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表題作蕪木町ジュリエット

本郷光柾,37歳,元ヤクザの鯛焼き屋
甲田音哉,24歳,過保護な兄のいる巡査

その他の収録作品

  • ヤクソク。

あらすじ

本町通交番の巡査・甲田音哉は、町では蕪木町ジュリエットと呼ばれ、
警視庁勤めのエリートでブラコンの兄・剣に守られ、育てられた。
そんな音哉が出逢ったのは、元ヤクザで、
今はたい焼き屋「9」の店主・本郷光柾だった。
無愛想な本郷に惹かれる音哉だが、てひどく拒絶されてしまい!?

作品情報

作品名
蕪木町ジュリエット
著者
石田育絵 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030300
2.7

(7)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

シンプルな表紙なんだけど…

本郷さん(腕組んでる方)の顔がカッコよく見えたので買っちゃった(^^)

元ヤクザとおまわりさんのお話で
なんでジュリエットなんだろうと思って読んでたら
おまわりさん(音哉)は両親がすでになく超過保護でブラコンな兄に育てられた。
で、弟が中学の頃ヤンキーとツルみ始めたから
無理やり市立に転向させられたと。
そこからジュリエットってなったみたい。
でもタイトルにするほどの内容ではなかったのではと?!

とまぁ、タイトルは置いといて
音哉が本郷さんに好意をもって
それになんとなく気付いた兄がまた無理やり引き離そうとする。
本郷さんも最初は引くんだけど、音哉の粘り勝ちみたいなお話。

本郷さんとお兄さん、昔から反りが合わないみたいで
(なんと小学1年のクラスメイトだった)
お兄さんを殴った経緯もありで、元ヤクザっていう理由だけでなく
そのころから嫌いだったみたい。

付き合うようになった2人ですが
その後の方の雰囲気の方が好きかな。
いい子の音哉が結構ワガママ言ってなんだか可愛いvv
本郷さんの方が振り回されてるし。

1

ブラコン兄からの卒業

ストーリーも絵も非常にシンプルです。
カバーのデザインもシンプルで、一見普通っぽそうなのですがコミック画にしては珍しいものだと思います。

蕪木町の巡査・音哉は鯛焼き屋の本郷が気になる。
甘いモノが苦手なのに鯛焼きを食べる音哉を見て、彼の兄は本郷は元ヤクザであり彼に近づくなと釘をさすのだが気持ちを抑えられない。
そんな時、本郷は音哉がジュリエットと呼ばれているその由来を知るのです。
音哉が自分に過保護なほどの兄から、自分の意思で抜けだして本郷と結ばれる話し。

この音哉、何となく育ちがよさそうで人はいいのだが自己主張が余り強くない雰囲気がする。
兄がかなりのブランコで過保護なのだが、親がなく彼が親代わりというのもあって肉親に対しては甘い部分があるのかもしれない。
本郷に会うなと言われて少し反発心も持つようだが、彼が本郷会いたさに職務放棄をして
謹慎処分になった後始末を兄がしたのを(兄は警視庁勤務で親類も偉いさんのようだ)平然と受け入れてるし、職場の巡査も音哉の縁故を知っていて、謹慎の処罰は軽減されるんじゃないかと言っている。
そんな、甘んじてる部分はあるのに恋愛だけは譲れない。
甘やかされて素直に従ってきた彼が初めて反発する、いわゆる初めての思春期みたいな恋愛を描きたかったのかと思われるのだが、音哉の気持ちが恋愛中心で、今一つ兄に対しての気持ちが不明。
高校時代も、ヤンキーとつるんでいた(恋愛?)というので無理矢理転校させられた過去もあるのに・・・

本郷は元ヤクザで足を洗い、子供の頃一時住んでいた幸せだった頃の思い出のあるこの街で、祖母が鯛焼き屋をやっていたから、という理由で店を始めた人。
ちょっと強面で無愛想そうだが、優しい面を持っているようだ。
音哉の健気にほだされていくのです。
そして、音哉の兄と小学校の同級生で一度屁理屈を押しつける兄を殴ったことがあると!?

二人の恋愛に障害になるブランコン兄。
主人公達の恋愛に重点を置いたからかもしれないが、兄のブラコンの部分も無難な絡みだけで、穏やかな商店街が舞台ということで、話しも穏やかなのかもしれないが、展開の山谷がなだらかになってしまっていてちょっと物足りなさを感じてしまう。

2

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