• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作きのう何食べた? 8

美容師 矢吹賢二
弁護士 筧史朗

あらすじ

*BLではありません。

作品情報

作品名
きのう何食べた? 8
著者
よしながふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
モーニングKC【非BL】
シリーズ
きのう何食べた?
発売日
ISBN
9784063872712
4

(16)

(6)

萌々

(6)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
63
評価数
16
平均
4 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数4

面白いなぁ…


『何食べ』の魅力は『自分が感じたことのある感覚をちゃんと表現』してくれることだと思います。
これはよしなが先生だから出来ることで、もっと言えば『大奥』や『BL』じゃなくて『何食べ』だから出来るんですよね。
星の数ほど漫画はあるけど、こんなに『何でもないから言葉に出来ないけど、みんなが感じること』を形にしてくれる漫画は無いと思います。

今回もどれも面白くて、美味しそうでした。
シロさんとケンジの京都旅行は思わず声に出して笑ってしまいました。
ああ…切ない…切ないんだけと、面白い。
40代だからこんな素敵な旅行が出来るんだろうけど、傷付く所は大人になって歳を取っても変わらないんだなぁ。
でも二人とも、違う色んな所を流せたりもして。
巻を追う毎に、シロさんとケンジの絵がちゃんと年取っていくのも良いですよね。
ますます身近に感じられますもん。


次も楽しみです。また来年かな?

4

長く連れ添って…

本当は、特製ビニールカバーと献立シールの付いた限定版が欲しかったのですが、
発売日翌日だったせいか、行った書店にはこちらの普通の本しかなくて、
我が家の棚にはこちらの緑の本が並ぶことに。
ちょっと残念…

モーニングに連載されているものですので、
エッチはおろかキスシーンもなくて非BL扱いですが、
長く同棲して、相手のためにごはんを作り一緒に食べて、何気ない日常を共に過ごす…
そんなゲイCPのあたたかな愛情がじわりじわりと感じられて、とても好きな本です。
個人的には、
このシリーズに手を出したことがきっかけでBLの世界を知りましたし、
特別な思い入れのある本でもあります☆
もちろん、手軽なレシピ本としても活躍してくれます♪


コチラの8巻は、
前巻の “シロさんのご両親にご挨拶” の続きのような展開の内容もありで、
今回もなかなか胸を打つシロさんのセリフが読めて、感激でした。
単なる同棲ではなくて、長年連れ添う、共に生きていく、ということが、
シロさんとケンジのふたりからも、脇役たちのエピソードからも感じられて、
考えさせられつつ、じんわりときました。

長年ファンだった女優に会ってデレデレしているシロさんを見て、
わかりやすく嫉妬するケンジとか、
バレンタイン用に一緒にブラウニーを焼くふたりとか、可愛かったです♪
あと、母親に店を継がないかと言われたとケンジが話をした時の、
シロさんの反応にはとてもキュンときましたし、
やっぱりお互いの事、分かり合ってるよなぁ~と感じられるちょっとしたセリフが、
すご~~く素敵♪
この巻では、ふたりでの京都旅行もありますし、
クスッとさせてもらいながらも、随所にあたたかな愛を感じました♡

レシピの方では、
今回は塩麹の作り方やそれを使ったおかずが印象的でした~
いいなぁ、わたしも佳代子さんから分けてもらいたいw


あ、そうそう、
7巻・シロさんのご両親にご挨拶 → こちらの8巻・京都旅行、に続くエピソードが、
この間の木曜日(12月12日)に発売されたモーニングに載っていました。
その中のシロさんのセリフを読んで、「愛してる」より愛だよ!感動だよ!!と、
とてもとても興奮してしまいました☆
まだ目を通していない何食べファンの方がおられましたら、
コミックの余韻があるうちに、ぜひ雑誌も読んでみて下さい!!と言いたいです♪

8

リッチテイスト

少しずつ筧の中にあるゲイであることを隠したい気持ちが薄れ始めているように感じていたのですが、ついに2人旅。
今だに1巻の「どちらかといえば」を反芻してしまうせいか、エスコート上手な筧にときめく度微妙な違和感を持ってしまいます。
何かのフラグかとケンジ同様やっぱり疑ってしまいました。
悲しい告白に、波風立てたくない筧らしい決着の仕方でもあると納得してみるのですが、ケンジ同様考えれば考える程後味悪くなります。

8巻にたどり着くまでの緩やかな時間の流れの中で確かに変化していくもの。
見て分かるもの分かりにくいものとありますが、更に意味があるのか無いのか。
家庭を持つことを諦めた筧に関わる人たちの大雑把でタマに心に滲みるような気持ちが優しく感じられました。

今回の気になる献立。
カキフライ。
ほうれん草の梅びたし。
かみなりこんにゃく。
おでん。
春菊のおひたし。
ブラウニー。
塩麹。
鶏肉の塩麹ネギ焼き。
きんぴらごぼう。
マグロとアボカドのわさびしょうゆ麹あえ。
キャベツの梅じゃこ風味おひたし。
しらすとみつばの卵とじ。
ホタルイカ・わけぎ・わかめのぬた。
菜の花のおひたしわさび風味。
沢煮椀。
マーボーもやし。
にんじんサラダ。
スナップえんどうのゆずこしょうびたし。
などでした。

2

塩麹をさらりと使いこなせる人間になりたい

 史朗の母親のケンジ訪問拒否って、最初に聞いた時は単に体調を崩してまともにおもてなしができなくなったからかと思いましたが、結局息子の恋人が同性であることが心理的ストレスになったというわけだったんですね。ケンジが泣くほど良いお正月を過ごせたと思っていたので、少し後退してしまったようでなんだか残念。けれど、昭和の人間の両親が史朗に別れろと言わず受け入れてくれているだけでも、ありがたいことなのだと思うべきなんでしょうね。またいつか、彼女がケンジに遊びに来てと言える日がくるといいな。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP