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そいつと俺と、どっちが気持ちいいんだ?
エロいと聞きまして(´艸`*)くふv
バツイチ、元売れない役者で駆け出しの脚本家。
見目は悪くないが目立たない。
そんな受が親友で人気俳優な男と
知り合ったばかりの実力派若手俳優に
めちゃんこに犯されるというお話。
まったく真逆の性格な男二人に手籠めにされていく感じがエロスですね。
じっくりじっくり描かれる濡れ場がイイ!!
最初からハメてこないのがドキドキする。
鬼気迫る描き方が上手い!
正直ストーリー的にはザックリした感じなのですが
エロを重点に置けばこの上なくオイシイ作品でした。
バリエーションとかシチュとか思っていたもの頭一つ越えてたかな。
最後攻二人でキスを~な下りがちょっと好きです。
いがみあってるからこそな受の仕掛けがうまい。
親友君の執着はちょっと狂気の沙汰。
やりすぎでは・・とは思うのですが、終わりよければすべてよし。
ストーリーも踏まえて楽しみたいという方にはあまりお勧めしませんが
濃い目のエロが読みたい時にはおすすめかな。
えろかった…と息をつきたくなる作品でしたが、サクッとえろえろを楽しむという感じではなくて、大人の濃厚でしっとりしたえろさ、という感じでした。
設定はシンプルでわかりやすかったです。
脚本家の向井が、ベテラン俳優・宮乃と若手俳優・伊織から求愛されるという三角関係ものです。
向井もそれなりに魅力的な男性なのでしょうが、やはり人気俳優二人に比べれば地味な印象なので、有名人二人の狂気的な愛を向けられるごく普通の男性という構図には惹かれ、最後まで面白く読めました。
二人は抜けがけ禁止で、向井を抱くときはホテルで三人で、という取り決めをします。
向井の意思はないように思えるけど、本気で死ぬほどの抵抗をあまりしていないように見えるし、伊織に対しては自分からついていったようなふしもあります。
なぜこの関係をあっさり受け入れ、嫌だといいながらにいいようにされているのか…まともに考えるとおそらく矛盾だらけ。
なので、濃厚なえろを読みたい、とえろメインに割りきったほうがすっきり読めるかもしれません。
三角関係だからドロドロしたお話かというとそうでなく、でも三人が抱える心理は複雑だと思います。
それでも読みやすく、一応は愛もあると思います。
とにかく濃厚な大人のえろさが好みでした。言葉責めも多いですが、単にえろい台詞をずらずら書き連ねているのではなく、効果的な台詞を最小限に、という感じでした。
道具や媚薬を使うシーンもありますが、ハードプレイというほどではないと思います。
えろシーンがとてもよかったので、もう少し厚くしてプレイ回数が多いと嬉しかったです。ページ数が少なく薄めの本だったのがちょっと残念でした。
久しぶりにエロメインな小説を読んだー!という読後感。
切なさであるとか、プロセスを経ての恋の高まり、という筋立てはありません。
始まりは思ってもみない相手から仕掛けられる性的な戯れ、それを知ったもう一人の男が嫉妬に駆られて無理矢理に関係する…
普通に女性と結婚したが俳優として売れなかったから離婚され、佗しい独り身の生活が始まった矢先にいきなり異なった美しさを持つ2人の男に翻弄される展開です。
だからこれは「BL」の形を取った女性たちの性的ファンタジーの話にも思える。
タイプの違う男2人に奪い合いをされてみたい。それも主人公も男の、男だけの恋愛世界の中で…そんな願望が大いに満たされます。
受け・向井は外見的に特に目立つ所のない男。そんな向井が、ずっと親友だった大人気俳優・宮乃から執着愛をぶつけられ、同時に知り合ったばかりの新進美形俳優・伊織からは献身的な愛を捧げられる。
どちらの相手も選べない向井。2人から翻弄され尽くして、いざ思いつめた宮乃が心中をちらつかせた時、向井の中にこの2人の役者の自分しか知らない素顔の一面を引き出してみたい、という欲求が燃え上がる。
続く舞台の設定が非常に面白い。
私は演劇とか詳しくないのですが、舞台を良く観る方、自分も関わってる方なら、この舞台という板の上の demonish な熱が一層伝わっているのでは?エロシーンよりもこの二人舞台、彼らを一人の心の表裏と捉え、溶け合い入れ替わりまた裏返る様を毎日変わるセリフで描くこの舞台をもっと描いて欲しかった。
この舞台の脚本を書くことで、向井は宮乃と伊織の2人ともを支配し尽くす受けに変貌したのだと思う。面白かった!
秀先生、演劇系が好きなのか、「3シェイク」と同様、演劇やドラマがらみ。
役者から脚本家になった三十路男と、売れっ子俳優ふたりという、
3シェイクと似通った設定です。
エロシーン撮ったら鑑賞会、
「3シェイク」ではそのオイシイ部分をすっとばしていたが、
今回はソコもしっかり書いてます……が、なんでこう説明的になるわけですか orz
3シェイクとこれと、どっちが面白いかというと、若干だが「3シェイク」か。
う~~ん、何かと惜しいんですよ、秀センセイの3Pモノは。
まず、地の文の整合性があやしい…。
要するに、視点と人称があやふや。
さらに、会話でなんでも説明させるのもどうかと思うんだが…。
くだくだな説明をバサッと切れば、荒唐無稽な3Pモノでも、
シュールな感覚で読めるんだが、あまりに会話が解説くさくて萎える。
ありそうでない3P設定やキャラは買える。
技術面がついてくればかなり魅力的な作品になると思う。
やっぱり3Pはムズカシイのだ。
兼守さんの表紙からしていやらしさが滲み出ていましたがw
役者でなければならない、
脚本家でなければならない理由ってなんだろう…と
設定の時点で考えこんでしまいました;
いえ、『3シェイク』も業界ものだったし。
自分を表現する手段、それを認めてくれる周囲の目があり、
まるですべてを合わせ持つ魅力的な男、というのは
やはり俳優・モデルが手っ取り早いのかしらん。
そこから一歩引いて脚本家になった向井は
自分を曲げない芯の強さもありつつ普段は穏やかですし
宮乃の誰にも見せない影の部分もまるごと受け止めてくれ、
伊織の人生観を変えてしまう脚本を書いた男。
しかーし!いくら二人に流されてるだけなのか確かめる為だからって
コックリング付けたまま夜の街へ一人で出掛けますか!?w
普通食われちゃうでしょ!!
伊織が助けに来てくれましたけど、いくらなんでも無防備すぎ…。
あと、宮乃が向井に恐ろしい程の執着心を持っていたからといって
店に隠しカメラ設置ってアリか!?とか
この先向井を独り占め出来ないのならば終わらせた方がいいと
ナイフまで出して脅しておきながら
意外と向井の最後の罠に従順でしたね…?とか
ツッコミどころが多々……;
そして向井の意外な脚本家魂は「ほぉ!!」と驚きましたが
『毎日、少しずつラストが変わってるらしいんだよ』、
『ダブルキャスト、よかったなぁ』等、
話題の舞台を見たというお客さんの感想で
「…ガラ仮面!!??」意識があらぬ方向へ行ってしまい、
じっくり余韻に浸れなかったのは私だけかもしれませんがw
どちらかと言うと、今回執拗な宮乃贔屓になってしまったのも
もしかしたら私だけかもしれません…。
伊織の魅力…若さ、未知の演技力、スマートな物腰、
年下ゆえのがっつき具合…なんでしょうけれど
伊織と向井が二人きりの時は、宮乃が気の毒になってしまいました。
離婚したとはいえ、向井の結婚当時でツラくなったから…。
全体として納得のいくお話とは言い難いのですが
各場面で切り離して読むとやっぱり面白いと思います。
Hも気持ちよさげでしたし。
さすが秀さんだなぁ…。
過去作品を読みかえしたくなってしまいました!!!
働く男達、大人の恋愛がお上手だと個人的に思っておりますので。
評価はすっごく悩みましたが手放しがたいので萌で!!