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猫かぶり王子とフラチな番犬

nekokaburi ouji to furachi na banken

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表題作猫かぶり王子とフラチな番犬

高林凌22・睦月一筋の幼馴染で老舗和菓子屋の跡取り
一條睦月24・代々続く茶道家元の品行方正な跡取り

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

睦月は代々続く茶道家元、一條家の長男。容姿端麗で人当たりも良く、非の打ち所のない跡取りとして周りからの人望も厚い。 ある朝、早くから茶道に勤しんでいると、2歳下の幼なじみの凌が4年ぶりに姿を見せる。あどけなかった少年は男の色気漂う美青年へと変貌し、笑顔さえ大人びて見えて睦月は戸惑ってしまう。しかも『むっちゃんの本性を知っている』などと聞き捨てならないことを、余裕たっぷりにささやいてきて──!?

作品情報

作品名
猫かぶり王子とフラチな番犬
著者
日生水貴 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775521939
3.5

(9)

(0)

萌々

(5)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
32
評価数
9
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

幼馴染みとくっつく時の涙 と 受けさんの本性が好き

Ciel先生の挿絵狙いでget。
二人がくっついた時の、それまでの時間の長さを想って、
二人とも万感迫るって感じに見えて、
ふかーく感じ入ったのと、受けさんの本性が好きだったので(笑)萌2.

1.登場人物
受けさん:茶道家元の一人っ子の模様?品行方正、非の打ち所がない美青年。
     でも本性〇〇キー。めっちゃ男前な性格。大好き(笑)
攻めさん:受けさんの幼馴染、老舗和菓子屋の跡継ぎ。イケメン。
     すんごいポジティブ。
     京都の大学で経営学学び&和菓子修行後、帰ってきたところ。
受けさん家に出入りしているお弟子さんがサブキャラ。
お互いの両親がちっぴり、お茶を教える女子高生たちがちっぴり程度。

2.おはなし
表紙では 女子?的な美しさの受けさんですが、
とんでもない猫かぶり、玉ねぎかぶり。
両親すら知らない、むいてもむいても出てこない本性。
それを唯一知ることになった攻めさんが、小さいころから好きだったーと
言い続け、絆され、「あれ本性でいるのも、ちょっと楽しいかも?」 
と思うようになり(はよ気づけよ)、最後にくっついたというお話。

読後感はくっついてよかったねーという感じ。
事を致した後、幸せーなまったり感の中、
受けさんが一人お茶をたてるシーンがあり
私は全く興味がなかったのですが、思わず、茶道いいかも、と思いました。

何より好きだったのは、完璧お利口美青年でいる受けさんが、
二人の時に出す、本性、口の悪さ。
表面「そ、そうか、僕もうっかり者だな」
内心「あとでぜってーしめる!」 という感じ。
こういうのをギャップ萌え というのでしょうか?(笑)
私も大概口悪いけど、表面はにっこりー「ご確認いただけますか?」なんて
ほざいている同類なので、すごく親近感持ってしまいました(爆)

幼馴染ものと 柄悪い方がお好きな方はよろしいのではと思いました。

1

大猫をかぶった君が好き

タイトル通りの大猫かぶりで茶道家元を父に持つ後継でもある睦月と幼馴染で2歳下の
和菓子屋の跡取り息子である凌とのラブで、凌がふらちな番犬にあたるのですが、
ふらちと言うより少しマニアックな嗜好があるのではと思える一途で優しい番犬かな。

睦月の猫かぶりは7歳からの筋金入り、それも誰ひとり親でさえも気がつかない程の
大猫かぶりで、次期家元になるために茶道一筋でかなり一途に打ち込んでいる。
それも読み進めていると、その理言うが分かるとなんて親思いのいい子なのだろうと
大猫かぶりが疲れないのかと心配しちゃうくらいです。

そんな大猫かぶりですが、本人もまるっきり気がつかないうちにたった一人に
5年も前からバレていた事を4年ぶりに大学を卒業して戻っていた幼馴染との再会で
知ることになります、それも大猫かぶりの睦月が好きという告白付きで。

4年離れても気持ちが変わらなかった凌は睦月の元に戻ってからは、好きな気持ちを
隠さずにせまることになりますが、それも無理やりと言う感じはなく、
優しくておおらかな大型犬を彷彿とさせる感じです。
そして、そんな恋が始まるかもしれない時に睦月の周りで起こる嫌がらせを背景に
少しピリッとした雰囲気を盛り込んで楽しませてくれるストーリーでした。

4

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