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表題作月下の檻

飯塚誠也/研究者/29歳
里村理/研究者/29歳

あらすじ

里村理人は離島で藻類から原油を作る研究をしている。
だが、ある理由から共同研究が破談になり、
研究施設の借金で窮地に陥っていた。
その上、島長の息子である平良から自分のものに
なれば借金を帳消しにするとせまられていた。
そんな折、ずっと理人の心の支えだった
学生時代の友人・飯塚が島に訪れ…!?

作品情報

作品名
月下の檻
著者
西村しゅうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030423
3.6

(6)

(2)

萌々

(2)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
20
評価数
6
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

孤島という檻

沖縄地方の孤島を舞台にしたお話。

主人公・里村は沖縄地方の孤島で原油研究にいそしんでますが、資金困難から撤退を余儀なくされます。島長の息子の平良から「自分のものになるなら金を出してやる」と言われ身体を差し出すのですが、学生時代の同期で海外で章をとるほどの天才研究者・飯塚が里村に会いにやってくる…というストーリー。

ストーリーがしっかりあって、細かい設定がある分楽しめました。
だけどちょっと駆け足の気も。キャラクターが多くてそれぞれに葛藤や過去があるんですが、それが本当に駆け足…本当なら2冊分くらいにする内容じゃないかなー。もともと飯塚は里村が好きで、里村が起こしたよくない事件のうわさを耳にして島まではるばるやってくるんですが…その事件の真相とか、飯塚が昔閉じ込められていた話とか、飯塚の同僚にもなんらかの過去があるみたいだし…情報量が多すぎる。

個人的にですが、平良というキャラクターの鬱屈さを途中まできちんと描いているのに最後はなんだか投げっぱなしのような気も…。もうちょっとこの子を救済して欲しかったな~。

里村は魔性と噂されているけど純情で天然な青年、という設定です。
飯塚が気になるけど何故か分からない。数式に書き出してみる…というシーンがとても可愛かった。

最後は島のお祭りで生贄にされた里村を飯塚が助けに来て結ばれるのですが、そのお祭りが…ちょっとというか、かなり笑えてしまいました!
シリアスに受け取れなかっのがちょっと残念です。

2

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