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表題作僕とその続きを

椎名 大学生
朝日奈 大学の准教授

同時収録作品押せないチャイム 前編・後編

箕輪 一人暮らしの会社員
懸 8年ぶりに再会した大学時代の友人

同時収録作品恋一夜

五十嵐 同じ旅館に泊まる事になったIT社長
神谷 雪で足止めを食らった弁護士

その他の収録作品

  • 続きの続き
  • カバー下:あとがき

あらすじ

大学生の椎名は路上で泥酔し、男にお持ち帰りされてしまう。ところが「最中」に、相手が大学講師の朝日奈だと気付いて…! ? ワンコ大学生とツンデレ講師のほろにがい恋☆

作品情報

作品名
僕とその続きを
著者
嶋二 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041208991
3.2

(34)

(2)

萌々

(12)

(16)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
108
評価数
34
平均
3.2 / 5
神率
5.9%

レビュー投稿数9

短編

かわいい短編集でした。
こうやってみると、短編もいいけど長編でしっかり読みたいなと思うのは贅沢なのだろうか・・・・。

さて、表題作「僕とその続きを」
ワンコ攻×のっかり受ですなww
淫乱な先生は好きですか?好きだーーーーっ!!
と、設定はおいしい。おいしいのだけれど物足りないと思うのは私だけ?
あっさりさっぱり終わってしまったのが残念。
心理描写しっかり長編で読みたかったと思うのです。
中途半端・・といいますか・・・ぐぬぅ。
食われたのに、寝顔に見とれて思わず写メをとってしまう攻の図がかわいかったw

■押せないチャイム
押しかけ女房乙ww
何気ない二人からの後半急展開。
よかったですな。読後あっさり風味なのがちょっぴり残念。
お前の初めてもらってやんよwが好き。
この後、攻守逆転でもめればいいwwwwリバ、アリだと思います!

■恋一夜
急に淫乱モード!お誘いモードの受がエロいっ!!
暗がりを利用して、「自分がしたいから」の悩殺!
いやんww
そのくせ、明るくなると恥ずかしがるとか・・(*´Д`*)ポポンッ
最終的に、攻がこぎれいな金持ちってのがなんだかあれですが、まぁ、ヨシとします

1

どれも良かったけど

短編3作品、どれもいいけど
やっぱりじっくり長編で読みたいものばかり。

特に最後の「恋一夜」はもっと続きを読んでみたかった。
出会い方がドラマティックで、再会もドラマティックで
現実には有り得なさそう・・・
と思えるシチュだからこそ、読んでいて楽しい。
攻めは仕事もできてカッコいいIT社長なのに
恋人には、メロメロでれでれなところ。
受けは、出会った時からその場限りの関係と決めておきながら
忘れられずにいたのに、仕事とプライベートをきっちり分けるところなんか
なおさら攻めを、夢中にさせているようで
この二人を見ていると、本人たちは必死なんだろうけど
思わずくすっと笑ってしまうようなそんな気持ちになるお話でした。

0

一読目はわりとあっさりだけど…

やっぱり年下ヘタレワンコ攻めが好き!と
しみじみ思ってしまう表題作、『僕とその続きを』。

大学生・椎名は新歓コンパで酔っぱらって、
更に方向音痴で二丁目あたりのゴミ捨て場で眠り込んでいたところ、
スーツで眼鏡の男に声を掛けられ
ホテルに連れて行かれ明るい部屋で顔を見ると
まさかの講義を受けている先生!!
普段とはまるで違ってエロい先生に興奮して、
乗っかられても嫌悪感がまるでなくて
思わず朝ホテルを出る前に先生の寝顔を写メってしまう椎名。
けど、慌てて携帯をホテルに忘れるヘマを…。

相手が生徒だとは知らなかった先生でしたが、
携帯を返す時も余裕ありまくりで“一夜だけの事”と突き放します。
「つきまとうな」と言われても気になっちゃって仕方がない、
また触れ合いたいのに、素っ気ない先生。
どうやら過去に一方的な大失恋をしたらしいです(カバー裏のコメントにより)
付き合うのはダメで、体だけの関係をあと一度だけならなんて
好きになってしまった椎名にとっては納得のいかない先生の条件でも
迫られて拒みきれるわけもない。
コトが終わり、引きとめた手を払いのけられ落ち込む椎名です。

遅刻に一瞬慌てても、もう講義なんて受けなくていいと項垂れますが
寝顔の写メも消せないし、やっぱり諦められない。
“好きでも手に入らなきゃつらいだろ”先生の言葉を思い出し、
だったら自分は手に入れる努力をする、と
前向き全開、大遅刻でも笑顔で先生を見ると
先生もほだされてつい笑ってしまいます。
まんざらでもない様子で、きっと二人の続きはこれから。

すっかり一話の読み切りなのでもっと読みたかったのが
正直なところです☆


『押せないチャイム 前・後編』
大学で一年だけ一緒だった友人・懸が八年ぶりにアパートに訪れて来て、
家事全般をやるから置いてくれと強引に上がり込まれ
一度寝顔にキスした事があり後ろめたい箕輪は了承しますが…。
仕事から帰ってきて何もかも準備されている心地よさ、
またぶりかえした好きという感情に戸惑う箕輪。
大学をやめた理由も、お見合い話も
本人から聞かされていなかった悔しさ。
ちょっと強引にキスした次の日、家には懸の姿はなく
出て行ったかとがっかりする箕輪が不憫でしたが
箕輪だってちゃんと好きって言ってなかったし
なんでわざわざ懸が
箕輪のアパートに来たのかわからないなんてニブイよ!
懸が攻めで箕輪が受けかと思ったら逆でしたww


『恋一夜 第1話・第2話』
仕事で訪れた田舎で雪の為足止めをくらってしまい
旅行者のような馴れ馴れしい見知らぬ男と
宿を共にしてしまう弁護士・神谷。
五十嵐のガタイの良さと人懐っこさに惹かれて
ついつい関係を持ってしまいますが
こういう始まりは長続きしないと知っていて
朝何も言わずに去ってしまいます。

でも後日、顧問弁護士の依頼を受けた
平成生まれのイケメンIT社長とは五十嵐の事で。
探し出してくれたそうです。神谷弁護士、としか知らないのに。

第2話目は五十嵐視点です。
やっと再会出来て、顧問弁護士を引き受けてくれて
仕事でも会えるし寝てくれるのに
距離を置かれて不安になる五十嵐。
付き合ってると思いたいけど、そんな素振りじゃない。
連絡を待っても、電話は来ないし、
焦れた五十嵐は仕事中に気持ちをぶつけ
去られると思ったらエレベータ内で
神谷の素直な気持ちがようやく聞けます。
エレベータって…なんかいいですよねw

初めてあった時はラフな恰好だったから
スーツの五十嵐が知らない人みたいで慣れない、だなんて可愛い!
スーツの方が萌えると思うけど…。

カバー裏には、各話のちょっとした設定とフルネーム等。
嶋二さんの書き文字はいつ見ても和む…。
しかし神谷って32歳!!??見えない!!w
そして、やはり今回も何度か読んでじわっとしみてくるようなお話でした。

2

ワンコだよね。

ワンコ年下攻め、攻めだけどヘタレ気味の大学生でお相手は行きずりで
更に襲い受けに乗っかられての出会い。
でもその乗っかって来た相手が大学の先生で受けが授業を取っている相手。
行きずりで一夜の後腐れがない関係だったのに、攻めは先生に一目ぼれと言うか
Hしてる姿に惚れちゃって、初めはオドオド変装のカモフラしていたけれど、
生徒だと知られ、一夜の関係だからと言われてあっさり置いて行かれそうになって
好きですと告白しちゃう姿はワンコそのもの。

無視されても相手にされなくても必死で追いすがるワンコ攻め。
そんなワンコに好きでも手に入らない関係は辛いだろうから諦めろと・・・
そこでもっとがむしゃらに行くかと思ったら以外にもしばし落ち込み、
手に入らないなら仕方ないの流れになっていく。
そして先生は今までまとわりついていたワンコがいなくなってどこかで寂しさを
感じているような雰囲気がありました。
そして、やっぱりワンコは復活するものですよね、それに絆され負ける先生、
そんな風に感じてしまうお話でした。

2

こだわりの”恋”

嶋二さんはレーベルでがっつり切ない読ませる系と、若干の軽く明るい系と、描き分けてらっしゃるなと感じる事の多いあすかシエルコミックス。
表題は、えっ!?ここで終わり(驚)とちょっと拍子抜けしたものの、その他の作品は2話づつあって、満足させてくれる。
実に表題がもったいなく思ってしまった。


【僕とその続きを】
新歓で酔っぱらって2丁目のゴミ捨て場で寝ているところをお持ち帰りされて襲われ受けされてしまったのは、大学生の椎名。
頂いちゃったのは大学の先生・朝日奈。
これがきっかけで先生にワンコのようにくっついて自分に関心を惹こうとするのに、先生はそっけなく遊びでいいならと言う始末。
先生は手に入らない恋愛を今までしてきて、それで本当の恋をしようとはしないんだろうか?

ワンコ学生がそれでもあきらめないよ!というお話なんですが、ほんとうにあきらめないところで終わっていて、この先どうなるの?と気になって仕方ない(汗)

【押せないチャイム】は好きだった同級生との8年ぶりの再会から始まる話。
大学で1年だけいっしょだった懸。
箕輪は本当は彼が好きだったのだが、その想いを告げる事もなく、懸は家の事情で大学をやめてしまった。
そして8年後、突然箕輪のアパートに転がり込んで来た懸。
再燃する懸への箕輪の恋心と、懸が箕輪の元に突然来た理由。
8年という年月は長いが、忘れられない「好きな人」になるのだろう。
平気なようでいて、いざという時に戸惑いヘタレるお互いに恋の初々しさを感じます。

【恋一夜】
仕事で田舎にやってきた弁護士の神谷は吹雪の為泊ってしまった交通機関により、同じようにかえれなくなった妙に慣れ慣れしい変な男と一晩一緒に過ごすことになる。
雪で停電してしまった部屋の中、何となく流れで神谷はその男に思わず襲いかかって頂いてしまう。なかったことにしようと、たった一夜の関係はそこで終わるはずだったのに…
そして却っていつものように仕事をしていた時、再会した変な男。
彼は実は仕事を依頼にしにきたIT社長の五十嵐だった。
神谷が忘れられなくて追いかける五十嵐と身体の関係は重ねるも、それは余りに不安定で「恋人」とは言えない。
しかも五十嵐が呼び出せば、神谷からの誘いはないのです。
本当に自分を好いていてくれるのか?
そこにある、神谷のこだわりと臆病さを五十嵐は払しょくして愛でたく恋人になる話。


見て見ると、収録のどの作品も、登場人物は「恋」にこだわりがある。
それは「好き」という気持ちに素直になれない
相手が好きだから言えない臆病さ。
切なさ全開で進行するのではなく、2話の話しの中で上手く起承転結してまとめあげているところは、ほっとさせるものがある。
それだけに、「恋はこれから」の表題がちょっぴり残念におもわなくも・・・ない。

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