• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作悪魔公爵と愛玩仔猫

悪魔公爵 クライド・ライヒヴァイン
拾われた黒猫族の執事見習い ノエル

その他の収録作品

  • マタタビの誘惑-ノエル編-
  • ノエル奮闘記
  • あとがき

あらすじ

ここは悪魔界。黒猫族の落ちこぼれであるノエルは銀の森で肉食大青虫に追いかけられているところを悪魔公爵・クライドに助けられ…。

作品情報

作品名
悪魔公爵と愛玩仔猫
著者
妃川螢 
イラスト
古澤エノ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
悪魔伯爵と黒猫執事
発売日
ISBN
9784344828773
3.8

(10)

(1)

萌々

(6)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
38
評価数
10
平均
3.8 / 5
神率
10%

レビュー投稿数4

二度美味しい設定が萌え萌えします

前作『悪魔伯爵と黒猫執事』の続編的スピンオフ、前作の攻め、ヘタレな伯爵悪魔の
兄で次期魔王と言われているクライドが攻め役で登場しています。
そして前作でもカラフルなマタタビの実を見つめていてチラッと登場していた
前作の受け執事と同族の黒猫族で額にも能力の高さを証明する星の印がありながらも
執事失格と言われてる黒猫姿も愛らしいノエルが受け役での続編です。

黒猫姿だけでも萌えるのに、人形にネコ耳シッポバージョンもあって更にクラウドの
狼姿で黒猫姿のノエルと触れ合っているシーンもあり、萌えの倍増計画ですかと
密かに興奮しながら萌えを堪能させて頂きました。
大好物設定のオンパレードで嬉しいファンタジーモフモフでとても嬉しい作品。

前作とは違い受けがまだまだお子ちゃまでちょっとショタ風味もあるかも知れません。
それでも見た目は可愛くても悪魔ですから、年齢はかなりいっているかも(笑)
クラウドの可愛がり方はかなり捻くれていて好きなものを苛める系みたいで
精神的にお子ちゃまなノエルはその裏返しのような愛情と本音が理解出来なくて
うにゃうにゃ言いながら泣いて誤解して家でしてと本人にすれば可哀想だけど
読んでる方はなんて可愛いのかしらと思ってしまうのです。
クールで冷静沈着なクラウドが慌てる姿にはノエルへの愛を感じます。

失敗ばかりのノエルに雷を落しながらも可愛い仔猫に本当はメロメロな悪魔公爵、
素直に愛情を示せるタイプではないけれど、それがまた萌えに繋がります。
前作の新種のマタタビと時間的にリンクしてる『マタタビの誘惑-ノエル編』は
ドジでダメ猫だけど、何故か魔界獣や魔界植物に異常に好かれる不思議能力があり、
クラウドの苛められながらもにゃうにゃうとクラウドに懐いている仔猫ちゃんが
自分の額の印と同じ星模様の新種のマタタビの実を食べて性格が今までとは180度違う
大人びたエロ誘いニャンコになったりする話も描かれています。
丸ごと1冊萌えニャンコのお話でとても面白かったです。

3

お兄ちゃん編

前回のヘタレご主人様も好きでしたが
今回のお兄ちゃん編のように、
しっかりしてるご主人様が振り回されてる(?)のも大好きです。

今回は前回の執事と違って落ちこぼれ
ご主人様と執事が前作と正反対なんですよね。
今回はちゃんと執事にさえもしてもらえてませんが…(^^;)

でも落ちこぼれだからこそクライドに対して
他の悪魔なら恐ろしくて言えないこと、できないことが素直にできる。
確かに今まで自分が相手してきた悪魔と違って物珍しさから傍に置くのも分りますし、
だんだんとそれが手放せなくなっていくクライドがいいのです!!
それを見守る執事も素敵(笑)

しかし作中に出てくるマタタビですが全部排除されるのはもったいないぞっ!!

1

本当にバカな猫ほど可愛い

5作目の天使ものから逆たどりで当作へ。
おかしい。ショタは嫌いだったはずなのに、当作のバカ猫は最高に可愛らしい。
自分の嗜好をもう一度見直そうと思った作品です。

登場人物
攻め:悪魔界の№2.眉間にしわを寄せていることが多い印象。正直怖い(笑)
受け:黒猫族の子。執事としての能力はほぼ皆無で何やっても失敗する。
   しかもひっそり失敗するのではなく、派手派手しく失敗する。
   要は、はた迷惑。
ランバート:攻めの超優秀執事。おじいちゃんなので、助けになるかと
      受けを拾ったのだが・・・
      受けのやらかす全てを余裕で受け止めている。
あと、他作の登場人物(アルヴィン、イブリン、ヒース)も出番あります。

バカ猫は、かなりどんくさい。騒々しい。学習しない。
何回やってんねんっと、ほとほと呆れるのですが、なぜかキライになれない。
私が苦手とする他のショタと何が違うんだろう?と自分でも
よく分からないのですが、怒りまくりながら溺愛している攻めさんに
シンクロしてしまいます。

最後にあとがきとしてエノ先生の漫画4Pついているのですが、
これがすんごく可愛い~
訪ねてきたヒースの髪をみて「ゆるふわ・・・」とつぶやくノエル(笑)
翌朝起きたクライドは自分の髪をみて激怒し、
執事のランバートは「素敵な事です」と言うお話。
これを読んで、かなりノエルの印象が変わったことは確かです。
(シリーズ通してエノ先生があとがき漫画を入れてくださってます。
 まじで面白い)

ショタはダメだ という方も一度チャレンジしていただいても
よいかも と思いました。

0

アホっ子の黒猫はペットなのです

前作『悪魔伯爵と黒猫執事』にも登場したアルヴィンの兄である悪魔公爵のクライドと彼が拾った黒猫族の執事見習い(本当はペットw)ノエルの物語。
こちらはノエルのアホっ子バカ猫ぶりが最初から最後まで発揮され、それにヤレヤレと言いながら実はそんなノエルが可愛くて仕方ないであろう、だけどキツイ態度をしているクライドという姿が描かれ、案外にアマアマなものでした。

銀色の森で狼の姿になっているクライドの安らぎのひと時の静寂を破ったのは、肉食大青虫に追いかけられる黒猫族の仔猫ノエル。
クライドが仔猫を助ける形になり、能力値が強い印を額に持つ黒猫族だった為に家に連れ帰るのですが、このノエル、変身も自由にできない能力も不安定の落ちこぼれ黒猫族だったのです。
しかし、将来に期待して執事見習いとして家に置いてやることにします。
ところが!
やることなすことドジで失敗ばかり。
使役悪魔をつかうどころか懐かれるばかりで全然役に立ちません。

こんなノエルですが、クライド結構かわいいと思っちゃってるのですv
ひねくれ者だから素直に言葉を言ってやれないで、他の貴族悪魔に意地張って、こんな奴みたいな事を言ってそれを聞いたノエルが落ち込んで家出してしまったり。
そんなすれ違いがあって、もう手放さないぞとばかりにエッチしちゃう。
それでも、勘違いしてノエルは再び家出をしてまたクライドが連れ戻しに行ったりと、
案外に、クライドがメロメロになってる様子なんです。
傲慢俺様の意地っ張り溺愛が、面白いかな?

弟編とは性格も展開も違うので、違う味は出ているのですが、ノエルが非常にアホっ子でかわいいので、巻末に古澤エノさんの漫画が載っていますが、このお話こそ小説じゃなくてコミカライズにして出した方が良かった気がしないでもないのですよね~(その位イラストも魅力的)

そしてこちらにもマタタビ編があります。
イヴリンが酷い目にあった亜種マタタビが、クライドの領地でも繁殖して偶然ノエルがそれをかじっちゃうのです。
ここでも、また追っかけっこがあり、妖艶なノエルになったり、子供のノエルになってしまったりの変化はあるものの、本編と変わりないノエルに翻弄されるクライドという姿だったので、愉快ではあるのですが若干のマンネリを感じないでもなかったです。

ノエルはどんなに頑張っても執事にはなれなさそうです(笑)
でも、クライドも執事のランバートもそれを解っていて彼の好きなようにさせて、やれやれと思ってはそれを愛でているんでしょうね。
本人は執事見習いのつもりだけど、やっぱりペットです(爆)

5

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP