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表題作兄の彼氏の兄

大河内孝史,大手シンクタンク研究員,32才
入江夏葉,兄の紅茶専門店のウェイター大学生,20才

同時収録作品兄の彼氏の兄

大河内仁人,人気俳優,孝史の弟
入江冬雪,紅茶専門店オーナー,夏葉の兄,27才

同時収録作品兄の彼氏の兄

大河内仁人,人気俳優,孝史の弟
入江冬雪,紅茶専門店オーナー,夏葉の兄,27才

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

夏葉は兄・冬雪が経営する紅茶専門店を手伝う大学生。ある日冬雪の留守中に、エリート然とした男がやってくる。彼は冬雪の同性の恋人の兄、孝史だった。高圧的な態度で弟と別れるよう迫る孝史に、夏葉は猛反発。兄の交際を認めて欲しくて孝史と話し合おうとするが、思いがけず彼の部屋に泊まることになってしまい…!? エリート会社員×素直な大学生の、年の差溺愛ラブ?

作品情報

作品名
兄の彼氏の兄
著者
神香うらら 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861346316
3.3

(27)

(4)

萌々

(8)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
85
評価数
27
平均
3.3 / 5
神率
14.8%

レビュー投稿数4

嫌か?嫌か?と聞きながら強引な攻めにやられる!

序盤は孝史の横暴で傲慢で人の話を聞かなさに、これどうやってくっつくの〜?と思ってましたが。

誤解が解けたらあっという間でしたね。

二人がデートしたり食事したり、お付き合いのステップを少しずつ踏んで、お互い惹かれていくのがくすぐったくて。

どの作品でも変わらないボクサーブリーフ、しかも最初は水色。パンツの中でイッてしまう。
作者さんのブレなさこだわりにジーンと来ます。

攻めも嫌か?嫌か?と聞きながら強引に。
最初は嫌がることはしない、今日は最後までしないと言ってたのに〜!

すっかりメロメロですね。
年の差経験値の差、これから埋まっていくんだろうなあ。

0

お兄さん、それは横暴節操無しですよ。

兄弟二人で紅茶専門店をオープンさせたばかりの中でそのマスターでもある兄が
過労から倒れ、兄担当のフード無しでなんとか一人でお店を開いていた弟の夏葉。
そこへ突然現れたのが兄の同性の恋人で俳優をしている仁志の兄、孝史。
芸能人である弟の身を心配し、それでも同性同士でも相手がそれなりの人物なら
認めようと思っていたが、弟に金の無心をし店を出させるような相手とは許せないと
一方的に別れるように言い放たれる。

それを受けたのが、弟の夏葉だとも気がつかない一方的な言い分に兄を守ろうと
間違いも指摘しないまま、夏葉も店は自分の力でオープンさせたと言い放つ。
一方的な誤解から傲慢頑固な言い草に兄を思う夏葉は、兄に知らせないままに
自分でどうにかしようとする。

更に同性の友人から告白され、突然キスされた現場を孝史に見られ、尻軽だと誤解され、
兄の彼氏に連絡を取り対応策を練ろうと出向いた時にまたしても孝史に出会い、
半分拉致されるように孝史のマンションに連れ込まれ、そこで兄の恋人と3人で
話し合いをする事になったが、孝史は二人を別れさせようと、仁志が来る前に夏葉を
凌辱しようと手を出してくる強硬手段に出る。

このお兄さん、目的の為には手段を選ばない傲慢さが見え隠れしてる感じで、
全てが自分の勘違いと解って、一応夏葉に詫びるが、半端に触られたせいで兆したものを
責任を取るで、自慰のお手伝いを無理やりしてるのも、お兄さんやり過ぎですと、
云いたくなるような突然の展開が多いのです。

それをきっかけにして、お詫びと称して夏葉をデートみたいな感じで誘い、
またしても部屋に連れ込み、言葉も無しにキスしてるお兄さん。
歳の差カップルなのに、ガマンが利かない本能に忠実過ぎる大人なんです。
お兄さんも自分でも気がつかない感情に振り回されて手が先に出てしまったオチ。
二十歳で恋愛ごとにはまだまだ子様な夏葉を言葉巧みに強引にものにしてしまう話。
結果的には歳の差はあるけど、可愛い年下彼氏を溺愛している年上男って雰囲気でした。

6

お約束は詰まってます

神香先生の本というと、どうしても気になるのが「神香要素はどうなのか」という部分。
そういうお約束は全部収まってたから、もうそれだけで割と満足。

このお話は大前提として、
孝史(攻)の弟・仁史 × 夏葉(受)の兄・冬雪
というカップルがいるというところから始まります。

孝史は人気俳優である仁史と、その恋人である冬雪を別れさせようと画策していて
ある日突然冬雪の経営するカフェに乗り込んできます。
が、冬雪は怪我でお休みしていて、対応したのが夏葉。
冬雪にこれ以上の心労をかけさせちゃ駄目だ!と、夏葉は自分が冬雪だと誤解させてしまいます。結構歳の差あるのに…無茶する……
そういうわけで出会いは最悪です。
なんせ駅でやり合っちゃって駅員さんが出てくるような険悪さだったりしますし(笑)

夏葉は兄の味方をしたいけど孝史は全く聞く耳を持たない。
孝史はついに強硬手段にでますが、これがきっかけで誤解も解けることになります。

ここから先は、どうして?なんでいきなり?と思うくらいにあま~いお話に……
正直なところ、いきなりすぎておいてけぼりを食らったような気になりながら読んでたんですが、でもHシーンに入るころにはそんなのも割とどうでもよくなってました。
ついつい期待してしまうんですよ、神香先生のお約束要素が詰まっているかというのが。
受けがちゃんとパンツの中で射精するかとか、パンツから飛び出すブツやら、ぷっちり乳首やら、そういうやつです。
挿入してからは適当というか早いというか、そういうのもそれっぽい。
で、この作品でもちゃんとそういうところは堪能いたしました(笑)

弟×兄カップルの出番が多いせいか、ちょっと散漫な印象を受ける本だったので萌いっこ。
弟×兄カップルメインの同人誌が出ているのですが、個人的な好みで言えばこっちのほうが好みでした。スピンオフとして商業でも出していただきたいけど、どうなるかなぁ…

0

どれもちょっとずつ

今後、兄カプのスピンオフも出るのかな~というのが読後すぐの感想。
つまり、主人公カプの恋愛やストーリーに
それほど強く引き込まれるものがなかったということで・・・
う~ん何というか、結局何が一番の主題だったのかハッキリしない作品でした。


①社会人×大学生(主人公)
②芸能人(攻の弟)×年上マスター(主人公の兄)という2組のカプが出てきますが、
既にできあがっている兄カプは、過去の大恋愛や絆の強さを裏付けるエピがあるでもなく「ただそこにいる」状態でとても影が薄いし、
主人公カプも、ノンケでとても頑固に見えた攻が、いつの間にか受に惚れているのが???
酷い出会い方をした二人が、兄弟愛という共通点だけで何か急速に仲良くなり、
キスだデートだとグイグイ進展していく展開についていけませんでした;


そして、この作品のテーマとは??
年の差ラブ、兄弟愛、芸能スキャンダル・・・
上記の要素が、本当にちょーーーーっとずつ出てきて
どれもそんなに盛り上がることなく流れていくので・・・
特に、ラストの取ってつけたような兄カプの芸能スキャンダルはかなり「???」が。
日本の芸能界で俳優にゲイ疑惑って結構大変だと思うのですが、
そのへんはスルーされアッサリ解決してしまいます(-_-;)
結局「兄カプが主人公カプの関係を知る」「主人公カプが同居する」という展開が書きたかっただけ?そのきっかけを芸能云々エピにする必要性が感じられませんでした。


兄弟愛も、2組のカップルの恋愛面も、
どちらも「テーマ」と言えるほど書き込まれていない気がして入り込めず・・・
何だか感動も萌えも、全く無いわけではないですが、非常に薄~い読後感となってしまいました。辛口でスミマセン(;´Д`)

7

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