世界の果てで、待ってる。

sekai no hate de matteru

世界の果てで、待ってる。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
39
評価数
11件
平均
3.6 / 5
神率
27.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784758072625

あらすじ

野菜の収穫、牛の乳搾り、指一本で叩くキーボード、エトセトラエトセトラ…。
しがない田舎の広報誌を作るため、慣れない作業に奮闘する泰我。実はチャート1位常連のロックバンドのギタリスト。
だけど訳あってただいまボイコット中…というか左遷中。
離れていても想うのは、ライブ中にキスを仕掛けてきた、同じバンドのベーシスト左右のことばかり。
これぞ松下キックの世界観!渾身のオール描き下ろし!!
【カバー裏より】

表題作世界の果てで、待ってる。

ロックバンド「レジス」のギタリスト 泰我 28歳
ベーシスト 左右 29歳

その他の収録作品

  • その後①
  • その後②
  • その後③

評価・レビューする

レビュー投稿数5

意味のないキスなんて、あるの?

表紙カバーからの印象は拙い感じですが、このタイトルが気になったので購入した初読み作家さんです。(ちょっと冒険でもありました)


人気ロックバンド・レジスのギタリスト、泰我(たいが)。
28にもなって「バンドを辞めたい」などと無駄に駄々をこねる甘ったれた性根をどーにかしろ!とばかりに預けられた見知らぬ田舎町で、どーにかこーにか何かを見つける?的なお話。
(…スイマセンどうぞ他の方のレビューをご参照に…)

まぁ色々と煮詰まってたらしいんですけど。
この主人公がいい歳したオトナに見えない幼さ…。これは彼の内面をも表してるのかな?それともミュージシャンてかアーティストは皆若作りしがちという事だろーか。


で、ストーリー的に誰が誰とどうなりたいのか、自分は割と大詰めまでわかりませんで。
その点でいったら先が読めなくて面白かったです。(鈍いとこういう時お得?)
当て馬的に見える世話役さんや、うさんくさいユニット相手にまんまと惑わされ……ふふ、してやられましたよ。

田舎町での通勤に毎回両手をヒモで縛られて連れて歩かれる泰我。(まぁ仕方なくの合意で)
逃亡防止らしいけど、半ば世話役さんの趣味で続きは…。
だって現金もろくに持ってないのに逃げられるワケないじゃん。(泰我も泰我でいつまでおとなしくドナドナされとるのか☆)
…はっ、ヒッチハイクがあったか!(するかな~レジスの泰我が)


そんで自分は結構会話に置いていかれました(笑)。
登場人物の間では成立しているもんで、こっち側は放ったらかしw

でもそれがリアルっていうか。
読み手に関係なく彼らは彼らの日常があるわけで。
そんな風に置いてかれたまま話が進んでいく不思議な感覚は今までなかったなー……。


しっかし、コトの最中に色気のない(驚きの?)声を出してる泰我に
「うるさい」と一喝するお相手!
そんなシーン今まで見たことない…。もぉこのコマだけで「萌え」つけちゃる。

そして自分も左右(さゆ)のスネ毛に1票♪(キミの瞳に乾杯!的な。えっ違う?)
「猫耳でする話じゃない」でもそれ可愛い…wこれで29って!

あと些細なコトですが、腐女子がどうとかいう描写は自分はない方がよかった…。(だって嫌ですよ~ミュージシャンが公式カップリングとか言うなんてw)


ん~気になるので他の作品も読んでみようかな、と。
世界の果てかぁ…来てくれる確約がなきゃ待てんなーw

3

Twitter的な

一読して巻末を見て記された一言に安堵しつつニヤリ。

「初出
すべて描き下ろし」【改行ママ】

そうでしょうね。この作品、ゆるそうに見えて尻尾を
つかまえるのがとてつもなく難儀な作品ですから。

評者にとってこの作品はツイッターのタイムラインを
一定時間置きに眺めている様な感覚を覚える手応えの
存在です。
実際どの切り口をとっても話の接ぎ穂にする事が可能で
あり、そしてそれは様々な展開の可能性を見せつつ
読者の目を惑わせ続けます。
でもそこから言葉を少しずつ削ぎ落とすと最初に提示された
結論の変奏曲が待っていた、と言うオチが来る。
それで納得してしまっている自身が不思議です。
これもこの作者さんの一種の人徳なんでしょうね。

3

世界の果てまで追っかけて来て欲しい

ロックバンド「レジス」のギタリスト泰我は同じバンドのメンバーのベーシスト左右が好き。
左右がライブ中に泰我にキスしてきたことが頭をはなれない。
そしてライブの後に、泰我が「なぁ左右ツアー終わったし、二人で逃げよう 世界の果てにさ」
と左右に言うんだけれど、
ところが左右はキスしてきたくせに、世界の果てに行くのはお断りしちゃうんですよね(笑)
気持ちが同じ方向に向いてないときに「世界の果てにさ」なんて言われたら、
左右じゃなくても断っちゃうかなw
結局泰我は振られたのでバンドを辞めると言い出して、そしてバンドメンバーから頭を冷やせと言われて、田舎の広報誌を作るところに左遷されてしまいます。

その田舎で出会った人々がゆる~い生活してて。
この実につまらない淡々とした薄味な日常が最高に好きです(笑)
この展開って理にかなってる展開で、
環境を変えることによって煮詰まった思考を解きほぐす効果って本当にありますけど、
そういうのを難しくなく、ほわほわした表現を用いて描くとこんな感じになるんだなーと。
こういう表現大好きなので、個人的にグっときました。

そして田続き舎にいて、泰我と左右はお互いに何をしているのか知らずにいて、
時々周りの人間からお互いの近況を聞いて、なぜかイラっとします。
ここは離れていても気になる存在だったということを実感している二人が描かれていて良いと思いました。

その後、左右がTVで司会者に近状を聞かれた時に「世界の果てに行きたい」みたいなことを言って、泰我はそれを見てて興奮して左右に電話するんですね。
ここ結構好きなシーンでした。
左右の、一度断られたぐらいで折れるなよ!でも、しょーがないから俺から行ってやるよ。
って心の声が聞こえた気がしました。
ホントしょーがないです、泰我がお子様なんで(笑)左右が合わせてあげるしかないです。

そして世界の果てまで追っかけていったのは左右。
世界の果てで待っていたのは泰我。

性格的には左右のほうが追いかけられることに慣れてて、待っているタイプっぽかったのに、
逆に泰我のところまで迎えに行ったのは、やっぱりそこに愛があるからだろうと思いました。
二人の愛情の出し方が噛み合わなかったから、
だから二人はグルグルしちゃったんだろうなと感じました。
でもこういうグルグルも悪くない。
萌えとは少し違うんですが、キックさんのこういう表現はかなり好きな部類です。

5

年齢不詳のイラストだね

恋を意識する、自分の気持ちを見つめる、相手の事を考える、それには時間と距離が
必要で、その中でそれぞれが考える。
人気ロックバンドのメンバーの泰我と左右との関係が恋になるまでを
それぞれの立場と環境でゆっくり確実に育っていくようなラブでしょうか。

それにこの作家さんのイラストはキャラ年齢が不詳気味で、線の細さも独特ですね。
好き嫌いから言えば・・・イラスト自体は好みからは離れているかも知れない。
内容的にはかなり面白いアプローチだと思うけれど、全体的に浮世離れした
世界観があって、個人的には入り込めなかったかも知れないです。
それでも好きの気持ちが少しずつ育っていくようでほんわかした感じは素敵です。

3

魔法じゃないよ☆

松下キックさんらしいというか何と言うか、ゆるふわ~♪
バンドのアホっ子ヘタレギタリスト×ツンデレベーシスト
ベーシストの左右にキスされたその意味を意識してツアーが終わった後、ギタリストの泰河が左右に言った言葉「二人で逃げよう、世界の果てにさ」←中二発想w
嫌だと言われて失恋し、やる気をうしなってしまった泰河が連れて来られた先はどこかしらない田舎町。
そこで不思議な福田さんと同居して、役場の広報誌の仕事やら農家の手伝いやら色々しながら、左右の事が気になって仕方ない。
左右はその間に入った仕事=国民的アイドル神路流星とのユニット結成。
魔法を使う流星によってもたらされる泰河の様子に色々考えて。
泰河に課せられた「ありがとう」が言えたら貰えるシールをカード一杯に集めた日・・・

泰河には福田さん。
左右には流星。
でもバックにはメンバーの憎たらしいはずのチーズがいておぜん立てをしてくれていた。
流星は本当に魔法を使えたのかな?
まあ、そんな細かい事はいいのです。

泰河も左右も素直になる勇気が必要だったんだ
左右がかわいいのです!
ツンと澄ましながら、本音を続き隠す時の照れた顔。
泰河が好きになった目も口も、女の子みたいなのにスネ毛(爆)ちゃんと29の三十路前男だよw

猫耳でにゃんとテレビに出てきた左右を見た時の泰河の顔の崩壊具合。
なんで俺に知らせてくれなかったんだよー!いや、君左右と電話した時に肝心の本題に入る前に切っちゃったからw
電話が来ないよ~って言うくせに、電話にでない。
左右がきになってLINEやリプライを気にしている。
もうっ、ほんとうにどこの思春期の男子だ!って(笑)

全体がゆるゆる~と進む中、着実に確かに形になっていく今まで漠然としていた気持ちが見えます。
この話、もう性別を超越してる。
唯一主張する男らしさは左右のスネ毛だった(爆)
ここにはキュンが落ちている。

4

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