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表題作蜜月サラダを一緒に

神保 志津香/サラリーマン・大家/24才
小太刀 来夏/失業中/24才

あらすじ

職と住居を一度に失った来夏。紹介されて転がり込んだシェアハウスで再会したのは、学生時代に来夏を手ひどく振った神保で……!?

作品情報

作品名
蜜月サラダを一緒に
著者
染井吉乃 
イラスト
穂波ゆきね 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344830356
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

let us alone

染井吉乃さんは初読みです。
お名前をお見かけしてはいたものの、
今回穂波ゆきねさんが挿絵ということでしたので
読ませていただきました。

蜜月サラダ=ハネムーンサラダ、
レタスだけのサラダ(lettuce alone)と
二人だけになりたい新婚さんの心境(let us alone)をかけている、
というのを昔NL漫画で存じ上げておりましたが
BLでのその意味は!?とちょっとがっついて読んでしまいましたw

突然務めていた会社が倒産し、寮にもいられなくなり
その場凌ぎの宿を探している時に
仕事関係で面識があり、
しかもそのテのバーで口説かれた事もある男・遠武から
シェアハウスに来ないかと誘いを受けます。
戸惑いながらも訪れたところ、
なんとそこには高校時代告白して振られてしまった相手・神保も住んでいて…。
といった内容なのですが、
いかんせん住人が全部で8人!覚えられない!!(泣)

そのうち紅一点の佐藤さん(シュガーさんw)が結構なグラマラスで
あとは男だけって危ないだろう!!って心配になりましたw
しかし佐藤さんの恋愛対象は男性ではない、というのが後半わかって、
それでも危険には変わりないんじゃ…と変なところにヒヤヒヤしました;
(そういう場面があったとかではないのにw)

住人が多い程、トラブルはあるし
その中に突然現れた主人公の来夏(らいか)は
自分の育って来た環境ゆえ、やれることは自分でやるという
とてもいいヤツなのですが
それを良い子ちゃんととらえられたり
やっかまれて邪魔扱いされてトラブルに巻き込まれたり…。
新参者は苦労しますね…;

顔を合わせるなり初対面のフリをした来夏と神保ですが
とにかく神保がなんとなく掴めない男というか…。
結構寡黙なので、真意が伝わってきづらくて
来夏もしんどそうでした。

そこへ、一度口説いて玉砕した遠武がとっても優しくて
来夏を気遣ってくれて、
むしろ神保より遠武と結ばれてくれたらいいのになぁって思ってしまいました。
当て馬スキーは健在なんですけど
神保に「お前!そんな悠長な事してられないぞ!!」って
エールを送る間もなく、
結局来夏は神保をやはりまた好きで…って展開になっていました…。

少しずつ、来夏と神保が近づくエピソードも勿論あったのですが
遠武の優しさの前にはインパクトが無くて……;;
遠武が、来夏へ諦められない気持ちを告げて
「あなたを、今ここで抱きしめてもいいですか」って
聞くあたり紳士的だなぁ…と…。
その切羽詰まった表情と声に絆され、
抱き返す来夏の気持ちがわかる!!つか付き合っちゃえよ!!w
(ダメでしょうけど)

タイトルのハネムーンサラダ、
どういったふうにお話に絡んでくるのかドキドキしましたが
中盤、遠武と神保の牽制しあうシーンと
本当のラスト、ようやく結ばれた神保と来夏の会話に出て来ました。が。
そんなに「…おお!!」って効いてるわけではないような気がしてしまって…。
すみません。

どうしても私は、穂波さんの挿絵だと期待値が上がってしまうんですよ…。
染井さんファンの方々には大変申し訳ございませんが
お話としては中立です;;
しかし、穂波さんのイラストが大好きで
それだけでも手放せない!!!というくらいなので
萌評価とさせていただきます…。

5

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