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生意気な猟犬の躾け方

namaiki na ryouken no shitsukekta

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表題作生意気な猟犬の躾け方

受の追う薬売人を横取りした男
左遷された刑事 笹川亜緒

その他の収録作品

  • それぞれの過去
  • 猟犬の本格的躾(カバー下)

あらすじ

西新宿署の刑事・亜緒は半年間追ってきた薬の売人を突然現れた男に奪われてしまう。
そのうえ、証拠品を誤って吸い込んでしまうという大失態。
意識を失った亜緒を助けてくれたのは野江と名乗る青年だった。
上司からは怒鳴られ、同僚には嫌味を言われる始末。
そんな折、亜緒の元に一枚の写真が届く。
それは以前、亜緒のSだった鳴時の変わり果てた姿だった──。
狩るか狩られるか、喰うか喰われるか──ヤクザな男たちのデッドヒートラブ。

作品情報

作品名
生意気な猟犬の躾け方
著者
山田まりお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
生意気な猟犬の躾け方
発売日
ISBN
9784813030249
3.6

(32)

(6)

萌々

(12)

(10)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
112
評価数
32
平均
3.6 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数9

犬がかわいい

作中に出てくるちょっとヘンなモコモコ犬が可愛くて、電子で読んでから購入しました!
(仮)和久田のペットですが、
しつけもなってないし、愛想もなくてでもモコモコしていて凄く可愛いです
カバー裏の書き下ろしもモコモコが出ていて凄く嬉しかったです!
他のシーンはギャグっぽいのに
エッチシーンが色っぽくて凄く萌えましたとっても面白かったです!
お話も面白かったです

作者さんのほかのコミックスも購入してみます
またモコモコ犬が出てくるといいな~

3

男前だけど変な人かもw

『気まぐれ虎~』『忠犬は~』のシリーズ3作目。
人物がリンクしているようでいて、筋的には全く独立しているのでこの1冊でも充分にOKです。
過去2冊、自分的に今一つだったのですが、シリーズ中では一番良い出来あがりの作品だと思います。
前作で指摘した絵の不安定も消えているし、ストーリーの運び方、最後まで謎を残して結末を迎えるところが実に心憎いのです。
てっきり主人公と一緒になって騙されてました(汗)
やはり中に含まれる色々なシリアス要素が、メインで打ち出したいものはコレと決まっているので邪魔をしない程度にほのめかされていて、一本まっすぐ筋が通っているのでキャラクターの魅力とあいまって、とても興味深く読むことができます。
今回の表紙はなかなかに素敵じゃありませんか?ちょっとユギ氏っぽい雰囲気もかもしているかな?と感じつつ、堪能させていただきました。

容疑者を追い詰めた所、見ず知らずの男に横からかっさらわれた刑事の亜緒(あお)
その時気化した薬を吸いこんで意識を失ってしまったところを助けてくれたのは、野江という亜緒が好きだった矢崎(忠犬の攻めとして登場)に似ている男でした。
このかっさらった男が和久田の組長と思った彼は、行く先々で彼と遭遇することに。
そして亜緒の元に送られてきた以前エスとして使っていた男の写真により、より、和久田に接近することになるのです。
その為に捜査情報が漏れ、ガサ入れが失敗に終わることになり和久田組に赴いた時、そこで見た男は・・・

この亜緒が和久田と思いこんだ、この男が謎なのがいいです。
本当に都合よく出てくるんですよ。
それは結末において正体が解る事によってなるほど!!
そんなに凝った謎ではないですが、この(仮)和久田のキャラクターが何かとても愉快なのです。男前のくせに(笑)
女の所に行った時、亜緒のせいでイくのが早かったからなのかw、亜緒の欲しい情報を調べるから何かクレとか、いけしゃぁしゃぁとやんちゃ風味があるところ。
彼が無自覚の面白い人というのは、本体にあるおまけマンガにも書下ろしペーパーでも立証されているのでは?(愛犬家らしいですw)

そして亜緒は、一人でキリキリマイしてます。
本来警察って二人ひと組のはずなのに、単独多い。
だからちょっぴりアウトローの異端扱いなのかもしれないですね。
そんなで、少し色気はないですが、見事なM字開脚のご開帳をみせてくれておりました。

そして野江・・・そうだったのか!
ちょっぴり切ないのですが、ひょっとしていつか三角関係が?とか♪

なかなかに読み応えもある作品でしたよ。

5

上司の顔くらい覚えようよね

既刊の「忠犬は花を待つ」「気まぐれ虎に侵されて」の関連作と言うかスピンオフで
前作の珊水のボディガード矢崎鷹乃に思いを密かに寄せていた笹川が受け主役です。
ヤクザと刑事の禁断の関係なのかと思ったら以外にも警察関係者でまとまるラブ。

事件的にはヤクザの組長が過去に好きだった相手が笹川に片思いしていて、
笹川のS(情報屋)だった男が死んでしまった事から半分は言いがかり的な復讐で
笹川が危機一髪に陥る話。
そしてヤクザの組長だと勘違いしていた相手と笹川は関係を持つが、助けてくれた
好青年と思った相手は自分を狙う敵で、笹川は刑事のくせに変な所がバカだと
思ってしまう話でしたね。
この作家さんの印象がコミカルギャグ系のイメージだったので読みはじめは
イラストを見ているともしかしてギャクもありなのかなんて勘違いしましたが、
シリアス展開の復讐もので、その陰には愛があると言う切ないストーリーでした。

3

猟犬刑事は意外とドジっ子

『気まぐれ虎に侵されて』『忠犬は花を待つ』に続くシリーズ三作目。
シリーズといっても独立したお話となっていますが、
『忠犬~』の矢崎や『気まぐれ~』カプが少し登場しています。


本作の主人公は、前作『忠犬~』で矢崎に片思いしていた刑事・笹川。
追っていた薬売人を路地に追いつめたが、突如現れたヤクザ風の男に獲物を横取りされてしまう。
食ってかかるも、薬売人の所持していた薬を嗅いでしまい意識不明に。
気がつくと野江と名乗る青年に保護されていた。
どことなく矢崎に似ている野江と、傲慢に口説いてくる謎の男。
二人と関わりつつ、ヤクザ絡みの事件を追う笹川。
そこに笹川の元S(スパイ)だった男の死も絡み……という話。


刑事ドラマとしては、
笹川はキャラこそ硬派だが元エリートにはとても見えないドジっ子、
二人の男の正体も結構予想できてしまうため、あまり意外性やドキワク感はない。
コメディパートや描き下ろし番外編の方が作者さんの筆がノっている感じがしました。
度々出てくるペットのマルチーズ(プードル?)がぬいぐるみのようで超可愛いv

しかし、強気でアウトロー(という設定の)刑事受けが
隙を見せてはいけない相手に組み敷かれ反応してしまうというパターンは
王道ですがなかなか色っぽい!!!
受けのブツがちゃんと描かれていて反応がわかりやすいし、
絡み中の「にぢゅっ」とか「ぐぱっ」とか独特のオノマトペ(?)も生々しくて好きです。

実直なワンコタイプが好みだったはずの笹川ですが、
最終的に選んだのは好きな子をついいじめてしまうSっ気の強いタイプ。
実は強引なアプローチに流されやすい笹川自身が犬気質だった?
読み終わってみれば「猟犬」というより強気だが可愛げあるチワワのような印象が残りましたw


悪役含め登場人物それぞれの切ない感情が伝わってきて、そこに萌えや色気も感じられる。
シリーズの中では一番好きな作品でした♪

3

刑事&ヤクザもの好きには面白かった!

表紙の絵柄から好き系の香りが漂ってきてので、購入してました(笑)

主役2人の他に、気になる登場人物がチラホラと思いきや⁉︎
スピン作でした!
しかも、『気まぐれ虎に侵されて』、『忠犬は花を待つ』に続くシリーズ3作目なんだそうです!
読み終わるまで知らなかったものの、ストーリー展開上ではさほど絡みもなく問題なかったので、この一冊だけでも楽しめると思います。

受様にはヤクザの組長と思われている、謎の傲慢男• 圭一 × 元気のいいマル暴刑事•亜緒の年上攻もの。

半年かけて追い続けてきた薬の売人を追い詰めるが、横取りされてしまう亜緒。
その横取り男が、謎の男•圭一でした。
それからも、薬を追えば、何故か何度も圭一に遭遇してしまう亜緒。
そんな時、以前亜緒がエスとして使っていた男の写真が送られてきます。
それを見た亜緒は、圭一が自分がおっている事件の重要人、和田組の組長なのかと疑い始めます。
謎の男の正体知るために、再び圭一に接触を図る亜緒。
その後、ガサ入れの情報が漏れていたことにより、その疑いは更に信憑性を追うものへと…。
そこに、もう1人亜緒を助けてくれた男•野江という、亜緒が昔好きだった人に似た人物も絡んできて…
圭一の言葉で、違和感を感じ始めた亜緒は…和田組へ足を運び⁉︎
そこで見た人物が⁉︎…

マル暴&刑事もの、ヤクザに薬、殺人と、過去を絡めながら、謎をチラホラさせて進んでいくお話は好みなので楽しめました。

絵柄は、少し癖の強さを感じるので、好みは分かれそうな気もしますが、私的には好きでした。
時折見せる、色気たっぷりなキャラの表情にグッと心掴まれてました。

ストーリーも、勘違いしてしまう方向に導いて…最後はどんでん返しな展開で楽しめます。
せつなくなるようなシリアスな展開なのに、キャラの愛らしさや、お茶目さを合間合間に覗かせてくれるので、重くなり過ぎず、逆にテンポよく読める所が好印象でした。

亜緒が男前なんだけど、ほっとけないような雰囲気で、周囲に愛されてしまう、とても可愛いキャラだったのも良かったですし、
圭一が好き系の攻様だったのが、一番心掴まれたのかもしれません。
傲慢な俺様タイプで、亜緒をからかっていじめて反応を楽しんでいるようで、ここ一番では男気たっぷり守ってくれるタイプ。
実は一途系で、好きな子ほどいじめたいという、愛ある攻様にはキュンとしました。
大人の男のお茶目さもあって、切れものやり手タイプ間違いなしなのに、何故かお家で可愛らしい愛犬をかっていたり…
助けに来た時も、拳銃突きつけてかっこいい姿なのに、「俺の女だ!」とかストレートに言っちゃう所や、
自分の立場とか関係なくて、堂々と亜緒にキスしちゃったりとか…
もうツボでした♡
あと「2年前の写真」は笑えた(笑)
亜緒じゃないけど、一皮向けてしまったのは何故なのか⁉︎
気になる所でした!

エロもいい感じでした。
ぐりぐり当て合うシーンが、生々しくてドキドキでした。
最後までは一度だけ!
その一度が、薬の所為で欲情状態の身体だからこそ、何もしないとか言いつつ、亜緒のそのエロい姿と、ヤキモチを焼いてしまったことで、一気にHになだれ込む展開は美味しかったです。

細かい所での突っ込み処はありますが、楽しめた一冊です。
他の2冊も読んでみたいと思いました。

3

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