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幸せはこんなカタチでやってくる(3)

shiawase wa konnna katachi de yattekurru

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表題作幸せはこんなカタチでやってくる(3)

堤圭司 22歳 営業一課勤務のサラリーマン
本間裕之 24歳 開発部勤務のサラリーマン

あらすじ

上京した超ブラコンな雅治が、兄・本間と仲のいい堤につっかかり? 初期BL作品カバー&短編漫画描き下ろし!待望の新装版で登場!

作品情報

作品名
幸せはこんなカタチでやってくる(3)
著者
葉芝真己 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
幸せはこんなカタチでやってくる
発売日
ISBN
9784344828704
3.9

(14)

(6)

萌々

(5)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
53
評価数
14
平均
3.9 / 5
神率
42.9%

レビュー投稿数4

いつまでも…幸せはこんなカタチで続いていく‼︎

懐かしの第3巻!最終巻です!

最終巻のカバーイラストも、綺麗で可愛らしくて、2人の寄り添う姿や、手と目線にニヤけてしまい、読む前から幸せ気分ほっこりでした♡

分厚い3冊掛けて、
堤が一目惚れして恋が始まり、本間が堤を受け入れるまでに色んな葛藤を繰り広げ、体の関係ができ、恋のライバルも出現して…と
時にはぶつかり、すれ違いながらも、お互いを思いやりながら、一つ一つの難関を潜り抜けてきた2人の恋愛模様でした。

最終巻の難関は…⁉︎
堤にとっては最強のライバルとなる、本間の弟•雅治の登場!
そして、これも堤にとっては最後の砦…最愛の人…本間との同居生活の獲得でした。

雅治の登場で、ことごとく本間との2人の時間を邪魔され続け、やっとの休日デートも邪魔をされ、嫌がらせのような事をされながらも、嫌な顔ひとつせず、むしろ気に入られようと頑張る人の良い堤。
本間に愛があるとはいえども、この寛大さは男の鏡だなあと感心しながら読んでしまいました。

でも結局は弟君でも、2人の愛情の深さには勝てなかったんです。
可哀想だけど、本間の中で雅治は、いつまでも大好きで大切な弟君でしかなかったんです。
だけど、堤にとっても本間と血のつながりのある可愛い弟は、ある意味永遠のライバルかも⁉︎(笑)
まだまだ平穏さには遠い2人の恋路といった感じでした。

そしてもう一人、本間の中では親友でしかない志賀。
雅治の登場を密かに楽しんでいたりもして…
でも、やっぱり憎めない、いい男っぷりを今回も発揮してくれてました。

同居問題でも、志賀と雅治の2人はいい味だしてくれてます。
本間と堤にうまくいって欲しくないような事を言いながらも、やっぱり愛する本間の悲しい姿は見たくないからと!
本間が幸せならと…温かく見守る2人にジーンときました。

本間に魅力があるからこそなんですけど、いい男3人に愛されている本間は幸せだなあと…羨ましい(笑)

そして、長かったこの物語も、最後まで本間一筋で頑張り続けた男•堤のプロポーズで幸せはいっぱい大団円でした。

私の中では、この2人は愛着ある萌キャラです。
天然美人なリーマン本間。
でもただ綺麗なだけではなくて、真面目で頑固で、大人なのに恋には奥手で健気で…
しかも怒らすと直ぐに手が出る…ある意味、最強で最凶な愛らしさたっぷりな受様でした。

そして大型ワンコ年下攻として、私の中では不動の堤♡
強引に迫っているようで、そこにはいつも本間に対する愛情がたっぷり詰まっていて、臆病な本間の性格も承知しているから、不安にさせないように、いつも先手先手で本間を思いやる行動は、読んでいて清々しく心地良かったです。

今回の書き下ろしのお話を読んでいて、改めて思ったことは⁉︎
やっぱり、90年代の作品なので絵柄が全く違うなあ〜と(笑)
今の葉芝先生の絵柄も素敵で好きですけど、この作品には、時代を彷彿させる昔の絵柄の方がしっくりくるなあと感じました。

本編を読まれた方は、中身の古さにも驚かれるんじゃないかとも思います!
なにしろバブル時代の作品ですから、若くても男性のスーツはダブルだし、シャツの袖もだぶだぶで、女性はボディコンスーツにワンレン髪です(笑)
携帯やスマホなんて存在しないですから、連絡はポケベルに家電が主流。
でも、そんな時代だからこそ生み出せた素晴らしい世界観のお話だとも思いました。
恐ろしく時代を感じて感慨深かったです。

2人の始めての旅行エピに、名刺交換エピ、お互いの誕生日エピ、留守番対応の電話エピ、同居を始めたラブラブの日常。
そして2人の出会い…幸せはこんなカタチでやってきたなどなど、たくさんのエピが詰まっていて読み応えたっぷりの最終巻!

まだまだ読んでいたい気持ちですけど、日々愛で埋め尽くされていく2人の日常は、これからもずっと、幸せはこんなカタチで続いていくんだろうなあと思います。
幸せな気持ちを、いっぱい運んできてくれた癒しの作品♡
大満足ということで、最後の最後は神評価です‼︎

何回も再読しているので、内容を知っているにも拘らず、ドキドキや笑い、せつなさ…時には涙してしまう場面など、全ての萌が凝縮された、素晴らしい作品だと思います。
本当に、何回読んでも飽きたらない、オススメしたい素敵なシリーズ‼︎

前サも必ず応募してゲットしたいと思います。

2

つかの間のしあわせ

2巻目にはライバルも出てきてどうなることかと思いましたが
2人は相変わらずですが幸せな日々を過ごしていました。
そう、本間の弟が現れるまでは…(^^;)

大学が決まり上京してくる本間さんの弟。
この子が今回2人の中を振り回してくれてます。
少しですが2巻のライバル志賀も出てきます。
ですがなんだかんだで2人の間に入り込める者はいないようで
嫌々ながらに認めてるんですよね。

そして堤からのプロポーズも済み、
そこから2人の同棲も始まりで1年経っても相変わらずのラブラブです。

2

最強のライバル登場

新装版は3冊目で完結です。
きた~~弟、雅治くん。
色々色々ひっかき回しますが結局、志賀さんも雅治くんも本間さんの幸せが一番大切だったんですね。
こんなに大事にされている本間さんを託された堤は果報者だと思います・・・とはいえ、まだまだ安心はできないかも知れませんね。
書き下ろしの本間さんがやっぱりちょっと当時だったら考えられない行動に出ているので・・・その後のふたりみたいな新作も読んでみたいと思いました。
全サ、忘れずに応募しなくっちゃ。そういえば、この全サですが、帯に記載された応募のきまりに間違いがあったそうです。

1

いつまでもお幸せに!

新装版3、こちらの初出は1994年!
まだまだ90年代前半!同情するならカネをくれ!!www
エイ○ックス隆盛期w小○哲哉さんは今でも神と崇められています!
そしてV系も全盛期!頭吹っ飛ぶぐらいヘドバンしていたギャがいっぱいいました!

さて、最後はこの作品と当時の男性観を絡めて作品のキャラクターについて考えてみたいと思います。

受けの本間って、すごく分かりやすい「受け」キャラですよね。
攻めの堤も分かりやすい「攻め」キャラです。
すごく役割がはっきりしています。

攻めはおそらく当時の「女性の理想のタイプ」、受けは当時の「女性が感情移入しやすいタイプ」という感じがします。
なんせ男同士だというのに、本間は簡単に堤に組み敷かれてしまいます。殴り返していますが;
攻め・受けのキャラクターが完全に「男役・女役」に徹しているなぁと思うのです。

堤は愛する人を「守りたい」というタイプです。
「守りたい」は90年代~それ以前の男のタイプですよね~。
2000年代の攻めのタイプって「守りたい」というタイプの攻めってあんまりいない気がするのですが、どうでしょうか?
改めて人気作の攻めを見ていると、とてもじゃないけど「守りたい」なんて甲斐性を持ってる感じ、しないですねぇ~(笑)
変態やヘタレや甲斐性なしが上位にランクインしているので、やっぱり今と90年代では全然違いますね。
役割や関係に白黒つけられないものや、五分五分の関係などが増えたような感じがします。

時代とともに人気の攻めのタイプも変わっているのって面白いですね。
この作品には、古き良き時代の「男役・女役」の構図がばっちり出ているように思います。

そして受けさんが簡単に抱かれようとしないのも、ノンケの男らしいプライドは持たせているところが特徴的。
興味深いですよね。攻めは受けを女性を扱うかのように接しますが、受けは男のプライドは一応あって、簡単に組み敷かれないぞと。これはほかと比べてどうこうと言うことではなく、特に本作の受けキャラクターの特徴的なところかなと思います。受けはどノンケ思考のキャラクターなので、男らしいプライドは持っているけれど、実際は攻めから女の子を扱うみたいに大切に扱われています。
しかし本間が簡単にHをしない所を貞操観念の硬さと捉えるとまた面白いです。これこそ受けが女性の擬人化というパターンで、そんなふうに感情移入して読むこともできそうです。
色々と興味深い作品でした。

新装版ということで、葉芝さんの今の絵で書かれた描き下ろしも入っていて、それがすごく嬉しい!!これを見るために買ったようなもんですよwww

応募者全員サービスどしようかな~まだぜんぜん間に合うけど…w
今の葉芝さんの絵は好きなんですよね~。
昔の絵が嫌いってわけじゃないですけど、今の絵で見たいなぁ♪ウズウズ♪

1

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