妄想くんのふたりあそび

mousoukun no futariasobi

妄想くんのふたりあそび
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神18
  • 萌×214
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
184
評価数
47件
平均
4 / 5
神率
38.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784799714225

あらすじ

驚異の妄想家・昴は、素性も知らないコンビニ客の聖に恋をした。
得意の妄想で勝手な聖を作り上げ、乙女もドン引くほどの理想の恋愛を思い描きトキメく残念な昴(笑)。
だけど――「本物に恋しても叶うわけない」過去の経験が恋に卑屈で妄想家な昴を生んだ。そんな昴に、等身大の聖が妄想以上の狂おしいドキドキをくれて…! ?
妄想家が"二人でする恋"を学ぶ大長編!

表題作妄想くんのふたりあそび

コンビニの客 王子様? 二宮聖  
妄想家のコンビニ店員 一文字昴 27歳

同時収録作品春の導火線(描き下ろし)

ゼミの講師 自称元恋愛詐欺師 小川喜三緒
ゼミの生徒の兄で昴の甥 一文字春

その他の収録作品

  • その後のはなし(描き下ろし)
  • 恋人タラシはじめました
  • あとがき(描き下ろし)
  • 夏樹が飛び出したその後の春ちゃん宅(描き下ろし)

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レビュー投稿数11

応援したい二人

ふわふわキラキラした表紙に惹かれて読みました。とってもよかったです!!

「妄想くんのふたりあそび」
王子様に憧れるコンビニ店員昴くん。そんな彼の前に理想の王子が現れた!
昴くんの妄想は激しくて、多少ストーカーみたいになってしまうんですが、すごく一途でいじらしかったです。
でも昴くんの思考回路が何とも悲しくて…。
本当に幸せになれてよかったと心から応援したくなるお話でした。

「恋人タラシはじめました」
「妄想くん~」で出てきた昴くんの身内の春くんが出てくるお話です。
自分の母親のことがトラウマになっている春くんと、そんな彼のことが好きになった元・恋愛詐欺師の小川。
こちらも応援したくなるカップルでした~。

どちらのお話も可愛くておすすめです。

1

砂糖斗塩

2作目は「恋人タラシはじめました」ではなく「春の導火線」でした。
すみません。

なんだこれは!

初読み作家さんです。
絵柄は表紙からも分かるようにフワフワというというかフニャフニャというか、そんな感じの絵柄で特に私の好みでもないし、決してすごいハンサムが登場するとかじゃないんですが、お話に引き込まれました。
表題作とそのリンク作で丸々1冊になっています。
なんといっても表題作の昴君が幼いころから乙女で、それがただただ可愛かったですね。
小さい頃から人を好きになってもそれが報われることがなくて、2次元の世界に入ってしまうというのも分かる気がします。
本当の恋が出来ない代わりに妄想の中でお伽噺のような恋を夢見ているのですが、本人は現実と夢をスッパリと割り切っているのが哀しくてキュンとなります。
リンク作は表題作の受け様の甥のお話で、早くに母親を亡くしてから下の弟二人を親代わりになって育てている長男のお話で、こちらも健気です。

コミカルな面も切ない面も両方楽しめた作品でした。

1

未来がキラキラしてる

けっこう病的なお話なのですが、読めば読むほど最後のほうのキラキラ感が眩しくて、胸がいっぱいになるような感じでした。

最初は主人公の昴が変わり者なのと、攻めの聖のイメージが(昴のせいで)2点3点するので、カップリングとしての萌えはホントに最後の最後まで持てませんでした。
でもお話がよくできていて、グイグイ引き込まれました。

昴はゲイで色々あって、幸せな恋をすることを既に放棄していて、今では妄想だけで満足する生活。
そんな昴の前に理想の男性、聖が表れ、昴は聖と恋愛する妄想にひたりながらこっそり聖を付け回します。

財産をほとんどはたいて隣に引っ越したり、撮影機材を買って寝ないで撮影、編集。ホントにキモチワルイ。
この気持ち悪さと絵の可愛さ、昴の妄想のコメディーさのギャップは見事です。

もちろん聖は理想の完璧な男性などではなく、ストーカーを続けるうちに昴もそれに気づきます。
ここで昴の恋は終わりますが、お話が終わるかというとそこからがストーリーのほんとの始まり。
昴が今まで逃げてきた、妄想でない誰かと向き合うということの始まりです。この2部構成がとてもよかった続き
解説にあるように大長編て感じで読みごたえがありました。

後半からはだんだん聖視点にシフトして行き、それも面白かったです。
病んだ暗さ、幸せな恋の美しさが両方見事に描かれています。
でも必要以上に重くなく、それなりに楽しんで読めたのも好きだなあと思いました。
困難はあるだろうけど、いつまでも末永く幸せでいてほしいと思うカップルです。

1

宇宙の果てまでも飛べそうな主人公

主人公の昴は「普通の」夢見がちな27歳のコンビニ店員……

……だったらどれだけ良かったことか!!!

と、思わせるほどの超ウルトラ夢見る乙女男子です。

絵柄はふんわりしていて、ふわふわまったりした感じなのですが、
実際の主人公の昴(受け)は、
はっきり言って「変態」です!!><
みんな!! このほんわりムードに流されないで!!(笑)
騙されちゃダメッ!(爆)

-------------------
●妄想君のふたりあそび

あまりに夢見がちな変態くん・昴(受け)は、
いつしか王子様が自分を迎えに来てくれることを
夢見ています。
そしてついに!
目の前に理想とする王子のような男・聖(攻め)が
現れます。

その日から昴は変わり、聖(攻め)を買ってに王子様に仕立て、
頭のなかで妄想をし始めます。
そしてストーカーのような変態行為にまで
及ぶようになります(盗撮は犯罪です!><)
それが暫く続くんですが……

実は聖(攻め)は、昴(受け)が憧れていたような
王子様でも何でもなく、普通の高校生だったことが
判明します。
そこで続き、昴は変わります。

「聖は、王子様でも無くでもなく、
 普通の高校生で、自分がどう思われようと構わない」

そして、昴は聖と10歳以上の歳の差を超え、
親友となっていきます。
ここはいいシーンでした。
やっと自分の妄想ごっこから解き放たれ、
自分に素直になり、また相手にも素直に接する…
それが一番だ! と気付いたシーンだと思いました。

笑い合うふたり、楽しそうにするふたり…
そんなふたりをみていると、
まるで最初に感じた「ふんわりとした絵柄」と
一致してくるような気がして、暖かい気持ちになります。


エッチシーン。
過去に男に一晩で捨てられたトラウマのある昴。
今回も捨てられるという思いがどこかにあり、
「もう充分だよ」「気持ちが悪がられたら嫌だ」
「好きだからこれ以上近づきたくない」「僕の恋は終わりだ」
そう想いながらも反比例する
「好きだ」
という想いに逆らえず、最後まで致してしまいます。

ここは、見ていて悲しかった。
次の日昴(受け)は「良い思い出が出来た」と
ベッドを出ようとするのですが、ここも見ていて悲しい。
もう、聖(攻め)から捨てられることを前提に話を進めています。
これが妄想のなせる技なのか。
今までポジティブな妄想しかしてこなかったのに、
そんなの、悲しすぎるよ……と言いたくなります。

次の日の朝、昴はそっと聖の元から離れようとしますが、
それを聖が引き止めます。
まるで何もなかったかのように、
聖は嬉しそうに昴に第二ボタンを渡します。

ここからがスタート。
ここからが始まりだね、昴。
がんばれよ、と言いたくなるラストでした。

-------------------
●春の導火線

「妄想くんのふたりあそび」と比べると
少し暗い話で、できれば「妄想くんの~」だけで
一冊を終わりにしたほうが良かったんじゃ
なかったのかな、と思わせる話でした。


恋愛詐欺師だった過去を持つ高校の先生・小川(攻め)。
ある日、担任の生徒の兄である春(受け)に出会います。

春のかまってちゃんオーラとMっ気オーラに惹かれる小川。
まるで、ムラムラとトキメキを2で割ったような気持ちになります。
うわー、さすが元・恋愛詐欺師。
男を口説くのも凄いわ、とかこのシーンでは
思っちゃいましたね。
元・恋愛詐欺師でなければ、
すごく良いシーンで、胸キュンものなのですが…。

家庭のために良い兄でありたいそのためだけに
生きている春。
小川、春は簡単に手を出していいような相手じゃないんだよ!と
釘を差したくなります。

しかし、小川(攻め)が春(受け)に手を出した瞬間を
弟の夏樹に見つかります。呆然とし、姿を消す夏樹。

夏樹を見つけた瞬間、小川は
「お兄さんを僕に下さい」と言ってしまいます。

元・結婚詐欺師の言葉だから信じられないなぁと
思いつつも、ここでハッピーエンド。
あー、でも納得行かないなぁ。
だって結婚詐欺師だよ? 結婚詐欺師。
ハッピーエンドになんか、してたまるかって
思っちゃいました。
あれ? 考えがひねくれてます?(笑)

-------------------

表題作で終わっていれば、「萌×2」だったかも…と
おもわなくはないのですが、
一応「萌」でお願いします。

昴と聖が笑いあった時の表情が
目の裏に焼き付くほど、良かったです。

4

途中心配になりました


白馬の王子様に憧れるような妄想癖のある受けが主人公です。
ゲイであることと過去の恋愛のせいで恋から距離をおいていたのに、働いているコンビニでどストライクな王子様に出会い、ガチなストーキングを始める受け。妄想がいちいち痛くて笑えます。けどこのストーカーの度合いがかなり上がり、向かいの家に引っ越すわ隠し撮りはするわ家の中を王子の写真で埋め尽くすわ……まるで犯罪者な受けの行動に、ハッピーエンドは望めるんだろうか……とすごく心配になりました(笑)端丘さんって透明感のある話からドエロやギャグまで幅広いですよね。

ストーカーは酷かったけど、その裏には、自分はどれだけ人を好きになってもその人の恋愛対象にはなれない、という悲しい考え方がありました。だからただ見てるだけにする、という。それを自覚するのってすごく切ないなと思いました。


けど、王子が実は平凡な高校生と知ってからはスピーディーな展開。平凡すぎる王子は自分の理想とは全然違うのに、ちょっとした事でドキドキしてしまう受け。そして今までストーカーを続けた甲斐あって、王子の微妙な表情の変化に気付き、声をかけて距離は縮まっていきます続き


ずっと、受けの妄想癖や変人さに気づいたら王子は引いてしまうのではと思っていたのですが、その心配はありませんでした。王子もなかぬかの腹黒(笑)もちろん優しいし受けのことは大切にするけれど、受けを束縛する気は満々(笑)妄想癖を知っても何も変化はなし。王子が王子でよかった。受けをどっしりと受け止めてくれる子でした。幸せになれて良かった。


同時収録は、受けの甥っ子と塾講師の話です。こちらも良かった!

2

わんこ受( ^ω^ )

変わっていく町並みと変わらない主人公の対比がノスタルジックに表現される冒頭シーンに一気に引き込まれました。

そしてなんといってもわんこ受が可愛いワン( ^ω^ )

攻を自転車の後ろに乗っけて全力疾走する受に萌え萌えしました。年の差カップルだけど、高校生カップルの如くアオハライドしております。

受の昴くんは高校中退してコンビニで働く多趣味な27才(精神年齢18才)。乙女系のサブカルを好む一方で柔道や自転車も嗜んでいて、痴漢を病院送りにした経歴の持ち主です。

ゲイの昴くんは辛い経験のせいで現実の恋愛には期待していません。頭の中は年中春で、王子様を妄想して心を慰めています。そんな昴くんの前に理想の王子様が現れます。さっそく王子様のストーキングを開始しますが、相手はなんと高校生だという事実が判明!ストーカーをやめたものの、暗い顔をした攻を放っておけず、声を掛けてしまいます。

攻の聖くんはイケメン高校生。受験のプレッシャーに苦しんでいた時、昴くんに慰められて恋に落ちます。

本編は萌評価でしたが、電子限定描き下ろしを読んで評価が上がりました。聖くんにとっては昴続きくんが素敵なところへ攫ってくれる王子様だったんですね。年齢も性格も好みも異なるけど、同じものを欲しがっているカップルです。受の方が王子様だったというオチは本編にも描かれているのですが、鈍い私はまるっとスルーしましたww描き下ろしでは見逃せないくらいきっぱりくっきり描いてくださっているのでやっと理解できました(*^_^*)

同時収録は昴くんの甥っ子春ちゃんメインの話。表題作と合わせて一つの作品と捉えていいと思います。昴くん←春ちゃん(甥その1)←夏樹(甥その2)←コンビニ店長の心配連鎖が面白かったです。

2

妄想の先には…

ほんわりした微笑ましい印象の表紙に対して、
『イタくてかわいそうな子…!』が読む前ピンとこなくて
読み始めたら本当に痛くて可哀想!!!

ゲイの苦悩と恋愛に対して偏った思考になってしまって
結局のところ自分には完璧な王子様でなくてはいけないとまで…!
思いのほか、その王子様はあっさり現れてくれちゃいましたがw

それからの昴のストーカーぶりが…怖い……。
ほのぼのしている絵柄でしたので(若干初期の雁須磨子さんのような感じかな??)
おののきましたw
充実してるんだろうなぁ…ww

でも、相手がまさかの高校生とか私も驚いてしまいまして!!
更にいちご牛乳好きというギャップ付き!!
だけど現実ってそういうものかもしれませんね。
自分の中だけで作り上げた人物像なんて何もあてにならないし。
実際会話して親しくなってみないとわからない事だらけ。
(だから個人的に一目惚れって信じないのですがw)

話せたことが嬉しいと自転車をこぎながら満面の笑みだったのに、
転んで途端に我にかえった昴が気の毒でたまりませんでした。

どう思われてもいいとなってから、積続き極性が出るというのも皮肉でしたけど
やっと近づけて、親しくなれて、好きになってもらえて良かった…。
嬉しいのに失くすのが怖くて終わりにしたがる姿も切ない!!
聖くんがいいコで私まで嬉しくなりました!!

ハピエンなのに、昴の絶望的な表情がリスの置き物(?)の瞳に映って
多少歪んでいたのが妙に心に残りました…。


『春の導火線』、
昴の甥一家の長男・春が、優しいだけじゃなく色っぽくて
元恋愛詐欺師の小川にたぶらかされそうになるお話。
小川が春に対してムラムラばかりしていたのにキュンとズキンも増えて
しまいには手離せなくなって次男の夏樹に宣言!!
こういうチャラい男の本気の恋は楽しい!!
今後もきっとムラムラしどおしだと思いますw

ただほんわかしているだけじゃなくて
突き刺さるものが私にはありました。
でも楽しく読ませていただきました!!

4

よい!!!

受がだいぶんお馬鹿で妄想が行き過ぎてるけど
それは自身を傷つけないための防御なのか何なのか・・・

おバカさ加減が大好きです
行きすぎてややストーカーっぽくなってしまっても
攻めが学生だと知って夢から覚めてもやっぱり好き
両想いになってもどこか信じきれない
でも好き!

そんの雰囲気がすごく気に入りました。

絵も割とあっさりしてて全体的にシンプルで読みやすかったです。
この子たちの話。。。
もぅずっと見ていたい…

スピンオフの作品の最後に攻めが甥っ子に好かれ過ぎてたのが続きのフラグか?
と、勝手に構えてしまってましたw
時間がたって甥っ子が大きくなって攻めをとり合えばいいのに。。。とかwww

2

惜しい!!

初コミックスの作家さん!
絵がさらさらしていて、
小嶋ララ子さんみたいな感じです。

ストーリーもララ子さんみたいな
暗さのある重めな感じでした。

理想の王子を求める主人公が出会った
理想の人が高校生だった!という内容。

せっかく出会えた王子も同性だと恋愛対象に
ならないと考え、片想いのトキメキを
終わらせない為にストーカーになってしまう
とっても、ぶっ飛んだお話‼︎
だけど、その考え方とか、行動がララ子さん
特有のダークさの様に感じられて、
重みのあるストーリーになってます。

同時収録は、主人公の甥っ子長男のお話。
これも、家族の話が入って、重めなストーリーです。

重めなストーリーは、内容が深くて好きなのですが、
話の展開が惜しい‼︎

片方の気持ちが分からないまま結ばれたり、
言葉足らずな場面が結構ありました。
Hだけを求めるマンガ特有の展開の早さとは、
違うんだけど、ここはもうちょっと見せるところだろ!
と思う部分が多かったかな?

あと、同時収録の作品も、ここで終わりか!!
とビックリ!

初作品としては続き、主人公の考えは極端だけど
恋愛に対する辛さがあって、ストーリーの焦点は、
ぶっ飛びながらも良かったです。
ただ、ストーリー運びは、強引さがあったかな?

ララ子さんとか好きな方は、好きかもしれないです(^^)

7

シリアスラブ甘コメ☆

同日に発売されたリブレの新刊には、
コチラの描き下ろしペーパーが付いたりして、推してる1冊☆のようです。

確かに、引き込まれる展開が多くて、印象的なカットもありました。
でも、すごくよかったか?と問われたら、
・・・よかったというより、原石!!って感じ、今後が楽しみ!!って答えたいかなぁ。


素敵なカットもあるのだけれど、全体的にちょっと絵が雑で、
あれ?どうして次のコマでネクタイが消えてるの?というカットが複数あったり、
引き込まれるんだけれど、ふと立ち止まると、あれ?ナゼ??という展開があったり。
特に表題作は、
勢いで持っていかれる感じで、もうちょっと丁寧な方が好みだなぁ・・・。
ふたつ目のお話の方が好きでした、もうちょっと読みたかったな。


表題作は、
リアルな恋を諦め、妄想で理想の王子様を想っている27才のコンビニ店員(受け)が、
その王子を実体化したような理想の客(攻め)に出会って~というお話。

実はそのリアル王子は高校生なのだけど、それがすぐに分からない展開で、
受けはその客を王子として妄想をどんどん広げていくし、
スト続きーカーするし隣に引っ越して盗撮しまくるしで、
5ヶ月以上も時間が経ってしまうのがすごい。
でも、ふと、
5ヶ月もストーカーして観察しまくっているのに、
制服が変わる時期まで、相手が高校生と気づかないって・・・すごい・・・とも思うw

あと、ちょっと残念だなと感じたのは、
高校生の攻めが、
受けの理想の王子様のような大人ではないし、金持ちでも俺様でもないけれど、
でも、優しくて格好よくてありのままの受けでも愛して夢中になってくれて~なので、
十分これ以上ないくらい王子様な感じなのです。

受けの妄想癖とか突っ走っちゃうところとかに、面食らう様子も特に描かれてなくて、
男同士ということにも抵抗なくて、全てをすんなり受けれてくれて~って感じなので、
ちょっと出来過ぎてて、反対に気持ちが冷静になっていってしまいました・・・。
もっと、攻めの王子様っぽくない部分を色々見たかったし、
そういうところを受けが好きになっていく過程を読んでみたかったな~


自分の中の矛盾に葛藤したり、感情に突き動かされたり・・・
シリアスな部分を含むそういった描き方はとても引き込まれましたし、
メルヘンチックで甘い展開との融合が、とても新鮮な気がしました。
シリアスとラブコメのミックスかな☆
もうちょっと丁寧に描いてくれたら、きっとすごく好みだなぁ。

2冊目3冊目が楽しみです♪

10

恋愛ひきこもり

作者さんの初コミックだそうですが、このゆるゆる~とした絵の雰囲気はとても好きなタイプです。
そんなで、絵的に稚拙な部分もあるかもしれないのですが、引き込まれ感はハンパない威力があります!


小さい頃王子様が迎えに来てくれるのを夢見た昴は成長と共に、恋をしても相手にとって自分は恋愛対象になれないのだと悟り、初めて関係を持った先輩に好きになれるかもという気持ちを打ち崩され、
恋をしたい気持ちを王子様が迎えに来てくれる妄想で補う、恋愛引きこもりになってしまった27歳。
そんな彼が、店に宅配便を出しに来た男子が夢見た王子様そのものの風貌だったことから、もう辛い失恋はしたくないとストーカーになってしまうのだがその王子は何と高校生だった!?

この昴の妄想は実に乙女で愉快ではあるのですが、そこまでしてしまった彼の想いを考えると実はとても痛くて切ないのです。
「王子様」・・・絶対どこかに自分を好きになってくれる人がいるはず・・・の象徴だと思います。
まさに夢に描いた王子の出現に舞いあがって妄想を実現に移そうとした時、ふと立ち止まって考える現実。
恋愛対象になれるかどうかもわか続きらない。
今までにも受け入れてもらえなかったのだから今回だって・・・
では、長く彼を見ていられる為にはどうしたらいいのか?それがストーカーだったんです。イタタタタ。。。
部屋は王子である聖くんの家の真向かいに引っ越して部屋は聖の写真まみれ。もうちょっと病気だと思います!
でも、それくらい彼はこじらせてしまって傷付いているのですよね、過去に。

そして聖が高校生だと分かった時、理想の王子でなかった落胆は隠せないものの、彼には別の感情が生まれていました「話せて嬉しい」だけど王子でなかったから彼の片恋は終わりを迎えたのです。
そして5か月後、久々に見た聖は王子様とは全然違う背中を丸めた、今まで見ていた彼じゃない。
もう王子じゃないから声をかけられるんです!
聖の悩みを聞いて、口に出した言葉は彼を元気づけてそしてもう一度昴に恋を自覚させながら、新しい関係が始まっていくのです♪

昴がすごく痛い人かとおもいきや、何だか彼の考えや思いにすごく引き込まれてしまい、
無事、聖が大学合格を果たして待っていた昴にキスをするシーンでは思わず涙が!?
胸がキュンキュンって鳴る音が聞こえてくるようでした☆
聖は年下なのに、昴は聖より精神年齢が低い感じがして、でもだからこそ聖に合うんだろうな~と思います。
聖が昴を好きになるその理由や何やらは、もういいのです。
昴はかわいらしい素敵で純粋で素直な人だから、だから好きになったに違いありません(それとちょっぴり庇護欲も?)
とても素敵なお話でした。


【春の導火線】
こちらは表題の主人公・昴の甥っ子 春と恋愛詐欺師と自分で振り返る次男の塾講師・小川の物語。
春が昴の事を唯一の身内と言っていましたが、昴の姉の子供で、その姉はもう亡くなってるんでしょうか?
中学生ともう一人小さい弟との3人兄弟です。
春の母親は男にだらしなく(?)そんな母親に似ているかもと性欲を抑えて生きている人でした。
次男の塾に迎えに来た日、偶然小川と出会い、春にムラムラを覚えた小川が春にアプローチを掛けてというもの。
春が男だけどかわいい、とはまっていく小川と
母親のようになりたくないと思いながら抗えない春。
1本だけの短編なので、春の部分がもう少し掘り下げあったらよかったな~と思わなくもないですが、とりあえず小川が腹をくくったことでメデタシとなっています。
ちょっぴり消化不足ですが、しっかり者っぽいそしてブラコンの次男と小川の確執が見えてそれがとても面白そうです。

題名がちょっとなー、、と思わなくもないですが、読んでみてビックリ!
掘り出し物のような素敵な作品でした♪

9

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