命懸けの3P監禁愛!!

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表題作獣の恋鎖

匡虎(ヤクザ次男・イトコ)/倫(喜春の番犬)
喜春(ヤクザ養子・店を何店か経営・M)

その他の収録作品

  • 番外編 大事なもの
  • 喜春ちゃんのこどくなぐるめ

あらすじ

義父に売春をさせられていた過去をもつ喜春。そんな喜春を溺愛する匡虎と倫。2人に抱かれ、愛されながらも、水面下では自分を犯した男たちを破滅に追い込んでいく…!!
愛憎・執着・性愛…欲望渦巻く男たちの攻防、ついにクライマックス!!
知られざるエピソード凝縮の番外編も収録!!

作品情報

作品名
獣の恋鎖
著者
春日直加 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
色恋沙汰
発売日
ISBN
9784896441840
3.6

(26)

(8)

萌々

(10)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
89
評価数
26
平均
3.6 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数7

喜春ちゃんの本気は・・・

『色恋沙汰』『初恋の檻』に続いて3作目
過去の体験から淫乱Mとなり、次男で義兄の匡虎と高校からの世話係の倫と、叔父も認定の身体の関係を持ち、何店舗もあるビルのオーナーをしている喜春のシリーズ。
この天然風味で一見ボヤ~ンとした喜春が、実はダテにヤクザの養子ではなくオーナーもやっているのではない、という彼の過去に絡んだ本性を見た1本。
人物関係や過去などもあるので、できれば前作2冊は知っている方がわかりやすくていいかもしれない(2冊目にはプロフィールがあるので)

前の時絵が若干崩壊?と危ぶんだのですがこの本になって回復した模様。
あと、初めての方に多少注意書きをしておくと、この作家さんの描く人物の顔とか髪型がとても似ているので、どれが誰だかわからないとか、表情が薄いので感情が分かりづらいというのがあります。
しかし、自分にとってはこの淡々とした少し薄い表情が、凌辱強姦やかなり酷い場面さえも、あまり悲愴感を感じさせないと思うのです。
はまるとはまる作家さんなのですヨ☆
そして今作も、喜春ちゃんのキャラが奥深くてよかった~♪

今回は喜春の復讐劇です。
彼が子供の頃、義父に無理矢理させられていた売りで客に来ていたのは刑事の鶴見。
喜春に因縁を付け高杉組を追いだされ、出そうと思っていた店も取られ、逆恨みしていた女が弟の大和に喜春を陥れるように頼んだのと、
喜春がとっておいた昔のDVDに映り込んだ鶴見の画像を見せられて、復讐をされるかもと読んだ鶴見が、この大和を煽って喜春をはめようとする展開。
しかし、天然ちゃんのはずの喜春は用意周到に人脈を作り根回しをし、自らの身体を犠牲にしながらも、復讐は成し遂げられるのです。

喜春ちゃんの淫乱体質から、エッチはSMプレイです。
それぞれ匡虎と、倫と、3人で、とバリエーションあります。
特に匡虎とするとき「お兄ちゃん」呼びしてエッチするのがたまりません♪
淫乱といえば淫乱ですが、それで彼は甘えているのです。ちょっと不器用?
でも、皆が喜春を愛して可愛がっているので、彼は甘え上手なんですよv
この復讐も、喜春が一人で根回しして一人で動いた部分もありますが、それはいつも側にいてくれる二人の愛情を試すという、無茶なものではありましたが・・・
彼は拉致されて強姦されますが、元が淫乱で常々3Pプレイしてますから~余り違和感は感じなかったです。
それにしても、喜春を嵌めた大和達ってばすごい事になってました。
将馬の店で奴隷のようにさせられて、犬に獣姦!?コマが小さいですが、おおー♪

そして、今回本当の父親が登場します。
伊勢野組の東海組長。
でも、彼は全く喜春に関わらず生きてきたから関係ないと、すごく喜春に冷たく引導わたされてました。
やはり喜春ちゃんはタダモノじゃないですよ。

このシリーズのお楽しみは、喜春ちゃんのミニマンガ☆
今回は撃たれて入院している時の場面。
お腹を撃たれましたのであれが食べたい、これが食べたいと思っても食べられない。
そんな中、拉致された時に一緒にいて怪我をさせられた弁護士も入院していて、彼も~というギャグ漫画が。

これまだシリーズで続くのかな?
本の帯に「命懸けの3P監禁愛」なんてありますが、うむむむ・・・?

7

往年のレディコミを思わせる

こんにちは。
3Pコレクターのofnoticeです(ニヤリ)
先日、小説ではなくて、コミックで3Pおススメってないですか?という質問をいただきまして。
コミックの中で3Pシーンって、割によくあるものです。

ところが
3Pに特化したコミックとなると、意外に少ない。
ここらへんは3Pモノというジャンルが確立している小説とは違うところでして
はて、オイラちと悩みました。

3Pの醍醐味といえば、やはり、二人から同時に愛される悦びですかね。
愛されて、身体もどろどろグズグズになるエロス。
そういう意味で、エロ3Pの代表作といえば、やはりドMの喜春と
義兄で鬼畜な匡虎・優しいが実はドSな世話係、倫の3人が織りなすコレかなと。
このシリーズも3冊目、長編化する兆しが…。

ピアスシリーズですから問答無用のエロエロですが、
これはBLとしては常軌を逸しているかもしれないレベル。
伏字もなにもなしに、ち●ぽだの尻ま●こだの、ドカドカきますw
おいーーーーーw
久しぶりだぞ、ここまでアケスケなのは!
M字開脚で緊縛されてオモチャ重装備とか…あぁっ!キタコレwww
あまりにエロがすぎるので、白抜きの嵐!!!!心の眼で見ましょう。

絵柄といい、ストーリーといい、90年代のレディコミ、
それも当時、レディコミの女王と呼ばれた渡辺やよいにソックリ!
デッサンのへんな狂い方まで似てるwww
でも、無理もないかなぁ。渡辺やよいをはじめとした過激レディコミ「アムール」って、「JUNE」を生み出したところと同じサン出版(現在のマガジン・マガジン社)から出ていたんだもの。
ずっとあとから聞いた話だが、アムールとJUNEの編集部って隣だったとか。

「アムール」や「デジール」にお世話になった方は一読の価値ありです!
そんなわけで、オイラもちょっと懐かしい…というか、ほろ苦い気持ちで眺めてしまいました。
なので、逆にレディコミ全盛期とかやおい期を知らないBL世代の方には
ちときっついかもしれない。
話がわかりやすいわけじゃないし、現代BLのセオリーからちと外れてるからね。
ただ、とにかく派手なエロが読みたい!ワビサビは二の次!という方にはおすすめ。

5

天然で物静かなのに宿る激情

シリーズも3作目、3P標準装備で痛い内容のストーリーで苦手な展開であるはずが
結構好きかも知れないと読めるのは、登場する受けキャラ喜春の性格が所以。
その喜春は根っからM属性、過去の悲惨な体験も下地になっているだろうけど
母親の血を色濃く受継いでいる気がします。

児童買春をさせられ、いつか役に立つと言っていた自身が映った売春ビデオ、
今まで自分を買った男たちに復讐して来て最後の一人は組にも害がある刑事。
その復讐のために従兄弟の匡虎や世話役の倫にも言わずこっそり策を練っている。
やっていることは凄いけどどこか子供のような雰囲気があるのも魅力。
二人の溺愛執着されてるのに、自身の評価は被虐的に低くて時に痛く可愛らしい。
ギャップも感じさせる不思議キャラなのに惹かれるのですよ。
今回のエロもイタエロ&強姦複数凌辱される展開だけど全て復讐の為。
それでも、こんな汚れた自分をあの二人は嫌いになるかもとどこかで恐れる不安な
気持ちも見え隠れ、大事なものを持たないように欲しいものなど無かったはずが
少しずつ変わっていくような心の変化が見えてそれもまた萌える。
痛いけれど、その痛さを緩和して楽しませてくれる作品なのです。

4

強か。

シリーズ3冊め。
電子書籍で買ってたけど、どうしても紙で読みたくてシリーズ、紙で買ってしまったw
通販で頼んだけれど、本屋で買うにはとてもハードルの高い本ですね…(w
皆さん、どこで買われてるの?って思ってしまった。帯とか裏表紙のセリフというか煽りというか…。

3冊めは喜春の復讐劇と言っても最後のひとりなんだけれども。
ほかの方も書かれてるけれども、天然でぽやーとした感じなのに、なかなか強か。ほかの男達をどうやって破滅させたのかちょっと読んでみたかったかも。
喜春がようやく匡虎と倫に甘えて大丈夫、信じられるって思えるようになってなんか嬉しくなってしまった(´Д⊂ヽ
実の父の東海に「家族が居るもん」っていうセリフも(`;ω;´)
喜春、良かったねぇって。
喜春が撃たれて、匡虎の車で病院に向かってる時、死んでしまったと思ったのはわたしだけ?
次のページの伊勢野組が来た時の黒服をパッと見て葬式かと…
生きてて良かったw
喜春と匡虎と倫の話、もう少し読みたいんだけれど、もう終わりなのかなー?
溺愛されるのってすごく好きでこのシリーズはハマってしまったー(*´Д`)
あ、書き忘れ。
倫の手料理めっちゃ気になる!
食べてみたい!

0

この巻面白い!

色恋沙汰シリーズ3冊目は、まるっと一冊表題作でした。
この巻面白い!
喜春のしたたかさが露わになります。
関係ないんですけど、このシリーズのタイトルって京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズを彷彿とさせませんか。表紙絵の薄暗さといい。そんなこと思ってるの私だけだろうか…

今巻は子供時代に父親に売りをやらされていた喜春の復讐劇です。
とにかく喜春が容赦なくて滾る!
せっかくのヤクザ設定なんだから、やっぱりこれくらいは外道なことやってくれないと面白くないです(笑)
喜春が可哀想な環境で育っていたのは1巻目から表に出ていたんですが、今巻で明らかになった喜春の家族関係が複雑…(・・;
喜春に売りをさせてたのは義父で、実父は他にいます。
でもって母親はダメな男に引っかかった可哀想な女なのかと思ってたら、ヤクザ者の女らしいめちゃくちゃしたたかな女だった…喜春のしたたかさは母親譲りか。

急にキャラが色々出てくるので、頭の中で相関図を整理するのに難儀しました…
喜春、匡虎、倫以外の登場人物はこんな感じかな。

〔東海〕伊勢谷組二代目組長
〔矢崎〕伊勢谷組若頭
〔サキ〕以前高杉組に出入りしていたホステスで、現在は矢崎の愛人(色恋沙汰にちょろっと出てる)
〔大和〕サキの弟
〔旭斗〕大和の恋人
〔鶴見〕刑事で、昔喜春を買った客の一人(色恋沙汰にちょろっと出てる)
〔絢子〕喜春の母親
〔高杉竜興〕絢子の姉の旦那(喜春の叔父)で、高杉組組長
〔滝田〕高杉組若頭
〔将馬〕喜春の同級生で、滝田の恋人。喜春が経営する店をいくつか任されている
〔房市〕「初恋の檻」で喜春が拾った男で、現在は喜春の犬

相変わらずエロシーンがところ構わず唐突に入ってくるんですが、一般誌なら数コマだろうってところにエロ重視のピアス様は数ページ割くもんだから、エロに頭を持ってかれてそれまで読んでた話を忘れちゃうっていう(笑)お陰様でストーリーを把握するまでに3回くらい読み直しました。

言うまでもなく、
エロはエロエロで、喜春はグズグズのトロトロです。

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