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表題作HOLLY MIX

同時収録作品尾上与一「真夏の花」

高校生 島田千夏
同級生で親友 木ノ下青司

同時収録作品さとみちる「日月星、その後のふたり」

元先輩の家電メーカー社員 赤城鉄太郎 27歳
元恋人で後輩の公演職員 小椋実成 26歳

同時収録作品尾上与一「間宮」

ペアの偵察担当 厚谷六郎 21歳
五連星と呼ばれる優秀な戦闘機乗り 琴平恒 19歳

同時収録作品木原音瀬「end roll」

映画監督 十亀俊司 40代
ホテル経営者 城崎万 30歳

同時収録作品安芸まくら「今日も愛してる」

ハウスキーパーの恋人 津田悠児 39歳
記憶障害のある恋人 渡瀬櫂 37歳

その他の収録作品

  • 草間さかえ「王子としんまい」
  • 黒沢要「青嵐」
  • あとがき

あらすじ

Holly NOVELS(ホリーノベルス)8周年書き下ろし番外編集。

人気タイトル作品の、その後から過去まで、それぞれの恋人たちの優しいシーンを集めてみました。
本編後はどうなったのか、あの時どうだったのかが、本書でわかります。

●安芸まくら/深井結己/画
『明日も愛してる』番外編
「今日も愛してる」

13分ごとに過去を忘れてしまう
恋人を見守る男は今日も……。

●尾上与一/黒沢要/画
『二月病』番外編
「真夏の花」

高校生最後の夏休みに千夏と
お遍路に出た蒼司はすぐに後悔して……。
*
『碧のかたみ』番外編「間宮」

●木原音瀬/小椋ムク/画
『リバーズエンド』番外編
「end roll」

吉田は十亀と合同で映画を
撮ることになり考えついたのは?

●さとみちる/秀良子/画
『日月星、それからふたり』番外編
「日月星、その後のふたり」

ホントに男が好きなのか赤城でいいのかを考えはじめた実成は……。

●COMICショート
草間さかえ『生田さんちのこめ王子』番外編
黒沢要『二月病』番外編

作品情報

作品名
HOLLY MIX
著者
安芸まくら  尾上与一  木原音瀬  さとみちる  
媒体
小説
出版社
蒼竜社
レーベル
Holly Novels
発売日
ISBN
9784883864225
4.6

(39)

(30)

萌々

(6)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
183
評価数
39
平均
4.6 / 5
神率
76.9%

レビュー投稿数8

二作品分のみの評価です。

「碧のかたみ」と「リバーズエンド」の番外編のために買いました。

「間宮」なんて食料配給係の人、「碧のかたみ」は二度読んだけど記憶に残ってないなあ、と思っていたらおふねの名前でした。
読み始めるまで、脇役から見た恒と六郎の話かと勘違いしていたため、二人が中心の話を読めたのが余計に嬉しかったです。
本編と同じく、牧先生の描かれる可愛い恒が、尾上先生の本文を補完していて、お二人も六郎×恒に負けない最強ペアだと思いました。
(余談ですが、尾上先生の最新同人誌の表紙を飾るのも牧先生の絵で、これからもお二人の共同制作を拝める予感に心が浮き立ちます)

木原先生の「end roll」では、今更ながら、先生のただひとならぬお力を見せていただきました。
途中までは、十亀や万たちの幸せな「その後」を楽しませてくれますが、それで終わらせないのが、さすがの木原先生です。
十亀の撮る自伝的映画の脚本を、事実とは変えるという話になった時、やられたと思いました。
先生が「書く予定がなかった」と仰るのが信じられない、「リバーズエンド」の構想時点から決められていたかのような見事な終幕に、脱帽です。

ほかのお話は、本編が未読か、好みではなかったため、まだ読んでいませんが、二作品だけでも十分「神」の本でした。

6

本編のファンなら必読!

「明日も愛してる」と「リバーズエンド」の番外編が載っているということで購入しました。後に、他の掲載作品も購入してしまいましたが(笑)

時系列的に本編作品の作中のものもありますが、私の当初の目的でした2作品に関しては、本編以降の話になります。

リバーズエンドの番外編「end roll」は、コミック、小説を経て、ここまで読んでようやく完結だと言い切れる内容でした。

「明日も愛してる」の番外編「今日も愛してる」は、本編と異なりツダ目線のため、彼の思いが分かります。私は2年後の彼の落ち着きが、逆にやけに切なかったです。

「碧のかたみ」番外編「間宮」は、シリアスじゃない明るい書きようでしたのに…あれこれ想像してちょっと泣いてしまいました。

本編のファンなら必読だと思います。

4

良かった…。

「日月星、それからふたり」は本編未読なので、それ以外の感想です。植物の一生の様な一冊でした。種である二月病の蒼司の恋心に始まり、恋から愛に実った明日も愛してるの津田の献身。どのストーリーも大変良かったです。

◯真夏の花
二月病の番外編です。その後の話ではなく、本編より前の二人でお遍路へ行くストーリーです。1番札所である霊山寺の階段で恋の終わりを願おうと決意した蒼司。でもいざ参拝所にいくと、千夏をくださいと願ってしまう。御朱印帳に毎日千夏への愛を綴る蒼司は、本当に健気で痛々しくて何度も胸を締め付けられました。
◯間宮
碧のかたみの番外編。六郎が給糧艦間宮に嫉妬してる!!相手は船ですが!恒は疲れてるのにも関わらず六郎のため、必死で牛缶をゲットするんですが、恒よ…六郎は牛缶そのものが好きなんじゃなく、あなたと食べる牛缶が好きなのだ。ま、それに気付かないのが恒の愛くるしさなんですかね。ところで、シベリアって羊羹カステラなんですね。某超大作アニメに出てきてた謎の食べ物の正体が漸く分かりました。
◯end roll
キャッスルマンゴーとリバーズエンドの番外編。木原さんの作品は糖分30%オフくらいのビターな話が多いのですが、こちらの番外編は比較的温かなエピソードでした。でもまさか、十亀の壮絶な過去を映画にするとは!小春と俊介が生きている設定の撮影シーンに涙が出ました。万のお母さんも元気そうで良かった。
◯今日も愛してる
明日も愛してるの番外編です。本編から2年後、櫂が記憶できる時間はさらに短くなってしまっています。かつてはあれだけ激しく身体を重ね合っていた二人ですが、少なくとも今回の番外編でその描写は書かれていません。ですが、愛情はより深まった様に感じました。津田自身あの頃は、身体を重ねないと不安だったと言っています。かといって、現在がセックスレスというわけではないし、まして欲情しないわけではないと私は思っています。身体よりも、記憶よりも、より深いところで繋がる二人に感動しました。謎はあまり解明されませんでしたが、それもこの物語の魅力ではないかと。

4

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…

さとみちる先生、尾上与一先生目当ての購入でしたが…この本の中で読んでないのは、安芸まくら先生の【明日も愛してる】木原先生の【リバースエンド】買い損ねで読んでんでないんです。やっぱり、うかつなマンボウです( ̄。 ̄;)
さとみちる先生の日月星その後の二人、と、尾上与一先生の間宮、真夏の花目当ての購入です♪
【日月星、それからふたり】ナチュラルに季節の巡るなか、ほのぼの過ごして行く様な続編に安心しました。二人の行く末に幸あれです♪【生田さんちのこめ王子】もっと見たかった、読みたかったです♪
そして、尾上先生!間宮?!頭の中には、プラモのマミヤで一杯。鑑娘の中で間宮どうなってるのか、最近ゲームやってないんで、ちょっと気になりますけど…
脱線しました…。
【真夏の花】このお話しが、付いてたら【二月病】で、色々と危機的状況の中、二人が、たがわず引き合った意味が分かります!…それと同時に、同じ本に納めるには、あまりにも異質。この機会に、HoIL YMIXで、別発表になって良かったような気がします(*^o^*)

3

十亀の幸せを求めて

小冊子のリバーズエンドからキャッスルマンゴー、そして小説リバーズエンドとずっと十亀が幸せになりますように!と思いながら読み続けてきて、
小説リバーズエンドの書き下ろしで納得はしたものの、今回end rollでやっともう十亀は幸せだ!と喜べました(笑)
意識して幸せな結末を掴みにいくって大事なことなので。
万ありがとうありがとう!素敵眼鏡男子!!

他の作品も読んでない話も読んでみたいなって思わせる作りで導入にもなる素敵な一冊だと思います( ^ω^ )

(2013.10.31)

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