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だけど、憶えてる

dakedo oboeteru

你仍在我的记忆中

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表題作だけど、憶えてる

榎並修也 同級生
江島耀二 片思いの末にやっと恋人になった高校生

あらすじ

片想いの相手・修也と晴れて恋人になれた江島。気持ちを隠して「友達」でいた時より近くにいると自分に言い聞かせながらも不安で…。

作品情報

作品名
だけど、憶えてる
著者
梅太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
非常階段
発売日
ISBN
9784344829404
3.9

(15)

(7)

萌々

(2)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
57
評価数
15
平均
3.9 / 5
神率
46.7%

レビュー投稿数2

良かったラスト

「非常階段」の続編、前作ではちょっと片思いの苦しさとネガティブ過ぎる
受けの江島にイラッとくることもあってそれ程面白いとは思えなかったけど、
続編の今作も相変わらず江島が恋人になった修也のことで一人でグルグルしてるけど、
今度は修也までイラついてしまう展開でした。

片思いから恋人になったと思った二人、でも始まりが身体からだったから
やはり江島はどこか自信がないみたいでネガティブ。
それに好きだから嫌われたくないからって真剣な思いが強すぎて逆に修也相手に
ぎこちない態度になってしまう。
傍にいると好きでドキドキしたり過去の修也の友人にまで嫉妬を感じるけれど
それを言葉に出して言うことが出来ない。
これは素直だとか意地っ張りと言うよりも嫌われるかもしれない不安です。

そして、修也もまた、そんな江島に対して思う所が出てくる。
始まりが悪かったのかと思い悩むし、江島の近くに見知らぬ先輩が出てきた事で
修也のイラつきがピーク状態になってまたまたすれ違う。
そんな二人がどんなふうになっていくのか、今回のラストは思っていた以上に良かった。

3

切なさ通り越して辛い。

前作「非常階段」の続きものです。
前作は片思いの焦れ焦れ感満載のストーリーでしたが、こちらの本は恋人同士というところからスタートなのでラブラブ甘々かと思いきや、やっぱりこの二人はそう簡単に事は進まない…。

相変わらず自分の気持ちをお互いに伝えないから各自でぐるぐるしてます。
前作は基本、受けの江島がぐるぐるでしたけど、今回は攻めの修也ももやもやぐるぐるします。江島の周囲にとある先輩がちらつくのだけど、その先輩には素の顔を見せる江島に対して嫉妬。
修也から「ひとりで考え込まない」「なんでも話す」という約束をさせられた江島がせっかく勇気を出して、好きだよ、という気持ちを伝えにきても、修也は嫉妬心から冷たい態度を取ってしまう。。

それもちょっと拗ねてるといった可愛らしいものではなく取りつく島もないような態度でして、江島はますますひとりで考え込んでしまうという悪循環。まさに負のスパイラル。

修也はいつも怖い顔してて雰囲気がおっかないです。何度もっと江島に優しくしてやれ!と思ったことか。せっかく「ひとりで考え込まない」「なんでも話す」を実行してきている江島に対して、その態度はなかろう…と。

前作も、今作も思ったのは江島みたいなネガティブで一人で考え込んで変な結論を出してしまいがちな人間には、もうちょい愛情やら気持ちを素直に言葉にしていつもニコニコと包み込んでくれるような陽だまりのような雰囲気を持つ人間の方がいいと思ってしまいました。。。。切なさを通り越して読んでてちょっと辛い気持ちになりがちでした。

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