黒き異界の恋人

kuroki ikai no koibito

黒き異界の恋人
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神9
  • 萌×26
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
87
評価数
22件
平均
4 / 5
神率
40.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥570(税抜)  ¥616(税込)
ISBN
9784199007361

あらすじ

魔界を追放された皇子の従者として、地上で暮らしていたサガン。
暇を持て余した彼がある夜、出会ったのは、不思議な眼力を持つ
バーテンダーの桐宮。実は桐宮は、真の名前をラグエルといい、
正体を隠し、天界から地上に派遣されてきた天使だった!? 己と
敵対する身分と知らないまま、惹かれていくサガンだが……!?

表題作黒き異界の恋人

バーテンダー・桐宮(ラグエル)
魔界の貴族で王子の従者・サガン

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数5

黒と白のコントラストが綺麗

『蜜なる異界の契約』のスピンオフ。

サガンが時折通うバーで偶然に出会った桐谷。
他の人間にはない何かを感じて惹かれていていくがそれもそのはず、サガン以上に心を読み取らせない彼の正体は天界からの監視者・ラグエルで、サガンの住む魔界とは相反する世界の者だった。

主のベレトいわく、普段ツンツンしすぎて可愛げがないサガンが桐谷=ラグエルに逢う度にデレていく様子が堪らない。

最初は遊び心からサガンを引っかけてみるかって調子だったラグエルも急速にサガンに惹かれていき、彼が兄に襲われて窮地に陥った時も間一髪のところで助け出す。
そこで登場する触手もエロシーンの一環として堪能できた。

作者の遠野さんが大変だったと後書きで述べていたが、触手エロってそれほどページを割けないし、それを出しても変じゃない雰囲気作りとか気を使いそうだが、この話では上手く当てはまっていた。

しかしラグエルのほうが、魔界の住人のも触手にも負けない位熱く激しくエロかったかも(笑)。
表紙も話の内容に合っていて、サガンとラグエルの絡み、黒と白のコントラストが綺麗だ。

人外モノだけど複雑な設定で続きはないのでこの一冊だけでも楽しめるようになっているが、前巻と比べると恋に堕ちたサガンのツンデレ具合が分かる。

前巻のほうは個人的には辛口評価を付けたが、こちらのスピンオフでは充分にラブロマンスが堪能出来たし、ベレトと泰幸もさりげない登場ながらもいいなと思える点も感じた。

1

で・・・出るっ!

 フツーの男子なら「出るっ!」といえばあの白い液体がせいぜいでしょうが、本作の受けサガン君はもっとすごいものが出せます。たおやかな白い背中に、濡れ濡れと輝く漆黒の翼。なんとも麗しく、かつエロティックではありませんか。
 もともと、人体の中で一番好きなパーツはと問われれば、迷わず背中と答える私。とりわけ好きなんです、肩胛骨。あの形ってそもそも小さい翼みたいですよね。攻めのラグエルも翼持ちで、その2人の絡みを大好きな笠井さんの絵で眺められるなんて至福の極みでした。
 サガン君は感情の起伏をあまり表に出せない子なんですが、最初にバーでラグエルと出会ったときのかすかに頬を染めた顔にはもう恋情がにじんでいたような。木原音瀬作品、マジュヌーンの攻めハッサンもそうでした。終始喜怒哀楽のわかりづらいキャラだったけれど最後のラブシーンの表情で、ああ心から受けのファウジが好きなんだな、幸せになれたんだなって実感しましたもん。笠井さんはわずかな表情の揺らぎで秘めた心情を描き出すすべに長けた、本当に稀有な絵師さんだと思います。
 遠野春日さんと触手って、意外な取り合わせですね。頑張って書きました、という続き熱意はくみとれるのだけど、どこか物足りない。粘度というか、体感、触手と対峙する受けの身もだえするような嫌悪感がいまいち伝わってこないというか。これまで読んだ触手もので一番強烈だったのは矢代米花作品なのですが、作者自身の触手への執着の度合いが違っているような気がしてなりません。個人的にはもう少し触手の出番を減らして、禁断の恋に苦しむ2人の葛藤とかに紙幅を割いてほしかったかな。

0

自分へのお年玉 3

【蜜なる異界の契約】に続く翼萌え♪プラス、肩胛骨萌え。そして触手!遠野先生の触手モノ?!サガンがかわいそうになるくらい色々やられております。
前作でツンキャラだったサガン、読み進めるうちにどんどん可愛く思えてきて…桐宮と二人してここまで激しく堕ちれば本望でしょう。
そう言えば、芳林堂書店限定特典!笠井あゆみ先生の表紙絵、生写真風カード!!「美しい~!!…すりすり…おっと、指紋付いちゃう!ビニール袋買いに行かなきゃ」封入特典侮り難し。とてもステキなお年玉いただいたような気分になりました♡
………………………さっそく写真用L版ビニール袋買って来ました!収納!!…BL的には、挿入!の方が適切言語では(^◇^;)

2

クールツンデレさんは本気になると

「蜜なる異界の契約」のスピンオフで異界の7番目の王子の従者として
人間界に来ているあのクールな美貌のサガンが受け主役の話で、前回が異界の王子と
人間とのエロloveで、今回は異界の者同士だけど、闇と光で相反する者の
ラブストーリーになります。

単に異界というと想像しにくいですが、人間界があり、それとは違う2世界、
天使と悪魔の世界と言ったほうがわかり易いかも知れないですね。
もっとも、BLにありがちな天使や悪魔像とは違って、互を干渉し合わない
異種族だというだけで、そこに中間点のように人間界が存在しているみたいです。

主に人間の恋人が出来て、もう自分など必要ではないかも知れないと多少自虐的な
感じで、ふたりの邪魔をしないように一人で人間界を出歩くサガン。
ある日訪れたバーで、一目見るなりビビット電気でも走ったように思えるバーテンと
出会い、何故か心惹かれるサガン。

相手の心の内が覗ける能力があり、裏表がないその感情を楽だと思いつつも
なぜこれほど気になるのかわからないサガン。
実は相手は光の者で、サガンは気がついていないが、相手のラグエルは闇の者続きだと
知りつつ、美貌のサガンを暇つぶしの相手にからかう気で近寄って来ているのです。
でも、光の者が闇の人間に惹かれてしまうのは、堕ちると言うことで、
それが遊びなら構わないけれど、本気になれば処罰の対象。

ラグエルは遊びのつもりが結果的にはミイラ取りがミイラになってしまう典型で、
それでも、ギリギリまでサガンに惹かれている気持ちを認めない意地っ張りなところが
サガンよりもあるかもしれないと思える内容です。

その二人の許されざる愛のゆくへとサガンを狙う異母兄との危機的状況が
ミックスされたエロ多めの作品です。
サガンの異母兄は見るからに異形のもので、いくら兄弟でもこれはサガンでなくても
嫌だろうと思えるいやらしい粘着質で、サガンが兄から触手で嬲られ、
それをラグエルが助けるのですが、兄の不気味触手とは違うけれど水の触手みたいな
ものでラグエルもサガンを浄化目的で嬲るのですが、それも見ものです。

意外とエロが多めながらも、それだけに感じないのはやはり作者の腕の見せどころ。
出来ればこの異種族の禁断の恋が、もっと祝福された幸多い展開ならもっと
いいのにと思いながらも、きっとそうなるだろうと願いを込めつつ読ませて頂きました。

4

禁断の恋

『蜜なる異界の契約』のスピンオフ(前作未読)。

前作攻のベレトは魔界の王子で、今はワケあって人間界に暮らす。
その従者でツンデレ美形のサガンが、今回の主人公。
ベレトと一緒に泰幸(ベレトの恋人)の家に住み
二人のため家事全般をこなす、お母さんのような存在です。


サガンは、ベレトの弟・アイムに歪んだ愛情を向けられている。
※アイムは身も心もコッテコテの醜男で、彼が美しいサガンを触手攻めするシーンなど、作家さん楽しんで書いたんだろうなーと伝わってきますw
(サガンが痛々しくて、萌えはなかったですが…)

そんなサガンを何度も助けてくれるのは、
バーテンダーの桐宮(本名はラグエル。天界から派遣された天使。)
美しくプライドの高いサガンを泣かせたいと
近づいたラグエルだったが、無垢なサガンをいつしか愛するように。
サガンもラグエルに惹かれていくが、別世界の住人が愛し合うことは禁忌で…。


ロミジュリ的な関係は萌えるのですが、
ベレトはサガンのため、もっと早く手を打てなかったのか?
サガンがラグエルに惚れたのは、吊り橋効果に過ぎないような…?
続きこのへんが引っかかって、萌×2にはし難いです。

しかし、切ないラストは好き。
サガンを守ったことで天界を追われ、翼を焼かれ能力の全てを失ったラグエル。
余命70年…って人間の感覚だと充分に思えますがw、やっと出会えた最愛の人に先立たれるサガンの未来を思うと、たまらなく悲しい。

限りある時間を一緒に生きようと決めた二人は
これまで耐えてきた分、一気に甘々な甘い関係になりそう。
そんな様子や、二人の心情をもっとじっくり書いてほしかったです。
サガンが痛めつけられるシーンに多くページが割かれ、やや消化不良。
もしまたスピンオフが出るなら(ヴィネア兄か、金髪小姓に期待v)
ラグエルたちが幸せに過ごしているところが読みたいです!


また、笠井あゆみさんの挿絵が大変美麗でした。
サガンとラグエルが翼をバサーっと広げて飛ぶシーンや
濡れ場など(117ページの二人はエロ美しすぎる…!!)、
本当に素敵でうっとり。
ファンなので、最近小説の挿絵が多くて嬉しい…と余談でしたv

4

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