読んで幸せ! BLシンデレラストーリー!

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表題作花咲くシンデレラ

園宮尚之 旧華族の御曹司
三澤春哉 失業して園宮家の庭師に

その他の収録作品

  • 甘い生活
  • あとがき

あらすじ

春哉が働くフラワーショップに、毎月必ず白い薔薇の花束を買いにくる男性がいた。彼は成城に広い邸を構える旧華族、園宮家の御曹司。春哉の失業を知った園宮は、自分の邸の庭師として雇ってくれた。大好きな花を育てる仕事ができ、そのうえ邸の人はみな親切で、園宮に感謝する春哉。だが唯一の肉親である叔父が春哉に近づいてきて…?甘くせつない恋にときめくシンデレラ・ロマンス。

作品情報

作品名
花咲くシンデレラ
著者
真船るのあ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
身代わり花嫁のキス
発売日
ISBN
9784086017077
1.8

(7)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
2
得点
9
評価数
7
平均
1.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

女装なし甘々溺愛控えめ

だんだん花嫁シリーズが女装や身代わりや溺愛じゃなくなってきましたね。切なかったです。

主人公が不憫で…。
母子家庭で母も亡くなり叔父夫婦に引き取られ、機嫌次第で辛く当たられ、中学を出てやっと独り立ちしたら…。

悪者は悪者、良い人は良い人とはっきりしてましたね。
毎回思うのは、一目で上質なスーツってわかるんだなあと、お金持ちは人を調べることをしがちだなあと。

攻めを慕う受け。でも攻めは親切だけど雇い主でありお屋敷の主であり。でも好きな気持ちを抑えられない…なところに攻めの結婚が持ち上がり。

受けが真面目に働いて、受けた恩に報いようと頑張ってて。それなのにお給料のほとんどを叔父夫婦に搾取されて、でも自分の存在意義だとされるがままで。

まあハッピーエンドなんですがね!
攻めも受けも初めて感じる好きな人との幸せ。良かったですねえ。
受けが、こんなに幸せでいいのかなあと繰り返し思うのが切なかったです。

0

やっぱり無理だ・・・

『花嫁シリーズ』11作目になります。現時点での最新作ですね。

ただ『初戀シンデレラ』と同じく(続編ではなくまったくの別物なんですが)『女装なし』の番外編第2弾だそうです。

真船さんの花嫁シリーズはなんだかんだ言っても結構好きなんですが、この『~シンデレラ』の方はどうにも苦しいです。イヤもう、なんだこの空々しさ!

先読みできるのも浅くて薄いのもそれ自体は別に構わないんですが(このシリーズはそもそもそういう前提で読んでるから)、その内容がどうしてもダメでした。

『初戀シンデレラ』でも感じたんですが、とにかく春哉(受)のキャラクターがイイ子ちゃん過ぎて嘘くさくてどうしても無理だ。
まあ園宮(攻)始めキャラクターの誰をとってもいいと思えないんですが(イヤ、いい人という意味ではみんなそうなんだけど)、中でも特に春哉がってことです。

私は確かに『不憫・不幸な健気受』がそれはもう大好きです。そこは否定する気もありません。でもこちらは『薄幸の健気受』の演出ががわざとらし過ぎて寒気がしました。

まあまさしくシンデレラですよ。貧しくても健気に頑張ってる子が仕事もなくして、お金持ちのいい男に助けられて。タチの悪い叔父夫婦に食い物にされてたんですが、それもあっさり解決。
いやもうこの叔父夫婦は単に春哉の不幸のスパイスでしかないんですか?悪役・苛め役として出て来て、園宮に励まされた春哉にいったん拒絶されたらもうそれっきりフェイドアウトですからね。

う~ん、読みながら明らかに気が乗らなくてほぼ斜め読みでした。早く読み終わりたくて堪らなかった。ただひたすらにつまんなかったです。

しかし、前作『初戀シンデレラ』は間違いなく花嫁ものでしたが、これはもう花嫁と言うより単なるシンデレラストーリーでしかないんじゃないのかと思ったんですが・・・一応『花束捧げてプロポーズ』が入ってるからいいの?

このシリーズは、どうせなら『女装が標準装備』の普段の花嫁ものの方がシンプルに楽しめて好きですね。

私は『女装』も『花嫁』も別に本来の好みじゃないんですが、それでも『ありえねえ!』と思いながらも読ませて・楽しませてくれる(このシリーズの)真船さんが結構好きなんです。

でもこれはどうしても無理です。ゴメンナサイ。

2

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