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この作者様の作品なら『読める』という安心感買い。
まとも(この場合のまともってどうなのかって思うけど)な不徳強引モノを読みたいと思ったらハズさない作品でしょう。
何がいいのかと聞かれると、やはり受けが犯される様です。
文章力があるからこその丁寧な描写は読んでてワクドキですv
その上、表紙を見たまんまの複数モノ。
色々な伏線を繋いで、どういう形でそうなるのか・・読み進める楽しみでした。
だんだん作中のエロに慣れてくると、物語がどんなプロセスを踏んでラストへ行くのかに気が入り、結局、結末が気になって一気読みです(笑)
ラストのオチには、こっちが思わず声に出してツッコミを入れたくなりましたw
数百円分、最後まで楽しめた作品。
ご馳走様でしたv
攻め二人×受け、3Pもの。
受けの姉である女性も多く出てきますので地雷の方は注意です。
3Pものは普段あまり好みませんが、宮緒葵先生のならいけるはず…!と思い購入。
もう安定に良かったです。
まずは攻め①
黒髪眼鏡の攻めは姉の婚約者で社長令息の峻成。
腹黒のヤンデレ、大人の余裕を持って周りから囲っていくタイプ。
でも受けの態度に一喜一憂する姿がギャップで可愛い!
そして受けの事を神聖視していて「天使が舞い降りたのかと思ったよ」という発言も…。
受けはゲイじゃないからと諦め、義兄であることで満足しなくてはと自分に言いきかせていたが、ある日キスマークを見て攻めのリミッターが外れます。
攻めその②
受けの姉がハマったNo.1ホストのタキ。
出会った頃から死んだ目をした「愛を信じない子」。
そこへ、姉である家族に愛を注ぐことのできる受けと出会い、驚き、自分も愛されたいと願うようになります。
初めは八つ当たりの如く、受けを手酷く扱いますが、恋を自覚するようになってからは一変。
受けをデートに誘ったりホテル行ったり、甘々。
クールに見えるけれど受けには甘える姿に、母性本能くすぐりまくり。
少なめですが、私の好きな攻めザマァ展開のようで良かったです。
姉の婚約者+姉がハマったホストに好意を寄せられる弟。
という、一見すると泥沼展開です。
受けに惚れてしまったが故と、この兄弟の壮大な兄弟喧嘩のせいで攻め二人にいいように利用された可哀想な姉ですが…。
すみません、私は罪悪感とか同情はなくドラマのように楽しめました。
タキに対する態度は聖母のような母親。
義兄に向ける態度は恋人のような受け。
途中、ブラコンの兄弟喧嘩で一歩間違えば峻成×タキの展開になりそうでヒヤヒヤしました。
とはいえ、二人とも受けを手に入れる為には手段を択ばない!という狂気を感じられて最高でした。
軟禁エンドでしたが、受けも幸せそうならそれでいい。
あまり得意ではないシチュエーションも好きな作家さんにかかれば好みになるので、本当にありがたいです。
宮緒作品の3Pというと、「悪夢のように~」と「蜜家族」を思い出すのですが、これはそれらよりも毒控えめで、読みやすかったです。
基本路線は王道なんですが、宮緒スパイスがちゃんと効いてます。つまり、まごうことなくファンタジーです。ん?と思うようなことがさも当たり前のように書かれていて、クレイジーさをより隠し気味にしてありました。
とはいえ、みんな頭おかしい(笑)
お母さんに似たのか、唯一まともだった姉が本当に気の毒で。そりゃ、これだけおかしい人に囲まれたらまともな人なら発狂するだろうなぁ(汗)しかも陽太にまで裏切られるし、さらに施設に入れられた後も峻成は人質として利用するつもりでいるらしいし、誰か姉を救ってあげてください・・・。
峻成兄弟の父ももしかしたらまともだったのかもしれませんが、強烈な息子にかなわなかった模様。お父さんもお気の毒です。
陽太父は、まともかと思ったら女にだまされて言いなりになってますし。父、頑張ってよ(笑)
で、陽太。一番罪深いのは彼だと思う。流される体を装いつつ、確信犯としか思えず。ろくに抵抗もせず、「お願いおっぱい噛んで下さい」にうけました。そもそもタキとの初めてのときにも朝までやっておきながら嫌悪感もあまりなかったようですし。
突っ込みどころはたくさんあるのですが、それを「BLファンタジー」だとあえてちらちらほのめかすことで、逆に気にせず楽しめるようにさせる書き方に好感が持てました。
ありえないところさえも笑って楽しんで、存分に設定とプレイを楽しめる良い作品でした。
表紙に惹かれみなさんのレビューを拝見してお姉さんの件、大丈夫かなぁと思いつつ電子書籍でポチりました。
そして、しまったー!!これ紙で買えば良かったー!!と、この本でこういうの何回目か数えるのが嫌になるくらい好きでした・・・。紙書籍ポチりました・・・。
タキがすごく好きです。
めっちゃ好みです。
陽太にだけそっと甘えてるのがなんとも(*´ω`*)
本人はそんなつもりはないんでしょうが。
そしてなんとも迷惑な兄弟喧嘩・・・。
お姉さんは本当に可哀想で。でも、それ考えたらこの本読めなくなってしまうよね、とも。思ってたほどドロドロ感は感じませんでしたし。
兄弟は共有するつもりはないけれども、この手の共有モノは大変大好物です。
姉に罪悪感を抱きながらも快楽にのまれて兄弟の手に堕ちていく陽太もいいです。
そこらへんもうちょっと苦悩してる描写があっても良かったのになぁと思いますが。
「二つの爪痕」っていうタイトル好きです。
タイトルに込められた意味を読んだ時にニヤニヤしてしまいました。
「キャラ文芸」とは?「20代~40代の女性をターゲットにしたエンタメ小説」
エンタメとは、 "Entertainment、娯楽の略語。
エンターテイメント小説(娯楽小説)とは
著者が自由に表現して、読者の「面白い! を引き出すために、様々な工夫を取り入れたもの・・という定義。
著者キャラ文庫初登場なら、「面白い!」が詰まった内容かと期待、
著者の「楽しい」は、追い詰められて罠る「サイコの狩」だった。
・・キャラの雑誌に連載した3P小説に加筆した再編版。
前半主体は、心情描写。二人に追い詰められ墜ちる陽太。毒が回って麻痺。
後半から殆ど3Pのアレ・・雑誌連載では書けなかった、閨場面重点。・・ごく初期の作品なので、それほどでもなかった。
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護:陽太の父:経営斜めな春日井工務店経営者
陽菜:27才 陽太の姉で母代り 半年後に俊成と政略結婚、ホストに夢中
陽太:20才 教職志望の大学二年 純真 仔猫のような童顔
タキ:23才 一点集中の粘着質 №1ホスト
峻成:32才 藤堂建設社長令息 眼鏡美形 陽菜の婚約者 異母弟啓斗は家出中