殴らないでください

naguranaidekudasai

殴らないでください
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×26
  • 萌9
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
5
得点
54
評価数
22件
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784778115081

あらすじ

向坂史郎に告白された時、木嶋龍紀は相手が取引先の社長であることも忘れて殴ってしまった。龍紀は空手師範である父に極端に男らしく育てられたが、綺麗な顔のせいで変な男にもてまくり、ゲイには悪い印象しかない。殴ったことを黙っている代わりにと、育ちの良いお坊っちゃま社長の向坂が持ち出した条件は、「一緒にナイター見に行く」というごく穏やかなものだったが…。

表題作殴らないでください

学習塾の社長 向坂史郎・27歳
実家が空手道場の教材会社営業 木嶋龍紀・29歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

殴られてもへこたれない!w

名倉さんのラブコメはするする読めますし
私は一方的な暴力は好きじゃありませんが
受けが身を守ろうとする為ならば良いかなと手にとらせていただきました☆

学習塾などへの教材を扱う会社の龍紀が
担当を受け継ぐ学習塾社長の向坂から熱烈アタックを受けるお話。
龍紀は女顔のせいで過去に嫌な思いばかりしてきた為
自分に想いを寄せる同性に容赦がないのですが
向坂はどうやら今までの誰とも違うようで…。

もう、設定の段階から私は向坂の味方だったので
龍紀の拒み具合がいつ軟化するかってだけ気になりましたw
だって、年下攻めらしいし、向坂はすごく龍紀に気をつかっていながら
たまに抑えきれない気持ちをぶつけて撃沈したり健気なんですもの!!
龍紀の嫌がることはしないと言いながらも
どうにもならない時ってあるよね、わかるわかる。
それで殴られて蹴られても諦めないとか一途過ぎて…。

龍紀は勿論そんな類の男は問題外だったはずなのに
空手の道場を経営している厳格な父と向坂の直接対決で
口先だけでなく、体中震わせながらも龍紀の為に立ち向かう姿は
あれで絆されないヤツいないだろ続き…というくらい男前でした!!
龍紀が男に言い寄られるのは龍紀が悪いんじゃないって事をはっきり言い切るとか
愛を感じました。

龍紀の幼馴染で現警官の俊二がまた良き理解者で
実は龍紀にこっそり想いを寄せていた…っていうなら更に萌えていたと思いますw

お盆休みの予定を向坂に聞かれて、
まさか亡くなった自分の母親の墓参りに行きたいと言われるとは思ってなかったのに…。
そこでまたしても向坂の愛がホンモノだとわかるのです。
点数かせぎだなんて微塵もなくて、心からお母さんに挨拶したいって気持ちがね。

あれやこれやといってるうちに、もう龍紀だって覚悟決めないわけにはいかないっショw
龍紀が、抱かれたら思いのほか可愛らしく啼いていたので
向坂はますますのめりこむ事でしょうww
事あるごとに沢山写真を撮っていた姿も共感できました☆

男らしい受けが愛され倒すお話ってホント嬉しくなっちゃいます!

1

屈強で勇敢な受けと優しくて誠実な攻め

新刊チェック時からタイトルが気になっていました。
今回は特典ペーパーなど特に付いていなかったため、機会をみて古本で
購入する予定でしたが、いつもの書店でフェアが行われるということで、
結局は新本で購入しました。

精神的にも肉体的にも頑丈な受けがとても男前で好感を持ちました。
いくら攻めに非があって殴ってしまっても、冷静になって辞表を準備までして
反省したり、攻めからの様々な誘いに、断ろうとしながらも流されてばかりの
受けですが、「流されているなー」と、きちんと自覚をしているところに、
固い信念が伝わってきました。
最後に痴漢を捕らえる受けがとてもカッコ良かったです。

読む前から、タイトルの台詞は攻めの台詞かなと予想していました。
気の弱い攻めを想像していたのですが、固い信念と懐の広い包容力で
精神的に強い攻めにとても好感を持ちました。
受けが殴ってしまう理由をきちんと理解し、単なるマゾの性癖としてではなく、
受けが殴るのを喜んで受け入れる寛大な包容力があると思いました。
受けの父親から挑まれた時に、震えながらも決して逃げることは無く、
受けの父親続きの考えを正して、受けのことを正しく理解してほしいと訴える
攻めがとても男前だと思いました。

今回は受け視点で物語が展開していきましたが、
受けの心の中の心理描写が面白かったです。
受けと攻めの台詞も面白くて、特に受けの父親に対峙している時の攻めの台詞が、
言葉が詰まりながらも真剣に話している光景が目に浮かんで楽しく読みました。

今回の挿絵は安心感のある、みずかねりょう先生の絵で癒されました。
初めて表紙絵を見た瞬間に、攻めが外国の王子様っぽく見えてしまったので、
それ以来、挿絵で攻めを見る度に外国の人にしか見えなくて
困ってしまいました。 f(^^;

今回の評価は、「神」と「萌×2」で、ほんの少しだけ迷いました。
物語の内容や展開、人物設定など、とても萌えました。
タイトルも、とてもお気に入りです。
軽快なテンポで進み、文章や台詞もブレが無く、
しっかりと安定していて、とても読みやすかったです。
ゲラゲラと笑うような種類の笑いはありませんが、
とても面白くて楽しめる作品だと思いました。

全ての点において満遍なく十二分に満足できる作品だと、レビューを書くにあたって
久しぶりに感じたので、「神」にしようか、迷いが生じました。
読みごたえとしては「萌×2」だったので、あまり考えてしまうと
評価がなかなか決められないので、今でも本当は即決して良いのか
という思いもありますが、ここは出来るだけ主人公たちに倣って
潔く早く決断し、最終的には感覚的な部分を重視して、この評価にしました。
気持ちは「神」に近い「萌×2」です。

初めは古本で購入する予定でしたが、読んでみて新本で買って良かったと、
新本で買う価値があると思いました。

1

条件反射って怖いわ~

塾の経営者と出版社営業リーマンとのラブですが、このリーマンが強い!
受けになるのですが、空手黒帯で意外に気が短いから手が出てしまう。
お得意様でもある塾経営の社長の史郎から告白されて手加減していると言っても
身体が吹き飛んでしまう威力で断固拒絶、読み進めて行くとこれもある種の
過去のこだわりやトラウマ的なものかと少し感じます。

実家が空手道場で子供の頃から空手をして来た龍紀ですが、見た目は可愛い、
武道家として見た目もごつい父親には似ていなく、亡き母親にで可愛い系。
子供の頃から同性に好かれやすく、父親には変態を惹きつけるお前が悪いと
理不尽な言葉を投げかけられて育ったせいで、自分が同性に恋愛対称として
見られる事に我慢が出来ないのです。
男は男らしくあるべきと、どこかで自分自身に卑屈になっている気がしました。

でもそんな龍紀の前に現れた史郎は、お金持ちのお坊ちゃまみたいで暴力沙汰や
争い事には全然向いていない、ホワンとしたタイプ。
しかし、龍紀へ一目ぼれして、殴られても断られてもへこたれず、想いを貫く。
殴られている姿はヘタレっぽいのですが、どんな続きに殴られても梃子でも動かない
忍耐強さも感じさせるし、隠れた男前さんと言う感じでしたね。

史郎の健気な愛に絆され、変態を毛嫌いする龍紀の父親に龍紀のプライドのために
立ち向かっていく、殴られてもへこたれない姿にカッコいいとまで思ってしまう。
もちろんハッピーエンドなのですが、いざ事に及ぼうとすると手が出る龍紀。
心は受け入れて覚悟も決めているのに、身体が条件反射の如くパンチを繰り出す~
強い恋人との愛の交感も大変な二人だと妙に笑えました。

2

愛すべきバカワンコ

いわゆるひとつのライトなコメディですが、面白かったです。
好きな作家さんの一人ですが、読みやすいし、一気読み。

レビュー下手なんのでごめんなさい、ビシッと書けませんが…

進学塾の社長である向坂のところに営業の担当者として現れた木嶋。
木嶋は幼いときから同姓にやたらモテてそのせいで苦労しているのですが、出会って3回目で向坂に告白されブチギレ、木嶋は空手の黒帯だというのに向坂を殴ってしまいます。
得意先の社長を殴ったとあってはやばい、辞職も覚悟していたのですが向坂は殴ったのを黙っておくからと野球観戦に誘ってきます。
最初は嫌だった木嶋も何度か向坂と付き合っていくたびにだんだんほだされていって…というお話なんですが…。

一冊の話の中でお仕事風景というのはあまりありません。
とにかく徹頭徹尾向坂が木嶋のことがにっちもさっちも大好きで、木嶋に殴られようが突っぱねられようが、まさに大型犬の如くネバーギブアップでへこたれずに頑張るんです。向坂は二代目社長で苦労しらずのちょっとフワフワしてる(仕事はちゃんとしているみたいなんですが)っぽいお坊ちゃんなんですが、木嶋に対する気続き持ちにはブレがありません。
なんかここまでバカ(といったら御幣があるかもしれませんが)な一途さとか誠実さとか見せ付けられるとまあ木嶋もそら絆されるんじゃないかと。木嶋体育会系だしね。
猪木とか長嶋とかに通じる愛すべきバカ。
木嶋の気持ちの移り変わりがあまり詳しくなかったですが、向坂のワンコぶりが中心軸だとおもえばまあこんなもんじゃないかと。
 
好みは分かれるとは思いますが私はすごく楽しく読めました。

4

殴ったのが転機でした

ショコラの名倉作品はライトで愉快なノリが路線なのかな?
今回もそういう感じで展開していくお話で、殴られても諦めない超ワンコな攻めと、殴ったことでほだされていく主人公の受けという組み合わせが愉快な話ではあるのだが、
愉快で面白いのは前半まで。
確かにほだされなのではあるが、持っているコンプレックスやトラウマや、父親との関係というものがあるのに主人公の葛藤が薄くて。
これって性格が男らしいからいいのかな?とか。
幼馴染の親友がやけに理解がありすぎて、彼に展開の収拾役を担わせたような感じがして、
うまくきれいにまとまってはいるのだけど、何だか釈然としないものが、つっかかって残ってしまうような感じの作品でした。


会って3回目で告白してきた取引先の社長・向坂。
教材会社営業の龍紀は容姿のコンプレックスや、世の中変態ホモばかりでないかというような経験をしてきたために嫌悪感を抱き、それでもしつこい向坂にキれて殴ってしまう!?
だけど、事情を知った向坂は殴られた事を許しその代わりに、と、ナイターに誘われるが酔った向坂に襲われそうになったので、再び殴って怪我をさせてしまう。
続きそんな事が弱味になったわけではないのだが、それが転機になってほだされていってしまう龍紀なのです。


向坂が初めてあった時から好意がみえみえ。
ワンコ全開で社長ではあるのだが、二代目らしくのほほ~んとした感じを受けます。
それなりに、一途で龍紀の父親に偏見は間違っているとか、龍紀に謝れとか、父親の勝負を受けたりとか男らしい面も見せるので、まあ主人公がほだされる要素は無きにしも非ずか。
龍紀も殴ってけがを負わせてしまったことがあったからとはいえ、男なんてありえないというか彼が自分を好きということを知っていてデートとか了解したり、
多分、いい奴くらいにはなったと思うのだが最初の激しい拒否は一体何だったんだろう?な、恋愛の好意にまで発展する要素が弱すぎたような感じがするのです。
で、それをフォローしているのが幼馴染の親友で、客観的な彼さまさまなのがちょっと自分的に都合がよすぎると感じたのです。
頑固な父親も向坂と勝負した時に無言で去っていってそれっきりで、最後くらい登場するかと思ったら、何故か親友がやけに出張って彼が親・兄弟代わりみたいで。
エッチシーンの殴ってしまうかもしれないからと手足を縛ってというのだけは笑っちゃいましたが。

全体は上手くまとまっているのに、何か個がバラバラな感じがして今一つ入りきれませんでした。
好きな作家さんだけに、申し訳ないのですが厳しい評価にしたいと思います。

1

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