表題作腹を割って話そう。2

大学生 喜多川
階下に住む大学の後輩 小泉

あらすじ

東京漫画社マーブルコミック「風花、つもりつもる。」の番外編、後書きの続きの内容。
同人誌「腹を割って話そう。」の続きの話ではない。

作品情報

作品名
腹を割って話そう。2
著者
こめり 
媒体
漫画(コミック)
サークル
comeri<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

時は過ぎても…

こちらの同人誌、J庭で買ったのですがペーパーが付いていまして、
「風花、つもりつもる」の番外編で、後書きの続きと書いてありました。
後書き…コミックの最後にあった描き下ろし「まともな人」の続きということかな?

「まともな人」は、
お付き合いを始めて日が浅いころのヒトコマ。
喜多川(元ノンケ・攻め)の「これで、おっぱいついてたらなー」発言に対して、
いい物があるよと、小泉(ゲイ・受け)がセーラー服を出してきて着て~
という短いお話でした。

コチラの同人誌は、
セーラー服を着た小泉が、喜多川のをフェラをしてあげているところからスタート。
陸上部だったから筋肉ついちゃって、とか、
コーチの先生がカッコよくてさー、とか、
その人が初めての彼氏だったんだけど、とか、
フェラしながらそんなことを話している小泉が、とても、らしいw
で、
手ぎわよく喜多川のにゴムをつけて~ジェルをたらして~喜多川をベッドに押し倒して~
乗っかるw
待ってとか、ダメだって!!とか言いつつ、
喜多川はあっという間にイってしまうw
その後、
反対に小泉を押し倒して、抜かずに3発しちゃう喜多川。
(小泉は「初めてだよ~♡ …喜多川さんスキー!!」とご満悦w)

でもこの時はまだ、
喜多川は小泉のことがちゃんと好きなのか分からないままでいた、
そして小泉もそのことは分かっていたはず…

だけれど時は過ぎて、
出会ってから4回目の冬、ふたりはまだ一緒にいる。
そしてこんな会話をしている。

「喜多川さん、ごめん、俺好きな人、出来たかもしんない…」
「またかよ、で? 今度誰?」
「就職課の山田さん、すっごく優しいの!」
「ああ、メカネの…就職課の人ってふつーやさしいもんだぞ、…却下!」
「えーまたー? 厳しいなあ」

真面目な顔をした喜多川に「却下!」と言われて、笑顔で「えーまたー?」と返す小泉。
これは小泉なりの “もっと愛されたいよー” のサインであり、甘えなのだと思う。
相変らずの自然体で、
お前だけだ…と言い合うラブラブCPとは違うけれど、
でも確かにふたりの間には愛があるのだと思う。
うん、こういうCPもいいなと思う。

お互いにちょっと不満もあったりするのだろうけど、
(ペーパーにあった4コマは、昼間は喜多川が主動で小泉を軽く振り回してる話でした)
なんだかんだ言っても一番安心できる、一番自分がフラットでいられる相手で、
何かあっても、結局は元のサヤに収まりそう。

そんなふたりが微笑ましくて、とても好きだなぁ…と改めて感じるのでした。

2

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