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奇跡が降る夜、ぼくを愛して(表題作 寒い夜にあたためて)

kiseki ga furu yoru boku wo aishite

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表題作奇跡が降る夜、ぼくを愛して(表題作 寒い夜にあたためて)

橘惣一,日本を代表する世界的な指揮者
飯塚千雪,孤児・別荘の主人の使い走り,17歳~

その他の収録作品

  • 寒い夜にあたためて ~しあわせの音色~
  • 奇跡が降る夜、ぼくを愛して
  • あとがき

あらすじ

「今の境遇からきみを助けたい」
山奥の別荘地で横暴な主人に扱き使われる身寄りのない少年・千雪は、腕の療養に訪れた世界的に有名な指揮者・橘と出会う。
意志の強そうな端整な顔立ち、みすぼらしい身体を抱きしめてくれる優しさに、千雪の心は強く惹かれていく。
さらに大好きな音楽を橘と分かち合える喜びに、憧れは初恋へと変わり始め――!
ところが千雪を救おうとする橘に感づいた主人に監禁され…!
究極の愛、甘い後日談書き下ろし付?

作品情報

作品名
奇跡が降る夜、ぼくを愛して(表題作 寒い夜にあたためて)
著者
夢乃咲実 
イラスト
御園えりい 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
奇跡が降る夜、ぼくを愛して
発売日
ISBN
9784799714508
3.5

(9)

(1)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
32
評価数
9
平均
3.5 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数2

テーマはフ○ンダースの犬?

大好きな作家さんの一人の新作テーマはフ○ンダースの犬だったのだそうです。
本人もあとがきで書かれていますが犬が出てくるところと才能豊かな少年が出てくる
ところが某作品と同じだとか。

実はかの名作、個人的に苦手だったり致します、日本人なら好きでしょうと
私の友人は言いますが、どうにも天に召されて幸せになるそんな展開は許せません。
したがってこの作品も、テーマを聞いたときには地雷なのですかと疑心暗鬼。
でも読み始めたら確かに可哀想な受けちゃまなのですが、しっかり納得のハッピーエンド
安心して最後まで読めて感動までさせて頂きました。
やっぱりこの作家さんの甘い話はツボだなとニヤケてしまいます。

内容は両親を早くに亡くし別荘番で生計を立てて育ててくれた祖父母も亡くなり
その別荘の主人に可哀想な子供をお情けで面倒見てやっていると言うまるで奴隷。
更にいたいけな17歳の少年に満足な衣服も食事も与えずに精神的に幼くて
人を疑うことを知らない少年の才能まで搾取しているような悪人がいて、
そこに偶然若手で有名な指揮者の攻めになる橘と出会ったことで運命が変わる。

悲惨な環境から千雪を救い出すと言ってくれた橘の言葉を心の支えにしていて、
橘がいよいよ助け出すときにはまるで某作品を彷彿とさせるように雪の中で
千雪ちゃんが危機一髪で助け出される。
3篇収録されていて、小説b-Boy 2013年1月号と11月号に掲載された2本プラス
書き下ろし1本で、1本目が出会い&救い出し&しばしの別れ(エロなし)
2本目が再会&変わらぬ愛プラス千雪の心の成長と新たな才能の開花。
そして3本目が本のタイトルになっている短編になります。
3本目は二人で暮らすようになってからの話で甘い二人プラス賢いワンちゃんの
3人暮らしの短編で千雪ちゃんが幸せで良かったと思えるストーリーです。

4

不幸受け!

不幸受けが大好物なもので・・・
結構好きな作品で私は((o(´∀`)o))ワクワクです

受け様はみよりがなく、受け様を拾い上げた男は受け様に対して
酷い仕打ちをしています
おまけに受け様の才能までも、自分のもののように扱っていて
受け様・・・かわいそうなんです
そんな中に現れた、デキル男の攻め様!
この厳しい環境から救い出してくれて、このまま一緒に~
と思っていたのですが・・・・

後半はかわいそうでよわよわしいかった受け様が
自分のちからで立ちあがっている様子がかかれています
攻め様は?とは思いましたが後半ぐいぐいきてくれるので
一安心です

受け様の成長がうれしくなる作品でした

3

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