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表題作悪魔のようなあなた

安藤充,35歳,担当病院に新しく赴任した天才外科医
森澤貴之,担当病院の理事長の燕と噂される営業マン

その他の収録作品

  • 意外な一面
  • あとがき

あらすじ

「これも仕事のためだろう?」
総合商社に勤める森澤貴之は、不況を乗り越えるため、有名な大病院へ高額医療機器を売り込むことを決める。しかし交渉中、外科の責任者・安藤から、妖しい取り引きを持ちかけられた。
「契約を取りたければ、私の言うことを聞きなさい」
部屋に拘束され、熱を煽られた森澤は、耐えられずに頷いてしまうが……。
2億円と引き換えに、この日から森澤の生活は、美貌の医師によって、屈辱的で甘美なものに塗り替えられていく――。

イラスト:時沢槙

作品情報

作品名
悪魔のようなあなた
著者
愁堂れな 
イラスト
時沢槙 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812498477
2.9

(20)

(0)

萌々

(3)

(14)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
56
評価数
20
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

結構エロい

別レーベルで出ててこれは再販?です。
私の好み的には時沢さんのイラスト最高です。
イラストの仕事は初めてとのことですが、
そうは思えないくらいキレイでしかもエロいイラスト。
クールビューティな安藤がとても良いです。

クールビューティな外科医の安藤と、
美人さんな営業の森澤。
安藤がかなりSですが悪魔とは違うような?

安藤が密かに恨みを持つ女院長に森澤が気に入られ、
院長に抱かれてると誤解して復讐のつもりで抱いた、
というのはともかくだからって強姦するのはどうかと……
そしてそんな事ないと分かってからも、
森澤が気にかけているメーカーの営業に対する嫉妬心から、
SMに近い抱き方をするというのがわかるようなわからないような。

エロいシーンはそういうの苦手な人には濃いですが、
そうでもない人にはほどほどという感じだと思います。
薬まで使って無理強いして抱いたクセに、
終わると森澤の脈を取って様態を確認する安藤がちょっと可笑しい。

散々無理強いをしまくった癖に最後に切なそうな様子を見せ、
過去に何かある事も見せて結論は見せないまま終わらせようとする安藤。
無理がないとは言えない展開なんですが、
それなり無理なく進んでいく所がさすがプロって思います。
でも、あれだけ乱暴されたのに飛び込んでいく森澤って……
と思わないでもない……

あと、病院で安藤は白衣なんですけど外科医って着ないような。
その辺はテレビドラマでもそうなってるのですけど?
でも、BL的には白衣の方がいいのでそれでもいいかな?

ストーリー性を求める人は突っ込みたい所満載ですが、
何となくさらさらっと読みたい時にはいい話だと思います。

5

個人的に萌えました

愁堂先生は個人的に好きな作家さんの
一人なので、今回この作品を購入しました。

枕営業から恋をするという話をあまり読んだ
ことがないので、新鮮さを感じました。
契約を取りたいなら抱かれろというのは
確かに悪魔だなと思いますが、受けに対する
独占欲や、嫉妬は可愛いかったです。
鬼畜攻め、ドS攻めが好きな方には少し
物足りないかもしれませんが、ソフトsm的な
要素はあるので、萌えると思います。


イラストも綺麗で、攻めと受けの特徴を
とらえていて、バイブを出すシーンが
お気に入りです!



1

マザコンだったのね

10年前の絶版作品が書き下ろしのショートを付けての再文庫化の作品です。
イラストが一新されたので読み始めるまで再販だと気がつかなかったのですが、
内容的には昔の作品と変わりなかったと思います。

大手の病院で破竹の勢いがある女帝と呼ばれる理事長に気に入られている医療器具を
扱う総合商社の営業マンである森澤は担当のメーカーで営業をしている体育会系の
後輩の為に契約が取れるように病院を紹介することになるのですが、
そこで女帝に紹介されたのが腕の良い外科医の安藤。
この安藤が医療機器の購入担当になったことから森澤は不運な目に合います。

それもかなり理不尽で一方的な思い込みの誤解からまるごと犯罪と思われる手口で
麻酔薬まで使われて犯される陵辱系のストーリーです。
そんな医者の風上にも置けない暴挙を働く外科医の安藤は解って見れば亡き父を尊敬し
でも実はお母さんが好きだったのではと思える見た目に反して不器用な人でした。

ネタバレもろですが、お母さんの愛人だと思われていた森澤を強引にモノにして
母親への歪んだ愛情を爆発させてるある意味子供じみた人ですね。
愛人ではないと気がついたら、今度は森澤の後輩に嫉妬してまたしても薬を使って
強引に陵辱しながら、言うことを聞かなければ後輩の医療機器を購入しないと
脅すのですからかなり悪質であります。

でも薬を使われ無理やり快感をその身に覚えさせられ、ふとした瞬間に見せる
悪魔だと思っている相手の不安や心配顔を感じさせる素顔が違和感として残り、
森澤は、早くかかわり合いになりたくないと思っていた相手なのに気がつけば
気になってしまうことに、ほだされてしまったと言うことですね。
理事長が贈賄で逮捕される事件になってふたりの関係が変わりますが、
優秀な医師の前に過去にこだわりのあるマザコンだったのだと思える話でした。

そして今回の作品には書き下ろしがついていて、この書下ろしで不器用な先生の
乙女みたいな可愛らしさ&やっぱり隠れマザコンだったのだと確信出来る書き下ろしで
出会いは最悪だったけれど、結局は甘いカップルになったと感じる作品でした。

8

えろ目的で読むのがよいです

ストーリーはかなりBLらしい分かり易い内容なのですが、えろシーンが好みでした。薬を使ったシーンがあるのと、ほぼ強姦なので読み手によっては苦手に感じるかもしれません。

ストーリーはこれ以上ないほ分かり易いです。
使い古された、と言ってもいいくらい。
医療機器の営業マンである主人公が、取引相手の医者に取引のためならいうことを聞けと脅され、身体を好きにされるというストーリーです。

最初から最後まで…予想外なんて展開にはならず、ほぼほぼ想像がついてしまう内容です。
冒頭から薬を飲まされて気づいたらベッドに縛られています。
王道好きなら楽しめるベタな内容なのですが、私は薬プレイが好きなので、プレイ自体はそこそこ楽しめました。
ほとんどがやってるシーンなので、ストーリーにはあまり期待しないでえろ目当てで読むのがよいと思います。
ローターを入れられて人前に出されるなどの王道展開もあります。
不思議なのは、これでも最後は受けが攻めを好きになってしまうことなのですが…^^;

しかし、攻めの横暴さの中に垣間見える寂しさなどを感じられるようには描かれています。それでもカップリング萌えのようなものを感じるのは少し難しいかも知れません。
どうせなら、もっと徹底的に鬼畜えろ展開に仕立てられていたほうがむしろ割りきれてよかったかもと思います。

7

安藤、仕事しないの?

森澤は理事長の西園寺と出来てるとか、森澤は後輩の松井のことが好きだとか、とにかく安藤の勘違いっぷりが激しい。
森澤は安藤に否定しようとするのだけれど、安藤は全然話を聞かないし、森澤も陵辱されっぱなし。
安藤は昼間も夜もほぼ毎日、森澤を陵辱をし続けている。
医者ってそんなに暇じゃないんじゃ…
いろいろとツッコミどころが満載で、結構イラッとしてしまった。
森澤はようやく安藤から解放されたというのに、今度は自分から安藤に近づいていくし…
一体いつ安藤のことが好きになったんだろう。
アレが良過ぎて離れられなくなってしまったとしか思えない。

設定はいいのに、いまひとつ萌えられなかった。



5

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