしてならないのです。薫はイメージ通りなんですが、澁澤が何か地味というか小説の描写よりも枯れてる気がしてならなくて。そして、枯れた感じの絵の澁澤の方が自分は好みです(笑)※どうでもいい。
もう一つ気になったのが、「ダブルバインド」でもそうでしたが、会話文はいいのですが地の文の単語。尻は尻なのに、腹は何故お腹なのか??
どうでもいいっちゃ、どうでもいいのですが。

さて最終刊に挑みます!

1

なんかホッとした

3冊めまで読んで総合で神評価に。
と言っても3冊めだけでも神評価なくらい好き。
いろいろ吹っ切れた先生がとても大好き。
なんなのあの人w
広也くんと一緒に止まってた時間が動き出したような感じ。
表紙の時計にはそのへんの事とかも含まれて描かれてるだろーと勝手に解釈(公式の表紙図解より)。
3冊めの表紙は柱時計の中でネジ巻きなどが錆びて止まってるそうですが、まさに先生の心の中のよう。
4冊目ではどうなってるんだろう?と表紙の方もすごく楽しみ。
はやく読めますよう、最終巻。

0

やっとくっつきましたね

『ヘブンノウズ』の三冊目です。

受けは前巻と同じく、渋澤の作品の挿絵をつとめ弟と一緒に渋澤の屋敷に住む旭。
そして攻めは、人気作家で変わり者の渋澤。
かなりの歳の差カップルです。

今回は渋澤の家族のこと、彼が恋人を作らない原因についてが主題。
それを解決しようとした旭の行動はかなり大胆で無茶でしたが、終わり良ければすべて良しというところでしょうか。

わたし自身はあまり旭のような受けさんは好きではないのですが、攻めの渋澤が好きなタイプなので読み続けています。
あと、当て馬の薫も。
渋澤と旭が今回めでたくくっついて、渋澤の長年の苦悩は払拭されたようですが、この巻で終わらないのは旭の母親の事件が謎のままだからでしょうか。
なんとも怪しそうな人物も登場しているので、気になります。
四巻がもうすぐ発売なので楽しみです。

挿絵をは引き続き奈良さんなのですが、どうにも一枚だけ可愛くない旭の挿絵が気になってしまいました。
特に鼻。
他の挿絵は可愛いのになあと。

3

渋澤の巻 〜彼の語り口が聞こえるような〜

雰囲気のある表紙や挿絵、浮き世離れした渋澤邸の佇まい、作中作とも言える児童書、
そして何よりクールなようなとぼけたような渋澤のキャラクターがあって、
なんとなく不思議なファンタジックな、まるで童話のような雰囲気があるこの作品。
いつも読みながら、渋澤先生の語りが聞こえるような気がする。
英田先生のお作としては、ストーリー自体は惹きつける力が弱くて物足りないのだが、
この独特の雰囲気がそれを補って、不思議な魅力になっている。

                  :

前巻ではメインの話は遅々として進まず、寄り道という感じの話で終始したが、
今回は、逆にトントンと話が進む。

めでたく「神様の嫌われネズミ」の1巻が発刊の運びとなり、
また、渋澤が恋をしないと決めていた理由が明らかになって、
それを乗り越えて、旭との関係はまとまる。

恋をしない……と決めていた渋澤の過去は、この本に最初からまつわる幽霊がらみ。
開かずの部屋の中にあったものは。渋澤の過去の傷と深く関わるものだった。
過去の罪に捕らわれ続ける渋澤に、ある種天然旭がはっきり区切りをつけるよう続きに迫った形。

晴れて恋人同士になった二人は、なんだかベタ甘になりそうな気がするが
(この巻でも片鱗は見えるが)、
そもそもの旭とミツルの母親の殺人事件は未解決。
伏線?と思うような部分はなくはないが、どうなるのか?
最終巻とのことの次号を待ちましょうか。


*作中に出てくる皇帝ペンギンの子育ての映画は、その名もずばり「皇帝ペンギン」
ロマーヌ・ボーランジェら人気スターのナレーションでも話題になった、2005年のフランス映画。
どうでもいいけれど、これ傑作映画です。

3

すっきりした

シリーズ3作目にして次回がいよいよ最終巻、最終巻に向けてのエピローグ的なフリは
あまり感じられなかったけれど、渋澤と旭の関係が上手くいってかなりすっきりです。
そして渋澤が何故恋人も作らずいたのか、その謎が全てすっきり解決します。
ファンタジー要素がある作品ですが、展開的には多少の怖さがありましたね。

何故自身を罰し続けなければいけなかったのか、愛情と同情が混在している感情が
冷静な判断を狂わせていた感じでしょうか。
それにしても旭の意外に強い根性は男前でしたねぇ、今回の渋澤さんがダメダメな分
一途な思いを胸に抱いて突き進む姿は結構好きですね。
それでも恋は人を強くも弱くもしてしまう、そんな感情を孕んだ内容でした。

旭の弟のミツルくんも回を重ねる事に少しずつ癒され成長していく、子供の再生する力
そんなものを感じますが、次回はいよいよ旭とミツル兄弟の母親の事件でしょうか。
もしかしたら何気なく1作目から3作目までにどこかで伏線があったかも知れないと
思い始めています。
きっと最終巻でなるほどと思わせてくれるのではと思っています。
個人的にはこの不思議な続き現象、幽霊が見えるなんて話は好きなので面白く読ませて
頂いたって感じですね。

4

恋物語は

めでたく成就して、一応ここで、ハッピーエンド。

前の巻の内容の記憶がかなり朧になっていたので、
渋澤を縛っていた亡霊は去り、渋澤と晴れて結ばれた旭。
BL的にはこれで完結、よかったね。
と、充分満足しちゃったら、
ですが、まだ、もう1冊、続きがあるそうで、
そういえば、母の死の謎とか、ミツルの父の謎とか、残ってたのね。
まあ、小説としては、ミツルや旭が渋澤宅に同居するようになった、そもそもの大本の発端をちゃんと回収するのは大事なんだろうけど、恋愛物としては、あとこれ以上の何が起きるのか、何も起きなくてもいいし、何も起きようもない気もするんですが、、、。

3

憑きモノが落ちた渋澤

3巻は、渋澤の心の謎が明かされて、晴れて旭と恋人になる。
そんな前進した回でした。

詭弁が立つ、売れっ子作家。
そんな表の顔とは違って、親と上手くいかない道明を、色々あった友人でもある薫を、そして母親を亡くし引き籠りになってしまった弟を抱えて苦労していた旭を家へ住まわせる優しさも持つ半面、恋人は作らないと本当の心を頑なに閉ざす、まだ34歳なのに老成したような何ものにも執着しないような顔を見せていた渋澤。
セフレでもいいから、と恋心を訴えた旭と身体の関係は持ったけど、まだその一回きり。
最近、引き籠りがちで仕事もはかどらず様子がおかしい、
それは、亡くなった弟・広也の命日が近いせいもあり、毎年この頃はそうなのだと。
誰も入ってはいけないと言われた、その部屋に広也の幽霊がいる。
渋澤が過去に囚われて自分を罰する様な生き方をしているのが許せない旭が広也の部屋へ乗りこむ。

今回のこの話はとても人間くさいな~と思いました。
いや、渋澤の弱さとヘタレな部分がわかり何だか安堵したのです。
その証拠に、色々が解決したラストはまるで別人のように生き生きと真っ向から旭と、そし続きて薫に立ち向かっていました。
今まで、何となく人となりの輪郭がぼやけた人だな~という印象を持っていたものが、くっきりと鮮やかになった気がします。
幽霊が登場するだけに、それは自分で自分を縛っていたことにもなるのですが、まさに「憑きものが落ちた」と言う表現は、この渋澤にピッタリだと♪

渋澤に夜這をかけるも空振りに終わり、広也の部屋に入ったのをとがめられ、セフレ関係の解消を言い渡される旭を慰めるのは薫。
彼は、何ていい奴なんだろう~
渋澤の事も好き(友人として)、旭も好き(not友人)互いの幸せを願いたいと、一時旭を口説くけど、やはり出来ないと言う旭に潔く身を引く男らしさ!
う~ん、、もったいない。
彼のラストの渋澤への反撃は、意表を突く心があったかくなる友情シーンでした。
いい男すぎるよ!

旭が主人公ではありますが、恋する一途な男です。
ベタな表現ですが「愛は勝つ」
しかし、それって澁澤の本音を聞いたから発奮できたんだと思います。
渋澤からもらったメダイの意味、広也に対する渋澤の本当の気持ち。
もう旭が遠慮したり考慮するモノはないのです。真っ向から生きている者として、この思いを伝えるしかない。
いつもだと、若干弱気でヘタレ気味の旭が今回は男前に、そして自分を苦しめた渋澤にお仕置きするほどの強さを見せて思わずニンマリ♪

毎度毎度助演男優賞が、ミツルと宇喜多さんですよねv
ミツルが最初の頃と比べた成長によかったね~ってお姉さん気分を味わったり、宇喜多さんとのほのぼのするエピソードの孫とおじいちゃんの姿を見てほっこりしたり。
この本の癒しコンビです!

さて、恋愛は一段落したというところでしょうか?
もうあと一冊で最後だそうです。
あと残されたのは、母の死の謎とミツルの父親の謎。
作中に母親の親友が登場して、母が亡くなる前日に言い争いをしていたという証言がサラっと触れられていましたが、何かの伏線だろうか?と気にかかりつつ・・・
次回を期待したいと思います!

3

残る謎は・・・

シリーズ3作目。あとがきによると次回で完結。

冒頭の旭の夜這いに「2度目」くるーー!?と思ったらスカされ、また旭とのセフレ関係も解消。やはり渋澤は掴めないな~と思っていたら、中盤でようやくその過去が明らかに。旭と共に過去にケリをつけることで、ついに二人の仲が進展します!


1巻から伏線があった、渋澤の亡き弟・広也(実は血の繋がりはない)。
渋澤に溺愛されて育った広也は、渋澤へ執着するあまり精神を病む。
恋人にしてほしいという広也の要求を呑み、一度だけ関係をもつが、やはり弟としか見られないと距離を置く。その数日のうちに、広也は自殺してしまい―――

これまでは老成した印象だった渋澤が、初めて脆い部分を見せます。
死者の未練も生きる辛さも分かるから、今までも双方の立場に中立でいられ、その一方で自分の問題と向き合うことも避けていたのかもしれない。

旭に対しても、実は初めて会ったときから好きだったが、無意識に気持ちを抑えていた。そんな旭に、広也の霊が嫉妬していると気付き、わざと突き放すが、意外と根性のある(今までのアレコレで鍛えられた?)旭。広也の霊を解放してあげ続きようと渋澤に持ちかけます。
ポルターガイストから、旭を命がけで守る渋澤。
兄の自分以外の相手への愛を目の当たりにして行き場を失ったのか、必死な訴えが通じたのか。広也はこの世を去ります。一言のセリフも姿もない「気配」だけってところが最後まで悲しい存在でした。


このシリーズ、いつも中盤まではほのぼの日常→後半から核心+BL的展開、みたいな構成が少し駆け足感があるなと思っていましたが、今回はかなり早い段階から渋澤の問題と、それを支えようとする旭に焦点があたり、読み応えがあったかと思います。

晴れて恋人同士となった二人の絡みは、ジェントルながら熱い渋澤と初々しい旭で、短いけどラブラブでよかったですv

残るは母親の死の真相と、ミノルの父親の謎。
ずいぶん喋れるようになり、学校にも通いたいというミノルと、色んな困難を乗り越え強くなった旭。二人がどうやって真実を知り、受け止めるのか楽しみです。
ちなみにフラれてしまった薫ですが、今回も非常にいい仕事をしていました。あのキスは恋愛感情とは違うのかな?切ないけど引き際は美しくカッコイイ、あて馬にしとくには勿体ない脇キャラv

3

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