兄上、罪をこの穢れた体で償えというのですか――。

罪の楽園~千夜の夢 兄弟の秘め事~

tsumi no rakuen

罪の楽園~千夜の夢 兄弟の秘め事~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×27
  • 萌12
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
9
得点
68
評価数
27件
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHY文庫(小説・大洋図書)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784813041153

あらすじ

砂漠の地、ザハタル王国の王子マラークは、天真爛漫で無垢な青年。
一方、母違いの兄バドルは異国の血がまじり肌が白く、
第一王子にもかかわらず差別されていた。
王宮でも孤立する中、ただ一人マラークだけはバドルを敬愛していた。
仲睦まじい兄弟だった──あの悲劇の夜までは。
因縁うずまく王家に隠された恐るべき真実。そして、弟の裏切りを知ったバドルは、マラークを秘密の城に閉じこめ、夜ごと陵辱するのだった。
絢爛豪華なアラブの王宮で繰り広げられる兄弟の確執愛!

(出版社より)

表題作罪の楽園~千夜の夢 兄弟の秘め事~

ザハタル王国の第1王子 バドル 31歳
母違いの弟の第3王子 マラーク 22歳 

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数9

「千夜一夜物語」っぽい雰囲気です。

好きな作家さんです。
今回はアラブものということで、この作家さんがどういうふうにアラブものを書くのか期待して読みました。
「千夜一夜物語」に影響を受けたと後書きに書いてあった通り、心理描写よりも別の何かを書きたかった雰囲気があります。
タッチが少し固いように思いました。
それと、女性がけっこう重要なところで活躍するのが気になりました。
それでもさすがに上手な作家さんなので、うまくまとまっていたと思います。

0

展開が遅くて、事件のない前半が読んでてツラかったです

攻がとにかく煮え切らない
受は、実はナチュラル選民思想なんですよね。兄を身分の低いものに汚された、だの、守るべき存在の女に軽んじられて、だの。
あと形容詞を多用するしつこい文章なので、好き嫌いがあるかもしれません

現在eBookJapanで半額セールを行っています
6月4日までなのでお早めにどうぞ

0

アラブ!

褐色肌の受!?しかも兄が攻めてるだって!?
加えて、丸木さんといえばエロス!エロス!エロス!
不純すぎる読み始めに相変わらずの自己嫌悪。。。。おいといて

アラブです!兄弟です!しかも褐色受!!
兄が攻めてるからってなによって感じもあるんですが、
最近のBLはどーにも弟攻・・もとい、年下攻が多い気がするのです。
年若い方が、手篭めにされてるとか逆に新鮮というか。
アラブものといえば、基本アラブ×日本人。
食われるのはもちろん日本人の比率が高いわけで。設定だけみれば至極おいしい作品だと思うのですが、いかがなものか。

お話は問いいますと、一人白い肌を持った長兄王子。
異国の血を引くことで、度重なる迫害を受けていた。
そんな兄王子を慕っていたのは末弟。
兄王子もこの末弟をかわいがっていた。
いつしかそれは、親愛から大きく歪み・・・そして、血で血を争う抗争をはさんで~という流れなのですが、全体的に、この・・・血で血を洗う、血族的な説明文が作品のほぼを閉めてしまい、恋愛的な部分が少なかったのが残念。
立て続けに、この手の王族ものを読んだせいか「マタカ」感が強かっ続きたのもありますが。

イラストの弟君。これがけっこう好みだったんですが、文章を読む限りでは、もう少し細身で、童顔なイメージなのかなと。。。やっぱり文章で読んでしまうと
肌がせっかくの褐色でもあんまり萌値あがらないなとか。
思ってしまったのが残念。
エロスは多めでうれしかったんですけど(笑

なんにせよ、終わりよければすべてよし。な作品。
前半から中盤~。けっこう長いこと、一族がどーの、血筋がどーの
いう話が続くんですが、巻末の、最後の二人の雰囲気は、個人的にはすごく好きでした。
地下に囲われていた弟。
立場が逆転した今、兄を囲って~のくだりがなんだかほほえましく、
いつか、もうすこし先の未来。二人が並んで幸せにいられる場所があればいいなと
思うのでした。
残念なのは、血の関係かな~・・・・

1

丸木文華苦手。

 褐色受だし絵は綺麗だし、で買いました。
 だけれども、私の地雷にあてはまってまして。私の地雷がNL・ヘテロ・異性愛・BL作中の女の存在なのですが、見事にヒットして気持ち悪くなりました。
 なんでこの作家はBLに女を放り込んでくるの? 攻が妻子持ちだったり、女が生々しく出てきたり、会話や描写が気持ち悪く気色悪かったです。
 もっとも出張ってるモブじゃない女が、攻との子供を~って展開には、本当に吐き気がして読むのやめようかと思いました。ですが、ここでやめてモヤモヤなまま終わるのが嫌で、もしかしたらなーんてね嘘だよという展開があるのではないかと思い読み続けました。
 そしたら、確か攻の父との子供だった。噂が広まったときの場合を考えて~みたいな感じで、攻が「俺との子だと言えばいい」みたいなこと言ってたような。記憶から抹消肢体ほどのトラウマ展開だったので曖昧です。

【※注意】私と同じ地雷持ちの方は気を付けて下さい。この作家は、重要な事をあらすじに書きませんし、この人の本はほとんど女絡んでます。気を付けて下さい。

 この本の攻は個人的に大嫌いだ。この作家も大嫌いだ。

3

豪華絢爛な兄弟王子のアラビアン

まず、表紙の美しさにうっとりです。
そして、肝心の中身も表紙の雰囲気そのままの重厚かつ華麗な文章でつづられたアラビアンロマンス。
世界観もキャラもぶれることなく、文章がしっかりしていて、最初から最後までじっくりと堪能できました。
漢字や比喩表現が多いのですが、それが作品に合っていて、ゴージャスな雰囲気づくりに一役買っています。

攻めの第一王子バドルが生母の血を色濃くひいた白人系の容姿で、その弟の第三王子マラーク(受け)が褐色の肌。なんか新鮮。。
丸木先生といえば濃厚なエロに定評があると思うのですが、もちろん今作でも健在です。
直接的表現過多なエロさではないのですが、とにかくエロい。そしてラブラブです、この二人。
まずバドルはマラークを本気で愛しているし、マラークは兄に敬愛以上の気持ちを寄せているしで、幽閉監禁っていっても全然痛くないんですよね。  

ストーリーも起伏が富んでいて楽しかったし、二人のラブラブぶりにも大満足。
痛さのない耽美小説ってかんじだったかな。
ただ、この作品、「萌えた」というより、丸木先生に「感心した」という気持ちが強かったです。いろんな続き書き分けができる方なんだなあ、凄いなあと。
これからもいろんなジャンルの作品を読ませて頂きたいです。

1

比喩表現がとても美麗で、絵がとても煌びやかです。

新刊チェックで、丸木先生と相葉先生の組み合わせを目にした時から
楽しみにしていました。
確かまだ粗筋も載っていなかったと思いますが、読むまで粗筋を読まず、
特典つきのお店で予約し購入しました。


アラブ同士、またはアラブと日本人の組み合わせは在り来たりな印象があり、
どの作家さんにも限らず、興味を惹かれず面白味がないと感じているのですが、
攻めが西洋的な容姿で、受けが純粋なアラブの容姿という設定が面白くて
興味を惹かれ、早く読みたいという気持ちになりました。

物語の最後の最後になって、「まさかの死ネタ!?」と寿命が縮む思いで
ヒヤヒヤしましたが、そこは回避されていて良かったです。


あとがきによると、今回、初めてアラブものを書いたということですが、
やはり元々文章表現など土台がしっかりしているので、初めて書いたとは
思えないほど安定していて、アジアや西洋的な要素が混ざって濁ることなく
アラブの雰囲気が十分に伝わってきました。
舞台がアラブになっても、言葉の選び方や、登場人物の言葉遣いが
とても丁寧で、気品が溢れていて、気持ちよく安心して読む続きことが出来ました。

表紙カバーの折り返し、作者のプロフィール欄で、相葉先生のコメントには
「念願のアラブものがやっと描けた」と書いてありましたが、
特に表紙絵は相葉先生の思い入れが伝わってきて、相葉先生の今までの
作品の中でも、最も豪華絢爛な作品だと思いました。
二人の顔の表情がとても素晴らしく表現されていて、
一枚の絵画作品として飾って鑑賞したいくらいに思えました。


今回の評価は、「萌×2」と「神」で非常に迷いました。
物語の内容や展開、人物設定、挿絵など、もう何も言うことがないくらい、
不快な所が一切なく、とても素晴らしい作品です。
しかし、どんなに良くても萌えの感情が「神」評価と迷う所まで至らなかったので、
今回は少し心苦しい気もしますが、読み終えた直後の印象を優先して、
最終的に「萌×2」評価にしました。
気持ちは「神」に近い「萌×2」です。

1

弟への愛が悲しいくらい溢れてる

アラブもので王家の継承問題を複雑背景に描いた兄弟ものでした。
王に3人いる王子、その第一王子と第三王子が主役のお話で、第一王子の母が白人で
アラブの純粋な血筋では無い、外国の容貌を兼ね備えていた事から王宮でも軽視され、
肉親の愛情も薄い育ちながら、唯一歳の離れた第三王子のマラークだけは偽りなく
第一王子のバドルを尊敬敬愛して懐き、バドルもまた溺愛している存在なのです。

王位継承問題でも、いくら第二王子に言われてもバドルを王に望むと頑なに心に決め
神や、王家の出生順位での王を決める事に生真面目で己の信じるものを曲げない
強さを持つマラークはバドルが王になると決めている。

もっとも第一王子にとって、王位継承は望んでいなくて、ただ一人愛する弟が
いるだけでいいと思っている感じなのですが、そこへ第二王子や義母たち、その実家で
元は王族だった一族の陰謀と第二王子にの出生の秘密が複雑に絡み、マラークは
自分が信じて来たものが全て根底から崩れさり、母親に言われるままに母と一族を
守る為にバドルを裏切ってしまう。

クーデターが失敗に終わり、加担したものは全て極刑処続き分になるが、マラークだけは
生きたまま一生罪を償う為に生かされ、女のように抱かれることになる。
すれ違いの話かと思って読んでいたら、兄王であるバドルのマラークを思う、
自分を犠牲にしてもいいくらいの愛情を後半怒涛のように感じる内容です。
優秀である故に、全て緻密な計算でマラークの今後を考えていたバドル。
どんでん返しアリのアラブラブなストーリーです。

1

耽美な千夜一夜物語

丸木文華さんでアラブもの、
しかも親違いの兄×弟で監禁愛とくれば凄いドロドロを予想していましたが
意外や意外とってもラブラブで、
互いの美しさを褒め合ったり、愛を告白し合ったりするアツさに
すっかり魅入られてしまいました。
白皙×褐色の肌という組み合わせも良くて
相葉さんの挿絵の効果もあり、コントラストの美しさが伝わってきました。


あらすじとしては、
アラブの小国で、王の跡目争いに乗じてクーデターが勃発。
王位に就いた第一王子バドルは、第三王子マラークを除く親族を皆殺しにし、
マラークを妾が住む城に監禁して夜ごと陵辱する…というお話です。


マラークは、監禁される前から兄の美しさにドキドキしていて
抱かれるようになってからは禁忌に悩みつつも明らかに兄にメロメロ。
(濡れ場での「兄上…」呼びがエロかったです)
バドルも「復讐だ」等と言いつつ、マラークへの愛がダダ漏れなので、
監禁モノということを忘れてしまう位とても甘いムードが漂っていました。

また、石油収入依存や、異文化に閉鎖的な政策への批判、政治への親族や軍部の干渉など
近現代のアラ続きブ社会を思わせるような問題もストーリーにうまく絡んでいて、
耽美やファンタジーに寄りすぎない点が良かったです。

ただ、主人公のマラークが囚われの身&甘ちゃんな性格のため、
ストーリーの根幹を占める色んな秘密・策略について
「実は〇〇だったんだよ~」と後で知らされる展開が多いのが
ちょっとワンパターンな感じはしました。
ページ数的に分厚くなってもいいので、他者視点も盛り込んで
個性的な脇役達をもっと活かしてくれても面白かったかも。

ラストは、争いを経て日常に戻った二人が
監禁生活という非日常を懐かしみ、儚い夢のような日々に思いを馳せる。
千夜一夜物語を思わせるサブタイトルがとてもしっくりくるエンディングでした。

3

王宮と母親と家に翻弄される運命

丸木さんの初アラブ、一体どんなアラブになるんだろうと実は楽しみにしてました。
アラブって苦手なんですが、あらすじを見るとアラブの王子同士の組み合わせで、しかも丸木作品お得意の禁忌兄弟モノで、きっとアラブでそういう設定って珍しいのかな?(余り読んだことないからわからないですが)なので期待しちゃってたんですよ。

冒頭の入りは兄に喘がされる弟の描写から入ります。
これが、丸木文華さんのあの独特の淫靡な文章で表現されるので、ワクワクを誘います。
-永遠に俺の鞘になれ-
作中のエッチ描写にもそうした色々な比喩の言葉が多用されていて、エロさは十二分に堪能できます♪
いやー好きだな、こういう表現遣いってv

あらすじの通りに、周りの者がどんなに忌み嫌う存在であろうと、唯一そんな兄を慕い尊敬し続けてきた弟が、突然クーデターに加担し、失敗したことで兄の慰みものとして生かされる存在になるという話なのだが、
そこにある、そうなってしまった色々のしがらみや理由や本当の彼等の気持ちなどがあるが故のこうした展開になるというものであります。
そこには2回ターニングポイントとしてクーデターが存続き在しております。
そのくらいしがらみの強い国であるという設定なのです。
それはアラブであるな~と思うと共に、アラブものっていったい時代はいつ?みたいなタイムパラドックスみたいのを感じますよね。それも特徴ですよね。

第3王子のマラークはとにかくまっすぐで健気です。
西方の血が混じっているために誰からも忌み嫌われている兄バドルをずっと慕い、病気で伏せる父王の跡継ぎはこの兄しかないと思っている。
第2王子はマラークの母親の妹の息子で、彼は母親の影響でバドルは追うにふさわしくなく自分かマラークがなるべきだと思っており、散々説得しているのですがマラークは決してなびかず、むしろそれを憂いている。
それがどうして急にクーデターに加担することになったのか?
それがこの王族であるがゆえの、母親達の父王が唯一愛したバドルの母親である西方の女性への嫉妬と、家柄と、権力欲というそうしたドロドロしたものに巻き込まれた結果だったのですよ。
当人には罪はないのですが、真っ直ぐなマラークであるが故に罪の意識から自分を殺して反逆の立場に立ってしまったという、とてつもなく深いしがらみです。

またバドルはそうした嫌われる立場で、誰も擁護してくれない中、唯一自分を好いてくれ慕ってくれる弟のマラークに持つ感情がそれは成長と共に深いものになっていった。
本当は彼は王にはなるつもりはなく、優しくてまっすぐなマラークが王になればいいと思っていたのです。
それが裏切られた事で、マラークを幽閉してカラダを蹂躙することになるのですが、それは或る意味渡に船?
バドルは長年の想いを叶えることができたわけですよ。
だから酷い強姦というわけではありません。
マラークもまだ恋愛も性愛も知らない青年でしたから、ダメだと思いながらも溺れて行くし、決して愛のない行為ではないですから痛くないのです。
むしろ冒頭描写のように淫靡で甘美です。

しかしそこで話は終わりではありません。
再びドンデンが待っています。
素直すぎるマラークって或る意味周囲に流されるタイプかもしれない。
決して賢いとは思えない、ちょいアホの子かも・・・しれない?
最後のクライマックス、とうとうデッドエンドになるのか!?とちょい期待をしたのですが~まあ、これで本当の幸せはおとずれたのでしょう。

この話、主人公達の母親の他にも女性が登場しますが、女性ってしたたかで怖いです。
マラークはとても良い対比になっていたかもしれないですね。
とてもスッキリさわやかなエンドでないことは、この作家さんらしいと思います。
和モノでも見せた表現部分を舞台をアラブに変えただけで、そこにあるドロドロしたものをクローズアップして前面出ししてきたという意味ではひょっとして斬新なのでしょうか?
ちょっとラストは甘いですが、作家さんなりに工夫して独自のものをみせてくれたのでは?と思います。
イラストの相葉キョウコさんも素敵でしたよ、カラー口絵なんかドキドキしちゃいます♪

5

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