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兎の玩具を抱きしめろ!

usagi no omocha wo dakishimero

抱紧兔子玩偶

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表題作兎の玩具を抱きしめろ!

人気モデルの大学生 虹斗
虹斗のオモチャになる平凡な大学生 佐川芯

その他の収録作品

  • あとがき
  • 兎の玩具を抱きしめろ!直後

あらすじ

人気モデル虹斗の「次の穴埋め」としてお付き合いの芯。虹斗に「謎の美少女・アリス」としてデビューさせられた芯は!?

作品情報

作品名
兎の玩具を抱きしめろ!
著者
福山ヤタカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344829831
3.4

(7)

(2)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
22
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数5

ふわふわしてるのにキュンとします

表紙の通りとても可愛らしい絵を描かれる方です。
しかし一辺倒に可愛い訳ではなく、受け攻めの顔や身長差の描き分けは分かりやすくてとても良かったです。お話は始終ほんわかした雰囲気で進みますが、受けの健気さがしっかり伝わる描写をされていて場面場面で切なくなりました。
表紙買いで失敗したな…と感じる事が有るのですがこちらは最近読んだお話の中では久々のヒットでした。2冊目の本という事でしたが稚拙な点は特に感じず、作者様の個性を活かした良い一冊だと思います。
エロはほとんど無いので切なさ・可愛さを求めてらっしゃる方に強くお勧めします。

1

男前かわいい受け

こちらの作家さん、絵がとても特徴的でお伽話みたいな雰囲気をかもします。
前作は驚きの怒涛短編14本(確か)悪くはなかったのですが、短すぎて雰囲気はいいのにたくさん詰め合わせすぎに浸りきれなくて、ちょっと評価が自分的に今一つだったのです。
今回はじっくりとまるっと1本で構成されており、主人公達の気持ちも具体的に見せながら、雰囲気もしっかりと味わうことができました。
思い切りすれ違いのお話でしたが、モデルと普通の子、女装、服装も工夫がこらしてあって、今作は実にイイ☆ と、素直に思えます。


ごくごく普通(むしろダサ眼鏡で地味)な大学生芯は虹斗が人気モデルとしらず一目ぼれして告白します。
ちょうど彼女と別れてヒマ(←こればポイント♪)だった虹斗は退屈していたので、次が見つかるまでね、と玩具代わりに付き合うことになります。


この芯という男子の想いとキャラクター、とても男の子でした。
次までのつなぎのオモチャと割り切って、でもその間はかまってもらえるからいいのだと。
虹斗と歩くのに眼鏡もやめて、パーカー縛りの服装もやめて、それなりに努力して、
たとえ玩具だろうと、軽くあしらわれようと、その間だけは自分は彼のものだと思えるから、虹斗の言動に一喜一憂して振りまわされながらもそれが嬉しくてしかたない。
描かれ形も、ウサ耳描写にして本当は虹斗の傲慢自分勝手に不満や文句があっても言えない事ににビクビクしているんです。でもそれより喜びが大きい。
かわいそうなのかもしれないけれど、彼がポジティブ思考だからいいのです。
そして一見虹斗にふりまわされていそうでカラっとして男の子らしくあるところが好感持てるのです。

虹斗はとても傲慢です。
わざと嫉妬させるふりをしてみたり、自分の勝手で振りまわして、ほんとうに都合よく扱っている。
だけど、自分の写真集に芯を女装させて登場させるのです。
その後とても芯の女装は注目されて、謎のモデル:アリスとして評判になるのです。
自分の隣に立つのはアリス(芯だけ)
玩具扱いなのかもしれないけれど、本人気がついてないだけでものすごく執着に見えるのです。
この虹斗が芯を玩具扱いにするのには、彼には思う人があるからなのですが、
その相手とクライマックス、コレクションのショーにアリスと出演した時に再会します。
もう心はその相手(元スーパーモデル)に飛んで行ってしまって、もう芯なんか眼中にありません。
芯は、とうとう自分が捨てられる日が来たのだと、自ら身を引きます。
浮かれた虹斗がその相手である彼女と逢瀬をすると、以前心を寄せていた時と彼女が変わって見えてしまい、あんなに思っていた気持ちは?とすっと冷めてしまうのです。

玩具が玩具兼恋人に昇格するお話です。

虹斗の表情が変わるのに注目です。
芯といる時、とても自信満々の色男に描かれているのですが、思い焦がれた彼女との再会を楽しみにしている時は、まるで少年のようなまん丸の目になっています。
そしてもう恋の気持ちがなくなってしまったと気がついた時の呆然とした顔。
彼女に、もうすでに虹斗の心は芯にあると指摘されて初めて気が付くおバカさん!

失恋した芯は実家へ帰りますが、ここの家族とんでも家族でした!
お父さん、一体何もの!?
女装愛好家?それとも?(爆笑)だからなのか、芯の女装がとてもかわいらしいのは!
でも、元気が出る家族でした。

芯の割り切りながらも必死で健気な想いがとても良く伝わります。
最初からあきらめている、だけど一緒にいる時は必死、その距離の取り方、からかった時の対応、それが虹斗を知らない間に虜にしていたんでしょう。
虹斗は嫌なヤツだけど、執着ばればれでそんなに嫌悪感は抱きませんでした。
どうやって、特別を気が付くのかな?ってw

描き下ろしの、本編エンドの直後の話にちょっぴりしっかり目にエッチ描写があります。
芯が男っぽくて惚れました&かわいい!
男前かわいい受けとでも言うのでしょうか?
虹斗のほうが必死な姿が見られて、やったね♪って思っちゃいました☆

今回はちょっぴりおまけだけど萌×2を送ります。
絵とお話が実にマッチしてキャラがとても好きでしたので・・・

6

とってもキュンキュンしました!

多分、この作家さんの作品は初読みだと思うのですが、かなり内容が良かった。
絵柄的には好みから外れるのですが、読み始めるとそのイラスト自体も好きになり、
読み終えた後はかなりの満足感が得られました。

人気モデルで一応同じ大学生である虹斗を好きな芯はダメもとで彼女と別れたばかりの
虹斗に告白し、次に行くまでの繋ぎのおもちゃ扱いでいいのならと付き合うことに。
それが本当におもちゃ扱いで、読み始めはなんて虹斗は傲慢で嫌な男なのかと
思っていたのですが、おもちゃ扱いされる芯がそれを当たり前のごとく受け入れて、
健気と一言で終わらせてしまうにはちょっと普通とは違う。

タイトルの兎の玩具って言葉が芯のイメージそのままなのですが、泣かせて遊ぶつもりが
いつしかその兎に心奪われていたり、執着し始めたりします。
でも、虹斗には心に決めたたった一人の相手がいたりするのですが、
それも、恋愛と言うより手に入らなかったからの執着みたいに感じます。

始めからおもちゃだと自分に言い聞かせて虹斗を攻めることもなく離れる芯、
もめること無く、あっさり離れて、虹斗は唯一の彼女の元へ行くのですが、
そこで見えてくるのが自身では気がつかなかった虹斗の芯への思い。
ひどい男と言われるくらい短いサイクルで女を取っ替え引っ替えしていたモテモテ男。
それが、以外にも恋愛事には不器用だったのだと感じます。

後半は追いかけられ、スキスキオーラ全開だった芯が離れて、虹斗が今度は追いかける。
臆病な兎は思いが叶うというのに逃げ出してしまう。
おもちゃから恋人へ、ふたりの出会いから恋人になるまでを堪能出来るオススメの作品。

4

不思議な話

表紙からしてただのほわほわ系じゃないのは分かってましたが私には少し話が難しかったようです・・
人気モデル俺様腹黒虹斗と平凡健気大学生の芯の話
ほわほわな絵柄ですが心情が細かく複雑に描かれています。
私が健気受けがどうしても可哀想に見えてしまい苦手なのがあり評価は少し低めです、すみません 早く苦手克服したいです
題名にもありますが玩具というのは肉体的にかと思っていたのですがこの作品は精神的な玩具な感じがしました
健気受けが好きな方にはおすすめの作品です!!

1

受けちゃんがとっても健気!

私が初めて買った商業BL本です。
その頃はまだ何も知らない初心者状態で手に取ったので、正直言いきると絵重視でいきました。
だから絵的には好み...かな?
ストーリー性は思っていたほど...だったんですが、受けくんの「次の穴埋め」として葛藤(?)するシーンはとてもキュンとしました。...でも健気すぎてちょっとかわいそう...ともとれるかもしれません(^-^;
商業BLに興味を持って初めて買った本だったのもあって、「うーん...」と思うシーンもあったので初心者(?)の方にはあまりオススメできないかもしれません...。
あ、でも...絡みのシーンは少なめでラストくらい、と言った感じなのでなれない人にはいいかもしれません。

0

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