月と茉莉花

tsuki to matsurika

月と茉莉花
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
44
評価数
11件
平均
4.1 / 5
神率
45.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫L(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784344832350

あらすじ

エン国太子の大牙は、自ら滅ぼした湘国の盲目の公子・月心を虜因として囲うが――。リンクスロマンスの名作が待望の文庫化!!

表題作月と茉莉花

煬大牙 湘を滅ぼした琰国の太子
月心 虜囚になった亡国湘の盲目の公子

その他の収録作品

  • 五絃の琵琶
  • 月は花影をうつし
  • 明月之詩
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

名前つけてもらえないなんて ひどすぎ

なぜかこの本に到達。(すんません、ちっぴり文章が変だったので修正)
キラキラファンタジー、せつない が好きなので、ひっかかったものと思われます。

キラキラはなく純粋中華もの。水墨画のような印象。しっとり、じんわり。
とても丁寧に描かれておられるように思います。

好みではなかったのが、受けさん。
ちょっと弱すぎた・・・・・
や、そういう設定なんだろうけど、もうちょっと気の強い感じの方が好み。
単なる好みの問題であり、もし、もうちょっと受けさんの気を強くしたら、
たぶん設定していた生い立ちが成立しなくなるんだろうけどさ。
(親からも捨て置かれて、名前もつけてもらえず、
自分なんて必要とされていないと達観しているというか、なんというか
うまく言えない・・・そういう設定。ひねてないのが救い)

攻めさん(単純、もしかしてちょっとはお利口?大型猛獣犬、受けさんにべたぼれ)と
攻めさんの右腕(幼馴染、つけつけなんでもいっちゃう口うるささそう、でも受けさんのことは尊敬してて大事にしてる)や、受けさんに付き従う爺様も、みんなキャラとしては大好き!
続きがあるので、続き続きで、受けさんが少しでもたくましくなっていくことを祈ってます。

受けさんキャラとキラキラでないのが理由で萌どまり。
でも続きは読むよん

2

新装版

好きな作品です。旧版も持っています。
描き下ろしがあるとのことで購入しました。

「誰にも必要とされなかった私を、太子は求めてくれた」
好きなセリフの一つ。

この小説がきっかけで月心のような境遇の受けが出てくる作品を買い漁りました(笑)

月心も大牙も好きなキャラだけど、火鳥がなんとなく好きなキャラだった。
大牙の学友で大牙への「言うことは言う」的な遠慮のない立場が好きだったのかも。

大牙に心開いていく月心。
大牙が月心に「火鳥に似てきたぞ」というシーンがあって思わず笑っちゃいました。

描き下ろしは月心が初めてお酒を飲んだ時の話でした。
桃の味が美味しくて、たくさん飲んで自分でも気付かないうちに酔ってる。
足がふらついて頭をぶつけるんだけど翌日になって月心は頭のこぶが何でできたのか覚えてなくて、大牙も爺も教えてくれないっていう可愛いエピソード。

3

大きな世界観

ノベルズから文庫版になっての登場ということで
気になっていたので手に取らせていただきました!

攻め様は、受け様の国を滅ぼした暴君な太子ですが
受け様に触れていくうちに心惹かれていく方です
非常に愛情表現がへたっぴなために受け様に勘違いさせたり…

受け様は、攻め様に国を滅ぼされた公子で盲目
心やさしく攻め様を癒してくれます
攻め様に無理やり…ですが、攻め様の不器用な愛情に心ひかれています

文章がちょっとお固めな感じなので
現代ものを読んでいてからの~は切り替えが必要ですw
ですが切り替えてしまえば、話の世界に吸い込まれるように読めて
分厚い対策ですがスラスラ読めました♪

いろいろなエピソードはありましたが
やはり受け様が攻め様の刀で自害する場面は涙なくしては読めませんでした
つД`)

次回作もあるということなので
楽しみです!

2

設定上での無理ない俺様って心地良い

ずっと読みたいと思っていましたが、出来れば文庫版が良かったのでちょっと入手が遅れてしまいました。
2003年にノベルズで発行されていた物に書き下ろしを加えた、文庫版となります。

**********************
受けは湘国の公子、月心(水月)。
一年前、祖国は琰国によって滅ぼされたために虜囚となり、今は大牙の預かりとなっています。
幼少時から盲目で、国では忘れられた存在でした。

攻めは唯我独尊、傍若無人でありながらも、父王を愛し、国を愛する大牙。
父王が病床にある為に未だ太子の地位に留まるものの、国政を見事に代行する手腕を持ちます。
**********************

もうもうスタートはベッドでも暴君です。
『郎君』といういささか親しみを込めた呼び方さえ許さない。
その割に時間が遡り、月心と大牙の出会いやら、大牙が月心へと執着しのめり込んでいくのやらを読まされると、この序章はいったいなんじゃらほいと思ったものです。
ちなみに序章部分は本編中でも一度くらいしか触れられておらず、ここってば必要だった?という感じがしなくとも…
まあ続き、それくらいの暴君振りだったということでしょうか。
身分、育ちで仕方ないとはいえ、かなり大牙は無理矢理ことを進めることが多いので、苦手要素な方もいらっしゃるかも。
わたしも本来は俺様攻め苦手なんですが、大牙の場合は月心との対比にも必要ですし、先に書きました通り育ちの設定もありますので許容範囲でしたし、かえってそのおかげで違和感なく物語に入れました。

第一公子でありながら盲目ゆえに故国でも存在をかえりみられることなく育った月心は、無欲で己の命にさえ執着していません。
流れるままその身をまかせ、行き着く先を夢見ることも反対に絶望することもない。
そんな月心を、物理的に手に入れながらも心までは手にすることが出来ていないと思う大牙と、愛しさを表に出すことを知らない、非礼だと思う月心は、ある意味似た者同士で不器用だなあと感じました。
求められることを知らない月心が大牙に抱かれるうちに求められる喜びを知り、知らず知らず死を恐れるように。
大牙から求められないと悲観したことで起こした、月心の行動。
その方法は間違っていましたが、初めて人間らしい感情を自覚し、意思を持って動いた結果だったんだなあとじんわりきました。

脇を固めるキャラも魅力的で、物語を引き立てています。
大牙の学友で史書大夫の火鳥や将軍たち。
今後も彼らの活躍が読めると良いなあと思っています。

挿絵はノベルズ版と同じ雪舟薫さん。
月心は瞳に光を失っていますが、それがとてもうまく表されているんですよね。
美しい月心と荒々しい大牙の対比もすごく良かったです。

3

美しい物語

是非続編を書いて頂きたいと思っている『緋色の海賊』の作者
佐倉朱里先生の名作と言われる作品の文庫化、
しかも挿絵が雪舟薫先生とくれば、これは読まずにはおられまい!

中華風の世界観の作品。
新興の琰国により滅ぼされた湘の国。
王族は総て根絶やしにされた中、廃嫡されひっそりと生きてきた月心は
その貴重な蔵書を伝える為に琰に引き取られる。
盲目の月心と、琰国太子大牙の触れ合いと芽生える恋。

物語自体は、平凡と言える程にオーソドックス、
受け身な月心のキャラクターも決してツボではないのだが、
美しい言葉で丁寧に描かれる世界には魅せられ、切なく心惹かれる。
太陽のように生命力溢れる大牙と、静かな月心。

大牙の腹心の火烏もいいキャラクターで、
一応のまとまりで終わった物語の、続編を期待したい気分で読み終えた。
10年前の新書判では全3巻。
次なる2冊の文庫化を待ちたい。

5

王子の幸せとは…

皇子の存在が何とも儚く切なかったです。
自国と共闘するといった国に裏切られことにより滅ぼした国で見つけたのは
城の奥で幽閉されていた盲目の第一皇子だった。
すごく世界観をしっかり作りこまれていたのですんなり話に入っていけました。
皇子の自国での扱いの酷さだったり、それでも生きているだけで感謝している皇子が切ないのにかっこいいです。
十二国記だったり、彩雲国物語系統が好きな方はたぶん好きなテイストなのではと思います。
自身がそうなのでwww。
全体的にきれいに話がまとめられているので読みやすかったです。
できれば続きを見たいなーと思える作品でした。

3

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