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表題作ミラベルの瞳(め)

ミュージシャン・剴木脩
一般人から歌手に転身・中頭悠紀

あらすじ

身勝手で魅力的な脩。その執着に追い詰められた悠紀は逃げだすが連れ戻され、脩の情慾を信じられない形で叩きつけられる!! ☆シリーズ「takara」 ☆小説ラキア2002年夏号プチエピソード掲載 ☆小説ラキア2004年冬号「人生の主人公」掲載著者:七地寧イラストレーター:青樹總

作品情報

作品名
ミラベルの瞳(め)
著者
七地寧 
イラスト
青樹緫 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia Novels ~ラキアノベルス~
発売日
ISBN
9784894860827
3

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萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

俺様攻めが反省する話

俺様で鬼畜な攻めが反省する話です。
攻めの指示で受けが輪姦される場面があってそれがトラウマになるので、苦手な方はご注意。

ミュージシャン・剴木脩 俺様鬼畜執着ヘタレワンコ攻め×一般人から歌手に転身・中頭悠紀 流され天然受け
高校の頃からの同級生で、脩がどこへ行くのでも悠紀を引き連れて、ついには肉体関係を持って執着する。
学内でもライブでも無理矢理に連れていき、どこだろうと関係を持つ。
大学進学も勝手に書き換えられて、マンションも同居は阻止出来たが、隣の部屋に。
完璧に犯罪者で、ストーカーレベルなことをする攻めです。
誰にでも嫉妬して、悠紀を取り上げようとするものは許さない。
逃げようとした悠紀へのお仕置きに、輪姦して……。

ミュージシャンで金もあって才能はあるだろうが、犯罪は犯罪。
誰か止める人がいなかったのかと思わずには、いられない。
ようやく最悪な事をされて、悠紀は救出されて、脩から目の届かない所にいけるのですが、トラウマは去らなくて。
身体だけ繋ぐだけで、精神的なつながりがなかったのが余計に悲惨です。
好きなら好きと伝えればいいのに、執着し縛るだけ。
愛情の伝え不足から誤解が生まれて、酷くしてしまう。

俺様鬼畜攻めの実体は、不器用なヘタレ攻めなんです。
30になったら引退して南の島を買ってアイツと一緒に暮らすという脩の夢が、とても可愛らしいです。
それを悠紀に言っていれば、笑って上手くいったんじゃないかと思うぐらいドリーミーです。
一挙にこれでヘタレワンコと確信して、狂暴で吠えていただけなんだなと思えてイメージが好転しました。
好きな癖してバカで、言葉で伝えようとしないから、逃げられて。
天然で鈍い悠紀には、なぜ普通の自分に脩が執着するかが全くわからない。
それは脩にしてみれば特別なことなのに、不器用と天然の組み合わせで全くダメダメです。
無体をした攻めがこれでもかこれでもかと反省を迫られて、一歩でも受けに近づこうと頑張る話です。
この話程、攻めのイメージが最初と変わった話はないです。

エロ:★3 鬼畜目のエロ、輪姦、恐る恐るの接触からのHなど。
総合:★4 俺様攻めの反省というのが珍しくて、読み応えがありました。

1

関係がはっきりして、スッキリ

「Takara」を先に読んでいたので、脩と悠紀のカプと高良の関係がイマイチはっきりと理解していなかったのが、漸くスッキリ出来ました^^

最初は、脩のあの態度、許せませんでしたね‐-#
悠紀が友達のところへ逃げ込んだからと言って、マワシまでします?
そもそも、逃げ出すような原因を作ったのはオマエだろうがっ!

脳内で怒りを爆発させ、プリプリしながら読み進めていくうちに、脩が非常に精神年齢が低いことに気づき、呆気に取られました--;

最初のボタンが掛け違っていたというか、なんというか…
言葉って大事だなぁ~と、思った次第です。

最終的には悠紀も立ち直りつつあるようですし、一安心といったところでしょうか。

個人的には、高良の友人の石動に萌えでした^^

0

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