間違いだらけの恋だとしても

machigaidarake no koi datoshitemo

間違いだらけの恋だとしても
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×210
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
6
得点
77
評価数
24件
平均
3.4 / 5
神率
12.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784344830097

あらすじ

刑事の鈴原は、弟と遠距離恋愛中の検事・友利にどうしようもなく惹かれてしまう。寂しがりやな友利を慰めるためにと、一夜だけの!?

刑事の鈴原は、弟から「同棲中の恋人」として検事の友利を紹介される。その後、弟は仕事で海外へ。恋人不在の寂しさから頻繁に連絡してくる友利に、鈴原は戸惑いながらも惹かれてしまう。とある事件を通して、友利がSM趣味の変態なのではという疑惑を持った鈴原。それでも一夜だけの思い出にと身を任せるが、「慣れている」と勘違いされて……!?

表題作間違いだらけの恋だとしても

弟の恋人で検事・友利櫂 29歳
刑事・鈴原彰史 30歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数6

刑事と検事と・・・

今回の受け様も幸せから縁遠い美人の処女(童貞ではない・・・)。職業は刑事。
攻め様は育った家は中流ながらも自力(学生時代に)で財をなし、今はエリート検事であるというお方。ハイスペックな生まれ育ちではないけれども、今はハイスペックな人生を送っています。ちなみに職業は検事。

刑事と検事という事で、仕事で関わり合いを持たざるをえない関係でもあるというのが私的には萌え設定でした。

今回も私の大好きなシンデレラ展開・・・と、思いきや、受け様の弟と付き合い始めたばかりのパートナーとして登場したため、いきなり三角関係になっちゃうのだろうか・・・?ドロドロ展開?!と、心配したものの、受け様がその方と一夜の関係を持った時点で恐らくこれは三角関係でもないし、ドロドロ展開にもならないであろう勝手に確信しました。
作者様には失礼ながら、勝手に、鳥谷先生の作品には不誠実な攻め様は絶対に出てこない・・・という確信があったからです。

そして、その予想的中!!

ただ、いったい弟との間に何が??と思っていたのですが、お互いの立ち位置が別れの原因だったとは・・・
それで円満に別れ、その後受け続き様と職場で再会した際に、受け様に新たな恋をしたわけです。

ただ、今回誤解から受け様が攻め様を激しく傷つけるシーンがあり、それがちょっと(色々空気的に)イタくて・・・また、攻め様が、受け様の弟よりも受け様の方をこれだけ愛しているんだ・・・という根拠がちょっと「??」っていう微かな違和感を感じてしまい、萌え度はちょっと低めになってしまいました。


0

三角関係、かと思ったら・・・

主人公の鈴原はゲイの弟・浩輝に彼氏を紹介され、その男性・友利がとても好みだった・・・というストーリー。
弟の彼氏を好きになってしまうなんて、せつないお話の予感が冒頭ではしたのですが、そんなに苦しかったり辛かったりということもなく、わりとライトなお話でした。
↓以下は完全に最後までネタばれしています。

その後、浩輝が仕事で海外に行ってしまい、刑事の鈴原と検事の友利は仕事でも顔を合わせることになり、プライベートでも頻繁に付き合う仲になります。
説明文に「友利がSM趣味の変態」ようなことが書いてあるのですが、そのくだりにくるまでがかなり長く、実際はSM好きということもなくその設定自体が薄く、果たしてこの設定は要ったのかなあ?と、途中何度も思ってしまいました。

気になるのは、友利に「SMクラブに出入りしている」とさらっと打ち明けられても、コンサートや食事や、あげくにセックスに誘われても、鈴原が「浩輝がいるのに」と言って友利を一切とがめないことです。
というか、頻繁に会ってるのに2人が浩輝の話題をほとんど出さない事です。

弟の彼氏を横取りするなんてドロドロしたお話ではな続きいだろうと、雰囲気から察することが出来るので(友利が弟が居ない間兄に手をだす不誠実なキャラにも見えなかったので)最初からもう別れてるんだなーって何となく予想できてしまいました。
それでも楽しめるストーリーだったらよかったのですが、頑なに浩輝の話題が出てこないことが逆に不自然で、鈴原が一回でも「浩輝がいるのに」なんて言ったら、もう別れてることがわかってしまってそこでこのストーリは終わってしまうんですよね。(実際バレるのは最後の最後です)
…なので、頑な浩輝の話題が出ないという「作者さんの圧力」を感じてしまいました…。

タイトルの「間違いだらけ」というのは浩輝と友利が恋人と鈴原が思っているのが間違いという意味でしょうか。だとしたら、あまりにも最初から出来上がってるお話な気も・・・。
あとどうしても気になったのが、友利が最後に「検事を辞める」とさらっと言ったことです。
冒頭、検事として警察から嫌われていた友利が、昔検察で冤罪を生みかけて権力の重さなどを自覚したということが切々かかれていたのに、あっさり「遠恋になるから辞める」と言ったことが、想像していたキャラといっきにぶれてしまいました。
検事って簡単になれるもんではないでしょうし、2人が急接近するきっかけになったのは刑事の仕事にアレコレ口を出してくる検事・友利の鼻を明かしたい!と鈴原が思ったことにあります。
最初に友利が検事という仕事をどう思っているかというあの感動的でよく練られたエピソードは一体何だったのか・・・。急にころっと恋愛至上主義のようなキャラになって私の中の男性としてのリアリティさが音を立てて崩れてしまいました。
鳥谷さんの作品ってたまにこういう事がある気が。
警察や弁護士関連の就くのも難しそうな職業をよく題材に扱われていますが、その分責任を持ったキャラや、ここまでの地位を築くのに苦労したエピソードが結構しっかりかかれているのに対して途中から急に恋愛史上主義みたいになって、仕事を辞める、辞めそうになるという展開が多い。
それが現実の男性像のリアリティさを揺るがしていて今回も戸惑いました。

楽しみにしていた変態攻めの件ですが、今回はそうでもないかな?とも。
鈴原は友利を「変態」と連呼していますが、台詞はいやらしいけど変態というほどでもないかな?という感じです。かなり台詞はねちっこいですが。
でも我慢できずホテルのエレベーターの中で痴漢を働くシーンや、鈴原がシャワーを浴びている間に自慰にふけっているシーンは笑えてよかったと思います。

個人的には友利のねちっこい敬語攻めがちょっと好みではなかったので、友利というキャラが好きなら楽しめると思うし、苦手に思うとちょっと合わないお話かもしれないと思いました。

3

破瓜て。

鳥谷しずさんの作品はそれなりに好んで読んでいます。
お話自体は単純で、弟の恋人と知りつつ好きになり関係を持ってしまうが---という話です。先は読めたものの、そこそこ楽しんで読みました。

わたしがひっかかったのは、ほかのこと。
作中にこういうやりとりがあります。
初めてだったと言う受けに対して
攻めが
「あなた、処女だったんですか?」
(中略)
「(前略)挿入する前にどんな孔なのかを観察するのをうっかり忘れていました。自分のもので破瓜をしたとは言え、あなたの処女を見忘れたことが悔やまれてなりません」

-----;いやもう、変態さんを書く作家さんですからね、
このくらいでめげてはいけないんでしょうが…。
わたしとっては男性による処女崇拝ってキショクが悪いんです。わりと地雷。
なので今回の作品はこの評価で。
私と同じく処女をありがたがる男(ていうか、いつの時代のじじい?)を
きしょくわる~って思う方はひっかかりをおぼえるかと。

これが「おれのケツ○ンコはアニキしかしらない、処女だったんだぜ!」くらいまで行ってたらむしろ笑えるつか、OKなんですが。
続き…今回いまひとつ、なんつか、変態性が突き抜けてなかった感もするていうか。
もっといっちゃっててくれたらOKだったかと思います(表現がうまくなくて申し訳ない…)。

まがりなりにもBL読みとして、男性に女性性をあたえて
喜ぶ、楽しむ、という心理もわかるので、
好きなひとには逆に長所(ウケるところ)になるのだろうとも思います。

2

間違いなく変態攻め

総合するとコミカルでシュールな部類の作品だと思うのですが、
受けになる鈴原が弟の恋人だと知っていながら惹かれる気持ちが止まらずに
友利と肉体関係を持ってしまい、罪悪感と友利への恋心で苦しむ流れはシリアス。

だけど、その相手の友利はかなりナルシー傾向の変態さんでもありました。
後半で勘違いも誤解も解けて相愛になり抱き合う段階で鈴原がシャワーを浴びてる間
ベッドで素っ裸になって自分の股間を擦りながら愉悦に満ち満ちた表情で
鈴原を待っている姿は鈴原が友利を変態というだけのことはあると読み手も実感。

結果的には弟の恋人だと思っての勘違いと互いに誤解しあったことで
少しすれ違いがありますが、やはりシリアス感よりもシュールな雰囲気の方が
際立っているような作品でした。
このふたりは割れ鍋に綴じ蓋、もしくはエロなバカップルに絶対なるだろうと
思えるカップルで、終わりよければ全て良しの内容で面白いです。

3

あけてビックリ・・・

ルチルは初の鳥谷しず作品だと思うのですが、場所は変わっても鳥谷しずだった(笑)
またの名を「新書館のエロ魔人」でしたっけ?
濃厚なエロが特徴でありますが、やはりねっとりしてました。
ただ、今回気がついたのは受けが「あー。あ、あ、あー」とか「あー」しか喘いでいないこと。
他の作品もそうでしたっけ?
しかし、思うに追いあげられてそうそう言葉が出て来なくて「あー」しか言えないってことはそれだけスゴイって事なんだわ!と攻めのスゴサを改めて認識するのでした(?)
そして、特徴のもう一つにキャラクターの一人がどっかおかしい(当人は至って真面目のつもりだが)
この作品では攻めがちょっとおかしな人~変態と呼ばれていたが、外見からのギャップもあってそれから見ると変態チックなおかしさなんだと思う。
一見すると、始まりはシリアスに主人公の要素からしてもその展開が予想できるはずが、あれ、あれ、あれ、と言う間に「え?こんな話だったのか」と不思議の国に連れて行かれたような、クレイジーキャッツ(?)な展開の始まりと終わりの落差に、エンタメを感じるのでした。
そういう意味では安定の鳥谷しず作品と言え続きるのではないでしょうか?


自分がゲイであることを隠して親の為に我慢して警官になった主人公の彰史は、母親も亡くなって3年経つし、ジャズピアニストの弟にとうとうカミングアウトをしようとしていたのですが、待ち合わせに何と彼氏を連れて来たのでした。
自分がカミングアウトするつもりが、弟に先を越され、しかも相手は年下だけど好みのタイプ。
おまけにラブラブを見せられてアテられて腹立たしくなるだけだった彰史は、受け持ちの事件絡みでその彼に再会することになるのです。
その相手は友利という検事。
最近移動してきた新しい検事で、部署の刑事達が不満を漏らすほどの難物だというのです。
女性が暴行される事件が友利に突き返され、調べるとなんとSMの行為の最中だったことがわかり、実は友利が出入りしているSM倶楽部の常連だったこともわかるのです(爆)
そんな始まりから、行きたかったLIVEに誘われ一緒に出かけ、アメリカに行ってしまった弟の代わりの恋人の目付けと思い、彼とデートのような事をして、一夜を共にしてしまいというものです。

友利のギャップにただ驚きです。
SMが好きというより、一人がさびしいのでとか、ちょっぴりSの片鱗を見せながらも何だか欲望に忠実な人なんじゃないかと。。。
いいや、恥じらいのない若干エロ魔人だと思う。

そして彰史は、最初がシリアス目だったのに部下の二階堂のキャラがとても愉快なキャラな為、何だか調教師か先生か、突っ込み役みたいな面が仕事の上において見せるので、この彰史のキャラもまた一種独特の雰囲気を持つ気がします。
長い間ゲイを隠して~と言う割にはっちゃけてたエッチしてましたw

恋愛はどうなのよ?といえば仕事も違うので頻繁に友利が登場するでもなく、彰史の仕事場面が多いので、いったいいつくっつくのか?本当にまとまるのか?やきもきしながらいつの間にかラストでまとまるという、
いやぁ~なんだか遊園地のアトラクションかマジックをみてるような話でしたよ(笑)
彰史のオチもね、、、コントみたいだった(w)

それにしても、友利のおかしなキャラクターも好みでしたが、彰史の部下の二階堂ですよ!!
いいね~彼のキャラクター、危うく主役を喰ってしまうところだったと思いますv
それとネチネチな猫大好きな課長も変なキャラだったし。
キャラクターのお楽しみ袋みたいな楽しい作品でしたよ♪

4

ジャズのような転調感♪

面白かったです!!!

検事×刑事で、年下攻。
主人公がピアノを嗜むジャズ好きという設定なのですが、
本書もまるで転調の激しいジャズのように、シリアス↔コメディを行ったり来たりする、油断ならない展開ですv

ガッツリお仕事が絡む硬派な話かと思いきや、
出てくる事件の一つ一つは、猫捕獲だのネギ畑捜索だの、シュールで笑えるものが多い。
(でも、どんな事件にも真面目に取り組む刑事たちの姿には好感がもてます☆)
しっとり甘いラブストーリーかと思いきや、
いきなり直球な下ネタや変態台詞が来て、一気にコミカルに。
キャラも皆個性的で、最初から最後まで楽しい作品でした☆

【あらすじ】
主人公は、ゲイで刑事の鈴原(30)。
弟のカミングアウトが元で両親が離婚し、ゲイ嫌いの母親に引き取られたため、自分もゲイであると言えないままノンケとして生きてきた。
弟の恋人・友利(検事・29歳)は、容姿端麗・紳士的な性格・仕事に対する姿勢も真面目…とモロ好みのタイプで、いけないと思いつつも惹かれてしまう。
ジャズピアニストの弟は、仕事で渡米中。
一人で寂しいと言う友利に誘われるま続きま一夜を共にするが…

【感想】
友利を慰めたくて、一夜だけなら…と誘いに応じた鈴原ですが
事後、本気の告白をされ、“とんだ二股野郎だ”と激怒。
・・・うーん。ここでキレる鈴原には釈然としないものが。
寝た時点で弟を裏切っていることに変わりないような?

でもその後の鈴原の悪態が面白すぎて、まぁいいかって気にw
個人的に、本書一番の名シーンです。
「コーヒーの代わりに、
 私の精液を飲んでもらえますか?(ドヤァ」
とブツを近づけてくる友利に対し(←彼は紳士に見えて結構変態なのですw)
「こんな粗チン野郎の精液を、誰が飲むか!」
とマンションを飛び出し、電話でも
「鬱陶しいぞ、粗チン野郎!二度とかけてくるな、粗チン野郎!死ね、粗チン野郎!」
・・・すさまじいです。
それまでの、トレンディドラマのような
お洒落な空気との落差にかなり笑わせてもらいましたw

じつは浮気じゃなかった…と判明したあとは
(ネタバレは避けますが、友利と弟はHもしてませんw)
すごく甘~~~くて変態チックなエロシーンが。
「粗チン」と言われ傷つき(そりゃあれだけ言われれば…w)
執拗に自分のモノを褒め称えるよう促す友利。
ねちっこい台詞の数々が、可愛いし変態臭いしで最高でした☆
他作品のようなマニアックプレイは出てきませんが、エロ甘で良かったです。

鳥谷作品らしいシュールさが楽しいけど、最後は感動的。
母親と向き合えなかったことを悔やむ鈴原が、事件を通じて母の子への想いを知り、年下だが包容力ある恋人と幸せになれそうなラストは素敵でした。


次回作は、
温泉街を舞台に【得意技:頭突き】の犬が活躍する話になるようですw
またエロ甘で変態パワー溢れる作品を期待しています☆

4

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