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表題作蜜香の虜

流派本家筋の次男で会社社長 東雲宗
香道速水流の家元 早水刻也

同時収録作品華は支配者の香り

香道名門の志藤流次期当主 志藤匡
内弟子 藤之枝和己

その他の収録作品

  • 蜜香の虜 番外編
  • あとがき

あらすじ

刻也は実家の香道一門を維持するため、自らと引きかえに名門の次期当主・匡の援助を受けている。しかし、それが宗に見つかって…。

作品情報

作品名
蜜香の虜
著者
きりみゆうや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775520772
2.6

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
11
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

いきなりの展開かな

よくありがちな借金や家の為に身売りしている話で、それが経済的にも大変な
香道の弱小家元と本家筋の香道家の次男で会社経営の息子との話。
弱小家元の刻也がお世話になるのが他流の香道家の次期家元なのですが、
これもかなり軽い遊び人風で、刻也の事も援助するけどただではダメくらい簡単。
そこへ刻也の本家筋の東雲が仕事で出向いた事で関係を知られ、止めるように言われ
いつの間にか二人が本気の恋になっていて、刻也の窮地も自分の会社で正規の
アドバイザーとして就任させることで助ける健全なカップル。
それでも、いつからそんな気持ちにおなりですか?と思わずにいられない感じ。

もう一カップルは刻也の身売りの相手である志藤と内弟子の藤之枝の二人。
強気で淫乱な藤之枝とやんちゃな次期家元志藤ですが、藤之枝さんは志藤の父親である
家元と内弟子としてやって来た時から関係があったりする淫乱さん。
それを承知で人のものだから余計欲しくなる志藤とも関係を持っています。
二人ともにかなり乱れて下半身がユルユルなのですが、そんな中にもやっぱり
他人には伺えない思いが確かにあるようなエロい二人。
表題のカップルよりは解りやすくていいです。
表題だけなら中立だったけど、後半のエロカプにて萌えですね。

3

3Pではなかったです(^^;)

自分(刻也)の家を救うために体を差し出すお話でした。
で、その相手(表紙右・志藤)と結ばれるのかと思いきや
後から事情を知った相手(表紙左・東雲)と結ばれるお話。

最初に体を差し出した相手は遊び好きな性格で
後半のお話で本気で恋愛する感じですが
その相手(藤之枝)がまた曲者でして…
刻也を相手にオイタしてる時も嫉妬するそぶりも見えず
どちらかというと志藤を振り回してるように見えます。
後半のお話を読むと、こんなに(自分の父親から奪うくらい)
藤之枝のことが好きなのに、なんで遊びとはいえ他の奴を抱けるんだ??
でも藤之枝だって負けず劣らずな感じなのでいいのかな?

そして東雲のはというと…
はい、志藤とは正反対の性格で、
とにかく刻也を大事に大事にしてくれてます。
だからなのか、志藤のところに比べてちょっと物足りない。
いやいや真面目が悪いってわけじゃないんですよ(笑)
もう少しだけ強引なところも見たかっただけ(^^;)

1

真面目組vs不真面目組

大人な人物を描く作家さんが香道を舞台にして着物の人物ということで注目していました。
スーツの男は逆三角形の体格でカッコイイのです。
それが着物になると胸から上はまだいいのですが、全身になると浴衣みたいになっちゃって(浴衣の時もあるが)ちょっとペラペラ感があるのが、
そして着物エッチの醍醐味の裾チラのまくりあげとか、足袋の足元の色気とか、
自分の期待した着物のエロスが少し感じられなくて、そこは残念だったかも。
あと前作の時も書いたのですが、攻めの顔、受けの顔の特徴が何となく似ていて顔の印象が弱いのです。
話的には、ちょっとドロドロしたものを含みながら根底には純愛を描いていて、
シリアス展開ながら抜け感があってほっとさせられる部分があります。

【蜜香の虜】
流派末端の落ち目の早水流の息子・刻也は苦しい家の為に大手・志藤流に講師の口を申し出るのですが、そこの時期家元・匡から見返りに体を差し出すことを言われる。
そうして時々寝る関係になっていたある日、そんな関係を本家筋東雲の香関係の会社経営をしている次男・宗に知られる。
その翌日から刻也を気にかけるようになる宗。
そんな宗を刻也は好きになり・・・
匡とは不本意な身体だけの関係。
家の経済事情もあり、宗が恋人としてもビジネスパートナーとしても刻也を救うという比較的まっとうなお話。
こちらは真面目組w

【華は支配者の香り】
こちらは刻也を抱いていた匡と志藤流の内弟子で遠縁にあたる藤之枝の、不真面目組のお話。
話的にはこちらの方が魅力的ですが、一筋縄でいかない超ビッチの藤之枝のキャラクター勝ちです♪
匡も遊び人なりに、意外にまっすぐな愛を持っている人で…なのに遊び人w
この匡も藤之枝には負けてます!すごいよ藤之枝(笑)
だけど、複数の男性と平気で関係を持つようなビッチが苦手な人には、超苦手キャラになりうるかも、、、そのくらい尻軽です。っていうかひょっとして淫乱?(しかも絶倫w)
藤之枝が父親と寝ているのを知って自分のモノにしたいと思って手に入れたのだが、家元喰いというだけに心配で仕方ない(そのくせ刻也に手をだしていたw)
しかし、匡が用事で不在になった時寂しいからと東雲の家元を誘惑して関係を持つ藤之枝。
これって目には目を歯には歯を!?
東雲のお兄ちゃん、スケベそうなのに藤之枝の過去を匡に暴露されて寝込んだっていうから・・・???
遊び人でビッチな二人だけど、一応そこには互いだけへの執着愛はあったってことですね♪
多分、匡は藤之枝に尻に敷かれてるタイプなんだと思うw

描き下ろしは、宗の部屋の合い鍵をもらった刻也が先に部屋で待っている時に宗の匂いにムラムラして自慰しているところを宗に見つかって、、というラブラブエッチです。

もう少し人物の表情とかあるとな~印象が強くなるんだけどなぁ~

4

もう少しスムーズだったら…

表紙に3人いますが、複数はないのでご安心を。

「蜜香の虜」(前後編+描き下ろし)
借金を抱えた自分の家を救うために、流派違いの香道の次期当主・匡に体を差し出している早水。それを本家筋の東雲に知られてしまい…。
シンデレラストーリーでした。

「華は支配者の香り」(1〜3話)
早水にフラれた匡と内弟子の藤之枝。
「言わなきゃ伝わらないよね」という話。

どちらとも登場人物のノリとテンションが一定しなくて、ストーリー展開もちょっと飛ぶような唐突さがあるのが気になりました。
モノローグの方が良さそうなところが独り言だったりしたのも気になってしまい…。
作画はごく稀に崩れるコマがあるものの美しいので、人物描写がもっとしっかりしていて、ストーリー展開もスムーズなら…。
もったいなく感じました。

1

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